それは美しい音色であった。
それは力強い音々であった。
それは力強い音々であった。
それでいて、儚く。
それでいて、切なく。
それでいて、切なく。
かのようでいて、狂気に満ちた・・・。
一度でも耳にしたら、忘るる事なんて出来やしない、蒼くも深い『 鎮 魂 歌 』。
ー 邪 曲 ・・・ 。
ー 蒼 い 運 命 の 鎮 魂 歌 ( ブ ル ー デ ィ ス テ ィ ニ ー レ ク イ エ ム )
E E E ( エ ロ イ ・ エ チ ャ ノ バ ・ ア イ ザ ッ ク )
邪曲家(ダークフーゴー)の死体を中心に・・・。
『 半 径 2 0 m 』。
今まさに『圧倒的なるは、 破 壊 の 空 間 』が 生 ま れ ッ !
怪音波、流るるままに、邪 曲 が 、『 織 り 成 さ れ よ う と し て い た ・ ・ ・ ! 』
「・・・ッ!」
デスロイドは、その鎮魂歌(レクイエム)をこう解釈する。
ー 付かず離れずに・・・。
ー 半径10mを破壊射程とする邪曲家(フーゴー)との小競り合いを続け・・・。
ー 機を見る事、逸脱する事無く、敵者2名を撃ちて倒したその直後、故に・・・ッッ!!
「 回 避 不 能 ! 」
デスロイドは分析を続けるッッ!!
ー 損傷を覚悟するのなら。
『電磁フィールド』による『 防 護 』は可能。
だが・・・ッ!
「( 脚部『右』。)」
「( 破損確率100%。)」
ー 先の戦闘。
企業戦機(モビルスーツ)・ジャック=ダグラスが放った、
『柔装甲(ジェルメイル)一点集中における、 左 下 段 の 廻 し 蹴 り 』を被弾した、
『 脚部・右の、 関 節 部 』は・・・ッ!
行動にこそ支障は無いが、如何に電磁フィールドを張ろうとも、
『 圧倒的破壊空間 』とも言える『 この鎮魂歌(レクイエム) 』に対して、
『 耐え得る事が 出 来 る 状 態 で は 無 か っ た ッ ッ ! ! 』
そして、それが意味するモノは『 一 つ で あ る ッ ッ ! ! 』
「( 『 内蔵型爆撃ミサイル弾 ー 004(ハインリヒ) ー 』の、 誘 発 爆 発 ・・・・ッッ!! )」
・
・
・
・
・
・
・
・
○『 内蔵型爆撃ミサイル弾 ー 004(ハインリヒ) ー 』
脚部・右に内蔵された『 高性能小型ミサイル弾 』。デスロイド最大の攻撃能力を持つ『 必殺兵器 』である。
直撃すれば自身をも破壊し得る『 爆発力 』を秘める為。「頑強な外殻」「透視機能へのジャミング」「電磁フィールド」・・・等々と。
直撃すれば自身をも破壊し得る『 爆発力 』を秘める為。「頑強な外殻」「透視機能へのジャミング」「電磁フィールド」・・・等々と。
耐爆と誤爆に対して、二重三重の防護策が張り巡られている。が。
しかし、この場合(ケース)・・!
しかし、この場合(ケース)・・!
ー どれも、これも・・・!!
『 その防護(意味)を為さないッッ!! 』
ー そして、最悪なるは『 内部の爆発ッ!! 』
頑強な外殻は元より、電磁フィールドもまた『 内部破壊を 止 め 得 る モ ノ で は 無 く ッ ! ! 』
全 て を 無 と 帰 す 『 誘 爆 自 爆 』と な る だ ろ う ッ ッ ! ! !
そ・し・て ! !
そ・れ・こ・そ、 そ・れ・は ぁぁあああああああああああ あ あ ああ ! ! ! !
「 『 任 務 失 敗 ! 』 」
そう!
それは任務失敗の意味を持つッ!
殺戮を旨とするゴーレムッ!
兵器の人間ッ!!
デスロイドの電子頭脳は『 任務失敗 』との判断を下したのであるッッ!!
ー そう判断をするのならッ!
如何にッ!
如何にッ!!
如 何 に 痕 跡 を 残 さ ず に『 死 す る 事 、 最 優 先 ッ ! 』
ー 元より『闇夜八行衆(アンノーセス)』ッ!
元より『兵器の人間(サイボーグ)』ッ!
死刑囚の身にして、自由其処に無し、死人に口無し、殺戮を旨とするゴーレムは・・・ッ!!
『 不利益な情報を残して死ぬ、 自 由 す ら 無 い の で あ る ッ ッ ! ! 』
「 機 動 停 止 ・・・ 。 」
そして電子頭脳は”不利益な情報を残さぬ為”に『機動停止』の選択を行った・・・!
数秒も満たない内に『圧倒的な破壊の空間』は、鎮魂歌(レクイエム)を奏でながら、己が身を包み、全てを無に帰す誘発爆発へと導く事だろう。
痕跡を残さずに『 死 す る 事 ・・・ ! 』
何一つとして問題は無い。
何一つとして問題は無い。
そう何一つとして。
そう何一つとして・・・。
その判断は概ね正しい。
間もなく、デスロイドは無と化し、塵と化す。
その判断は概ね正しい。
その判断は概ね正しい・・。
だが・・・ッ!
誤 算 が あ る と す る の な ら ・ ・ ・ ッ ッ ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
○クロガネの賛歌・第3章
ー ギ ガ ン ト 破 壊 指 令 ー 激 闘 ! サ イ ボ ー グ 編ー
第21話「 邪 曲 ッ ! そ し て 、 紡 ぐ は ”生 者 ”ッ ッ ! ! 」
機動の停止。
脱力でもしたかのように、ダラーンと下げられたデスロイドの両の腕。
脱力でもしたかのように、ダラーンと下げられたデスロイドの両の腕。
義手を掴んだまま・・・。
エネルギー熱線銃(ロイドガン)を露出したまま。
エネルギー熱線銃(ロイドガン)を露出したまま。
力無く下がった両の腕。
だが・・・。
摩訶も不思議な事に。
その姿から連想されるモノは・・・。
死の直前を予感する、蛇に睨まれた蛙の如き、
絶命の瞬間をただ待ちうるのみと言う『 絶 望 的 な 虚 脱 感 』では無く・・・。
溢るるは『生命力』。
迎え討つは『困難』。
迎え討つは『困難』。
見据えるモノは『その先』。
そして・・・!!
『 生 へ の 渇 望 ・・ ・ ッ ! ! 』
否(いや)。
アリエナイ話であった。
否(いいや)。
アリエナイ話で、無ければならない。
デスロイドとは・・。
殺戮を旨とするゴーレムとは・・・!
『死刑囚』、または『怪我によってもう戦場には戻れない者』の『 肉体を 素 体 し 、作りだされた 兵 器 の 人 間 』で あ る !
