「グゥハァァァァアアアアアアアアアアアアアッ!!」
ハンドレッドが絶叫を挙げるッ!!
必殺投技ハンドレッド・タイフーンの遠心力と、
大蛇流奥義・蛇輪脚の推進力を加えた大蛇撃!!
その『破壊力』は正に無双!!
ハンドレッドは土手っ腹に深刻なダメージを受けるに至る!!
恐らくは内臓破裂!最早満足に動けまい!!
だ
が
!
ハンドレッドは倒れぬ!!
「負けぬ・・!ワシは負けぬぞ、大蛇毒砲(おろち どっぽ)・・!!」
「毒砲(どっぽ)よ・・!
貴様を倒さなければ、ワシは前には進めぬ・・!!
今此処で倒れる事は、ワシが人生から逃げる事を意味する・・!!」
「例え誰が何と言おうとも、ワシは貴様に土下座した時、ワシは人生を投げ出したのだ!
その後どんなにまっすぐと己の道を突き進もうと、
一度『人生を投げ捨てた相手』に再び倒れる事は“人生に対する逃げ”を意味する!!」
「 『 毒 砲 よ ! ! ワ シ は 倒 れ ぬ ! !
ワ シ は こ の 死 合 に 勝 利 を す る ! ! 』 」
大蛇毒砲!!
「良いねェ、まっすぐな野郎だ。惚れ惚れする漢(おとこ)だぜ、ハンドレッド!!」
「立ち向かうってなら、容赦はしねェーぜ?
バ ラ バ ラ に な る ま で、叩 き 込 ん で や る ぜ ィ ! ! 」
毒砲は再び、ハンドレッドに仕掛けた!!
○超鋼戦機カラクリオー外伝
クロガネの賛歌・番外 ー F i s t o r T w i s t ー
「 血 み ど ろ の 死 闘 ! そ し て、終 結 ッ ! ! 」
柳生月心斎(やぎゅう げっしんさい)!!
「面白い事になってきたよん。」
「競技(スポーツ)空手と武道空手の違い・・・。」
「“本来の空手”の怖さが見られるね。」
ギ
ュ
ン
!
毒砲がハンドレッドへと接近する!
そして、攻撃を繰り出すッ!!
「ちぇりアアアア!!」
ド
ゴ
ォ
!
その一撃とは!!
月心斎が語る!!
「早速来たね“虎口拳”だよん。」
- 『虎口拳(ここうけん)』
親指と人差し指のつけ根で、縁道と呼ばれる鼻と眉毛の間を強打する。
数瞬だが視力と思考力が失われ・・・次の攻撃をまともに受ける事になる。
数瞬だが視力と思考力が失われ・・・次の攻撃をまともに受ける事になる。
ハンドレッドは朦朧(もうろう)とする!
「グッ・・・!見えぬ・・!!」
次
の
瞬
間
!
ザ ク ッ ! !
斬撃音が響くッ!!
月心斎が語る!!
「足先蹴りだね。」
「鍛え抜いたつま先で腹を貫いているよん。」
「毒砲ちゃんのツマ先は、刃物と同じ効果を持つよん。」
「すなわち蹴られた場所は全て急所と化すね・・・。」
「ましてや、内臓破裂をした思わしき“百ちゃんの腹”。」
「地獄の苦しみだろうね。」
ッ
ッ
!
ハンドレッド!!
「グハァアアアアアアア!!」
流血で彩られた吐瀉物(としゃぶつ)を、
吐き散らすハンドレッド!!
だ
が
!
ハンドレッドが仕掛けるッ!!
「ぐぅおおおおおおおおおおおお!!!」
痛みを推して!!
空手チョップを繰り出す!!
ガ
コ
ッ
!
響き渡るは打音!!
毒砲ッ!!
「へへ・・すっとろい手刀だぜェ。」
「おいらの掌底の方が、はるかに早ェや。
いわゆるカウンターってやつになったな♪」
月心斎がこう語るッ!!
