○アムステラ神聖帝国 ー 一人佇む事、趣きとす、その一室。
重厚な音色は、佳境を迎える。
部屋の主は、それに聴きいる。
部屋の主は、それに聴きいる。
- 『 “断罪”ベセルク・D・ドヴォルス 』
ベセルクは静かにも思いも馳せる。
それは、あの日あの時・・・。
衝撃と言うには、余りにも”革命的”な事件であった。
衝撃と言うには、余りにも”革命的”な事件であった。
ー わずか数人の手勢でありながら、軍と政治の中枢に甚大な被害を与えたその男。
ー 莫大な資金と戦力を投入し。
壮絶な戦いの末にようやくこれを追い込んだにも関わらず。
ー 単身宮中に潜入。並み居る屈強な衛兵を全て叩き伏せ。
遂にはユリウス・アムステラ宰相の命を狙い、
彼の寝所まで、押し入った『第一級の犯罪者』・・・。
“修羅王”デュファイン・バルド・スサノア
- 『 “修羅王”デュファイン・バルド・スサノア 』
一説には軍警察が駆けつけ、投獄をされるまでの僅かな時間、スサノアは、ユリウス宰相と”何やらを”語らいでいたと言われている。
そして、その男「スサノア」は、この私“断罪”ベセルク・D・ドヴォルスへと託された。
そう。特殊暗殺部隊・闇夜八行衆(アンノーセス)として。
今思い返してもこう思うよ。『手に余る』とね。
これ程までの男の”生殺与奪の権利”を持って良いモノかと。
これ程までの男の”生殺与奪の権利”を持って良いモノかと。
闇夜八行衆(アンノーセス)設立以来の長い歴史上『これ程までの大罪人』を承(うけたまわ)った事はない。
だが、それから後。『闇夜八行衆(アンノーセス)』は大きくも変化(かわ)った。
そう、それは”修羅王”によって。
誰、憚(はばか)る事無く、名実ともに『アムステラきっての闇の武闘集団』へと変貌を遂げたのだ。
誰、憚(はばか)る事無く、名実ともに『アムステラきっての闇の武闘集団』へと変貌を遂げたのだ。
もし。彼が軍人として活躍をしたのであれば。
”ガミジン”に劣らぬ功績を。
”ティカ・ハイヌウェレ”と並ぶスピード昇進を成し遂げたであろうよ。
”ティカ・ハイヌウェレ”と並ぶスピード昇進を成し遂げたであろうよ。
- 『 “黒翼の撃墜王”ガミジン 』
- 『 “ネフィリムの女王蟻”ティカ・ハイヌウェレ 』
私は常々こう考えている。
この男。“修羅王”デュファイン・バルド・スサノアを、このまま『闇夜八行衆(アンノーセス)』に眠らせていて良いモノかと。
この男。“修羅王”デュファイン・バルド・スサノアを、このまま『闇夜八行衆(アンノーセス)』に眠らせていて良いモノかと。
この男こそが『闇夜八行衆(アンノーセス)』に与えられる最後の恩赦。
その長い歴史上、誰一人として手に入れる事が出来なかった特利。
その長い歴史上、誰一人として手に入れる事が出来なかった特利。
そう『自由』を手に入れるに相応しい男ではないかとね。
その為に、私は数々の無理難題を彼に突き付けたよ。
生還不可能と言われる激地へと。阿鼻叫喚と呼ばれる泥沼へと。
生還不可能と言われる激地へと。阿鼻叫喚と呼ばれる泥沼へと。
誰もが私をこう思っただろう。
『鬼』とね。『 “断罪”の名が、罪人の血を欲するのか? 』とね。
だが、スサノアはその全てを切り抜けて来た。
そして、それも、もうすぐ終わりを告げる。
何故なら・・・。
兼ねてより計画が進められて来たと言われる『 地球侵略 』。
様々の諸説が流れるモノも、その”距離”は深刻であり、一つ間違えば『泥沼化』は避けられないのではないか?と言われているからだ。
様々の諸説が流れるモノも、その”距離”は深刻であり、一つ間違えば『泥沼化』は避けられないのではないか?と言われているからだ。
そして、この『 地 球 侵 略 』。
蠢(うごめ)くが如くの“陰謀”と。張り巡らされた”画策”によって彩られているのなら・・・。
蠢(うごめ)くが如くの“陰謀”と。張り巡らされた”画策”によって彩られているのなら・・・。
ー その地で“功”為す事。
必ずや“最後の恩赦”への『 道 』が 開 け る だ ろ う ・ ・ ・ ! !
故に私は『 “迷宮の道化師” ゲン・ドルベル 』に、こう命じた・・・!
ー “邪魔者”を消せ と。
地球侵略に置いて、闇夜八行衆(アンノーセス)第一功の妨げになる者を消し去るのだとね。
無論、同士討ちをしてはならない。また命令も無しに地球侵略をする権限も無い。
だが、その”罪”を隠蔽し、”国の為だ”と『 忠義面をする男 』が、一 人 居 る と 言 う 。
だが、その”罪”を隠蔽し、”国の為だ”と『 忠義面をする男 』が、一 人 居 る と 言 う 。
その男は、アムステラ貴族に取り入り、地球侵略で名を挙げる為、10年モノ昔より地球入りし『 サイボーグ暗殺集団 』を創り上げたと言う。
そう。
その男の名を『 ドクトル・ベイベー 』と言う。
そうだ。
その組織の名『 秘密組織・QX団 』と言う。
ー では・・・。
“ゲン・ドルベル”。
時は来た。今、この時こそ『 断罪 』が下される。
最終兵器『 ギガント 』もろとも“QX団”を『 討ち滅ぼす 』その時が!
特殊強襲暗部“闇夜八行衆”司令官、“断罪”ベセルク・D・ドヴォルスがこう命ずる!!
発する“指令”その名・・・ッッ!!
『 ギ ガ ン ト 破 壊 指 令 』・ ・ ・ ッ ッ ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
○クロガネの賛歌・第3章
ー ギ ガ ン ト 破 壊 指 令 ー 激 闘 ! サ イ ボ ー グ 編
最終話「 始 動 ・ ギ ガ ン ト 破 壊 指 令 」
- 『 “世にも奇妙な鋼鉄の赤ん坊”ドクトル・ベイベー 』
どうして・・・。
こうなって、ちまったのか?
こうなって、ちまったのか?
思い起こせば遠い昔。
あれから・・・何年。何十年。いいえ、もっとでちょうか?
あれから・・・何年。何十年。いいえ、もっとでちょうか?
どの位の時が立とうとも、昨日の事のように思い起こされる、あの日と・・あの時・・・。
そう。“星(くに)が破れた、あの日の事を・・・!!”
僕は・・。惑星(オオウ)の“ハイエナ”でちた。
“スナイプ”に着き従った愚かな”ハイエナ”・・・。
“スナイプ”に着き従った愚かな”ハイエナ”・・・。
それが過ちであった事に気付いた時。
時は、既に遅かった。
惑星(オオウ)は、最も恐ろしい『 星間大国 』、
超巨大宗教国家・『 アムステラ神聖帝国 』との”星間戦争”へと突入してしまったのでちゅ!
ー 戦 況 は 、常 に 劣 勢 ッ ッ ! !
国 力 が ・ ・ ・ ッ !
否(いいや)ッ ッ ! !
ー『 星 力 が 、 ケ タ 違 い 過 ぎ た の で ち ゅ ゥ ゥ ゥウウウ ウ ウ ウ ウ ウウーーー ッ ッ ッ ! ! ! ! 』
僕は“アムステラ”に従いながらも!
元凶の“スナイプ”を許す事など出来やしなかった!!
君(チミ)はこの有り様を見て、何も心を痛める事が無いのかと!!
そして・・!オオウを戦火で包み込む“アムステラ”を許す事など出来なかった・・ッッ!!
だからこそでちゅよ、ハァイ!
だから僕は“スナイプ”を殺し、“アムステラの尖兵”たる『 司令官・クラケット 』を 謀 殺 し た の で ち ゅ よ、バァァアブゥゥウウウウーーーッッ!!
宇宙空間に陣取りッ!
「 制裁です。
地を這う犬コロどもに、アムステラの裁きが下されますが構いませんね? 」
と言い放った司令官諸共、“宇宙の藻屑”に変えてやったのでちゅよ、ハァァアアイ!チャアン!!バァァアブゥゥウウウウーーーッッ!!