ー 記憶、感情すべてが取り去られている。
ー 体のいたるところに、数多くの内蔵武器を搭載している。
ー 性能テスト兼、他のメンバーの戦闘データを取るため開発者の意向で八行衆に加えられている。
ー 強化人間開発とほぼ同時期に行われた『兵器人間(サイボーグ)計画』で作られた『 試 験 体 』・・・。
人間らしさ、生物としての意味合い、生きる事の素晴らしさ、その全てから『かけ離れた 殺戮を旨とする ゴ ー レ ム 』が・・・。
ー 『任務失敗』と判断をし、『機能停止』を採択したにも関わらず、
その身に溢るるは、無機質な『塊(かたまり)』では無く、生命力に溢るる『 魂(たましい) 』の 権 化 ・ ・・ ッ ! !
「 ・・・ッ! 」
電子頭脳は『機能』を取り戻し!
そしてこの現象を、否定する事無く『 ありのままに受け止めた!! 』
IF(もしも)・・・。
もしも、邪曲家(フーゴー)の戦闘方法が、データで測られるモノであったなら・・・。
IF(もしも)・・・。
もしも、教授(EEE)の最期が、死に恐怖をした無謀な行動と括れるモノであったのなら・・・。
闇夜八行衆(アンノーセス)”殺戮ゴーレム”たる、デスロイドは、
このような判断をしなかったであろうし、する意味すらも持たなかったであろう。
だが・・・!
今のデスロイドは『知り得ていた・・・!!』
それは!
『 人間とは! 』
『 生きとし生ける者とは! 』
『 例えその身を”機械化”させようともッ! 』
『 困難に立ち向かい!
勇気を持って、乗り越えていく!!
溢れんばかりの、エネルギーに満ちた ”奇 跡 の 存 在 ” で あ る と 言 う 事 を ッ ッ ! ! ! 』
そして、デスロイドは『 こ う 理 解 す る ! 』
「 (これは体躯の慟哭。) 」
「 (それは体躯の欲求。) 」
「 (体躯は望まない・・・。) 」
「 (機能の停止を・・・!) 」
「 (『 再び死するその事を・・・!! 』 ) 」
ー そうだ!
体躯は、こうと叫んでいた!
その細胞達は、こうも唸っていたのだ!!
”大脳が死にたいって、命令したって・・・ッ!”
”か弱く心臓が、鼓動を止めそうになったって・・・ッッ!!”
”体躯(おれたち)はッ!” ”細胞達(おれたち)はッッ!!”
” こんなにも 現在(いま)を、 生 き て い た い ん だ ッ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! ”
ッ
ッ
!
この体躯・・!
この細胞・・ッ!
それは、自由を望んだ死刑囚の体なのか?
それとも「まだ闘いたい」と望む、再起不能(リタイヤ)した軍人の体を、殺戮ゴーレムと化したモノなのか・・?
- デスロイドは知り得ない!
知り得ない!
知り得ないが『理解』は出来た!!
ー 『 どんなに記憶と、感情が取り去られようとも!! 』
『 体 躯 は ! そ の 細 胞 達 は ・ ・ ・ ! ! 』
『 生 き る 素 晴 ら し さ を 、 忘 れ る 事 は 無 い と 言 う 事 だ ! ! 』
ー そ し て 、 生 き る 素 晴 ら し さ と は
『 現 在( い ま )を 、 生 き 抜 く 素 晴 ら し さ ! ! ! 』
ー 歓喜も!欲望も!!
慟哭も!絶望も!! 知 り 得 な い こ の 身 だ が ! ! !
『 現 在 ( い ま )を 生 き る と 言 う 事 は 、
素 晴 ら し い 事 で あ る と 理 解 が 出 来 た ッ ッ ッ ! ! ! ! 』
何 故 な ら 、 そ れ は ・ ・ ・ ・ ! ! !
ッ
ッ
!
「 『 肩 部 射 出 型 鋭 痺 地 雷 ( マ イ ン ・ パ ラ ラ イ ザ ー ) ! ! ! 』 」
シュババババババババ バ バ バ バ バ バ バ ッ ッ ! ! ! ! !
ー 肩部の球体から、前方!!
幾重にも幾重にも!!
『 電 磁 地 雷 』よ、 射 出 に 連 出 ! !
ー この地雷、特性特異にして、
踏みしめた時に発する、そ の『 爆 発 現 象 』は ・ ・ ッ ! !
体 躯 の 自 由 を 麻 痺 さ せ 、 奪 う ッ ッ ! ! !
ギュババババ バババ バ ! ! !
ギ ュ バ ォォオオオオオオ オ オ オオ ーーーー ー ー ー ー ー ッ ッ ! ! ! ! !
ー 爆発!爆発!爆発!!
爆(ば)ァァク 発(は)ァァツゥゥウウウウーーーーーッッ!!
ー 幾重にも、前方射出した『鋭痺地雷(マイン・パラライザー)』は、
迫りくる邪曲、鎮魂歌(レクエイム)『EEE(エロイ・エチャノバ・アイザック)』の怪音波によって『 爆 発 ! ! 』
『 幾 重 に も 爆 発 を し 、 幾 重 に も 誘 爆 を 繰 り 返 す ッ ッ ! ! ! 』
バォバ”ォ”ババォバ バ”ォ”バ”バ バォオ”オ”オ” ! ! !
オオ”オ”オ” ュ バ ォォオオ”オ”オ オ” オ” オ”オ” ーー ー” ー” ッ ッ” ! !” !” !”
ー そして、巻き起こった『凄まじい爆発力』は、
デ ス ロ イ ド を 吹 き 飛 ば す ッ ッ ! !
ー 特性故、被弾したデスロイドの全身に『 多 量 の 電 流 』が流れた モ ノ も ・・・ ッ ッ ! ! !
「 『 電 磁 フ ィ ー ル ド ! ! 』 」
ッ
ッ
!
バ ” リ ” バ ” リ ” バ ” バ ”リ ” ィ ” イ” イ ”
バ ” リ ” ア ” バ”リ”ァ”ヴ” ァ ”ヴ ” ァ ” ァ ” ア ” ッ ッ ! ! !
ー 電磁フィールドを貼り、『電流を体外に流す事』で 軽 減 ッ !
そして、これまでの挙動(ムーヴ)により、後部に吹き飛ばされた事により、
『多少なりとて、怪音波が達するまでに 猶 予 が 出 来 た ! ! 』
・・・ィィィイイイイイン ( その合間、電子頭脳は思考をするッ! )
ー 身に任すと言う言葉があるが。と。
ー 赴くままに行動をしてみるモノだな。と。
ー 鋭痺地雷(マイン・パラライザー)で受けた電流を、電磁フィールドによって体外に流す。
無記載(ノー・データ)。
こんな動き(ムーヴ)を、自分が起こせるだなんてな。と。
ー そして、これまでの『 挙動(ムーヴ) 』があったからこそ、
次の動作(ムーヴ)が行える。と。
そ れ は ・・ ・ ! !
