○レッドヘルム
別名『赤カブト』。
惑星オオウのフタゴマウンテンに牙城を築く50m級の巨大宇宙熊である。
フタゴマウンテンに踏み居る人間を次々と襲い。『宇宙・人喰い熊』として恐れられている。
惑星オオウのフタゴマウンテンに牙城を築く50m級の巨大宇宙熊である。
フタゴマウンテンに踏み居る人間を次々と襲い。『宇宙・人喰い熊』として恐れられている。
かつての習性は『専守防衛』に近く、下手に近寄らない限りそうそう現れる事も無く、
年に10数度下山をしてくる、年老い満足に餌を獲る事が出来なくなった
固体を退治するだけで良い話であった。
年に10数度下山をしてくる、年老い満足に餌を獲る事が出来なくなった
固体を退治するだけで良い話であった。
しかし『専守防衛』の戒律を知らぬ者が統治者となった折、無理強いをする形で、
希少金属の採掘を試みたとした結果、トコロ構わず暴れ狂う厄介な害獣となってしまった。
希少金属の採掘を試みたとした結果、トコロ構わず暴れ狂う厄介な害獣となってしまった。
数年前、人が住めぬ程にまでレッドヘルムの数が膨れ上がってしまったが、
闇夜八行衆(アンノーセス)により極秘裏に行われた『討伐』と言う名の機体調整により、
殲滅(せんめつ)に成功。
闇夜八行衆(アンノーセス)により極秘裏に行われた『討伐』と言う名の機体調整により、
殲滅(せんめつ)に成功。
現在生存しているのは主生息地であるフタゴマウンテンに巣食う固体のみである。
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○クロガネの賛歌 第7章 “死闘!惑星オオウ”
第 6 話 「 抜 刀 牙 ! ! 」
○惑星オオウ フタゴマウンテン麓(ふもと)
ド ズ ン !
ド ズ ン !
ド ズ ン !
ド ズ ン !
9体の『暴顛贅(アバレテンゼイ)』である。
1体は肉食恐竜型の操兵。全長50mの巨大機体である。
操縦者はQueenX(クイーンエックス)。高い格闘能力を持つ彼女に合わせ、
DTS(ダイレクト・トレース・システム=操縦者の動きを機体に反映させるシステム)を反映させている。
残り8体の暴顛贅は咆牙型、4足歩行の獣タイプの巨大操兵の弐式を用意し、これまたDTSを反映させている。
操縦者は以下の通りである。
“イガ忍犬の総帥”アカメ
“忍犬”キリカゼ
“忍犬”ジンナイ
“カイの三兄弟”アカトラ
“カイの三兄弟”チュウトラ
“カイの三兄弟”クロトラ
“海坊主”ベニザクラ
“鉄人”ムコンガ
いずれも一騎当千の『オオウ八犬士』である!!
Queen。
「フタゴマウンテンの麓に入りました。」
「ここからはレッドヘルムの巣窟(そうくつ)ですね。」
アカメ。
「ああ。気を引き締めて行かねばならぬな。」
キリカゼ。
「この忍犬キリカゼ。命を懸ける。」
ジンナイ。
「同じく。忍犬ジンナイも命を懸ける。」
アカトラ。
「大恩あるベン王の息子。必ず救い出す。」
チュウトラ。
「兄者、弟よ。オオウの祭壇を解放するぜ。」
クロトラ。
「やらいでかぁぁぁぁぁあああああ!!!」
ベニザクラ。
「残り少ないこの命。命を燃やす時は今だな。」
ムコンガ。
「このムコンガもまた、同じ事よ、ベニザクラ。」
各人意気揚々!!溢るる思いを胸に秘め…!
今ぞ立ち向かわん、『“宇宙・人喰い熊”レッドヘルム』ッ!!
そ
の
時
で
あ
っ
た
!
「 グ ボ ォ ー ! 」
“宇宙・人喰い熊”レッドヘルムが現る!!
そ
し
て
!
「 ギ シ ャ ア ー ! 」
もう1匹ッ!!
2匹のレッドヘルムが襲い掛って来る!!
Queen!
「二手に別れて応対しましょう!」
「1匹は私と忍犬の皆様方!」
「もう1匹は、カイの三兄弟とベニザクラとムコンガです!!」
アカメ!
「承知した!!」
アカトラ!
「こちらは任せて置け!!」
Queen!
「ではまずは私が先陣を…!!」
Queenは暴顛贅で、レッドヘルムの前に立ちふさがる!!
そ
し
て
!
「Spider(スパァイダー)!」
前方に飛び上がり、そのまま相手に組み付いて腕の関節を極める!
『 腕 ひ し ぎ 腕 固 め 』っ て ヤ ツ だ ! !
ボ
ム
ギ
!
Queenはレッドヘルムの右肘をへし折った!!
レッドヘルムは苦しむッ!!
「 ガ ハ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ! ! 」
Queenが叫ぶ!
「Chance(チャンス)です!!」
「今このレッドヘルムは、右側の攻撃に対処出来ません!!」
アカメが応える!!