訪れるわ・・。
束の間の平和。
僕は星(くに)へと帰り・・・。
この元凶その全てを、我が王、ベン・グレーデンへと伝えまちた。
- 『 “オオウの不動明王”ベン・グレーデン 』
だが、時、既に遅し。
尖兵敗れたのであるならば、遠くない未来“第二陣”が押し寄せて来まちょう。
その元凶の一端に・・・。
“僕の責”が在り。それが取り返しの着かない”大罪”で在るのなら・・・。
僕は・・。許されるなら、最期のその時。
“オ オ ウ の 民 ” と し て 死 ん で 行 き た い と、 そ う 思 っ た 。
そうして僕がその罪拭い去る為。
この身“自害”をし。
天に召させる事“良し”としたその 瞬 間 ・ ・・ ! !
我が王、ベン・グレーデンは こ う 言 わ れ ま ち た ッ ッ ! !
“ 生 き ろ ” と 。
た だ ・ ・ 。
“ 生 き ろ ” と 。
これより先、オオウは、絶望的な戦いの中、戦火の炎にその身、焦がす事となるだろう。
お前は・・。“オオウ”を裏切り、“アムステラ”をも裏切った『 大罪人 』として生きる事となるであろう。
それは“拭い去る事の出来ない”『 永遠の鎖縛 』かも知れない。
それでも・・・。
お前は“生き続けるのだ”と。
そして・・・。
星(くに)は敗れ。
王は死に。
やがて、オオウはやせ衰えて行った・・・。
だが、僕は“生き続けた”。
僕はアムステラの支配下の中でも、生き続けるその為に、この“姿”を変えまちた。
それは、愛らちきはその姿、無垢の具現。
この世で最も 純 潔 ちゃるは 生まれた まんま の その姿を形創る・・。
この世で最も 純 潔 ちゃるは 生まれた まんま の その姿を形創る・・。
そう、貼り付いた笑顔を持つ『 鋼鉄の赤ん坊 』へと姿を変化(か)える為、脳を“移植”させたのでちゅ。
それから、僕は・・・。
資金を顧みない『巨大過ぎる兵器』の開発案ばかりを出し、世の中から爪弾きにされた男。
己が兵器を創り上げる為、貧民星にて武具を売り渡り歩く、“奇特な科学者”として生き続けました。
己が兵器を創り上げる為、貧民星にて武具を売り渡り歩く、“奇特な科学者”として生き続けました。
それで良いと思いまちた。
それが僕の『償い』だと思っていまちた。
そう。あの日までは・・・。
あの日・・・。
僕は偶然にも知ってしまった。
この世で。
この宇宙で。
最も“偉大なその男”の事を・・・。
そう、その男の名。そう、その王の名こそは・・・!!
超巨大宗教国家・アムステラ神聖帝国が宰相ゥ!!
『 ユ リ ウ ス ・ ア ム ス テ ラ 』ッ ッ ! ! !
- 『 “全てを司る宰相にして快王”ユリウス・アムステラ 』
何もかも違った。
何かもが素晴らしかった。
何かもが素晴らしかった。
そして僕は夢を見た。
生き続ける事が僕の『 鎖縛 』であるのなら・・・。
僕はこの王の為『 永遠に“束縛”をされていたい 』と夢を見た。
その為になら、かつて星(くに)を滅ぼした者達の“末裔”言えども、頭(こうべ)を垂れよう!と。
故に僕は・・・。これまで培った全てを注ぎ込み“極一部の人間”ではあるものも『 “地球”と言う名の星 』に大きく興味を持っている事を調べ上げちまた。
故に僕は・・・。これまで培った全てを注ぎ込み“極一部の人間”ではあるものも『 “地球”と言う名の星 』に大きく興味を持っている事を調べ上げちまた。
何故興味を持っているのか?
“その意図するモノは何も解らない。”
だが、無支配下のその地で“侵略の下準備”をする事にて。
何か“お役に立てるのでは無いか?”と考えたのでちゅ。
だから僕は“地位はあるモノも、名声が芳しく無い”『アムステラの貴族』。
そう。惑星・オオウでの敗戦以降、“暗愚”と揶揄されし続けた『 クラケット家 』に、己が“ 科 学 力 ”を 売 り 込 み ま ち た ・ ・ ・ ! !
そして、この『 地 球 』へとやって来まちた!
そ う し て、こ の『 Q X 団 』が“結 成 ”さ れ た の で ち ゅ ! !
- 『 “QX団総統”Queen X(クイーン・エックス) 』
事は全て順調と言えました。
地球の僻地、アフリカ大陸南部に拠点を置く事により、秘密裏にして着実に事を進める事が出来まちた。
全て順調に進むかと思っていまちた。
でちゅが“好事魔多し”。
否(いいえ)、そんな言葉で一括りするなど、出来などしない、余りにも“不運”。余りにも“苦難”。
ー 恐るべしは“断罪”ベセルク・D・ドヴォルスの『 慧 眼 』。
ー 恐るべしは“迷宮の道化師”ゲン・ドルベルの『 策 謀 』。
これには、文字通りに『“舌”を巻きまちた』。
そう。僕は・・『 こうするしか無かった。 』
10年モノの月日を懸け、“あのお方の為”に創り上げた、『 全 て を 投 げ 打 つ し か 無 か っ た 』。
悔やまれる事一つ。余りにも致命的だったのは『 コルレオーネの造反 』。
“秘密裏にて行動をする”と言う『 クラケット家への盟約 』は脆くも破られてちまったのでちゅ。
厳格な統制体制の中、何故、コルレオーネの造反を許してしまったのか?
恐らくは こ れ も ・・・ !!
恐らくは こ れ も ・・・ !!
『 ゲ ン ・ ド ル ベ ル の “ 画 策 ” 』ッ ッ ! ! !
「それは買い被りと言うモノでございますよ。」
「QX団員で在らせられた『 コルレオーネ殿 』は、“機”を逸脱しなかったと言うお話ではありませんか?」
「QX団員で在らせられた『 コルレオーネ殿 』は、“機”を逸脱しなかったと言うお話ではありませんか?」
「私が行った事は、あくまで“発端”。“キッカケ”以外、何物でもございません。」
「事の“起因”を重大なモノにしてしまったは、コルレオーネ殿の“才覚”であり。」
「そして貴殿等『QX団』の“失策”と言えるモノでは無いでしょうか・・・?」
「そして貴殿等『QX団』の“失策”と言えるモノでは無いでしょうか・・・?」
「そして評価をすべきは“闘売女(ズレアバーシャ)”殿。」
「彼女には『感謝の念』にて賛美を致しましょう。」
「彼女には『感謝の念』にて賛美を致しましょう。」
「今回の件に置いても、“兵器人間(デスロイド)”殿の動きに呼応をし、良くと働いて頂きました。」
「もうじき・・・。
“彼女の願い”は叶えられる事でしょう。」
- 『 “迷宮の道化師”ゲン・ドルベル 』
この件。この案。
全ての成り行きは『惑星オオウ』から始まりました。
全ての成り行きは『惑星オオウ』から始まりました。
それは『数年前』。
『“宇宙・人喰い熊”レッドヘルム』の討伐と言う名の・・・。
『 虚 影 棺 ( ブ ロ ッ ケ ン ) 』、出 力 調 整 の 一 環 。
- 『 “宇宙・人喰い熊”レッドヘルム 』
- 『 “八行衆専用操兵”虚影棺(ブロッケン) 』
八行衆に与えられる共通の機体。
『虚影棺(ブロッケン)』の調整となれば、生半な事では用を為しません。
『虚影棺(ブロッケン)』の調整となれば、生半な事では用を為しません。
故に増え過ぎた宇宙怪獣。
惑星オオウに蔓延(はびこ)る『レッドヘルム』の討伐は、格好のテストとなりました。
惑星オオウに蔓延(はびこ)る『レッドヘルム』の討伐は、格好のテストとなりました。
事は迅速にして順調。
調整は程なしくして終え。
調整は程なしくして終え。
再テストも視野に入れ、主生息地である『フタゴマウンテン』には手を加えず。
オオウを去ろうとしていたその時でございます。
オオウを去ろうとしていたその時でございます。
八行衆が司令官・・。
“断罪”ベセルク・D・ドヴォルス司令は、ある『 痕跡 』を見つけ出したのです。
“断罪”ベセルク・D・ドヴォルス司令は、ある『 痕跡 』を見つけ出したのです。
そう。それは、かつて“惑星オオウ”を裏切り、“アムステラ神聖帝国”をも裏切った『 オオウ随一の“科学者” 』の 痕 跡 にてございます。
後になって解った事ではございますが、その科学者、事・・・。
“ドクトル・ベイベー”殿が『 あのような姿 』へと、変貌を遂げる為には『 相応の設備 』が必要だったのでしょう。
“ドクトル・ベイベー”殿が『 あのような姿 』へと、変貌を遂げる為には『 相応の設備 』が必要だったのでしょう。
またその設備は、歴史が示す『姫君の逃避行』。『 サニー・グレーデンの逃亡 』の為にも、必要不可欠のモノであったのでしょう。
- 『 “麗しき叡智”レディ・ミィラ(その正体は“サニー・グレーデン”) 』
その設備は長年の時を経ようとも風化する事無く、地下に隠遁をされておりました。
歴史の謎。姫君の逃亡先にも興味はありましたが・・・。
やはり、許されざるは『 その科学者 』ございます。
やはり、許されざるは『 その科学者 』ございます。
あれから数百年の年月を得たと言えど、寿命の長い種族が故に。
またこの時点で、痕跡から推測をされる『 “元の体”を捨て去った 可 能 性 』も否定できませんでした。
またこの時点で、痕跡から推測をされる『 “元の体”を捨て去った 可 能 性 』も否定できませんでした。
と、するならば、今も尚、生きているのではないのだろうか?
