【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】
ランサー
【真名】黒の国の騎士ペルカード
【別名・表記揺れ】ペラード、黒の騎士、ナイト・オブ・ブラックランド
【性別】男
【地域】ブリテン周辺
【年代】七王国時代?(AD500頃)
【属性】混沌・ 中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:C 耐久:B 敏捷:C 魔力:E 幸運:D 宝具:D-
【クラス別
スキル】
対魔力:E
騎乗:C
【保有スキル】
挑発:A+
相手を扇動し戦意を自身に向けさせる。盾役に有用なスキル。高難度の精神抵抗判定でレジストできる。
このスキルの効果中は収奪の誓いを拒否できない。
白き手の
ガレスを激昂させ殺害に及ばせた逸話の具現化。実際には
ガレスに同行した乙女リネットの罵倒によるものが大きいが、逸話のスキル化にあたってリネットの罵倒も取り込まれ生前より罵倒の切れ味が向上している。
清廉の汚点:C+
彼自身には何の効果も及ぼさないスキル。彼を倒した善属性のサーヴァントは自動的にこのスキルを得る。
このスキルを得たサーヴァントは幸運ランク、粛清属性への耐性が低下する。また、悪属性の対象に対して不利な効果のあるスキル・宝具などに悪属性としても扱われる。泥汚染など何らかの原因で属性が善以外に変化すると無効となる。
ガレスの白き手を穢したことによるスキル。善なるものにとって罪として一生纏わり付く汚点。
【宝具】
『収奪の誓い(エクスプロテーション・ヴォウ)』
ランク:D- 種別:対人宝具 レンジ:_ 最大捕捉:?
戦闘開始前か戦闘中などに、この戦いで敗北したものは武装一式を奪われると宣言し、相手が同意すると発動する。撤退などにより戦闘が中断された場合は決着が着くまで効果は継続する。両者が同じ戦闘に参加していない状態で死亡した場合、効果は無効となる。
同意した相手に勝利(殺害する、もしくは降伏させる)すると、武器防具乗騎一式、物品として具体化しているなら宝具も含めて奪い取り、自身のものとして使いこなすことができる。望むなら相手の立場をも奪い取りマスターを乗り換えることも可能。
敗北すると、彼の武装や、もし収奪した物品があるならそれらは相手のものとなり、彼自身は消滅する。この宝具自体は物体の形を成していないため手に入らない。
ガレスが彼に勝利した場合『一つ足りない四つの色』が強化され、バックファイアと暴発率も増大する。初期段階を1として、ペルカードを4人倒せれば5段階まで強化される。(通常の聖杯戦争では1度に1人しか召喚されないが一応)
ガレスとの決闘の逸話が具現化した宝具。
ガレスはこれ以降かなりの期間黒の国の騎士の装備一式と馬を愛用していた。
注:収奪した宝具についての付記
"自身のものとして使いこなす"といっても、使用条件は無視できない。例えば騎乗スキル条件を満たさない乗騎は騎乗できない。明記されていなくてもゲイ・ボルクやソードオブパラケルススのように真名開放や特殊能力の発動に魔術や特殊な技術を必要とすると思われる物品はただの武器としてしか使用できない。選定や王権、支配権や神性などが関わる類の宝具も同様に機能しない。外見は物品であっても、その機能に本人の功績や能力などが関わっている宝具も同様。
【Weapon】
『黒い槍』
ガレスに奪われる黒い騎乗槍。後に『愛し従う三つの色』へと変化する。
『黒い馬』
ガレスに奪われるそれなりにいい馬。扱いやすいが攻撃に巻き込まれるとすぐ死ぬ。装備品扱いなので破損したサーヴァントの鎧などと同様、魔力を補給して復活させることは可能だが、バイクを盗んだほうが安上がりかもしれない。収奪の誓いで負けて譲渡される時にはちゃんと復活する。
【解説】
ガレスとリネットの冒険において立ちはだかる4色の騎士の1人目。他の騎士と違い命乞いの暇もなく決着し死亡する。リネットはこの件でガレスを罵倒した。
ガレスの冒険はマロリー版以外にテニスンの国王牧歌にも収録されているが、なぜか黒の騎士の役割のキャラクターは削除されている。
ガレスは素性を明かさないままケイの付けたあだ名ボーメイン(白き手)を名乗り、ケイになじられながら台所を手伝っていた。
ある日乙女リネットがある貴婦人(姉)を
アイアンサイドの包囲から救うことをアーサーに嘆願したが、アーサーは貴婦人の名が明かされなかったため断った。それを見て代わりに引き受けると申し出たガレスをアーサーは許可したが、リネットは台所下男に貴婦人を救わせるという無礼に怒って出て行った。
追いかけるガレスを止めるため立ち塞がったケイはガレスに倒され武器と馬を奪われた。次に戦った
ランスロットはガレスの実力を認め騎士に叙した。
ガレスはリネットに追いつき6人の盗賊と2人の兄弟騎士ガラード・ル・ブルーズとアーノルド・ル・ブルーズを倒すが、リネットは実力と認めず罵倒した。
そこで出会ったのが最初の4色騎士、黒の国の騎士ペルカードであった。
「その騎士がライオネス婦人を救うために連れてきた勇者か?」
そう尋ねた黒騎士にリネットはこう答えた。
「彼は騎士ではなく台所の下男です。付きまとわれて迷惑しているのです。追い払ってくれませんか?」
「わかった。台所の下男よ、武装を全て置いて帰れば高貴な騎士である俺が代わりに乙女と共にライオネス婦人を救おう」
リネットは黒騎士の申し出に乗り気であったが、ガレスは黒騎士を殺し武装と馬を奪った。これにて黒騎士の物語は終わりである。
国王牧歌においてはリネットの罵倒はガレスを危険な目にあわさないためのものだと判明しガレスとリネットは結婚するが、マロリー版においてはライオネス婦人と結婚するためデレ期があったかどうかは定かではない。
【イカれた兄弟を紹介するぜ!】
緑の騎士パートレープ(明けの明星)
ペルカードの兄。弟の鎧を着たガレスに弟かどうか尋ねたらリネットから弟はこの台所下男に殺されたと教えられガレスに挑み敗北する。ガレスの結婚式では式武官を務める。王女処刑の日にランスロットに誤殺される。国王牧歌ではモーニング・スター(明けの明星)という名前。
赤の騎士ペリーモンズ(昼の太陽)
4兄弟の次兄。白塔の城の城主。乙女リネットから台所下男に付きまとわれて困っていると訴えられ決闘を挑む。リネットに応援されながら戦うが敗北する。ガレスの結婚式では召使い頭役を務めた。王女処刑の日にランスロットに誤殺される。国王牧歌ではヌーンディ・サン(昼の太陽)という名前。
藍色のパーサント(宵の明星)
4兄弟の老練な長兄。リネットによればアーサー王を除いてこの世で一番尊敬されている騎士。ガレスに敗北して円卓の仲間になる。円卓では給仕頭も務めた。メリアガーントに襲撃された際に負傷する。国王牧歌ではイブニング・スター(宵の明星)という名で、硬質化した攻防一体の鋭い皮膚を持つ。
ナイトまたはデス(夜または死)
国王牧歌でアイアンサイドの代わりにボス役を務める4兄弟の末弟の少年。兄たちから無理矢理やらされていただけで本人は無害。
情け知らずの茶色の騎士
嘆きの塔に30人の未亡人を捕らえている騎士。なんとなく流れでガレスが倒した。色シリーズなので何か関係あるように見えるが特に関係ない。
最終更新:2016年10月11日 12:52