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  • 110214 『水俣病と日本人』

亀山ゼミwiki(非公式)

110214 『水俣病と日本人』

最終更新:2011年06月08日 21:32

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だれでも歓迎! 編集
『水俣病と日本人』
1.はじめに  
 私は、自分のことを「理系」人間であると信じていたし、科学は絶対であると思っていた。科学でないものは認めるべきではないと思っていた。授業を通して、環境教育や倫理といったものの力とかは十分に知っていたつもりであったし、それが大事であると「頭」では分かっていた。しかし、今の世の中、本当にそういうものが役に立つのか、必要なのか、ということに対しては確信がなかった、いや、それどころか懐疑的であった。結局のところ、統治者や権力を持っている人が規制をかけたり、罰則や制裁を持ち出して「言うことをきかせる」ことでしか世の中というのは上手く回らない。そして、そうやって規制をもうけたり、誰かを納得させたり、説得したりするためには、どう見ても「正しい」、数字や科学を用いるしかない。これが現実なのであると思っていた。そして、そのような世の中ではもちろん、学問も科学であることが求められる。『死にいたる病』のキルケゴールの言葉を借りれば、学問というのは「人生から遠く離れて冷然としている」べきであり、それ故に普遍性があって、価値があるのだ。私が前回のマラソンゼミのレジュメに書いた「日本という国における政策のあり方、国のあり方、地域のあり方なども考えていきたい」という言葉は、言いかれれば、「日本人をどれだけ効率よく治めるか」なのである。当時の私は、俯瞰的な立場にいて、すごく冷たい人間であったと思う。
 しかし、マラソンゼミの数日後、そんな自分を変えるきっかけとなる、心に訴えかける言葉と出会う。

“きみの息子が炎に包まれていたら、きみはかれを救けだすことだろう・・・もし障碍物があったら、肩で体当たりをするためにきみはきみの肩を売りとばすだろう。きみはきみの行為そのもののうちに宿っているのだ。それがきみなのだ・・・きみは自分を身代わりにする・・・きみというものの意味が、まばゆいほど現れてくるのだ。それはきみの義務であり、きみの憎しみであり、きみの愛であり、きみの誠実さであり、きみの発明なのだ・・・人間というのはさまざまな絆の結節点にすぎない、人間にとっては絆だけが重要なのだ。”          
(サン=テグジュペリ『戦う操縦士』)

この文の何がいいか、何に魅かれたのか、ということはさほど問題ではないと思われる。おそらく、考えても答えは出ないであろうし、この文自身も、安易な要素還元によって理解されることは望まないであろうから。大事なのは、私がこの言葉に心を動かされ、何を感じたか、である。この言葉で、私の中にあった、科学は絶対である、という考えは崩れ去っていった。科学は、今まさにそこに存在している人を無視してはいないだろうか。誰にでも当てはまることを目的としているが故に、誰にも当てはまらないものとなってはいないだろうか。愛とか、生きる力とか、測ることのできないものを、私はどこかに忘れてきたに違いない。そして、それは現代人の多くに当てはまるのではないかと思う。今の社会が何かおかしい、何か生きにくいのは、そのような人たちによってつくられたものであるからではないであろうか。

2.水俣病における神聖視、閉鎖性
 そのような心境の変化を経て、以前より私が抱いていた水俣病に関する神聖視や閉鎖性といったことも違う見方ができるようになった。
 まずは、神聖視についてである。前回の個人発表において私は藤原書店『環』25号に西村肇氏が寄せている文書を取り上げた。彼は、文科系に水俣病研究者に対し、「水俣病患者を神聖視し、特別視することにならないよう注意しなければならないのではないか」と述べる。そして、その理由として、過去の同時代の悲惨な歴史の取り扱いとしてバランスを欠かないかということ、将来起こる公害問題について見通しを誤らせないかということ、研究者の倫理を鈍らせないかといこと、を挙げている。当時の私はこの意見に対して、概ね同意であった。
しかし、今はそうではない。まず、彼は水俣病に対する神聖視と、水俣病患者に対する神聖視を混同している。確かに、研究対象の神聖視は、学問としてどうなのかと今でも思う。しかし、水俣病の研究者の多くが研究の対象としているのは、水俣病であり、特別視しているのは患者である。そこは区別するべきである。また、人と人が触れ合うなかでそこに特別な感情が生まれるのは当然であって、それをなくしてしまえ、というのは乱暴であると思うし、現実から目を背けているだけではないだろうか。つまり、水俣を特別視するのはいけない、しかし、患者に対してある程度の特別視を持つのは許されるべきである、と私は思う。さらにいえば、水俣研究者が患者にたいしてもつ特別視を、神聖視だといってしまうことにも問題はあると思う。彼は、同じく『環』の中でこのようなことも言っている。

