時は近未来!
突如地球へと侵攻を開始した宇宙最強の軍団、アムステラ神聖帝国・・・。
突如地球へと侵攻を開始した宇宙最強の軍団、アムステラ神聖帝国・・・。
の、『 10年前 』は、『 日本のお話 』ッ ッ ! !
其処では非合法で行われる『 殺し合い 』!!『 地下プロレス 』が行われていたッ!!
そこで絶対王者として君臨するは、
現・『 耐撃の百文字 』、当時の名『 ジ・ハンドレッド 』ッ!!
現・『 耐撃の百文字 』、当時の名『 ジ・ハンドレッド 』ッ!!
そして!そのジ・ハンドレッドを許せぬ一族が存在した・・・!!
その名も『 マスク・ド・サンキストの一族 』ッ!
オーレンジな覆面を被り、プロレス的な反則攻撃を繰り出すカポエイラを得意とする一族だッ!!
オーレンジな覆面を被り、プロレス的な反則攻撃を繰り出すカポエイラを得意とする一族だッ!!
そう…そのマスク・ド・サンキストの一族の中でも、“特異”と言わざるを得ない男が居た!!
その男は出っ歯であった。やせ形のスマートな体躯(にくたい)…!
一人称が「ミー」。笑い声が「ウヒョヒョヒョヒョ」。
そして、あの珍妙なポーズ!!
右腕または左腕を垂直に上げ、
手首を手の平を下に向けるように直角に曲げる。
手首を手の平を下に向けるように直角に曲げる。
反対側の腕は肘を曲げ、ひじから先を床と平行とし、
手のひらは自分もしくは上を向かせる。
手のひらは自分もしくは上を向かせる。
同時に左脚または右脚を上げて膝を曲げ、
膝から先を床と平行または膝の角度を鋭角に曲げ、
反対側の片脚で立つ。
膝から先を床と平行または膝の角度を鋭角に曲げ、
反対側の片脚で立つ。
その上で、こう叫ぶのだ!!
ッ
ッ
「 『 シ ェ ー ! ! 』 」
ッ
ッ
そ う ! そ の 男 の 名 こ そ は ! !
マ ス ク ・ ド ・ サ ン キ ス ト “ イ ヤ ミ D a シ ェ ー ”
イヤミDaシェーはこう言う!!
「ウヒョヒョヒョヒョ!」
「ミーがイヤミザンス!ご機嫌いかがザンスか?」
「耳の裏臭いザンスか?靴下はヨレヨレザンスか?」
「ミーが出て来たからには、
地下プロレスの絶対王者『ジ・ハンドレッド(本名 百文字豪介)』だって、
チョチョイのチョイで、ほんじゃまかほんじゃまかザンスよー!!」
ッ
ッ
「 『 シ ェ ェ ェ ェ ェ ェ エ エ エ エ エ エ エ エ エ ー ! ! 』 」
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
○超鋼戦機カラクリオー外伝
クロガネの賛歌・番外
「 マ ス ク ・ ド ・ サ ン キ ス ト “ イ ヤ ミ D a シ ェ ー ” ザ ン ス ! ! 」
- 地下プロレス会場
その男が現れる時、この曲が流れる…!!
客がざわめく。
「おい、イントロ聞こえるぞ。」
「昭和ァ~!そこが堪らん!!」
「歌始まるぞ!!」
そして『正調 おそ松節』が流れる。
・
・
・
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・
・
・
☆『正調 おそ松節』
うちの父ちゃんは サラリーマン
満員電車が 我が人生
足も踏まれりゃ 頭も下げて
愛想笑いの50年
終点間際のマイホーム
空気はうまいが
街は遠い
“父ちゃんはなぁ…父ちゃんはなぁ…
父 ち ゃ ん な ん だ ぞ ! ”
うちの父ちゃんは
日 本 一 !
残ったローンも
日 本 一 !
真面目に生きちゃバカをみる
ほんじゃまか ほんじゃまか
ほんじゃまか ほんじゃまか
AH(あ)~~~~~
お そ ま つ ! !
・
・
・
・
・
・
・
その曲と一緒に
マスク・ド・サンキスト“イヤミDaシェー”は
会場に入ってくる…!!
マスク・ド・サンキスト“イヤミDaシェー”は
会場に入ってくる…!!
客達は、ばかウケである。
「イヤミィィィィ!」
「イヤミDaシェー!!」
「やっぱおそ松くんと言えばお前だぜ!!」
イヤミDaシェーは、あのポーズで、客に応える!!