『 怪 音 波 』が『 空気の振動 』を通じて、迫りくる以上、
『 空 気 の 壁 』を『 突 き 破 れ ば 』、『 事 は 済 み ・ ・ ・ 。 』
そ し て 、 宇 宙 全 域 、 空 気 の 壁、 突 き 破 る そ の 時 は ! !
『 鋭 利 な 先 端 で 持 っ て 行 う 事 を ” 良 し ” と す る ッ ッ ! ! ! 』
『 V i m ・・・ ッッ ! ! 』 ( デ ス ロ イ ド の 両 眼 が 煌 め く ッ ッ ! ! )
『 グ ゥ ・ ・・ ッッ ! ! 』 ( デ ス ロ イ ド が 動 く ッ ッ ! ! )
『 ゥ ゥ ウ ・・ ン ッッ ! ! 』 ( 吹 き 飛 ば さ れ る ま ま 、 体 を『 水 平 』 ッ ッ ! ! ! )
ー 『 頭 部 を 後 方 ! 爪 先 を 前 方 ! !
つまりは爪先を ”怪音波に向け ”、その状態にて ”バ ラ ン ス を 保 つ ! ! ” 』
ー 『 そ し て 、 繰 り 出 さ れ る は 、
デ ス ロ イ ド が ”内 蔵 兵 器 ィィィイイイイ イ イ イ イ イ ! ! ! ! ” 』
ーーー そ ・ の ・ 名 、もぉぉおおお お お お おお お お お お お お お お お お お お おおお ! ! ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
ッ
ッ
!
ーー「 『 ”変 足 尖 形 ” ダ ブ ル ・ フ ッ ト ・ ド リ ル ! ! ! 』 」 ーー
『ドリル』になったぁぁああああ あ あ あ あ ああ あ あ あ あ ああ あ あ ! ! ! ! !
両脚合わせて、両尖端を『中央!!』
付かずとも離れない、『双尖突起!!』
破っても見せよう、『振動の音壁!!』
準備は全ても、『整ったのである!!』
後 は ひ た す ら 、 ド ド ド ド ド ・ ド リ ル ゥ ゥ ゥ ウ ウ ウ ウ ッ ッ ! ! ! !
ドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリドリィ!!!
ルドルドルドルドルドルドルドルドルドルドルドルドルドルドルドルドルドルドルドルドォォオオオオオオ オ オ オ オ オ オ ー ッッ ! ! !
ー 突き破れッ!突き破れッ!突き破れッ!!
突 き 破 れ ぇぇぇええええ え ええ え え ーー ー ー ッ ッ ! ! !
ー 鎮 魂 邪 曲 v s 二 つ の ド リ ル ! !
振 動 破 壊 v s 物 理 の 壊 撃 動 ! !
ー データにドコロか、有史にすら、有り得たかどうかすら、解らぬ『 衝 突 』だ !
少なくとも『殺戮を旨とする、兵器の人間』に置いて、必要とされなかった『 行 動 』だ !
ー だが、今、己(デスロイド)は、そんな行動を採択している!
だが、今、己(デスロイド)は、そのような行動に『 現在(いま)を賭けているッッ!! 』
ー 現在(いま)を!現在(いま)を!現在(いま)を!!
現 在 ( い ま )を、 生 き る と 言 う 事 は ! ! !
人 間 と は !
生 き と し 生 け る 者 と は ! !
例 え そ の 身 を 『 機 械 化 』さ せ よ う と も ・ ・ ・ ・ ッ ! ! !
ギ ” ャ ” ル ” ギ ” ャ ” ル ” ギ ”ギ ”
ャ”ァ” ア”ア” ル” ギ” ャ” ァ” ル” ギ”
ィ ” ィ ” イ ” ィ ” イ”ィ”ヤ”ァ”ァ” ル ” ゥ ” ウ ” ウ ” ゥ ”
ォ ” オ ” オ ” ォ”オ”ォ”オ” ォ ”オ ” ォ ” ォ ” オ ” ッ ッ ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
ッ
ッ
!
そ し て 、
そ の 結 末 と は ッ ッ ! ! !
・
・
・
シィンとした、その場。
秘密組織QX団が本部・大講堂。
総統『Queen X(クイーン・エックス)』の大声(たいせい)にて、全隊員への『号令』を主旨としていた、その『 廃 墟 』は・・・。
総統『Queen X(クイーン・エックス)』の大声(たいせい)にて、全隊員への『号令』を主旨としていた、その『 廃 墟 』は・・・。
ー 瓦 礫 と。
ー 静 寂 と。
そ し て ・・ ・ ・ 。
『 両の脚にて佇む ”殺戮ゴーレム”デスロイド にて、彩 ら れ い た ・ ・・ ! ! ! 』
その身は無傷では無い。
その身は万全とは言い難い。
だが・・・。
絶命と判断した『圧倒的な破壊空間』を前にして、
『回避不能』の状況に陥った事を考え見れば『 奇 跡 の 生 還 』と言わざるを得ないだろう。
V i m ・・・。 ( デスロイドの両の眼が光る。 )
ー ( 損傷率18.6528%・・・。 )
ー ( 行動。任務遂行に問題無し。 )
ー ( ・・!! )
ー ( ・・・・ッッ!!? )
それは・・・。無意識の行動であった。
無意識が故に、電子頭脳(ずのう)は驚き。
無意識が故に、体躯は、そう『 行 動 を し た 。 』
・・・・・・ ス ゥ 。
そ れ は ・・・・・・。
ーーーーーーーーーー 『 ” 敬 礼 ” ー Salute ( サ ル ー ト ) ー 』 ーーーーーーーーーーーーーーーー
ー 邪曲があった。
ー ゴーレムが邪曲家を止むる時。
ー 決した教授が、曲、紡ぎ・・・。
ー 邪曲は最期の鎮魂歌を、奏で上げた。
そして、その鎮魂歌は、死を悼み、死を惜しみ、死を慰めるモノだけに無くにもて・・・・。
人としての死を迎えた者、兵器として甦った者をも、呼びて醒ましたのである・・・。
そう・・・。
呼び醒まされた者、その名・・・・。
・
・
・
・
・
・
・
・
『 闇夜八行衆(アンノーセス)”殺戮ゴーレム” デ ス ロ イ ド 』
「 『 任 務 続 行 。 』 」
デスロイドはその手をおろす。
現在(いま)を生きる事は素晴らしい。
電子頭脳(ずのう)は、それが『真実』であるかどうかなど測りも知れない。
電子頭脳(ずのう)は、それが『真実』であるかどうかなど測りも知れない。
ノー・データ。
兵器の人間として必要としないデータであるからだ。
だが、現在(いま)。
現在(いま)の現在(いま)、デスロイドが感じる事は・・・・。
それは「震える体」と共に躍動をする『 ”生 命 の 咆 哮 ” 』
現在(いま)、自分は『生きているのだな』と感じられた。
それが『素晴らしい事であるな』と感じられた。
ー 素晴らしい。
ー 自分はこの言葉の意味を知らない。
ー だが、この言葉が『浮かびては思い』、
思いては『体躯が震え』、
そして躍動をする『生命の咆哮』を覚えるのだ。
『 生 き て い る の だ な 』と 感 じ ら れ る の だ 。
そ れ が『 素 晴 ら し い 事 で あ る な 』と 感 じ ら れ る の だ 。
ズシィ・・! (デスロイドは歩く!)