「風摩殺だよん。
百ちゃんの顎(アゴ)の付け根に入ったね。
故に顎が外されたよん。」
- 『風摩殺(ふうまさつ)』
頬に掌打を浴びせ、相手の顎関節を外す。
ブラ~ン(ハンドレッドの外された顎が!!)
ブラ~ン(立て付けの悪いブランコのように揺れる!)
ガ
コ
!
ハンドレッドは外された顎を強引に嵌(は)める!!
「ゴフ・・・!!
これが空手・・・!!
これが大蛇流・・・!!」
毒砲!!
「さァ。」
「どうするね、ハンドレッド!!」
ハンドレッド!!
「ぬぉおおおおお!!」
ハンドレッドは!
体を低くし!!
胴タックルを仕掛ける!!
ッ
ッ
!
毒砲!!
「おいらの打撃のが早ェって言ってるじゃねェか。」
毒砲は左手の親指先と他の指先重ね合わせ、クチバシのような形を作る!!
ッ
ッ
!
月心斎がこう語る!!
「手首だよん。」
「手首と足首から先の造りと使用法が・・・。」
「競技(スポーツ)空手とは・・・“一線を画す”よん!!」
カ
ッ
!
ハンドレッドが呻(うめ)く!!
「グフ・・ッ!!」
毒砲はクチバシを形どった指先で、
ハンドレッドの頭頂を強打した!!
毒砲が呟くッ!!
「この時、一瞬動きが止まるんだよ・・な♪」
更
に
!
ガッゴォォオオオオオオオオオオオ!!!!
鍛え上げられた五つの指先で、
相手の頭頂部を、“強 打 す る”! !
月心斎が語るッ!!
「六波返し・・いや、
大蛇流だから“蛇輪六波”だよん。」
「頭蓋骨の縫合(ほうごう)が外されると同時に、
蛇輪による内部破壊・・・。
つまりは“脳への破壊”が行われたよん。」
「終わったね。」
ッ
ッ
ブッシャァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
血涙と鼻血を垂れ流すハンドレッド!!
毒砲が勝ち誇るッ!
「へへ。大人気なくヒッサツしちまったぜェ。」
ハンドレッドは動かないッ!!
・
・
・
・
・
・
・
ッ
!
それは!
その瞬間の事であったッ!
ハンドレッドは1年前のあの日!
死線をくぐり抜けた、あの日の記憶が
“フラッシュバック”するッッ!!!
ッ
ッ
!
- 1年前 日本地下プロレス会場
「フハハハハハハハハハハハハハハ!!」
「良いザマだな、ジ・ハンドレッドッ!!」
高笑いをするわ“赤胴鈴切仮面(あかどう すずきりかめん)”ッ!!
真紅のブラックゴールド(先代の地下プロチャンプ)マスクを被る男。マスクマンである。
“赤胴真空切り”なる、手刀をする事により、爪先に真空の刃を作り出す必殺技を用いて、
ジ・ハンドレッドを傷だらけの血だるまにまで追い込んだ!!
ハンドレッドは肩で息をする!
最早、打つ手無しか!?
このまま死を待つのみというのか!?
そんなハンドレッドを前に!
鈴切仮面は“マスク”を脱ぎながら、こう言い放つ!!
「冥土の土産に教えてやろう・・!!」
バ
サ
!
鈴切仮面はマスクを取った!
そして、その顔とは!!
顔面にバツの字の傷を付けた『蔵金馬黒(くらがね ばぐろ)』ッ!!
歳は幾分若いモノも!先代の地下プロチャンプ!!
“ブラックゴールド”の素顔にそっくりであった!!
ッ
ッ
!
鈴切仮面ッ!!
「私はブラックゴールドの隠し子にして、父の仇を望む者だ!!」
「父の特異体質。恐怖する事で成長をする体は受け継がなかったモノも・・・。」
「Dr.劉の改造手術によって強化された肉体を持つに至った!」
「そして、赤胴の廃道場にて、手に入れた『赤胴流の極意書』を参考に、
“赤胴真空切り”のモーションを ト レ ー ス ! 」
「その切れ味は・・・その体で味わった通りだ、ジ・ハンドレッド!!」
「ハーッハッハ!ミスター・ジ・ハンドレッド!!」
「今此処に父の仇を討たせて貰うぞッ!!」
続けて“Dr.劉”も嗤(わら)う!!
「クッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!」
「見たかね、ジ・ハンドレッド!!」
「これが現実だ!これが結果だ!!」
「この私が弾き出した科学力が今、答えを出したのだッ!!」
「悪魔の頭脳を持つ科学者が、此処に勝利の宣言をするぞ!!」
「クゥーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!」
「ハァーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!」
「さぁ殺(ヤ)れ!赤胴鈴切仮面よ!!
『ジ・ハンドレッド』の“素っ首” 切 り 落 と す の だ ! ! 」
そして蔵金慎太郎(くらがね しんたろう)も哂(わら)う!!
「ヒィーハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!」
「やったぜ!やったぜ!やったぜ!やったぜ!
僕は今、有頂天です!ハッピーです!幸福論の体現者です!!」
「ご覧下さいお父様ッ!貴方を殺したジ・ハンドレッドが!!最早、虫の息ですッ!!!」
「あれだけ強く!あれだけ多くの刺客を打ち倒していったジ・ハンドレッドが、あのザマだと言うのです!!」
「なす術もなく、なます切りにされていく“ジ・ハンドレッド”を見るのは、この上無い“快楽(エクスタシー)”!!」
「長年の夢!気が遠くなるような恨み!今晴らせますッ!!
嗚呼、お父様!天の国より、勝利の美酒を味わってくださいぃぃぃいいいーッ!!」
ッ
ッ
3人が笑う!!
「「「 ハ ー ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ! ! 」」」
ッ
ッ
そして観客はどよめく。
「「「強ぇ・・強ぇよ“赤胴鈴切仮面”!!」」」 「「「同じ赤胴流なのに、過去ハンドレッドと戦った“赤胴鈴之進(あかどう すずのしん)”より強ぇ!!」」」
「「「あのハンドレッドが手も足も出ないだって?」」」 「「「俺達は今、歴史の生き証人になろうとしているのかも知れん・・・。」」」
「「「あーかど・うッ!!あーかど・うッ!!」」」「「「ジ・ハンドッレッド!!ジ・ハンドッレッド!!」」」
そ
ん
な
中
!
ハンドレッドは意識朦朧(もうろう)としていた!
幾つもの切り傷。大量の出血によりて!
そして、ハンドレッドはこう思考するッ!!
「(広過ぎる・・!鈴切仮面の間合いは・・!!)」
「(後一歩深く踏み込む事が出来るなら・・・!!)」
「ム・・!!」
その時、ハンドレッドは、ソレに気付いた。
そ
れ
は
!
泣いているのだ・・・。
泣いていたのだ・・・!
レディ・ミィラが泣いている!!
それは確かにと、感じられたのだ。
自分の背後より、リングサイドに居る、レディ・ミィラのすすり泣く声が聞こえてきたのだ。
何故涙するか?
それには訳があった・・。
レディには負い目がある。
それはDr.劉の助手をしていると言う事・・。
あの“赤胴鈴切仮面”を作り出した一端は、レディ・ミィラにあるのだ。
苦しかった。自分が創り出した者がハンドレッドを傷つけるのは。
だが、自分達には『お金』が必要だった。
それは医学の進んだ星に行き、自分達の子供を作る事・・。
それには莫大なお金が必要だった。
Dr.劉の助手になれば、その一端を担う事が出来た。
だから、自分はDr.劉の助手になった。
ハンドレッドも力強く後押ししてくれた。
如何なる相手が来ようとも・・・!
『豪壮無類のプロレス殺法で勝ち進めてみせる』と。
地下プロチャンプの金と、人体実験の手助けをする金・・。
夢は近づきつつあった。
だが、突き付けられるは非常な現実。
“赤胴鈴切仮面”が完成した・・!
鈴 切 仮 面 は 強 か っ た 。
百文字(ジ・ハンドレッド)をしても、力及ばず位に・・!!
だから、熱いモノが込み上げきた。
止めども無く、それが流れてきた・・・。
ハンドレッドは呟く・・!