 “結局、科学の精神は「一切の神の否定」に帰結せざるを得ません。ここに科学が敵視される深い根拠があります。一切の神を否定するのが真の科学者なら科学者の倫理は神をもつ人の倫理とはまったく別のものになります。神をもつ人びとにとっては、神への帰依、献身、原罪意識が倫理になりますが、神を否定する科学者にとっては、これらすべてを否定することが倫理になります。
 ただしここでいう神はキリストに限りません。観念の世界に生まれるあらゆる神です。文科系知識人の観念の世界では、世間的に差別される人々がほとんど間違いなく神にされます。(省略)
 神格化は特別扱いにはじまります。(省略)この特別扱いは単に同情だけではなく、人の不幸は自分の幸運に原因があるのではないかと思う贖罪意識に根ざしています。これがさらには不幸な人への畏敬と崇拝に変わります。不幸が大きい人ほど神に近く感じられるのです。“

 多くの水俣研究者が患者を特別視するのは、彼らが患者であるからではない、不幸であるからではない。患者やその家族、地域の人びとも含めて、彼らが、公害に直面したからこそわかった、何か大切なものを持っているからなのである。これに関しては、渡辺京二が「(石牟礼道子の作品に出てくる村人は)ビューロクラティクな制度・組織・機関に至る抽象化された知識の世界と無縁であり、それから疎外された存在だということです。(省略)彼らはことばでは表現できない事象とのゆたかな関わりを日々生きています。」(『不知火』より)と述べている。そして、その「何か大切なもの」は科学では説明が付かない、それを西村氏は「神」という言葉で片付けようというのである。科学と神、という二元論でしかものごとを捉えられないからこそ、彼は患者に対する特別視を、「神格視」と言ってしまうのである。科学でないものを否定する彼の姿勢はまさしく、数ヶ月前の自分と重なるものがあり、おそらく、彼は科学でないと学問であると認めないのであろう。
 しかし、彼の指摘にも一理はある。なぜなら、水俣病の研究において、観念的なものが未だに学問としての確固たる地位を得ていないからである。いくら科学でないものが大事である、と叫んだところで、それがある程度人びとに受け入れられなければ意味がない。その背景を説明するものとして、社会学者である鶴見和子の言葉を挙げる。

“最初私たちが10人くらいで行きましたときに、学者・研究者がそこへ入っていってケンカ始めたんですよ。修羅場だったんです。最初、ほんとにみんなどうしていいかわからなかった。(省略)
 自分の学問によって人を分析する、社会を分析するというのが社会学なのですけれども、それがここではできない、ということがわかったのです。だから、むこうから話を聞いて、自分の学問をやり直す、作り直すということが、歳をとってから可能ならば、そうする以外にない、ということなのです。“(『鶴見和子曼荼羅Ⅵ 魂の巻』より)

 また、石牟礼道子も『不知火』におさめられているインタビューにおいてこう述べている。

“思想とかなんかいうけれど、高等的な抽象的なことを学者たちも言って、それで論文を書いているけれど、今はあまり体系的な学問をしなかった人の発言というか、ふつうの日常の言葉で語る人びとの生き方に意味を見つけなおさなきゃいけない。哲学の大転換をしなきゃいけない。もう学者たちは頼りにならないと思うんですね。”

 少なくとも、水俣病においては、既存の文科系の学問が役に立たなかったのである。よって、一から新しくつくり始めることになるのであるが、前述のように、未だそれは地位を確立しているとはいえない。西村氏の指摘は、その理由をあまりに非科学的なものにより過ぎているからではないか、と警告しているようにもとれるのである。これに関して言えば、渡辺京二は「(石牟礼さんの知を)新しい知として論理化しなければならない。これは難しい仕事だと思います。」(『不知火』より)と述べている。観念的なものにおいても、やはり学問として存在したり、知として存在するためには、特に現代においては、ある程度の科学的要素を取り込まなければいけないといえるだろう。
 これは閉鎖性の問題とも大きく関わる。先に述べた科学とそうでないものの融合は、「開かれた」ものと「閉ざされた」ものの融合であるとも言うことができるであろう。これは学問に限ったことではない。あまりに広すぎる冷たい「開かれた」世界と、家庭の中や仲の良い友達がつくりあげる温かく「閉ざされた」世界とをどう折り合いをつけていくのか、ということにも関ってくるだろう。

3.今後すること
 何かを壊すことはすぐできるが、何かをつくりあげることは容易くない。よって私はまず、上記の問題を考えていく手段として、現象学をつかっていきたいと思う。私自身、現象学がどういうものかはよくわかっていないのであるが、現象学とよばれるものが取り扱う問題は私の問題意識とすごく似ていると思うし、何より、私の気持ちに大きな変化を与えてくれた一節が引用されている書の名前は『知覚の現象学』である。

参考文献
キルケゴール・桝田啓三郎 訳『死にいたる病 現代の批判』(中央公論新社、2003年)
鷲田清一『メルロ=ポンティ』(講談社、2003年)
藤原良雄 編『環 vol.25』(藤原書店、2006年)
石牟礼道子『不知火―石牟礼道子のコスモロジー』(藤原書店、2004年)
鶴見和子『鶴見和子曼荼羅 魂の巻』(藤原書店、1998年)

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