ッ
ッ
「 シェェェェェェエエエエエエエエエエエエエエエ!!! 」
ッ
ッ
その動作に客が沸く!!
ドドドドドドドドドワァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
客は口々にこう言う。
「やっぱシェーだよな!な!」
「これでこそ、イヤミ!これでこそ、おそ松くん!!」
「くぅー!上げてる足の靴下のたるみが何とも言えない!!」
イヤミDaシェーは、リングに上がり、こうマイクパフォーマンスをする。
「ウヒョヒョヒョヒョ!!」
「皆さーん!ミーが今日からチャンピオンザンス!!」
「ドカベンザンス!刃牙道ザンス!!鮫島、最後の十五日ザンス!!」
「皆見ててチョーよ!!」
ッ
ッ
「 シェェェェェェエエエエエエエエエエエエエエエ!!! 」
ッ
ッ
湧き上がる客達の中…。
通路から…。
“絶対王者”が現るる…!!
パ…!!
会場が暗くなる。
BGMが流れる。
重厚で…。壮大で…。それで居て熱い曲だ!!
皆が待ち望んでいる。
絶 対 王 者 『 ジ ・ ハ ン ド レ ッ ド 』 の 登 場 を ! !
ッ
ッ
「 「 「 ジ ッ ! ハ ン ド レ ッ ド ッ ッ ! ! 」 」 」
ッ
ッ
「 「 「 ジ ッ ! ハ ン ド レ ッ ド ッ ッ ! ! ! 」 」 」
ッ
ッ
「 「 「 ジ ッ ! ハ ン ド レ ッ ド ッ ッ ! ! ! ! 」 」 」
ッ
ッ
「 「 「 ジ ッ ! ハ ン ド レ ッ ド ッ ッ ! ! ! ! 」 」 」
ッ
ッ
スポットライトが男を照らす!!
そして、その男!ジ・ハンドレッドが現れるッッ!!!
客達が悲鳴にも似た歓声を挙げるッ!!
「「「 う ぉ お お お お お お お お お お お お お お お お お お お お お お お お お お ! ! ! 」」」
客達が口々にこう言う!!
「「ハンドレッドサイコォー!!」」「「今日も聞かせてくれよ!対戦相手の断末魔ァー!!」」「「殺してェー!!ぶっ殺してぇー!!」」
「「イヤミDaシェーなんて、瞬殺だぜ瞬殺ゥー!!」」「「大体、おそ松くんより、おそ松さんだろぉーう??」」
「「色松だよ!色松!やめてよ、カラ松兄さん…!!」」「「エスパーニャンコの数字松の方が好きだ!!」」「「十四松の彼女での馬鹿松が好きなんだ…!!」」
そうこうしている内に、ジ・ハンドレッドはリングに上がり…!!
「「「 ジ ・ ハ ン ド レ ッ ド ォ ォ ォ ォ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ! ! ! 」」」
歓 声 ッ ッ ! !
客 達 の 歓 声 が 巻 き 起 こ る ! !
ッ
ッ
ト ・ ・ ・ (ジ・ハンドレッドはリングに上がる。)
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
向き合う二人…!
漂(ただよ)う緊張感。
イヤミDaシェーが口を開く。
「ウヒョヒョヒョヒョ!覚えておくザンス!!」
「このおフランス帰りレスラー、
『マスク・ド・サンキスト“イヤミDaシェー”』が、
チミを倒すザンスよッ!!」
ッ
ッ
「 シェェェェェェエエエエエエエエエエエエエエエ!!! 」
ッ
ッ
客が沸く!!
ドドドドドドドドドワァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
イヤミDaシェーは続ける。
「どうやら客の皆々様方も、ミーの勝利を望んでいるみたいザンスねぇ~?」
「痛い思いさせるけど、許してチョーよ?」
「 ウ ヒ ョ ヒ ョ ヒ ョ ヒ ョ ! ! 」
ジ・ハンドレッドはこう言う。
「似た台詞を吐いていった者は、総じてワシに敗れ死んでいった。」
「貴様も、そう言った者達と比べ、大差があるようには思えぬが?」
イヤミDaシェーはCDプレーヤーを出しながら、こう言い放つ!!
「地下プロレスがぁ!始まるザンスゥ~~~~!!」
ッ
ッ
「 シェェェェェェエエエエエエエエ エ エ エ エ エ エ エ ! ! ! 」
ッ
ッ
カァァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア アア ア ア ン ン ン ンン ! ! ! ! ! !
