種類:魚雷 | ||||
スペック | ||||
雷装+5 | 射程:短 | |||
装備可能艦種 | ||||
駆逐 | 軽巡 | 重巡 | 戦艦 | |
軽母 | 空母 | 水母 | 航戦 | |
雷巡 | 航巡 | 潜水 | 潜母 |
初期装備艦娘:特型駆逐艦(暁型のみ「暁」以外は改)、睦月型改(「文月」と「長月」を除く)、「初春」
&autolink
図鑑紹介
陳腐化した53cm魚雷の後継として開発された大型の61cm魚雷。 その三連装発射管は、駆逐艦の主力兵装として「睦月」型や「吹雪」型などに搭載されました。 魚雷戦や夜戦の主力兵装として活躍します。
雷撃戦や夜戦で威力を発揮する魚雷。しかしこの装備は魚雷装備の中でも最低ステータス。 初開発などで回す10/10/10/10でこの装備を出した提督も多いはず。 やはり威力不足なので、さっさと雷装が+7上昇する上位互換の「61cm四連装魚雷」に換装した方がいい。 が、この装備は普通の魚雷を 酸素魚雷 にした「61cm四連装(酸素)魚雷」という上位互換がある。こちらは雷装+12も上がるので、無理してコレを開発で出すのもアリ。 ちなみに、最初に選べる5人の秘書艦の中で、「電」と「五月雨」はこの装備を持ってきてくれない。
帝国海軍は、兼ねてより水雷戦の効果を日露戦争から実感していた。 魚雷そのものの有用性も、日本海海戦で実証されていたが、大艦巨砲主義の影に隠れ、魚雷は開発が遅延していた。 ワシントン海軍軍縮条約により、日本は新たに水雷戦主体の漸減作戦の構想を持つに至る。 しかし当時主力であった「53.3cm魚雷」では全くの威力不足で、これを受けて海軍は新しい「61cm魚雷」の開発を命じた。 前身の「八年式魚雷」や「八九式魚雷」を経て完成したのは、後の「酸素魚雷」の基礎を成した「 九〇式魚雷 」である。 「九〇式魚雷」は、漸減作戦の構想を元に建造された「睦月」型駆逐艦に初めて搭載され、日の目を見ることになった。 この「九〇式魚雷」を発射する装置が、「61cm三連装魚雷発射管」である。 三連装である魚雷発射管を 「十二年式三連装魚雷発射管」といい、その中で「61cm魚雷」を発射する「61cm三連装魚雷発射管」は「一二年式六一糎三連装水上発射管」と呼ぶ。
「61cm三連装魚雷発射管」を搭載した特型駆逐艦「潮」。よく見ないと分からないが、 第一煙突と第二煙突の間に設置された 本武装がこちらを向いている。 なお「潮」はこの後試験的に、特型駆逐艦で唯一「酸素魚雷」を搭載することになる。
本武装は、「吹雪」型駆逐艦の建造と共に本格投入される。「吹雪」型駆逐艦では「61cm三連装魚雷発射管」を3基搭載。9射線とし、「睦月」型よりも射線数は1.5倍となった。 この射線の数は、後に開発される「島風」の15射線に次ぐ多さであり、漸減作戦が念頭におかれている事が分かる。 魚雷は当初「八年式魚雷」18本を搭載したが、後に「九〇式魚雷」(12本から18本、艦により違う模様)に変更された。後継の「九三式魚雷」(酸素魚雷)は最後まで配備されなかった。 帝国海軍の魚雷発射管に初めて防盾を装備したのは、「綾波」型の「敷波」と言われている。 この防盾は荒天時における発射管の操作性向上大いに効果があり、それ以前の艦は改装工事のさいに追加装備した。 「暁」型以降は標準装備とされ、「吹雪」型以前の駆逐艦も順次装備していった。 試作の盾はジュラルミン製であったが海水の腐食が早く、各艦に装備された盾は3mmの鋼製に変更となっている。
しかし「白露」型駆逐艦以降は武装強化の為「61cm四連装魚雷発射管」が搭載される。 秘密兵器「酸素魚雷」の仕組みを持つ「九三式魚雷」が開発されると、それ以降は「酸素魚雷」の発射能力をもった「61cm四連装(酸素)魚雷発射管」が主流となっていった。 「61cm三連装魚雷」も「酸素魚雷」を発射できるようにする為の改装計画が立てられていたが中止。結局「普通魚雷」のままで終わってしまった。 実は「響」は 酸素魚雷の方を改造し、無理矢理搭載した事がある。 結果は…お察し下さい。 日本の駆逐艦史に多大な影響を残し、「酸素魚雷」が開発されるまでの黎明期の駆逐艦を支えた優秀な武装であった。
艦これ内に登場するのは「一二年式」と呼ばれる駆逐艦専用の魚雷発射管である(初期装備艦娘が駆逐艦しかいない為)。 この装備は重巡までの艦娘に装備できるが、実は 「61cm三連装魚雷発射管」 には様々な改良版が存在する。 そこで、年式が統一される「61cm四連装魚雷発射管」(正式名称 九二式61cm四連装水上発射管 )までの年式を下記に記載する。
名称 | 搭載艦 | 補足 |
八年式61cm連装水上発射管 | 軽巡長良型、川内型、夕張 |
連装
であり、発射管は2つしかない。「川内」型の内、「神通」と艦隊のアイドル「那珂」ちゃんは 酸素魚雷を発射可能な「61cm四連装(酸素)魚雷」に換装されるが、「川内」のみはこの旧式装備のままで実戦に参加した。 これは「川内」の足に装備した魚雷発射管に反映されている。 |
一二年式61cm三連装水上発射管 | 駆逐艦睦月型、吹雪型 | 艦これ内に登場しているのはこの武装。「敷波」からは防壁を装備したが、機銃ぐらいしか防げなかった。 |
八九式61cm連装水上発射管 | 重巡高雄型 | こちらも 連装 だが、改良が加えられている。 |
九〇式61cm3連装水上発射管 | 重巡最上型、利根型、駆逐艦初春型 | 次発装填装置を初搭載する。これ以降は「61cm四連装魚雷発射管」にシフトしていった |
最新の30コメントを表示しています。
▼wikiレンタル代価広告