「レディ・・・。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ッ
ッ
負けられぬな。
ハンドレッドはそう思った。
否(いいや)。何時だって負けられぬ戦いをしているのではないか?
それはある。それは当然の事柄として存在する。
だが、本日のこの死合・・・!
いつも以上に自分はこの戦いに負けられぬなッ!!
- そう思えたからである。
それは・・・。
自分が愛する者が“涙”を流していると言う事・・・。
胸に突き上げる強くて激しいモノがある・・!!
そう思うだけで、力がみなぎってきた!
そう思うだけで、やらねばと思えてきたのだ!
ッ
ッ
さぁ戦いだ!
何故か?
今自分に出来る事は!
そ れ だ け だ か ら で あ る ッ ! !
戦って!
戦って!
戦い抜いて!!
ワシはレディに示すのだ!!
ワシは・・・!
お前の夫は・・!!
こんなにも“力強いのだ”とな!!
雄とは!
男とは!
漢とは!!
愛する女の前でなら!
こ ん な に も 強 く な れ る の だ ッ ! !
だから戦おう!
だから戦い抜こう!!
ハンドレッドが絶叫(さけ)ぶッ!!
「 『 ぬ ぅ ぉ ぉ ぉ お お お お おお お お お お お お お ! ! ! 』 」
ッ
ッ
!
そしてハンドレッドは、鈴切仮面へと立ち向かっていった!!
・
・
・
・
・
・
・
ッ
!
そうだ、ハンドレッド!
君は何時だって負けられぬ戦いにある!!
何故ならば『男の誇り』の為ッ!
何故ならば『愛する妻』の為ッ!!
どんな苦難をも“耐撃”をしッ!!!
どんな死合にも“勝利”したッ!!!!
だからハンドレッド!!
今、君は負けちゃあいけない!!
例え相手が“人喰い大蛇”でも!!
何時だって“耐撃”しッ!
何時だって“勝利”するッ!!
脳への破壊だって?
それがどうした!!
脳への破壊だって耐撃してみせる!!
ほうら・・!!
こ う や っ て ッ ! !
ッ
ッ
!
- 日本防衛軍敷地内 山中『 風吹き荒ぶ“草原” 』
グ ボ ァ ン ! !
それは奇妙な感触であった!!
大蛇毒砲は一瞬それに戸惑った。
なんでェ、この感触は?
自分が叩き込んだ、蛇輪六波に奇妙な感触!
弾力を持った生肉にでも触ったような感触!
そいつは確かにも、毒砲の手を通して感じられた!!
ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド
ッ
ッ
ハンドレッドがこう呟く!
「ワシの脳が“耐撃”をした。」
「ワシがこのまま死す事を拒んだからだ。」
「意志力は力となり、力は脳に伝わり、
伝わった力は、蛇輪の力を弾き返したのだ!!」
毒砲ッ!!
「ば・馬鹿無ェい~~~~~~~~~ッッッッッ!!!!?」
ハンドレッドッ!!
「怯(ひる)んだな、毒砲ッ!
ワシは!その一瞬を逃しはせぬ!!」
「レスラーへの賛歌 その20ッ!!」
「ワシは捧げるッ!
『暴走王』と呼ばれた『キャプテン・ハッスル』へと
こ の “ S T O ” を ! ! 」
- 『STO(スペース・トルネード・オガワ)』
柔道の大外刈りを発展させた技。
相手の首に腕を回した状態で、足を思いきり刈り上げて後頭部から落とす技。
相手の首に腕を回した状態で、足を思いきり刈り上げて後頭部から落とす技。
後頭部故、相手は甚大なダメージを被(こうむ)る事になる。
ッ
ッ
!
「 こ の 度 は 特 別 だ ! ! 」
ズ
オ
オ
ハンドレッドは!
毒砲の首に腕を回さず!!
最短距離を!
人差し指にて!
毒砲の右目を・・・!!
ブチャァァアアアアアアアアアアアアアア!!
潰 し 刺 し 貫 い た ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ あ ! ! !
そ
し
て
!