そうして調べ上げていった結果・・・。
彼、ドクトル・ベイベー殿は、アムステラ貴族“クラケット家”を頼った事が明らかとなったのです。
しかし・・・。
名声、芳しくは無いと言えど、長年続いた、その“高名の血脈”。
仮にもクラケット家は、1貴族でございます。
彼等が違法行為をしており・・・。
その決定的な証拠があるのならまだしも。
我等の様な“暗部の介入”に対し、そうそうと首を縦に振るモノではありません。
また、ドクトル・ベイベー殿に致しましても、この時、在するは『外宇宙の1惑星“地球”』でございます。
痕跡の在り用も無く、これにて追跡は頓挫をするモノだとばかり思っていました。
しかし、其処に『 助け舟 』。
提案はクラケット家の方から行われました。
ー “断罪”の名を持つ貴公の介入はご免こうむりたいが、そこの男には興味がある。
自らの知略を品として商売をしてきたと言う『 フリーの傭兵 』。
しばらく名を聞かないと思っていたら、“八行衆”に在籍していたとはな。
ー 興味があるのは、もちろんその“知略”だよ。
このクラケット家に置いて“優秀な男”が居るのだが、何分一族の汚名は根深くてな。
如何に腕を上げようとも、大きく取り沙汰される事無く、本人は大いに腐っている。
この才が埋もれてしまうのは、アムステラに置いて大きな損害。
どうだろうか? 此処は一つ・・・。
“ゲ ン ”を “ク ラ ケ ッ ト 家 ” に 、 貸 し て は 貰 え な い だ ろ う か ?
- とね。
その“優秀な男”の事は知っておりました。
通称“ピピアン・ボーイ”。その名、『ピピアン・クラケット』。
- 『 “ピピアン・ボーイ”ピピアン・クラケット 』
確かに“非凡な男”ではありますが、
慢心をする性格と、過信をするその性質は、“非凡な才能”を食い潰し余りあるモノと『評価』しておりました。
慢心をする性格と、過信をするその性質は、“非凡な才能”を食い潰し余りあるモノと『評価』しておりました。
しかしながら、せっかくの助け舟。
むざむざと捨て置く事もございません。
特定の者に肩入れすると言う事は、問題の一つなり二つなりともあるモノも、我等が追跡をする男。
“大罪人”たるドクトル・ベイベー殿は『 アムステラ神聖帝国を裏切った 』事柄で、多くの軍人を“宇宙の藻屑”と変えた男でございます。
“大罪人”たるドクトル・ベイベー殿は『 アムステラ神聖帝国を裏切った 』事柄で、多くの軍人を“宇宙の藻屑”と変えた男でございます。
そして私に乞われた、向かうべきその戦場。
その戦場もまた、疲弊が繰り返され、一刻も早い決着が望まれておりました。
その戦場もまた、疲弊が繰り返され、一刻も早い決着が望まれておりました。
故に、この助け舟。
この私『“迷宮の道化師”ゲン・ドルベル』は、
“断罪”ベセルク・D・ドヴォルス司令の名に置いて『 戦 地 』へと向かうる事となったのです。
“断罪”ベセルク・D・ドヴォルス司令の名に置いて『 戦 地 』へと向かうる事となったのです。
そして、この後・・・。
闇夜八行衆(アンノーセス)はピピアン家の助力を得まして、
“大罪人”ドクトル・ベイベー殿の“所在”を突き止める事となるです。
それは後ほど、詳しくにと思いますが・・・。
いやいや。あの時、授けた知略の数々。
久方振りでございましたよ。
それは“血が沸き”、それは“肉が踊りました。”
それは“血が沸き”、それは“肉が踊りました。”
また人員も良かった。
“ピピアン・ボーイ”こと『ピピアン・クラケット』殿は元より・・・。
ポイント稼ぎに、とても精が出ておりましたね。
“毒針”アクート殿・・・。
- 『 “毒針”アクート 』
烏合の衆ばかりと思ってみれば、思いの外人員に恵まれたのが、造反星・ブルーツポンチの運の尽き。
さて、そのお話は伯父上殿にお任せを致しましょうか。
ピピアン殿の伯父上様・・・。
ー 『 ボ ギ ヂ オ ・ ク ラ ケ ッ ト 』 殿 ・ ・ ・ ! !
「屈辱だったよ。」
「嗚呼それは、屈辱の毎日だったよ。」
「嗚呼それは、屈辱の毎日だったよ。」
「勝っては『相手が良かった』と言われ、
負けては『所詮愚鈍な血筋の男』と陰口を叩かれるその日々、その毎日。」
負けては『所詮愚鈍な血筋の男』と陰口を叩かれるその日々、その毎日。」
「私がある者に問うたとしよう。
それをだね。
その者は、いつも“面白くなさそうな顔”をして答えるのだよ。」
その者は、いつも“面白くなさそうな顔”をして答えるのだよ。」
「私が『愚鈍な血筋を持つ、暗愚な男である』とでも言いたげな、見下した態度を取るのだよ。」
「口では、さも親しげに受け答えるが・・・。
その答える前の“間”は何だ?
嫌だなって“顔”は何だ?
それを“悪びれない”のはどういう事だ??」
「舐めているのだよ・・!
“私の血”を、“私の経歴”をな・・・ッ!!」
「だが、悲しきかな・・・。
それは全て『真実』であり。
何一つ言い返す事も、叱り付ける事一つすらも出来ない“弱さ”が私にはある・・・。」
「生真面目とは損なモノでな。」
「ウソを突っぱねても、自分を守ろうとする事すら出来んのだよ。」
「お前には解るか?
煮えたぎるようなドス黒いモノが滲み噴き出していると言うのに。
煮えたぎるようなドス黒いモノが滲み噴き出していると言うのに。
『 やっちゃいけない! 』『 我慢しなきゃいけない!! 』『 家名に泥を上塗りするような真似だけは、避けなきゃあいけない! 』と!!
心中跋扈(しんちゅうばっこ)し、抑えても、抑えても、抑えきろうとしても、『 “ドス黒い衝動欲求” 』が、尚強くなるのを感じる様をだぁー!!! 」
ー 嗚呼、人生、何を楽しみとすれば良いッ!
ー 何時の間にかに、40を過ぎたッ!
ー それまで私は何をしてきたのだッ?
ー 我慢するんだ、我慢するんだと、誰とも打ち解けず、必死こいて軍務に努めて来た結果『何が残ったッ?』
「拭う事の出来ない『暗愚』の汚名とッ!
何一つ言い返す事が出来ない『愚鈍な自分』だけじゃないかァーッ!!」
ー 嗚呼、人生何一つ良い事が無かった!!
ー 嗚呼、人生何一つ良い事が無かったじゃないかァー!!
「だが・・。
“転機”って訪れるモノなのでねぇ・・!」
「シュ・・ッ!
シュポポウ・・・ッッ!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
「あれは・・・ッ!
“快感”以外何物でも無かったよ・・・!!」
「“知恵ある者”とは、こうも 違 う モ ノ か ! ! 」
「君には良い思いをさせて貰ったよぉ~! “迷宮の道化師”『ゲン・ドルベル』ゥウウ~~~ン!! 」
「シュポォウ~~ッ♪
この私『ボギヂオ・クラケット』の名に置いて、礼を言わせて貰いますよぉ~おお。
ハァ~シュポシュポ! シュッポッポッポォポォォオオオオオオオ オ オ オ オ オ オ オ ! ! ! ! ! ( 笑 い 声 ) 」
- 『 “レッド・スーツ・ボギー”ボギヂオ・クラケット 』
嗚呼、失ッ敬ィ、失ッ敬ィィ~~。
ちょっと興奮してしまったようだねぇええ・・・。
ガッツくっと言うのは貴族らしからぬ行動でしたね、ゴホンのコホコホですよぉ。
ちょっと興奮してしまったようだねぇええ・・・。
ガッツくっと言うのは貴族らしからぬ行動でしたね、ゴホンのコホコホですよぉ。
だけどねぇ・・・、抑える事なんて出来やしなくってさぁ。
ずっとずっと我慢していたんですよぅ。もうねぇ、悔しくって、口惜しくてですねぇぇええええ・・・。
だから今『 弾けちゃった。テヘ♪ 』とでも言いましょう・・・かァァァアア!!