ズシィ・・! (デスロイドは歩を進める!!)
ー 任務を続行。
ー 残り2名を削除する。
ー 然る後に更なる指示を受ける為、『かの場所』にて待機をする。
ズシィ・・! (デスロイドは歩く!)
ズシィ・・! (デスロイドは歩を進める!!)
そして・・・。
邪曲にて呼び醒まされた者が、もう”二人”・・・。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
感動をした。心が震えた。
予想だとか。想像だとか。考察だとか。策謀だとか。
おおよそ『こうなるであろう』といったモノを超越しきったモノが其処にあった。
おおよそ『こうなるであろう』といったモノを超越しきったモノが其処にあった。
これまでの戦況。
推し量れる『侵入者(デスロイド)』の戦闘力。
推し量れる『侵入者(デスロイド)』の戦闘力。
QX団No.3の戦闘力を持つサイボーグ、企業戦機(モビルスーツ)・ジャック=ダグラスが、
柔装甲(ジェルメイル)を持ってしても打ち倒す事が適わなかった『 絶望にして脅威的な 戦 闘 力 ! ! 』
柔装甲(ジェルメイル)を持ってしても打ち倒す事が適わなかった『 絶望にして脅威的な 戦 闘 力 ! ! 』
勝ち得る目など10割無く、如何にして『時間(とき)』を稼ぐか。
その時間(とき)を用いて、如何にして『活路(次の一手)』を見出すのか・・・。
幸いにして、邪曲家(エビルソングライター)・ダークフーゴーのサイボーグ能力は、
長時間の戦闘には不向きではあるが、短時間の戦闘に置いて攻略し難い『歪(いびつ)さ』がある・・・。
長時間の戦闘には不向きではあるが、短時間の戦闘に置いて攻略し難い『歪(いびつ)さ』がある・・・。
また、教授(シナプスアイ)・エロイ=エチャノバ=アイザックのサイボーグ能力にしても、
隙に乗じての一撃が成功し得るならば、僅かながらに『一矢報いる』と言う可能性も無いとも云えぬ・・・。
隙に乗じての一撃が成功し得るならば、僅かながらに『一矢報いる』と言う可能性も無いとも云えぬ・・・。
だが。
結論を言おう。
ー 期 待 は、 外 れ た !
予 想 よ り も 、 遥 か に 短 い 時 間 に て 、 決 着 !
そ し て 、 二 人 は 『 討 ち 死 』に し た ! !
この魔妖香酋長(まようがしゅちょう)・プカハンタの策謀。
銀装隠密(メタルハイド)・オレグレイ=カレロフの『真の覚醒』を望むなら『悲愴的で無様な死』こそが相応しかった。
銀装隠密(メタルハイド)・オレグレイ=カレロフの『真の覚醒』を望むなら『悲愴的で無様な死』こそが相応しかった。
この魔妖香酋長(プカハンタ)が望んだシチュエーションは・・・。
ー グロテスクで汚らしい死骸を晒す、邪曲家(ダークフーゴー)。
教授(EEE)は、目の当たりした『頼れるナイスミドルの変わり様』に絶望をし、発狂をする。
ー 逃げる!逃げる!逃げる!!言葉にならぬ、喚くちゃ声を発しながら、教授(EEE)は逃走。
だが侵入者(デスロイド)は冷静に。そして無慈悲に、教授(EEE)の脚部を撃ち抜く・・・。
ー 逃げる事も適わず、ズシリズシリと迫りくる侵入者(デスロイド)に更なる恐怖を覚える、教授(EEE)・・・。
その時、教授(EEE)は何を思うのか?
走馬灯に浮かぶモノは何?
こうでありたかったと言う希望?
あるべき日常を想いを寄せる切望?
だが何を望もうと、何を願おうと、侵入者(デスロイド)は止める事は無く、定められた運命の様に『教授(EEE)の顔面』を・・・・!!
・・ ・ ・ ブッッッ シ ャァァアアアアア ア ア ”ア ”アア” ア ”ア ア”ア ア” ! !” !” !”
このような最期。
このような結末こそが望ましかったハズ。
だが・・・。
今の今・・・。
この老婆の胸に去来をするモノ。
それは、実に『熱いモノ』。
既に4名の同志を屠り去った、憎きは侵入者(デスロイド)。
彼奴にすら『敬意』を覚えてしまうのは『 何 故(なにゆえ)に ? 』
ああ・・。
覚えがある。
覚えがあるぞ、同志・ヂェロニモよ。
そうじゃ。
踏み躙られたモノは『尊厳』。
全てはあの日より始まったのであったな・・・。
ー 住む土地を追われ、ようやく手に入れた辺鄙な土地にて『先祖伝来の生活』を送っていた我等が部族。
そうじゃ、ヂェロニモ。
お主の妹と、ワシの息子は『婚約者同士』。
お主の妹と、ワシの息子は『婚約者同士』。
お主の妹と違い、ワシの息子は不細工で・・。
下衆とも言える性格は、決して人から好まれるモノでは無く『釣るし上げられる男』とでも言うべき、ワシの息子を・・・。
下衆とも言える性格は、決して人から好まれるモノでは無く『釣るし上げられる男』とでも言うべき、ワシの息子を・・・。
お主の妹は・・・。
『 愛 し て く れ た な 』。
そしてあれだけ素行の悪かった、ワシの息子は『みるみるうちに、 変 わ っ て い っ た 』。
きっと二人は幸せになる。
そう思った『矢先の事』であった・・・。
二人の婚礼前の話じゃ。
ワシは一族伝来の『祝物』を創る為に。
ワシは一族伝来の『祝物』を創る為に。
ヂェロニモと二人で、集落を離れ高山へと向かった。
薬学に長じた我らが部族にとって、最上の『祝物』とされるモノはやはり『 薬 物 』。
薬学に長じた我らが部族にとって、最上の『祝物』とされるモノはやはり『 薬 物 』。
下世話な話じゃが『精力増強剤』の元。高山でのみ咲き誇る『薬草』を求め其処へと向かったのじゃ。
そして一月ほどして、ワシ等は山を降り。
思いを巡らすは二人の喜ぶ顔、と・・・。
「フヘラフヘラヒケェー!