「『 ヌゥ う ゥ ぉお お お ぉ ぉォ おお おお オ雄(オ) ーーーー ー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! 』 」
ゴォオォォ ォオ オ オ オ オ オオ
オオオ オ オ オ オ オ オ オ オ オオ オ
オオ オ オ オ オ オオ ン ン ン ン ! ! ! ! !
ドッ ッ ッ ッ ッ ヴ ゥ ゥ ゥ ア ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! !
( ジ・ハンドレッドが大蛇毒砲の後頭部を、大地へと思い切り叩きつけたぁぁぁぁあああああああ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ! ! ! ! )
ッ
ッ
!
大蛇毒砲
「~~~~~~~~~ッッッッッッッッ!!!!」
グニャァァ~~~~ァアアアアア~~~~!!
毒砲の視界が酩酊(めいてい)するッ!!
続
け
樣
!
ボ ギ ィ ィ ィ イ イ イ イ イ イ イ イ イ ! !
“腕ひしぎ逆十字固め”である!!
ハンドレッドは!
毒砲の右腕を両足で挟み!!
仰け反る事にて、腕折を敢行した!!
結 果 折 れ た ! !
毒砲の右腕があさっての方向を向き、折れ曲がる!!
毒砲が呻く!!
「~~~~~~~~~~~ィ!!」
ハンドレッド!!
「続けて足をへし折る!!」
毒砲ッ!!
「食うかい!!」
グリン!!
ハンドレッドが、毒砲の足へと移動した時!
グォ!!
毒砲はブリッジをし!
転がるように、技の間合いから外れる!!
が
!
体格恵まれたハンドレッドのリーチ!!
210cm・145kgを誇る『 百文字 豪介(ジ・ハンドレッド)!! 』の腕(リーチ)!!
逃げきれない!!
178cm・110kgと言え『 大蛇 毒砲 は、捕まれては逃げる事は出来ないッ!! 』
ガ
シ
ィ
!
そしてハンドレッドは、
毒砲の空手着ッ!
上着を掴んだ!
ハンドレッド!!
「逃がさぬぞ、毒砲ッ!!」
毒砲ッ!
「ケ!寝技じゃ分が悪ィや!!」
毒砲は空手着を脱ぎだした!
だ
が
!
毒砲は!
利き腕が折れている為!!
片手脱ぎに手間を取る!!!
グ
ォ
ン
!
その隙をハンドレッドが絡みつく!
狙いは・・・!!
ッ
ッ
「 首 」ッ ! !
ッ
ッ
ハンドレッドは思考する!
「(内蔵の破裂。そして頭蓋骨の縫合が外されている以上、ダメィジは深刻・・!!)」
「(これ以上の耐撃は不能!此処で仕留めなければ、敗北は必死ッ!!)」
毒砲は思考する!
「(逃げられねェなら、攻めに転ずるぜェ・・!!)」
「(寝てる状態でもあと一発“蛇輪”で顔面を叩いたなら、おいらの勝利だぜィ!!)」
ッ
ッ
まるで!二匹の蛇が!!
絡み合うが如くに!!
攻めに徹する『ジ・ハンドレッド!』
左腕で叩きまくる『大蛇毒砲!!』
ッ
ッ
ハンドレッド!
「(やはりダメィジは深刻である。微動するごとに激痛が走り狂う!!)」
毒砲!
「(チィ~!右目と右腕が使えりゃあ、顔面ぶっ叩けるモノをよ!!)」
互
角
!
か
に
見
え
た
が
!
!
右の視界!右腕の自由を奪われた毒砲は・・!!
ハンドレッド以上に、満足に動く事は出来なかった!!
視界の無い右へ右へと動き、
執拗に首を狙うハンドレッドに対し・・!!
どうしても『毒砲』は。
どうしても『後手』ッ。
どうしても『後手』になる!!
次第にハンドレッドの一方的な攻撃へと変わり・・!!
「その首頂くぞ、大蛇毒砲!!」
毒砲の首を・・・!!
・
・
・
・
・
・
・
ッ
!
ゴ” キ” !” !”
ハンドレッドの腕の中・・。
乾いた音が響いて渡った。
ーーーーーー