シ ュ ッ ! シ ュ ポ ポ ポ ゥ ッ ! !
まぁー、お話しましょうか・・・!!
あれは素晴らしいぃ。
とても素晴らしい戦争でしたよぉぉ。
とても素晴らしい戦争でしたよぉぉ。
それは『造反星・ブルーツポンチ』との戦争にてぇぇ・・・。
ー 繰り返すは疲弊。
その責は全部、私でしたァ。
ー「何人の兵士が犠牲になっていると思っているんだ、腹切れやボギヂオ」とでも言いたげな、皆の視線。
痛ッ!痛ッ!あ痛ァーッッ!?な毎日が続く中にですよ!
やって来ましたわ、我が甥『ピピアン・クラケット』ッ!!
そしてッ!そしてッ! そっしてぇぇええ、ですねぇぇえええええええ!!!!
“ 迷 宮 の 道 化 師 ” 『 ゲ ン ・ ド ル ベ ル 』ゥ 、 じ ゃ あ り ま せ ん か ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ ! ! !
ー 聞くや否やと、もぉー信じられない位に、ハッピーなお話ッ!!
今後の指揮を取ってくれるばかりじゃなく“手柄”はこの私にッ!
“ ボ ギ ヂ オ ・ ク ラ ケ ッ ト ” に と 言 う じ ゃ あ、 あ ー り ま せ ん か ぁ ー ! ! w w w w
ー 気分は『ハァーシュポシュポ!』ですよ!
『造反星・ブルーツポンチ』相手に、連戦連勝ォー!!
“ゲン・ドルベル”の指揮の元、“私”が号令を出して、
“ピピアン”と“アクート”が、バッタバッタと『 ブルーツポンチ兵 』を な ぎ 倒 し て 行 く 様 を ・ ・ ・ ッ ッ ! ! !
や ん や や ん や と “褒 め 称 え る ” ん で す よ ぉ 、
“皆 ” が “ 皆 ” 一 杯 一 杯 ぃ ぃ い い い い い いい い い い い い い いい いい い い い い ! ! ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
・
「ハァ~アァァ~~~~ン♪
アンアンアーンの、シュッポッポッポッポッポォ~~~~ゥ♪♪♪」
「ブルーツポンチで勝った功績で、私は“大佐”ですよ、“大佐”!!」
「何だか知らないけど『 大佐と言ったら、赤い服が似合うよーな気がしたから 』、制 服 も 新 調 ゥ ッ ! !」
「調子ブッコ居て、その制服のまんま凱旋したらさぁー。」
ー “ レ ッ ド ・ ス ー ツ ・ ボ ギ ー ” ッ ッ ッ ! ! !
なーんて、言われちゃってさぁーwwwww
ー 40超えて、ようやく“人生謳歌”してるってカンジですよぉ、シュポポゥ!
あーそうそう。この件でね。色々お家の方で、“何か”あったみたいでしてねぇぇ・・・。
へぇ・・・。
そうだったんだ。
へぇ・・・へへぇ・・・・ッ!!
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
“何か”・・と言われても漠然としちゃいますかぁ?
“予(か)ねて”より。いや、私は一切知らなかったのですがね。
でもお家の方じゃ“予(か)ねて”よりだったらしいんですよぅ~。
それが“何か”です。
そして“何か”とは、『 “世にも奇妙な鋼鉄の赤ん坊”ドクトル・ベイベー 』ェンの事だったりするんですよねぇぇ・・・。
ー 『 マル秘マル得情報 』を持ってきた“ドクドル・ベイベー”ェン。
信頼の証しとして渡された数点の『 カスタマイズ羅甲の設計図 』。
ー そーいえば・・・と、思い返してみれば。
“ピピアン”にしても、“アクート”にしても少し変った『 羅甲 』に乗っておりました。
“高速キック”が可能な『羅甲』と、“体内に刃(やいば)が内蔵された”『羅甲』でしたねぇ。
成程。あれは『 ドクトル・ベイベー 』が“ 設 計 ”し た モ ノ だ っ た の で す か ぁ 。
更にはと思い返せば、10数年前から『 クラケット家 』に良い事が続いてた気がします。
ピピアン程の優秀な男が、好き好んで軍人を志すなんて、私が『 少年(ボーイ) 』だった頃には考えらなかった事ですよ。
ピピアン程の優秀な男が、好き好んで軍人を志すなんて、私が『 少年(ボーイ) 』だった頃には考えらなかった事ですよ。
軍人とクラケット家は言わば『 鬼門 』。かといって代々軍人を輩出してきた『 面子 』もある。
其処で私のような『 男 』が・・・・。あー、それはもう良い。
だって今の私のは『 “レッド・スーツ・ボギー” 』だからねぇー!!
ー ま、言わば、ドクトル・ベイベーはクラケット家にとって『 金の卵を産む、ニワトリ 』って事。
更にも『 金の卵 』を産ませる為に、“地球”と言う名の星に送り込んだのが『 クラケット家 』。
その行方を追ってるのが『 断罪 』の名を持つ『 ベセルク・D・ドヴォルス 』。
ー 何故、追ってんのかぁァん?って事聞きましたよ。
“ドクトル・ベイベー”が、“クラケット家”の引っ被った『 汚名 』のそもそもの元凶であり、
何人もの軍人を殺しちゃった『 大 罪 人 』だ っ た っ て 事 も ね 。
ー でもねぇ・・・。
それって、もう“数百年”も昔の事でしょ?
それにさ。そもそも『 マヌケな先祖様 』に対し『恨み』こそすれ、『 仇を討とう 』だなんて、コレっぽっちも考えてないんですよねぇ。
ー 死んじゃった軍人だってさ。
『 軍人って死ぬ事も、任務の一環じゃあないですかぁ。 』
そでしょ?そでしょ? それで『 お国を守れる訳 』でしょ??
そんでもって、今は、こうして、『 アムステラに“戦功” 』上げてる訳だしさ。
引き渡そうとも、『 遠い遠い星( = 地 球 ) 』に居る訳だしさ。
それはそれとしてで、良いんじゃないですかぁ~??
もちろん、“ ゲン・ドルベル ”の事は有難く思いますよ。
だから『 相応の事 』。 『 相応のお付き合い 』はさせて頂きますしね。
だからさ・・ぁ。
悪いようには致しませんよ・・ぉ。
ドクトル・ベイベーは引き渡すのは無しでと行きませんか? ベッセルクさぁーん??
あくまで『 独自の捜査 』でしょ・・・?
今回の勝利、最ッ高でしたし、貴方達には感謝。
そしてこれからは『 良い思い 』させてあげますしぃぃ・・・。
この『 件 』は、どーか・・。
終 わ り に し ま せ ん か ァ ?
ね ぇ ー 、 ベ セ ル ク さ ぁ ~ ~ ~ ~ ん ? ? ? ?
「こう来る事は解っておりました。」
「ですが・・・。」
「問題は重きと置く、その訳は、“ベイベー殿の罪”よりも、“ベイベー殿の過去”にございます。」
一つに。
一度、“オオウ”を裏切ったにも関わらず、
彼の迎い入れ先である“アムステラ神聖帝国”をも裏切り・・・。
そして一度裏切ったオオウへと舞い戻ってまで、アムステラ相手に最後まで戦った程、
オオウへの“愛”が強く、帝国(アムステラ)への“憎悪”は深かったと言う『 こ の 歴 史 的 な “ そ の 事 実 ” 』 。
二つに。
数百年の沈黙を破り、今、これ程までの行動を行っているのは『不気味』以外何者でもなく。
また数百年、貧民街を移り住んでいた事から『 “権力者”に対し、“強い嫌悪感”を持っている可能性が高いと“推測”をされる事 』。
そして、三つ。
歴史の謎。『姫君の逃避行』。『 サニー・グレーデンの逃亡 』。
調べて行く内に、どうにも逃げ延びたその先。
その星。その惑星は『 外宇宙“太陽系第三惑星” 地 球 』である可能性が“非常に高い事”が 判 明 さ れ ま し た。
これら3点。とても『 見過ごす事が出来ない 』状況であったのです。
「そして。」
「此処まで来れば、後は簡単。」
ー 何故なら、“クラケット家”は一度でもその味を知ってしまったのです。
『 諸手を挙げて“凱旋”をし、“称賛”で持って迎えられると言う “ 勝 利 の 美 酒 ” を で ご さ い ま す 。 』
ー 例え“ドクトル・ベイベー”殿と、顔合わせする事が出来ずとも、“策”の一つや二つ。
いいや三つ。いやいや、そんな数え方では、日が暮れてしまうお話でございます。幾らでも“織り込む事”が出来たのです。
そう、“クラケット家”が『 頭頂から爪先にまで 』と 酔 い 痴 れ た 、
“ 勝 利 の 美 酒 ” を チ ラ つ か せ る 事 に よ っ て ・ ・ ・ ! !