帰ったら二人に、『夜もハッソーせいよ』と冷やかしてやろうかのぉ~~~?」
帰ったら二人に、『夜もハッソーせいよ』と冷やかしてやろうかのぉ~~~?」
「一口飲めば、WOOFHOFHOOOー!!(ウーフォーフォォォオオオオオオー!!)ってなモンだろーズラ。」
しっかしズラ。おはんの息子ッチも、モノ好きなものズラぜ。
あの口煩い妹のドコが良いズラやら・・・。」
あの口煩い妹のドコが良いズラやら・・・。」
「ヒヒヒヒケケケケー!
ヂェロニモぉ~~!!
お主も、とっとと『嫁さん』貰ったらどうなのじゃあ、ハホハホハホヒィイイイ~~~???」
お主も、とっとと『嫁さん』貰ったらどうなのじゃあ、ハホハホハホヒィイイイ~~~???」
「ウララウララのウラウラよォ、ズラぜェー、婆っつぁん?
大きなお世話ズラぜよぉぉおおお、プカハンタの婆っつぁんっっよぉぉおおー。
大きなお世話ズラぜよぉぉおおお、プカハンタの婆っつぁんっっよぉぉおおー。
HYaーHAAaーー?(ヒィャーハアアァーーー?)」
等々と・・・。
テンションの高い会話を交わしながら、訪れるであろう二人の幸せな時を思いながら・・・。
テンションの高い会話を交わしながら、訪れるであろう二人の幸せな時を思いながら・・・。
ワシ等は、集落へと戻った。
ー 其処で。
ワシ等が目にしたモノとは・・・!!
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ー それは・・・。
数多の銃弾を撃たれ、死した『部族の者達』であった・・・!
血の海であった!
叫び声を挙げながら死したのか、大口を開けて絶命をしている部族の者達!!
叫び声を挙げながら死したのか、大口を開けて絶命をしている部族の者達!!
地獄だ!
悩み多き生なれど、今此処で目の当たりしているモノを『地獄である!』とワシ等は言い放てる!!
次に目にしたモノは・・・!!
ー それは・・・。
それは・・・!!
裸で横たわり!
額の銃痕(キズ)から鮮血が爛(ただ)れて、流れ出る!!
無残と言うには余りにも無残な姿にて、死に絶えた『 ヂ ェ ロ ニ モ の 妹 』で あ っ た ! !
これが『婚礼前の花嫁の姿』であって良いモノかッッ!!
何があったのかなど・・・!
何があったのかなど、口 に し た く も な い ッ ! !
そして、もう一人!!
ー 出血は多量・・・!!
四肢両手足に、何発もの『銃弾をブチ込まれてッ!!』
動くにも動けなく『 悔やんでも悔やみきれぬ! 』と 言 っ た 顔 を し な が ら ! !
今にも”絶命しようとしている”『 ワ シ の 息 子 』が、 其 処 に 居 た ッ ッ ッ ! ! !
ワシ等は息子へと駆け寄った!!
何と言う事じゃ!
かける言葉すら、鞭打つようなモノ!!
だが慌てふためく事だけは、せまい!!
こうして駆け寄ろう!こうして寄り添おう!!
嗚呼、息子よ!息子よ!息子よ!!
息子よぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
そして息子は、息も絶え絶えに。
しかしながら『ハッキリとした口調』でワシ等に『こう伝える。』
それは・・!
それは突如!!
それは突如にも集落に現れた『白いタキシードを着たキザな男』とその『取り巻き達』ッ!!
その男は銃口を向けながら、こ う 言 っ た の だ ッ ッ ! ! !
「ンッウゥーン♪
やあ。お初にお目にかかります。私は白いタキシードを着た『キザな男』だ・・♪
今日は、ちょっと『カウボーイな気分』でねぇー。
だから、君達『悪いインディアン』をやっつけに来たんだよ、 西 部 劇 の 王 道 ゥ ー ! ! 』 」
バキューンバキューン!
奇声を上げながら、銃を乱射する白いタキシードのキザ男。
バタバタと倒れていく一族の者を見ながら、絶好調に男はこう言う!
「あーはっはっは!
こんな原始的な生活してるんだ!
何も手立ては無いですよね!! ねっ! ねっねっ!!」
「クレー射撃よりもお手軽だなんて、同じ人間として恥ずかしい!
いや、君達のような原始な存在は『 人 間 じ ゃ あ な い ! ! 』 」
「 ”獣”だ! 汚らしい”ケダモノ”どもだ!!
”ケ ダ モ ノ”は、 人 間 に 狩 ら れ る ん だ よ 、
バ ッ ッ キ ュゥ ゥ ウウ ウ ウ ー ー ー ー ン ! ! ! ! 」
俺は撃たれた体で、必死に婚約者へと這いずり寄る!!
それを見た、白いタキシードのキザ男は!!
憎たらしいという言葉では、とてもに足りぬ憤怒を覚える口調で、俺にこう言う!!!
「へぇ~~~。ふぅむ・・。
ケダモノにも『愛』ってあるんだぁ・・・。」
「教えて上げようかぁ~~。
人間の『愛』ってモノはだねぇ・・・。」
「取って! 取られて!!
奪い合い! しのぎを削る!!
デ ィ ・ モ ー ル ト 『 ス リ リ ン グ な モ ノ 』な ん だ よ 、 ン ッ ウ ゥ ー ン ♪ ♪ ♪ 」
独善極まり無い、自分勝手な利己主義な主張で・・!!
『楽しんでますよー』ってカンジに、あれやこれやと俺を罵る『白いタキシードのキザ男』!!
俺はこの時!
ハッキリと解った・・!!
ハッキリと解った・・!!
この男に、満ちてくる、ドス黒い『悪意の塊(かたまり)』が!!!
この男が、これから、俺の婚約者に『何をするのか』を!!!
俺はそれだけは『 耐 え ら れ な か っ た 』 ッ ッ ! ! !
それだけは!
それだけは!
それだけは!!
・ ・ そ れ だ け は ぁ ぁ あ あ ああ あ あ あ あ あ あ あ ! ! !
だが!!
白いタキシードのキザ男はッ!!!
そんな俺を尻目に、ニ タ ニ タ と 嗤 い な が ら 、
俺 が 最 も し て 欲 し く な い 、 そ の 事 を 今 に も ッ ッ ! ! ! ! !
ッ
ッ
!
「 『 イ ン デ ィ ア ン モ ノ 、
サ イ コ ォ ォ オ オ オ オ オオ オ オオ オ オ オ オ オ ! ! ! ! ! 』 」
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
「 『 ヂ”グ”ジ”ョ”ォ”ォ”ォ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”!”!”!”!”!” 』 」
慟哭であった!慟哭であった!!
その身がもうじき死に絶える程、衰弱をしているのに対し、息子は文字通りの『 断 末 魔 を 挙 げ る ! ! 』
そしてヂェロニモは、ワシの息子に手を掴みながらこう叫(い)う!!
「 オ ラ に ッ ッ ! ! 」
「 『 オ ラ に 何 を し て 欲 し い ! ! ! ! ! ! 』 」
息子の答えは!!