( そ し て “ ゴ ン グ ” が 、 打 ち 鳴 ら さ れ た ぁぁ あ あ あ あ ! ! ! )
それは、再生されるCDプレーヤーから始まった!!
CDプレーヤーがこう再生をする!!
「へい、らっしゃいらっしゃい!」
「みかん、みかん!みかんだよー!!」
その声応じるが如く、
イヤミDaシェーは
パンツからみかんを取り出す。
そしてこう言う。
「どーれ?」
イヤミDaシェーはみかんを丸呑みした!!
「シェー!美味いザンスゥー!!」
その瞬間であった!!
シ
ャ
キ
ィ
ン
!
出っ歯だ!歯が伸びたァー!!
歯を伸ばしながら、イヤミDaシェーはこう言い放つ!!
「太陽たっぷり!みかんザンスゥー!!」
「これぞ『日本みかん農協拳“美味いザンス”』ゥー!!」
「この“イヤメタル”で構成される、
ミーの出っ歯をどうするザンスかァー??」
- イヤメタル
レアメタル!リチウムでもあり、バナジウムでもあり、全ての要素を兼ね備えた完璧な金属!!
発光ダイオードにも、iPS細胞にも、漢方薬にも使用できる!!
ッ
ッ
!
伸び狂うイヤミDaシェーの出っ歯!!
伸びるその先はジ・ハンドレッドの心臓である!!
イヤミDaシェーは勝ち誇る!!
「勝ったザンしょ?
皆ちやほやしてチョーよ!!」
だ
が
!
バ ッ ッ ッ キ ン ! !
イヤミDaシェーは絶叫する!!
「シェェェェェェエエエエエエエエエエエエエエエ!!」
「痛いザンスゥゥゥゥウウウウウウウウ!!」
それもそのハズ!!
ジ・ハンドレッドは拳で持って、
伸び狂うイヤミDaシェーの出っ歯を、
叩き割ったのである!!
痛い!これは痛い!!
ジ・ハンドレッドはこう言い放つ!!
「所詮色物レスラーであるな。」
「すぐに終わらせてやろう。」
「覚悟するが良い。」
イヤミDaシェーは言い返す!!
「まだザンス!!ミーには“シェー拳”があるザンス!!!」
ッ
ッ
- シェー拳
シェー拳。またの名を「死影拳」。
起源は古く九千年前に黄河流域で発祥したと言われている。
その独特な型は、運動力学を超越した破壊力を生み出し最強の拳法として名高い。
起源は古く九千年前に黄河流域で発祥したと言われている。
その独特な型は、運動力学を超越した破壊力を生み出し最強の拳法として名高い。
古代は「死矢拳」。中世は「死油拳」。
そして現代で「死影拳」として伝わり今では神話のごとく語り継がれている。
そして現代で「死影拳」として伝わり今では神話のごとく語り継がれている。
民民書房刊「シェーの起源説」より
ッ
ッ
ジ・ハンドレッドはこう言う。
「ほう。貴様『死影拳』の使い手か。
伝説の上の眉唾(まゆつば)拳法と思っていたぞ。」
イヤミDaシェーはジ・ハンドレッドを睨めつけながらこう言う。
「とっておきザンスよ。さぁーて、いくザンスよ~~~~!!」
ッ
ッ
「 シェェェェェェエエエエエエ エ エ エ エ エ エ エ エ エ ! ! ! 」
ッ
ッ
シェーだ!『あのポーズ』を取りながら、イヤミDaシェーは『シェー』と叫んだッ!!
その時!イヤミDaシェーを中心に“風圧”が 巻 き 起 こ る ッ ッ ! !
ビ ” ュ ” オ ” オ ” ォ ” オ ” オ ”オ ”
ビ”ュ” オ”ビ” ュ” オ” ビ” ュ” ゥ” ゥ”
ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ゥ”オ”ォ”オ”ォ” ン ” オ ” ォ ” ン ” オ ”
ン ” ォ ” ォ ” ォ”オ”オ”ォ” ン ”ン ” ゥ ” ォ ” ォ ” ッ ッ ! ! !
ッ
ッ
最初に被害が出たのは、会場後ろの壁が風に跳ね返される『最後尾の客達』であった!!
「「何て風だ!壁に跳ね返っても強い!!吹き飛ばされるッ!!」」
「「イヤミDaシェー、気合い入れ過ぎ!!」」
「「うわぁぁぁ!!前に倒れ込んじゃうゥーッ!!」」
バタァン! バタァン! バタァン! バタァン!