ー そして“数々の策”により、“ドクトル・ベイベー”殿を追い詰められていったのです。
中でも・・・。
決定的だったのは、アムステラより送り込まれた5人目の増員。
“ 闘 売 女 ( バ ト ル ・ ビ ッ チ ) ” ズ レ ア バ ー シ ャ 殿 で、 ご ざ い ま し た 。
彼女には『願い』があり・・・。
その『願い』の為になら、どんな事をもやってのけました。
それは『 愛する“毒針” 』に、見染められるその為にてございます・・・。
で は 続 き を 、 闘 売 女 ( ズ レ ア バ ー シ ャ ) 殿 。
突然の出来事だった。
こんな事になるだなんて、夢にも思って無かった。
こんな事になるだなんて、夢にも思って無かった。
誕生日パーティ。10歳の思い出。お父さんとお母さんが「おめでとう」と祝ってくれたそんな中。
『 下衆ども 』が土足で侵入して、ケタタマシイ音が鳴り響きました。
ダーン! ダーン!! ダーン!!! ダーン!!!!
銃声です。何度も。何度も。何度も。何度も。
私のお父さんとお母さんは、バケツ一杯に注ぎ込んだケチャップをブチまけられたかのように、真っ赤になり。
そして。二度と動かなくなりました。
下衆どもは、ドタドタとガサゴソしながら家を散らかしていきます。
「金目のモノだァー!」
「金目のモノは全部盗んでいくんだァァー!!」
泣いたら良いのか?喚(わめ)いたら良いのか?
どうする事も出来ない中、たった一つだけ理解をした事がありました。
ー もう。
何時ものような毎日が訪れる事は無いのだな。と。
下衆の一人が、掴みかかってきました。
そして平手打ちしてきました。何度もです。何度もです。何度もです。何度もです。
体温が、恐怖と絶望と、殴打撲でわめくちゃになった時。
その下衆の一人が、汚らしい叫び声を挙げたのです。
「ロッ!ロロロロリッ子が萌え萌えきゅぅぅぅううううううんん!!!
オぉぉぉおおおおおおオオオデの、アッッッッッツゥイのぉぉぉおおおおおおオオオオ!!!!
受け止めてくれ、ドバドバズッッッッキュゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンンンン!!!!! 」
剥ぎ取られて、身動き一つ出来なくされて、とてもとても気持ちが悪い感触が這いずりまわるその中に・・・。
あ の 男 が !
“ 銃 声 ” と 共 に 乱 入 し て き た の で す ! !
ダ キ ュ ダ キ ュ ダキ ュ ダ キ ュゥゥゥウウウウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウウ ン ン ン ン ! ! ! ! !
ッ
ッ
!
「 ヒ ィ ッ ハ ッ ー ハ ッ ハ ッ ハ ッ ー ー ー ! ! !
た ま ん ね ぇ な ァ !
こ ん な 『 引 き 金 の 軽 い 拳 銃 』 使 っ た 事 無 ぇ ぜ ッ ッ ! ! ! 」
「 と り あ え ず テ メ ェ 等 コ ロ し て や る よ 、 イ ャ ッ ハ ー ー ーー ー ー ー ! ! ! 」
私の目の前が“真っ赤”に染まりました。
そしてその男は、動けなくなった下衆どもに対し、更にもと“銃弾”を浴びせるのです。
「 良ぃ~い仕事引き受けたモンだぜ、なう! 」
ダ キ ュ ダ キュ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ン ! ! !
「『どチビ山猿(ベイベー)』の“新作拳銃”のモニターだなンてよぉおおおお!! 」
ダ キ ュ ダ キュ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ン ! ! !
「 『 殺 っ ち ゃ う よ ~ ! 』 」
ダ キ ュ ダ キュ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ン ! ! !
「 『 殺 っ ち ゃ う よ ~ ~ ~ ~ ! ! ! 』 」
ダ キ ュ ダ キュ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ン ! ! !
「 金 せ し め て 、 出 世 の 足 が か り に し て や ン 為 に ッ ッ ッ ! ! ! 」
ッ
ッ
!
ヒ ” ィ ” ィ ” イ ” イ ” イ ” イ ”イ ”
ハ”ッ” ッ”ハ” ッ” ハ” ハ” ッ” ハ” ッ”
ハ ” ッ ” ハ ” ハ ” ハ”ァ”ッ”ハ”ッ” ハ ” ハ ” ァ ” ァ ” ア ”
ハ ” ァ ” ァ ” ァ”ア”ア”ァ” ァ ”ァ ” ア ” ァ ” ァ ” ッ ッ ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
・
男が全ての銃弾を、撃ち尽くしたその時。
静寂の中・・・。
荒がる息した、その男の・・・。
“貌(かお)”が今、月明かりに照らされて・・・・!!
「残念だったなぁ。
女になれるチャンスだったってぇのによぉぉおおお・・・。」
そう言うと、男はジロジロと私を眺めました。
あんなトコロや。
こんなトコロ。
そんなトコロまで・・・。
そ し て 男 は 、『 こ う 言 い 放 ち ま し た 』。
「 『 来 な ッ 。
俺 が “ 女 ” に し て や る ぜ ッ ・ ・ ・ 。 』 」
そ う し て 私 は ・ ・ 。
そ の 夜 。 と て も 『 熱 い 夜 』 を 過 ご し た の で す 。
熱 く っ て 。
熱 く っ て 。
熱 く っ て 。
熱 く っ て 。
『 と て も 幸 せ な “ そ の 夜 ” 』 を ・ ・ ・ ・ 。
・
・
・
・
・
・
・
・
次の朝・・。
目を覚ますと・・・。
そ の 男 の 姿 は『 何 処 に も 無 か っ た の で す 。 』
泣いた。わんわん泣いた。
こんなにも!こんなにも、体が熱いのに、どぉおおおして、あの男は何処にも居ないの?と。
ッ
ッ
!
だ か ら ア タ シ は ッ !
あ の 時 、 心 に 決 め た ん だ ッ ! !
も う 一 度 、 あ の 男 に “ 会 っ て や る ん だ ”っ て ッ ッ ! ! !
両 親 を 失 い ッ !
一 人 、 貧 民 街 の “ 地 獄 の 中 ” で ッ !
生 き 続 け る 事 に な っ た “ こ の ア タ シ ” の ぉ ぉ お お お お ッ ッ ! !
唯 一 無 二 の “ 願 い ” に な っ た の さ ッ ッ ッ ! ! !
ッ
ッ
!
ア タ シ の 名 は 『 ズ レ ア バ ー シ ャ 』 ッ ! !
“ 毒 針 ” を こ よ な く 、 “ 愛 す る 女 ” っ て 訳 ェ ~ ッ ! !
- 『 “闘売女(バトルビッチ)”ズレアバーシャ 』
もうちょっと過去話(かこバナ)@ロリッ娘☆編が続くんだけどさ。
ん~、思い返すならぁー。必死だったってカンジィ?
大泣きした分スッキリしたし、『 愚問だな?愛以上に人を強くするモノがあるモノか! 』・・みたいなぁ~?
大泣きした分スッキリしたし、『 愚問だな?愛以上に人を強くするモノがあるモノか! 』・・みたいなぁ~?
そりゃあ“地獄”だったと言うか“辛い日々”だった訳だけどぉー。
○ 『 どんなカンジか言うと、こんなカンジですた☆ 』
- とあるロリッ娘の日常。
今日も夜な夜なの『 イケナイお仕事 』♪
そしたら、キモ男達が徒党を組んで『 ノーマネー・野外ファック 』を申し込んできちゃったゾ☆
そしたら、キモ男達が徒党を組んで『 ノーマネー・野外ファック 』を申し込んできちゃったゾ☆
「ロリッ娘だぁぁああああ!ロリッ娘が居たぞぉぉおおおお!!」
キモ男1のキモ声に呼応するかのよぉーに。
「確保しっろォーゥ!!」
「捕まえて『 やめて!お兄ちゃん!! 』と叫ばせた挙句、
『 お兄ちゃんが本当のお兄ちゃんで嬉しいよ、でも半分悲しいよ・・・。 』ってセリフを言わせてやるんだフゥォォォ オ オ オ オ オ オ ! ! 」
「 馬鹿野郎ゥ! このオカチメンコがァーッ!!