「 『 オ”ッ”ッ”ッ”ツ””ツ””ツ””ン”ギ”ュ”ヴ”
ア”ブ”オ”ヴ”ァ”グ”グ”バォ”ォ”オ”ヴ”バ”ゴ”
ギ” ッ” ツ” ツ”ヴ” ゴ” ゴ” ォ”オ”オ” ~”~”~”~” ッ” ッ” ッ” !”!”! ” ! ” 』 」
ッ
ッ
!
言葉にもならない『嘆きと渇望ッ!』
だが、言葉は要らなかった!
言葉など『必要としなかったのである!!』
ヂェロニモが絶叫(こた)えるッッ!!!
「 果”た”し”て”や”る ッ ! !
そ”の”願”い”果”た”し”て”や”る” ズ”ラ”ァ”ァ”ア”ア”ア” ッ”ッ” !”!”!” 」
「 オ”ラ”は”、今”此”処”に”誓”う” ッ”ッ” !”!”!”
『 こ”の”身”、悪”魔”に”魂”を”売”り”渡”そ”う”と”も”、 白”い”タ”キ”シ”ー”ド”の”キ”ザ”男”を”、
地” 獄” に” 叩” き” 込” ん” で” や” る” ズ” ラ” ァ”ァ”ア”ア”ア” ア” ア” ア” ア” ア” !”!”!”!” 』 」
そして・・・。
ワシの息子は・・・。
『 息 絶 え た 』 。
親である。母である。
このプカハンタよりも、早くに・・・!!
アイツはダメな奴と、レッテル貼られていようとも・・・。
愛して止まなかった『我が子は』。
己の愚かさに気付き『幸せを掴むハズだった息子は!!』
このプカハンタを置いて、『 死 に 絶 え た の だ ! ! 』
『 このプカハンタ、たった一人を残して 逝 っ た の で あ る ! ! ! 』
元より我らが部族は、滅びゆく運命なのかも知れない!
この生活に嫌気がさし、集落を出る若者は後を絶えずであった!!
だがしかしであるッ!!
『大切な何かを、踏み躙られた最期』など!!
望 む べ き モ ノ で は な い の で あ る ッ ッ ! ! !
大粒の涙を流しながら、絶叫(ほ)えるはヂェロニモ!!
ワシは・・・!!
このプカハンタは『 涙 を 流 さ な か っ た ! ! 』
許せなくて!
許せなくて!!
気が狂いそうな位に『殺してしまいたい』と思っている憎っくき仇が!!
今日の事を『嘲笑いながら、酒でも飲んでいるのだろうか?』とでも考えると・・・!!!
哀しんでなんか、いられなかったし!!
や る べ き 事 は、 一 つ で あ っ た の だ ! !
ワシはヂェロニモに『こう告げる!!』
「 言うたな、ヂェロニモ!!
悪魔に魂を売り渡してでも『 地 獄 に 叩 き 込 む と な ! ! ! 』 」
ヂェロニモが絶叫(ほ)える!!
「 言うたズラぜ、プカハンタの婆っつあんんんんんんんんんんんんんんんん!!!!
オラさ自慢の『トマホーク・チョップ』で!!
キザ男のドタマ『 カ チ 割 っ て や る 』ズ ラぁ ぁ あ あ ああ あああああああ あ あ あ あ あ ! ! ! ! ! 」
そして、このプカハンタは、
ヂェロニモに『こうと言い放つゥーッッ!!!』
ヂェロニモに『こうと言い放つゥーッッ!!!』
「 ならば、ヂェロニモよぉおおおー!
共にこの魂(いのち)『 悪 魔 へ と 捧 げ よ う ! ! 』 」
「 そう!それは!!
この土地を買い入れる為『魔道へと身を落とした女・プカハンタ』にして、こうと言い放つ!!
そうじゃああ! その名も忌名ぅうう!
『 魔 妖 香 酋 長 ・ プ カ ハ ン タ 』ッ ッ ! !
そして・・・!!
この魔妖香酋長・プカハンタにして・・・!!
巡りも巡った魔道の中で!!
知 り え て 恐 れ た 『 悪 魔 の 頭 脳 』を、 今 こ の 時 の 標(しるべ)と し よ う ! ! 」
ー そう・・・!!
それは『 悪 魔 の 頭 脳 を 持 つ 科 学 者 』・・・!!!
ー その名も・・ッッ!!!
『 D r . 劉 』 ・ ・ ・ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
そして、ワシ等は・・・。
かつてこのワシ『魔妖香酋長・プカハンタ』が、幾度となく『違法毒物』を作成し続けた『秘密結社ブラッククロス』を頼り・・・。
旧知『Dr.劉』と再会をした。
劉は『改造人間の素体になるのなら?』との条件を出し。
ワシ等はそれに『YES』と答えた。
ワシ等はそれに『YES』と答えた。
劉はヂェロニモに『人体改造』を施す。
ヂェロニモは『鋼線(ワイアード)』と呼ばれる、強靭な肉体を手に入れた。
ヂェロニモは『鋼線(ワイアード)』と呼ばれる、強靭な肉体を手に入れた。
動物の細胞を組み合わせる事により、飛躍的に向上した”身体能力”で・・・。
ヂェロニモは『米国・地下プロレス協会』のリングにて、幾度と無くその手で『対戦相手を 殺 め た 』。
ヂェロニモは『米国・地下プロレス協会』のリングにて、幾度と無くその手で『対戦相手を 殺 め た 』。
それが研究データを欲する『劉』の望んだ”成果(データ)”であり。
ワシ等もまた『白いタキシードのキザ男』を探し出すのに『金銭』を必要したからである。
ワシ等もまた『白いタキシードのキザ男』を探し出すのに『金銭』を必要したからである。
ワシもまた『一族秘伝の薬学』を劉へと伝えた。
その事柄が一因となったのか・・・。
日々完成へと進む『劉クリーチャー(RC)』の研究に、劉は愉悦を覚えているようだった。
日々完成へと進む『劉クリーチャー(RC)』の研究に、劉は愉悦を覚えているようだった。
殺戮に次ぐ殺戮。そして仇を探し出す『復讐の日々』・・。
遂に『待ちも望んだその日』が訪れる。
白いタキシードのキザ男は『日本地下プロレス』の『常連客』である事を知る。
ワシ等は『この地、最早、用は無し』と、日本へ向かった。
ワシ等は『この地、最早、用は無し』と、日本へ向かった。
米国・地下プロレスにて連戦連勝を続けたヂェロニモは、すぐにもさま『地下プロレスの絶対王者』との対戦が決まった。
そして・・・。
その日が『 訪 れ た 』。
「レスラーへの賛歌 その8!」
「北斗の流星と呼ばれた、戦う国会議員へと!!」
「 ワ シ は 、 こ の 『 G I A N T S W I N G 』 を 捧 ぐる ゥゥウウウーーーー ッ ッ ! ! ! ! 」
グォォオオオ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オオンオンオンオンオ ンオ ン ン ン ン ォ オ オオ オ オ ! ! !