「「オッパー…!」」「「オバオバ…!」」「「バォン!!」」
ドミノ倒しに倒れ、息も絶え絶えな客達…!!
その中、ジ・ハンドレッドは!?
ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド
「成の程。恐ろしい風圧だ。飛ばされれば、壁に叩き付けられ、ダメージは避けられぬ。」
「しかしワシの鍛え抜かれた足腰ならば…!!耐え切る事は不可能に非ずであるッ!!」
イヤミDaシェーは言い返す!!
「ならば、最終奥義『ファイナル・シェー』をお見せするザンスよぉー!!」
「お客の皆さぁーん!恐らく余波で死んじゃうザンスが、許してチョーよ♪」
客達はざわめく…!!
「「マジかよ…!?」」「「待ってよ、イヤミィー!!」」「「ソイツは勘弁してくれぇー!!」」
イヤミDaシェーは意に介さない…!!
「ウヒョヒョヒョヒョ!
ミーは『ブラックゴールド(=前のチャンピオン。暴君だった。)』タイプの
デンジャラスなチャンピオンになるんザンス!!これも運命と思って諦めてチョー♪」
客達は絶叫する!!
「「 ヒエェェェェエエエエエエ!! ハンドレッド助けてぇぇぇぇえええええええええええ!!! 」」
ピシィ!! (イヤミDaシェーは!!)
ピシィ!! (例のポーズを取る!!)
「 ファイナル…! ファイナルゥゥ…!! 」
「 『 シェェェェェェエエエエエエ エ エ エ エ エ エ エ エ エ ! ! ! 』 」
ッ
ッ
そ の 時 で あ っ た ! !
ド
ゥ
ン
!
ジ・ハンドレッドが、リングのバネを利用して!
イヤミDaシェーに向かって突っ込んだッ!!
○『 リ ン グ の 構 造 』
団体によって大きく異なるが、床は木の板(4~5cmの厚み)で、
その上にゴムシート(2cmの厚み)、その上にフェルト(2cmの厚み)などを敷き、最後にキャンバスを敷いている。
その上にゴムシート(2cmの厚み)、その上にフェルト(2cmの厚み)などを敷き、最後にキャンバスを敷いている。
さらに土台の骨組みをサスペンション構造とし、スプリングを利かせて反発を大きくしている団体もある。
それはこれらの組み合わせによって、豪快な投げ技で大怪我をしないようする為である。
それはこれらの組み合わせによって、豪快な投げ技で大怪我をしないようする為である。
アメリカのROHなどでは、まるでトランポリンのようにリングの床面が振動で上下する。
逆にヨーロッパやメキシコでは、サスペンション構造になっていないことが多い上に、クッションも薄いとされる。
逆にヨーロッパやメキシコでは、サスペンション構造になっていないことが多い上に、クッションも薄いとされる。
では、地下プロレスに置いてはどうか?
殺害及び、それに準ずる形の決着を旨とする地下プロレスではあるものも、
意外にも木の板も。ゴムシートも。フェルトも。更にはキャンバスに至るまで『厚手』に作られており、
さらに土台の骨組みのサスペンション構造をも、スプリングを利かせて反発を大きくするなど選手にとって大きく配慮をした仕組みとなっている。
意外にも木の板も。ゴムシートも。フェルトも。更にはキャンバスに至るまで『厚手』に作られており、
さらに土台の骨組みのサスペンション構造をも、スプリングを利かせて反発を大きくするなど選手にとって大きく配慮をした仕組みとなっている。
何故か?答えは簡単。一撃一投では『 死ねぬ 』ような造りになっているからだ。
またスプリングを利かせたマットは、所謂『 他ジャンルの達人 』にとって歩み難い大地となる。
思わぬ距離から攻撃を受け、そこから一方的に殺害されるケースも、まま生じるからだ。
「優しいマットに危険に香る。それは血の花、リングに咲く花。」と、でも言ったトコロであろうか?悪魔は得てして優しいモノであるのだ。
思わぬ距離から攻撃を受け、そこから一方的に殺害されるケースも、まま生じるからだ。
「優しいマットに危険に香る。それは血の花、リングに咲く花。」と、でも言ったトコロであろうか?悪魔は得てして優しいモノであるのだ。
ちなみに。このリングの構造。地下プロレスの特異性を最もクレバーに利用とした地下プロレスラーは、
ジ・ハンドレッドが第一試合にて『殺害』をした、とてもスティッフな地下プロレスラー『 マスク・ド・サンキスト 』。
ジ・ハンドレッドが第一試合にて『殺害』をした、とてもスティッフな地下プロレスラー『 マスク・ド・サンキスト 』。
彼は本領であるカポエイラで鍛えた脚力とルール無用の残虐ファイトにより、あらゆる面で不慣れな新人(グリーンボーイ)をブッコロ死をする事を得意としていた。
・
・
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ジ・ハンドレッド!!