『 お兄様 』と呼ばれるのは譲れんなぁぁあああ! 百歩譲っても『 兄くん 』だろーGAッ!!
“站椿(たんとう)”からやり直して、
こんな事やっても『 “萌え”なんて語れねぇーだろうけど 』、取りあえず“上段正拳突き”してこいや、チェリァァアアア ア ア ア ア ! ! ! 」
キモ男2、3、4で出て来ちゃった☆
狂った世の中に、モノ申す。
“ズレアバーシャ”ちゃんの反撃だぁー!!
“ズレアバーシャ”ちゃんの反撃だぁー!!
「ちょっとぉー・・・・。
『 払うモノ 』払ってくんないと 困 る ん で す け ど ぉ ~ ~ ~ ~~ ? ? ? 」
払うモン払うなら『 起きろー、お兄ちゃんー☆ 電気アンマしちゃうぞー♪ 』のプレイから、
その実、履いてなくて『 キャー!? 見ちゃダメー!!? 』ってコンボまで繋げてやるっての、同情するなら金をくれ ア ダ ァ ー ッ チ ! ! 」
やったー!
“ズレアバーシャ”ちゃんカッコ良いー!!
でもそこはキモ男達だゾ☆
「“体”だぁぁあああああ あ あ ー ! ! !
“体”で払ってやるよぉぉぉおおおお お お お ! ! ! ! ! 」
「“終身雇用”をしてやんぜ、LOLIYYYYY Y Y Y YYY Y Y Y Y Y Y Y ! ! ! ! ! ! 」
キモーイ♪ ウザーイ♪♪
もういいや。殺っちゃお☆殺っちゃお☆☆
ズ レ ア バ ー シ ャ ち ゃ ん G O ゥ ! ! !
「 『 終身雇用の甘い罠 』『 月給幾らだ、ソイツを明かせぇー! 』
『 絶 縁 状 』は、 “ コ イ ツ ” で く れ て や る っ て カ ン ジ ィ ィ イ イ イイ イ イ ー ! ! ! 」
ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド
ジャキィーン!!
と、取り出したりますは“貧民星の奇特な科学者”『 ドクトル・ベイベー 』作成のォッ!
『 アムステラ製・改造拳銃“ 速 駆 手 候 ( ハヤ ク テ ソウロウ ) ”
@イメージガールこと、ズレアバーシャちゃん特別仕様だ “ アップ・グレード・バァァア ア ア ジ ョ ン ” ッ ッ ! ! 』
ッ
ッ
!
ダ ” キ ” ュ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ン ” ! ! !
「 『 “ 目 ” だ ぁ ぁ あ あ あ あ っ て 、 カ ンジィ ィ イ イ イイイ イ イ イ イ ! ! ! ! 』 」
ッ
ッ
!
ダ ” キ ” ュ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ン ” ! ! !
「 『 “ 耳 ” だ ぁ ぁ あ あ あ あ っ て 、 み たい な ぁ ぁ ぁ あああ あ あ あ あ ! ! ! ! 』 」
ッ
ッ
!
ダ ” キ ” ュ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ン ” ! ! !
「 『 “ 鼻 ” だ ぁ ぁ あ あ あ あ っ て 、 く れ ば あ ぁ ぁ ぁ あああ あ あ あ あ ! ! ! ! 』 」
ッ
ッ
ッ
!
!
「 『 ヒ ャ ッ ハ ー ッ ! ! !
“ キ ミ ” な ァ ん て “ ビ ッ チ ビ ッ チ に ” し て や ん よ ぉ ぉ お お 、
っ っ っ て 、 “ カ ァ ァ ァ ン ジ ” ィィ イ イ ” イ ” イ ” ~ ~ ~~ ~ ン ン ” ン ” ! ! ! 』 」
ダ ” キ ” ュ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ン ” ! ! !
ダ ” キ ” ュ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ン ” ! ! !
ダ ” キ ” ュ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ン ” ! ! !
ダ ” キ ” ュ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ン ” ! ! !
ダ ” キ ” ュ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ン ” ! ! !
ダ ” キ ” ュ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ウ ”” ウ ” ウ ” ウ ” ン ” ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
え?この「ふざけた世界にようこそ」過ぎるって??
そりゃあ「ゴメンナサイ。ワタシ、汚れちゃったの・・・」とでも言えば、カワイイモンなのかも知んないけどぉー。
こんぐらい、タフじゃないと生きてけないみたいなぁー。
運も良かったしね。
彼(あの男)を探そうと、彼が言ってた『どチビ山猿(ベイベー)』と早くに出会えたのが良かった。
ベイベーはアタシにこう言ったよ。
「“新作拳銃”のモニターをした男でちゅか?
ほぉ・・・う。ハァイ。そんな事があったのでちゅかバブゥ。」
「残念ながら“毒針”『アクート』は、もうこの星におりまちぇぬ。」
「彼が求めるモノは『 出世 』。それはこんな『 辺鄙な星 』に居ては適わない話だからでちゅ。」
「彼が求めるモノは『 出世 』。それはこんな『 辺鄙な星 』に居ては適わない話だからでちゅ。」
「彼を探そうと言うのなら、君(チミ)もまた旅立たねばならないでちょう。」
旅立つ・・・と言われても。
悪の神官を討伐するってのに、実の息子へ53Gしか渡さない親すらも居ないこのアタシ。
悪の神官を討伐するってのに、実の息子へ53Gしか渡さない親すらも居ないこのアタシ。
そうそうと旅立てる訳ないしぃ~。
「もし・・・。
君(チミ)が“どんな事をしてでも”、それを『 成し遂げたい 』と言うのなら。」
「僕がその“お手伝い”をしても構いまちぇんがァ~・・・。
どう致ちまちゅか?ハァイ??
聞いてみる気はありまちぇんか?バブゥー?? 」
その言葉にアタシは、ピンと来た・・・みたいな?
鋼鉄の赤ん坊の姿をしているとは言え、『 スッポンポン 』。
やりたい事は一つしかないってカンジィ?
答えは一つと、まず『 履いてない 』状態なろうと、履物をずり下ろそうとしたその時、ベイベーはこう言う。
「アブアブアブ・・・。
君(チミ)と“ニャンニャン”をしたい言ってる訳ではありまちぇぬよ、バブゥ~。」
ガビィーン!!?
違っちった!?
続け様、ベイベーは“股間のソレ”を隠すポーズを取りながら、こう言い放つ。
「拳銃宣伝娘(シークレットペニス)でございまちゅ。」
拳銃宣伝娘(シークレットペニス)とな!!?
ベイベーは続ける。
「僕は今、とある権力者(=クラケット家)と顔合わせをしたいが為に『 多額の金銭 』を必要としていまちゅ。」
「その為に創り出したのが、この『 アムステラ製・改造拳銃“ 速 駆 手 候 ( ハヤ ク テ ソウロウ ) ” 』でございまちゅ。」
「その為に創り出したのが、この『 アムステラ製・改造拳銃“ 速 駆 手 候 ( ハヤ ク テ ソウロウ ) ” 』でございまちゅ。」
「この拳銃の有用さをアピールする為、君(チミ)に『 拳銃宣伝娘(イメージガール) 』になってもらいたいと思っていまちゅ。」
「両親を失い、夜な夜な『 イケナイお仕事 』をする君(チミ)。そんな君(チミ)を守るのは『 一つの改造拳銃 』であったと売り込みたいのでちゅよ。」
「キャッチコピーは『 大の大人に、女子供が勝ち得る“銃” 』でちゅよ、ハァイ!
それは、この上無い・・・!この上無い位に『 宣伝(コマーシャル) 』となるでちょう!!」
「もちろん・・・。
君(イメージガール)の身を守る為に、僕も陰ながらお手伝いをさせて頂きまちゅ。
商品とは違う“特別製の拳銃”をお渡し致しまちゅし、その体にも少々『 生体改造 』を施ちまちょう。」
生体改造?
やっぱりやりたい事は一つだった訳でぇ~。
取りあえず上に纏っているモノを、脱ごうとしたら、ベイベーはこう言った。
「君(チミ)の乳首を“ビンビン丸”にすると言う話ではありまちぇぬ。」
「ちょちて、“四つんばい”になる必要もありまちぇん。」
「 施す事ッ!
ちょれは“身体能力の向上”でございまちゅうぅぅううーーー!!!
此処の設備では満足な事は出来まちぇぬが、それでも十二分に『 闘える身体 』となるでちょう!! 」
ベイベーは左手で“隠遁的陰部(シークレットペニス)”を続けながらも、右人差し指でアタシを指し示しながら こ う 言 う ッ !
「今日より、君(チミ)はッ!