「貴様の口内ごと顎を掴みッ!」
「ワシの剛力で持って、振りまわし続ければッッ!!!」
「その肺に溜め込んだ空気を、声帯を通して吐きだす事は出来まいッッ!!!!」
「 『 ちぇりぃぃいいいぁぁぁあああ あ あ あ あ ああああ ーーーー ー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! 』 」
グォォオオオ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オオンオンオンオンオ ンオ ン ン ン ン ォ オ オオ オ オ ! ! !
剛力に任しッ!
ヂェロニモをブン回し続けるは『地下プロレスが絶対王者ァー!!』
その名も『百文字 豪介ッ!』
『 ” ジ ・ ハ ン ド レ ッ ド ” で あ ぁ ぁぁ あ ああ あ る ゥ ー ッ ッ ッ ! ! ! ! 』
それを見やるは観客席!
魔妖香酋長・プカハンタは、驚きも慄いたッ!!
ー 馬鹿なぁぁあああああああ!!!
Dr.劉が創り出した超肉体!
更には、一族が英雄!
かつてアメリカ大陸を『その足のみで横断をした男!!』
かつてアメリカ大陸を『その足のみで横断をした男!!』
”音を奏でる男”サンド・アパッチオが伝承の、必殺奥義『 ア パ ッ チ の 雄 叫 び 』を 屋 内 で 受 け て 、
何 ぁ ぁ あ あ あ ああああ 故、 動 け る ぅ ぅ ぅ う う う う う う う う う う う う う う う ! ! ! ?
ああ、ほんの一瞬!
あと、ほんのもう一瞬あれば・・・!
『 断 固 相 殺 叫 技 ! ア パ ッ チ の 断 末 魔 ! ! 』
ヂェロニモが放たんとする『アパッチの断末魔』にて!
『白いタキシードのキザ男』もろとも、『 死 す 事 が 出 来 た 』の に ・・ ・ ・ ! ! !
ー 止めろぉぉおおおおおお!!
ー 止めろ止めろ止めてくぅれぇぇえええええええええええええええええ!!!!
グゥゥウウウウウン!!(最後の一回転ッ!)
ウォォオオオオオオオオオオ!!!!(剛力終着、遠心力となりてッッ!!!)
ゴォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!(観客席、目掛けてッ!!)
ヂェロニモを、ブン投げッ! 放り飛ばしたぁぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
「 『 ウ ラ ラ ラ ァァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! ! ! 』 」(ヂェロニモは叫び声を挙げるッッ!!)
ドッッ ッッ ッ パ ァ ァァ ァ ァ ァ ァア アアアアア ア ア ア ア ア ア アアア ア ア ア ア ン ン ンン ン ! ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
破裂音がした。
そして次の瞬間。
真赤な液体と・・・。
千切れて、爆(は)ぜた無数の肉片が飛び散って。
霧散をする・・・。
ネイティブ・アメリカン。
『ワイアード・ヂェロニモ』と呼ばれる男は・・・。
もう其処には『存在しなかった。』
そして、彼と。
魔妖香酋長とが、憎んで止まなかった・・・。
復讐と運命との決着を、望んだその男・・・。
『白いタキシードもキザ男』もまた・・・。
も う『 其 処 に は 』・ ・ ・ ! !
ー 王 者 が 下 し た 絶 対 の 審 判 は 、
ー 我 等 の 意 す ら も 汲 み 取 っ た『 粛 清 』。
静寂。
どよめきすらも起こらなかった・・・。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
この時・・・。
この老婆の胸に去来をしたモノは。
それは、実に『熱いモノ』であった。
同志・ヂェロニモを屠り去った、憎きは絶対王者(ジ・ハンドレッド)。
だのに彼奴に『敬意』を覚えてしまうのは『 何 故(なにゆえ)に ? 』
ー それは・・・。
『 取り戻してくれたからだ 』 。
こ の 老 婆 の ・ ・ ・ っ 。
一 族 の『 尊 厳 』 を ・ ・ ・ っ っ 。
ー そして・・・。
何よりも。
何よりも。
何よりも・・・。
『 ワ シ は 、 百文字(ハンドレッド)を、 愛 し て し ま っ た の じ ゃ よ ・ ・ ・ っ 。 』
ー それは、実に『熱いモノ』であったっ。
女としての幸せなど、とうの昔に捨て去った、魔道を行く女、魔妖香酋長にして・・・っ。
彼を想うと『 熱いモノが込み上げてくるのだ・・・っ!! 』
ー 理解(わか)っている!
彼とレディ(・ミィラ)との間に、踏み込めない事など!!
だが・・・!
彼等が月夜の下で、愛を語り合う『ロミオとジュリエット』ならば、
私はその足元で咲く『月見草』でも構わない・・・!!!
ー 私は彼の・・・!
彼の側に居たいと思ったのだ!!
ー 彼が『表の世界』で生きる事が『許されぬ体』のなら、私もまた『許されぬ体』となろう。
何の伝手もコネも持たぬ男が、得たいも知れない金属で構成をされた『サイボーグ』と言う存在になると言う事。
表の世界どころか、裏の世界でさえも『研究材料』とされかねないその体・・・!!!
ー 守 っ て や る !
ー 守 っ て み せ る ! !
ー そ の 『 尊 厳 』を !
ー そ の 『 生 き る 場 所 』を ! !
ド ド ド ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド
そう、この時!!
響き渡る『邪曲』と!!!
生と死とが織り成した『鎮魂歌』が結末はッッ!!
魔妖香酋長・プカハンタの最も『熱いモノ』に、
『油をブチ撒けた』が如くの『大火の信念』を生み出す結果となったのであるッッッ!!!
何故に生き!何故に死すのか!!
目の前の鼻の先に迫りくる『殺戮ゴーレム』を前にし!!
切り抜けなければならない、その為に為すべき事があると、その事のみに集中をし、
雑念一つ無く、邪道外道も辞さずに、
手を染めてきた老婆の細胞に『最も熱いモノ』を灯した事によりッッ!!!
老婆はッ!
魔妖香酋長(プカハンタ)は!!
『 最 終 最 後 の 、” 覚 悟 ”が 完 了 し た ぁ ぁ あ あ あ あ あ ! ! 』
そ れ こ そ 、 そ れ は あ あ あ あ あ あ ああ あ あ あ ああ あ あ ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
ッ
ッ
!
「 『 イ ン デ ィ ア ン モ ノ 、 サ イ コ ォ ォ オ オ オ オ オオ オ オオ オ オ オ オ オ ! ! ! ! ! 』 」
ー それは!!
最も口にしたくない”言葉”にて、策を遂行する”覚悟”であった!!
”インディアンモノ、サイコォォオオ”の掛け声を皮切りに・・・ッ!!!