「もしも。もしも『もっと広い死合場』であったら。もしも、この『地下プロレスのリング』で無ければ。」
「もしも。もしも『もっと広い死合場』であったら。もしも、この『地下プロレスのリング』で無ければ。」
「勝っていたのは、貴様であろう『マスク・ド・サンキスト“イヤミDaシェー”』。」
「しかし、此処は『 地下プロレスのリング 』である。そうである以上、ワシの突進の方が速く動けるのだ…ッ!!」
ッ
ッ
ジ・ハンドレッドは言い放つ!!
「レスラーへの賛歌 その20ッ!!」
「ワシは捧げるッ!
『暴走王』と呼ばれた『キャプテン・ハッスル』へと
こ の “ S T O ” を ! ! 」
・『STO(スペース・トルネード・オガワ)』
柔道の大外刈りを発展させた技。
相手の首に腕を回した状態で、足を思いきり刈り上げて後頭部から落とす技。
相手の首に腕を回した状態で、足を思いきり刈り上げて後頭部から落とす技。
後頭部故、相手は甚大なダメージを被(こうむ)る事になる。
ッ
ッ
!
「『 ヌゥ う ゥ ぉお お お ぉ ぉォ おお おお オ雄(オ) ーーーー ー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! 』 」
ゴォオォォ ォオ オ オ オ オ オオ
オオオ オ オ オ オ オ オ オ オ オオ オ
オオ オ オ オ オ オオ ン ン ン ン ! ! ! ! !
ドッ ッ ッ ッ ッ ヴ ゥ ゥ ゥ ア ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! !
( ジ・ハンドレッドがイヤミDaシェーの後頭部を、マットへと思い切り叩きつけたぁぁぁぁあああああああ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ! ! ! ! )
グ
ワ
ン
!
グ
ワ
ン
!
グ
ワ
ン
!
グ
ワ
ン
!
イヤミDaシェーは酩酊(めいてい)するッ!!
「 シェ…。 シェ…。 シェ…。 シェ…。 シェ…。 」
シェーをうわ言のように呟き、動きを止めるッ!!
そして、ジ・ハンドレッドはそんなイヤミDaシェーの首を・・・ッ!!
ゴ
キ
ッ
!
へ し 折 っ た ! !
瞬 間 イ ヤ ミ D a シ ェ ー は
絶 命 す る ! !
そ れ は ・ ・ ・ ! !
地 下 プ ロ レ ス ら し い
凄 惨 な 結 末 で あ っ た 。
・
・
・
・
・
ー マスク・ド・サンキスト“イヤミDaシェー” 男 年齢 36歳
必殺技 ファイナル・シェー
・・・ ・ ・ ・ ・ 『 死 亡 。 』
「「シク シク ・・・。」」
「「うぉおおおおん」」
「「イヤミDaシェー!!」」
それは。オーレンジな覆面を被った者達の集(つど)いであった。
先の死合で死した。マスク・ド・サンキスト“イヤミDaシェー”の追悼。
マスク・ド・サンキストの一族は、死合の後、
イヤミDaシェーの死体を引き取り、葬式を行ったのだ。
その時。流れた音楽がこれ…。
・
・
・
・
・
・
・
☆『おそ松くん音頭』
(前奏)
(ソレ)
(前奏)
(ヤレ)
(前奏)
おそ松のぉ ズボンを カラ松が穿いてぇ~
チョロ松の シューズを 一松とっ換えてぇ~
トド松の… 眉毛を 十四松に~ 描いても~
シェ~~~
やっぱり おんなじ (タンタン)
六つ子さぁ~
ダヨーン ダヨーン そんなモン ダヨォン
ダヨーン ダヨーン そんなモン ダヨォン
よく見りゃ 地球は 不思議の カタ~マリ~~
おっそ松音頭で ヨヨイのヨイ♪ (ソレ)
チョチョイのチョイ♪ (ヤレ)
ホホイのホイ♪ (あ、ヨイショ)
おっそ松音頭で ヨヨイのヨイ♪ (ソレ)
チョチョイのチョイ♪ (ヤレ)
ホホイのホイ♪
・
・
・
・
・
・
・
サンキスト達は、皆、イヤミDaシェーの死を悼(いた)んだ。
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