『“闘売女(バトルビッチ)”ズレアバーシャ』と 名 乗 る の で ち ゅ ッ ッ ! ! 」
「さすれば“君(チミ)の望み”は叶えられるッ!
先の行動から“君(チミ)の答え”は既に出ているモノと『 判 断 』を 致 ち ま ち た ッ ッ ! ! 」
「 ならば、急ぐる事“矢の如し”
さぁ、光陰の徒然なるままに『 改 造 手 術 』を施すと致しまちょう・・・ッッ!!! 」
・
・
・
・
・
・
・
こうしてアタシは、生き延びて、毒針に逢う為に『 サイボーグ 』になったってカンジィ?
サイボーグと言っても『 握力の強化 』と『 動体視力の強化 』が施されただけだけれどね。
サイボーグと言っても『 握力の強化 』と『 動体視力の強化 』が施されただけだけれどね。
おかげでお目目は『 グルグル目玉 』だし、『 出力調整 』しないと卵すら割れないしと、
不便っちゃあ不便になったけど、これも『 愛の為 』・・・みたいな?
そうして、時は流れて東へ西へ?
何年経ったか忘れたけど『 ロリッ娘 』と言うには“背”も“胸”も立派なモノになった頃。
何年経ったか忘れたけど『 ロリッ娘 』と言うには“背”も“胸”も立派なモノになった頃。
ベイベーは『とある権力者(=クラケット家)』から信頼を得られたとかで星を出て行き・・。
アタシもアタシで、十分過ぎる位の金銭と力を得た。
後はこの“辺鄙な星”。
『惑星・ブルーツポンチ』を去るばかり・・・と思っていたのに。
最悪ってカンジ、BADォーぅ。
星がアムステラ神聖帝国に対し『独立宣言』って言うか『造反』をしちゃったのが“運の尽き”。
おかげで星から出るに出れなくなっちゃってさぁ~。
悪い事は続くって言うみたいな?
ロリッ娘としてのステイタスが消えても、『 闘売女(バトルビッチ) 』の名は消えない訳でぇ~。
「ロリッ娘の時から、萌えていましたッ!!」
「“ズレアバ”たん! 共に戦いましょうッ!!」
とか言われて、独立軍から“専用機体”を渡されたり『 至れり尽くせり 』なったのは良いけれど、もう逃げるに逃げられないみたいなぁ~?
ー それはそれで良い思いをしたし、星から出れないなら『戦争もアリ?』と始めてたみたモノも、戦況は泥沼の一途。
戦って戦ってで、何処のファイトォ!レディィィイイGOォ!!だっつーの!!みたいなぁ~??
ー 何時まで続くのかと思ってたらァー。
ー “高速キック”が可能な『羅甲』と、
“体内に刃(やいば)が内蔵された”『羅甲』が出て来た頃から、劣勢になって、あれよあれよと窮地でピィーンチ!!
適当なトコロで逃げなきゃなって思っていたら、遭っちゃったのよねぇ・・・。
“高速キック”・・・。
“高速・甲羅脚暴(ジェット・アバレッグ)”が可能な『 特 製 羅 甲 』と、その『 操 者 』・・・・。
“ ピ ピ ア ン ボ ー イ ”と 遭 っ て し ま つ た み た い な ぁ ~ ~ ~ ~ ?
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ゴロゴロと機体残骸が、ゴロ寝んねしている中。
特製羅甲を駆る操者、ピピアン=クラケットがこう言う。
「制裁です。」
「ピピアン特製の高速キック・・・。
『 高速・甲羅脚暴(ジェット・アバレッグ) 』で貴方の機体を、拉(ひしゃ)げた『 鉄の塊 』に変えてしまいますが、構いませんね? 」
その響く声。その響く声質は・・・。
冷た過ぎるほど『静か』で。冷た過ぎるほど『酷い』。
さしもの、ズレアバちゃんもこれには参ったね。
勝機は無い。機体性能も違ければ、操者の腕だってアッチが上。
勝機は無い。機体性能も違ければ、操者の腕だってアッチが上。
とは言え、『 逃げる事 』は出来るかも知れない。
射撃能力なら、アタシのが上。
間合いを測りながら、機を見て逃げるって、みたいなぁ~~~???
そんな思考も、すぐにと止まる。
何故なら、それは・・・ッッッ!!!!
ガ
シ
ィ
!
掴まれたッ!一体何処からッッ!!?
ー 機体の残骸?
残骸に隠れて、狙っていた??
ー そして、そんな思考もすぐにと止まる!
何故なら!
何故なら、それはぁぁあああああああああああああ!!!!
ッ
ッ
!
「 ヒ ャ ッ ハ ー ッ ! ! !
テメェをブッコロしたら出世間違いなしだぜッ、『 闘売女(バトル・ビィィィイイイイイイイッチ) 』ー ー ー ! ! ! ! ! ! 」
ーーー ア ク ー ト ッ ッ ッ ! ! !
ッ
ッ
!
「 『 手 柄 は オ レ の も ん だ ッ ! ! !
切 り 刻 ん で や る ぜ ー ー ー ッ ! ! !
キ ェ ー ー ー ー ー ー ーーーーーー ー ー ーー ー ーー ー ー ーーー ー ー ーー ー ー ー ー ー ! ! ! ! 』 」
ズ”ゥ”パ”ァ”!! ズ”ゥ”パ”ァ”!! ズ”ゥ”パ”ァ”!! ズ”ゥ”パ”ァ”!! ズ”ゥ”パ”ァ”!! ズ”ゥ”パ”ァ”!! ズ”ゥ”パ”ァ”!!
ズ”ッッッ プ”ゥァァァアアアアアア ア ア ア アア ア ア アアア ア ア アア ア” ア” ア ” !” !” ! ”
・
・
・
・
・
・
・
ーーー 機体はズタズタに斬り裂かれた。
声すら出ない一瞬の出来事であった・・・・。
そうしてアタシは・・・・。
目が覚めると『病室』。
痛くって。痛くって。痛くって。痛い・・・。
包帯が巻かれている。一杯巻かれている。
今・・自分が。
どんな疵を負い、どんな容姿になってしまったのかと、察し・・。
その事実に『 絶望 』をした・・・。
そして、こんな目に遭わせた男は・・・。
ー 愛して。
愛して。
夢見る位に愛した“男”・・・。
“ 毒 針 ” ア ク ー ト ッ ッ ! ! !
泣いたッ!
ワンワン泣いたッ!!
この悲痛ッ!何に訴えかければ良い?
居るハズも無い神様?それともお金ばかりを巻き上げてく宗教家に??
でもね。アタシね。
こんな姿にされてもね。
ー アタシは、アクートに“逢いたい”と思っているんだ!
ー アタシには、それしか無いんだ!!
それだけの為に生きて来て、それだけの為の“人生”だったんだッッ!!
ー そりゃあ、こんな事なって、憎く思う気持ちもあるよ?
それでも、こんな時、一番逢いたいのは、『 アクート 』なんだよッッ!!!
ー 解るだろ・・?
どうしようも無くなった時、一番頼りたい誰かは『 どう言う人 』かって言うの・・・?
解 る だ ろ ・ ・ ・ ?
解 る だ ろ ゥ ・ ・ ・ ? ?
「ならば・・・。」
「その命。」
「この私へと、預けてくれませんか?」
だから耳に届くは、その声に。
アタシは藁(ワラ)でも縋(すが)るかのように、『 ハイ 』と答えたんだ。
「私は“迷宮の道化師”ゲン・ドルベルと申します。」
「ドクトル・ベイベーの旧知であらせられる貴殿なら、事の他“策”は上手く運びましょう。」
ー 貴殿の向かう先は、それはそれは遠い星・太陽系第3惑星『 地球 』でございます。
貴殿は其処で“ QX団製サイボーグ ”となるのです。
さすれば、その姿『 元の通り 』となる事が出来るでしょう。
ー そして貴殿は『 その遠い星(=地球) 』から・・・。
『 アムステラ神聖帝国 』へと戻るその為に。愛する『 毒針 』と再び巡り合う『 悲願の為 』に・・・。
貴 殿 は 。
私 の “ 命 令 ”に 、 従 い 続 け な け れ ば な り ま せ ん 。
で な け れ ば 。
貴 殿 の “ 願 い ” は 適 え ら れ な い の で す か ら ね 。
答 え は 。
既 に 出 て い る 事 で し ょ う 。
そ れ で は 向 か う そ の 先 。
そ の 星 の 名 は “ 地 球 ” 、 『 船 』 は あ ち ら で ご ざ い ま す 。
深 く『 ご 武 運 』を 祈 っ て お り ま す よ 。
勇 名 な る は 、 イ メ ー ジ ガ ー ル 。
闘 売 女 ( バ ト ル ビ ッ チ ) ズ レ ア バ ー シ ャ 殿 ・ ・ ・ ッ ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
そう・・・。
アタシは“QX団”を裏切る為に『地球』へと向かったんだ。
罪悪感はあったよ。かつての“恩人”『ドクトル・ベイベー』を裏切る事と・・・。
人生さ。
アタシは一体どうなって行くんだろうって・・・。不安??