魔妖香酋長(プカハンタ)は、息子の口から『耳』にした『ドス黒い悪意の塊(かたまり)の数々』をッ!!
目の前で己の婚約者が『嬲(なぶ)られた挙句に殺された時』に耳した『D4C(いともたやすく行われるエゲツナイ行為)』をッ!
もう二度と『耳にしたくない』『思い起こしたくない』『口にするなど持っての他』なその言葉の数々を・・・ッッ!!!
ー 今 こ の 時 、『 口 に し た 』 ッ ッ ! ! !
ッ
ッ
!
「 『 ヒヘラヒヘラヒケェェェェェ!!!!
辺鄙な土地(世界の僻地)で、必死こいて原始生活(生きる)だなんて、”ニート”だって生きてるちゃあ生きてわぁぁあああ、ンンッッウゥーン!! 』 」
ッ
ッ
!
「 『 ニートが先祖(曲)だの伝来(科学)だのと、なぁに、ちっぽけな『辺鄙な場所(僻地)』でカッコつけてんだい!!ハァー!クンカクンカ!! 』 」
ッ
ッ
!
「 『 プレイ終了(死闘の果て)して、コレモンよのぉぉおおお~~~!!!
キザ男(侵入者)に婚約者(二人)は絶頂(殺され)て、『イッた表情(無様な姿)』晒してらぁぁあああ、オエップップ汚ったねぇ顔(死に方)ッッ!!! 』 」
ッ
ッ
!
「 『 ケダモノ(足手まとい)ってより、ムシケラレヴェル(裏切り者レヴェル)じゃてぇぇぇええええええええええええ!!!!
ムシケラ汚ねぇ( 大罪許しがたきは、裏切りモノよのぉぉおお、)
殺 虫 ( 銃 ぅぅぅ 殺 ) じゃ あ あ あ ぁぁああ あ あ あ あ ああ あ あ あ あ あ あ ! ! ! 』 」
バ キ ュ ー ン 、 バ キ ュ ー ン !
バ キ ュ ー ン 、 バ キ ュ ー ン ! !
バ キ ュ ー ン 、 バ キ ュ ー ン ! ! !
バ キ ュ ー ン 、 バ キ ュ ー ン ! ! ! !
そ の ・ ・ ・ 。
瞬 間 刹 那 で あ っ た ッ ッ ! ! !
ゴ”ッ”ッ”ッ”ッ”
キ”ィ”ヤ”ァ”ッ”ァ”ア”ア”ア”ア”ア”ア” ア ” ア ” ア”ア”ア”ア” ア ”ア ”ア” ! ” !” !” ! ”!”
ッ
ッ
!
ーーーー トテモ ニブイ ”オ ト” ガ、 ヒ ビ キ ワ タ ッ タ ・・・・ ! ! ! ! ーーーー
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
老婆は苦悶の表情を、浮かべると共に、内 心 笑 み を 浮 か べ る 。
その身を構成させる金属『スターシルバー』によって”過敏過ぎる神経”を持ち、その結果、
個々が持つ”肉体の限界”を超えたパワーを生み出すのと『 原 理 は、同(おんな)じ 』・・・。
銀装隠密(メタルハイド)オレグレイ・カレロフのサイボーグ能力、
背景の投影による”透明人間化”など『その副産物』に過ぎないのだ。
それは『筋力』では無く!
『 1 0 0 % の 意 志 の 力 ! ! 』
そ れ す な わ ち は 『 体 躯 内 の 念 動( サ イ コ キ ネ シ ス ) ! ! 』
『 念 動 に て 、 己 が ボ デ ィ を 動 か す 事 』に よ り ッ ッ ! ! !
『 筋 力 』 や 『 神 経 系 統 』 ッ ! !
い い や 『 体 格 の 限 界 』を も 超 越 し た 、
『 超 人 間 バ デ ィ 』が 形 成 さ れ る の で あ る ! ! ! !
ー そ れ は 、突 然 変 異 に よ り、
生 ま れ つ き ”黒 い 肌”を 持 っ て、
生 ま れ て し ま っ た 男 の 秘 め た る ”能 力 ” ッ ッ ! !
”精 神 感 応 能 力 者 ”オ レ グ レ イ ・ カ レ ロ フ だ か ら こ そ 出 来 た 奇 跡 の ”肉 体 ”! !
QX団が総統!
そしてレゼルヴェ計画発案者『Queen X(クイーン・エックス)』が、
魔 妖 香 酋 長 プ カ ハ ン タ に 下 し た 、 極 秘 の 指 令 ぃ ぃ い い い ! ! !
も う 一 つ の ”Q X 団 ・ 最 終 兵 器 ” の 『 完 成 ッ ッ ! ! ! 』
そ ・ の ・ 名 も ぉ ぉ おお お お お お お おお お お お お おお お お お お おおおおお ! ! ! ! !
ッ
ッ
!
” 超 人 間 ( ギ ガ ン ト ・ バ デ ィ ) ” オ レ グ レ イ ・ カ レ ロ フ の『 誕 ッ ッ 生 』で あ る ッ ッ ! !
○『 QX団最終兵器 ー 超人間(ギガント・バディ) ー 』
レゼルヴェ計画・極秘指令に基づき、本部の警備よりをも優先事項にして調整をされている、
耐撃の百文字の戦闘データと、レディ・ミィラの科学力との結晶が生み出した、QX団が最終兵器ッッ!
『 超巨人(ギガント・マシィン) 』と対を為す、QX団もう一つ『 最ッッ終! 兵 器 』で あ る ッ ッ ! !
耐撃の百文字の戦闘データと、レディ・ミィラの科学力との結晶が生み出した、QX団が最終兵器ッッ!
『 超巨人(ギガント・マシィン) 』と対を為す、QX団もう一つ『 最ッッ終! 兵 器 』で あ る ッ ッ ! !
その理論『精神感応能力者』のサイボーグ化!!
たださえ少ない精神感応能力者の中から、千人に一人とも言うべき適合性ッ!
更には『強い能力者ほど、適合をする訳ではない』と言う技術的問題も合わせ、
『非現実的な兵器』と言わざるを得ないモノも、非現実的であるが故に『現実となれば、驚天に動地ッッ!!』
『非現実的な兵器』と言わざるを得ないモノも、非現実的であるが故に『現実となれば、驚天に動地ッッ!!』
正に!『世界に打って出る作戦ッ!!』
『超人間』が『超巨人』を動かすその時!
『超人間』が『超巨人』を動かすその時!
世界最強を誇る『KGF』とも、対等五分に戦えると踏んだのである!!
そして!
その最終兵器が今、完成をしたのである!!
もう一度言おう!!
その名もぉぉぉおおおおおおおおおおおお!!!
”超 人 間( ギ ガ ン ト ・ バ デ ィ )” オ レ グ レ イ ・ カ レ ロ フ の『 誕 ッ ッ 生 』で あ ぁぁあ る ッ ッ ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・