真っ当に生きちゃあいないけど『 こんなの間違ってる 』って事ぐらい解るんだよ。
でもね。もう後戻りできないじゃん?
此処まで来て、『アタシ、QX団のサイボーグとして生きていくしぃ~』とか言えないじゃん。
だったらさ。
こうなったらさ。
もうアタシには『 アクート 』しかいないんだよ・・・ッッ!!!
『 アクート 』に全てを捧げるしか、人生意味を持てないんだよ・・・ッッ!!!
全 て は 愛 す る 毒 針 と 、 再 び 巡 り 合 う 為 に ・ ・ ・ !
その為にならッ・・!
アタシは鬼でも修羅にでもなる “外道” だったって事さッ・・・!!!
ま・・・、タフに生きるよ。
どうせ死ぬなら・・・。
見えない何かにブッ潰されて死ぬよりも、やるトコまでやって死にたいって思うしさ・・・。
なぁ、アクート・・・。
アンタは・・・。
何を想って生きてきたんだい・・・?
逢いたい・・・。
そして迎えるは『 コルレオーネの造反 』。
QX団員『 コルレオーネ 』は、“この機”を待っていたかのように『 謀 反 ( 脱 走 ) 』を 試 み た 。
「ええーいッ!こっちにはおらぬか!!」
「クソが!『 あの髭眼鏡ども 』め―ッ! どこへ逃げおったんじゃ!? 」
「落ち着いて下さいよ。煩くて科学(捜索)に集中出来ません。」
「何をッ!?」
「この『被りキャラ』めがッ!!」
「この『被りキャラ』めがッ!!」
「とっととあのカスどもを、見つけぬかアァ―ッ!!」
「今探している最中ですよ!」
「・・・・。」「・・・・・・・。」「あっ・・そんなバカな・・・!?」
「どうしたァッ!『被りキャラ』よ!?」
「己(オレ)の科学(シナプスアイ)に連動している、『 QXレーダー 』にヤツらの姿がありません。」
「・・・ということは。もう本部には既にいない 可 能 性 が ・ ・ ・ ッ ! ! 」
「 何 を 『 ヘ タ レ 』 発 言 を し て お る ッ ! !
全 身 全 霊 を 以 て 探 せ ィ ィィ ッ ッ ッ ! ! ! 」
「 『 ス ピ リ ト ー ゾ ! コ ン ・ フ オ ー コ ! ! ( 気合いを入れよ、烈火の如くッッ!! ) 』 」
「落ち着けい~~~!邪曲家よ!!」
「まだ『 銀装隠密 』や『 柔装甲 』も探しておる!!!」「その他にも、数体のサイボーグが奴等を捜索中じゃあ~~~~!」
「しかし『 企業戦機 』や『 鷲鼻 』! さらには『 耐撃 』もおらぬ中、このような『 謀反(脱走) 』を 試 み る と は ! ! 」
「あのイタリア系(髭眼鏡)めッ!!
やってくれる!やってくれるわ!!クソが~~~!!!」
「 『 ヒ ヒ ヒ ケ ケ ケ ェ ―――ッ ッ ! ! ! 』 」
・
・
・
・
・
・
・
この時・・。
脱走を企てた「イタリア系(髭眼鏡)の男」こそ、元QX団員・マーロン=コルレオーネ殿でございます。
- 『 “元QX団員”マーロン=コルレオーネ 』
ズレアバーシャ殿から送られる情報の数々から、彼が『 謀反 』を企てている事を察するのは容易でした。
故に私は、その『 反意 』を明るみにさせない為に“策”を、随所随所にと張り巡らせたのです。
来るべきその日。コルレオーネ殿は脱走を企て、ソレに成功を致しました。
そしてこの日より、クラケット家が持つ『 ドクトル・ベイベー殿への信頼 』は崩れ去っていったのです。
何故なら・・・。
コルレオーネ殿は『 人工知能の設計図 』を持ち出し『 QX科学技術員 』と共に脱走をしたのです・・・。
そして、その二つとは・・・。
地球と言う地に置いて『 秘密裏にQX団のみが所有をする事 』に“ 多 大 な る 意 味 ”があるモノだったのです。
故にクラケット家は、揉めに揉めました。
ドクトル・ベイベーとの手を切るべきだと言う『 ベイベー不要派 』と、いいや、サイボーグ暗殺集団は捨て難いと言う『 ベイベー擁護派 』にと分かれ、
喧々諤々(けんけんがくがく)の「 論戦 」「 舌戦 」「 屁理屈の合戦 」を繰り返したのです。
繰り返されるは『 不毛な議論 』・・・。
キリが無い故の、「疲弊」と「混乱」・・・。
もうキリが無い。
この話委ねるなら『 智者 』が良い。
この話委ねるなら『 智者 』が良い。
その為の『 ゲン・ドルベル 』でもある。
そして。と・・・。
駆り出された者が、この私『 ゲン・ドルベル 』でございます。
ようやくを持って、ベイベー殿と直接、言(げん)を酌み交わす機会を得たのです。
ー 目的は、ベイベー殿は『 敵 』か『 否 』を知る事・・・。
そして、どのような『 理由 』があろうとも、地球にサイボーグ暗殺集団がある事に対し。
ベセルク司令を初め、この私と・・・・。
(ッツ!!!)
ー 俺様、狂人(ゼン)が不愉快極まりねぇのさ!!
- 『 “迷宮の道化師・第2人格”狂人(ゼン) 』
ベイベーが敵じゃねぇとすれば、ベセルクの野郎、精々『 QX団の規模縮小 』程度に話を済ませるのだろーが・・・、そうはいかねぇって話だぜ?
何故ならよぉ・・・!!
俺 様 、 狂 人 ( ゼ ン ) が 考 ず る “ 策 ” の 本 質 っ て ぇ の は ッ ッ ! ! !
最 後 の 最 後 に 、 誰 が 一 番 の “ 我 ” を 通 せ る か っ て 事 に あ る か ら だ ッ ッ ! ! !
この“策”で・・・。
一番美味しい思いをするのは「 ベセルク 」でもなければ「 クラケット家 」でも無ぇ!!
俺 様 、 狂 人 ( ゼ ン ) だ ッ ! !
『 特殊暗殺部隊・闇夜八行衆(アンノーセス) 』があるってぇのに、
てめぇら“QX団”の様な『 サイボーグ暗殺集団 』なんて 居 る か っ て 話 だ ろ う ?
だから、ブッ潰せる方向で『 話 』を 進 め て や っ た の さ ッ ! !
ベイベー!
てめぇに出来る事は、如何に多くの“サイボーグ”を『 闇夜八行衆(アンノーセス) 』に 引 き 渡 せ る か そ れ だ け だ ! !
「人工知能」が奪われたとなれば、戦闘中ハッキングされる可能性もあるって話だよなぁ・・。
QX団製の操兵・・。所謂ロボット関連も全て『処分』をさせて貰うぜぇ・・・。
無論・・・。
てめぇにも立場があるだろうベイベー。
実働は全て『 兵器人間(デスロイド) 』がやってやるよ。
あっはっはっはっはっはっは!!!
コイツは、俺様が手に入れた特別仕様の「殺戮ゴーレム」。
事故を装い研究施設一個お釈迦にして、ようやくにも手に入れた“人造人間”に、
“機械類”ブチ込んで更にもと“強化改造”をした『 兵器人間(デスロイド) 』だッッ!!
てめぇがどんなに強ぇ「サイボーグ」を創ったとしても、コイツには適わねぇよッッ!!!
そして・・・。
コイツが操る『 虚影棺(ブロッケン) 』は・・・・。
『 ど ん な 機 体 を も 、“ 塵 ” へ と 化 す だ ろ う よ ッ ッ ! ! ! 』
さあ「ベイベー」。
どうするつもりよ「ドクトル・ベイベー」??
てめぇの“秘策”は何だ?
もう打つ手は無ぇと、“逃げの一手(シークレットペニス)”と洒落込むつもりか?
どうでる『 ベイベー 』 ?
どうでるつもりだ『 ドクトル・ベイベー 』 ? ?
あ っ は っ は っ は っ は っ は っ は っ は っ は っ は っ ! !
あ ー は っ は っ は っ は っ は っ は っ は っ は っ は っ は ー ー ー ーー ー っ っ ! ! ! !