「心得た!!」
そしてこう言う!!
「キリカゼ!ジンナイ!!」
ッ
ッ
「 弾 ・ 雷 花 剣 抜 刀 牙 ( だ ん ・ ら い か け ん ば っ と う が )だ!!」
キリカゼ!
「委細承知、総帥!!」
ジンナイ!
「忍犬の恐ろしさを見せてやりましょう!!」
キリカゼ!
「では私が台になります!!」
キリカゼは暴顛贅・弐式を走らせ!!
ッ
ッ
「そぅら!俺が発射台だぁー!!」
仰向けになり、4本足の台となる!!
ッ
ッ
ジンナイ!
「俺は空中の台だ!そりゃあー!!」
ジンナイは暴顛贅・弐式をキリカゼの暴顛贅・弐式の上に乗り!!
「 バ ネ 仕 掛 け ! ! 」
ド
ォ
ン
!
ジンナイの暴顛贅・弐式は宙を跳ぶ!!
アカメもまた!!
「キリカゼ!バネ仕掛け第2弾だ!!」
キリカゼ!!
「心得ております、総帥!!」
ド
ォ
ン
!
アカメの暴顛贅・弐式もまた宙を跳ぶ!!
そして上に居るジンナイがこう言う!!
「総帥!俺を発射台にして下さい!!」
「さすれば!!」
ッ
ッ
「弾・雷花剣抜刀牙(だん・らいかけんばっとうが)の完成です!!」
アカメが叫ぶ!!
「では跳ぶぞ、ジンナイ!!」
ジンナイ!!
「 バ ネ 仕 掛 け ! ! 」
ド
ォ
ン
!
アカメの暴顛贅・弐式が空中で跳ぶ!!
否
!
空中から大地へ!!
これは落下だ!!
そ
う
!
狙いは、肘が折れたレッドヘルムである!!
右方を狙った為、肘が折れたレッドヘルムは攻撃に対処出来ない!!
さぁ!いよいよ抜刀牙!!
そ
の
名
も
!
「 弾 ・ 雷 花 剣 抜 刀 牙 ( だ ん ・ ら い か け ん ば っ と う が )! ! 」
ッ
ッ
ズ ッ ッ ッ ッ ッ ッ
シ ャ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! !
アカメの抜刀牙はレッドヘルムの右目から胸下まで切り裂いた!!
ッ
ッ
「 シ ャ ガ ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! ! 」
レッドヘルムは苦しむ!!
そ
し
て
!
アカメ!!
「もう1つの抜刀牙で仕留めてくれよう!!」
こ
れ
ぞ
!
「 襲 ・ 突 槍 抜 刀 牙 ( し ゅ う ・ と っ そ う ば っ と う が )! ! 」
ッ
ッ
グ ッ ッ ッ ッ ッ ッ
サ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! !
アカメの暴顛贅・弐式の前足で、抜き手を放つ!!
抜刀牙はレッドヘルムの右目から入り込み『脳』を突き刺したッ!!
ッ
ッ
レッドヘルムは…!!
「 ゴ…ゴシャァアアアア………!! 」
ズ
ダ
ン
!
レ ッ ド ヘ ル ム は 絶 命 し た ! !
一方、もう1匹のレッドヘルムは…!!
レッドヘルムは猛る!!
「 グ ワ ッ ハ フ ゥ ゥ ウ ウ ウ ウ ウ ! ! 」
攻め入るはカイの三兄弟!!
アカトラ!!
「チュウトラ!クロトラ!!」
チュウトラ!!
「カイの三兄弟の力を見せてやろうぜ!!」
クロトラ!!
「 斬 ・ 飛 翔 分 身 抜 刀 牙 ( ざ ん ・ ひ し ょ う ぶ ん し ん ば っ と う が )だ ! ! 」
そう言うとクロトラは、暴顛贅・弐式をレッドヘルム目掛けて突っ込ませる!!
そ
し
て
!
アカトラ!
「チュウトラ!クロトラに息を合わせるぞ!!」
チュウトラ!
「おうよ、兄者!!」
そう言うと、2人も暴顛贅・弐式をレッドヘルム目掛けて突っ込ませる!!
ド
ン
!
アカトラの暴顛贅・弐式を、クロトラの暴顛贅・弐式と背中合わせにする!!
ド
ド
ン
!
チュウトラの暴顛贅・弐式もまた、クロトラの暴顛贅・弐式と背中合わせにする!!
ギ
ュ
ル
!
そ れ を そ の ま ま 回 転 さ せ る ! !
ッ
ッ
ギ ャ ッ ッ ッ ッ ッ
ル ォ ォ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ! !
そ の ま ま 突 っ 込 む
こ
れ
ぞ
!
「 斬 ・ 飛 翔 分 身 抜 刀 牙 ( ざ ん ・ ひ し ょ う ぶ ん し ん ば っ と う が )! ! 」
ッ
ッ
グ ッ ッ ッ ッ ッ ッ
ル ォ ォ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ! !
そして、今、レッドヘルムを…ッ!!
ッ
ッ
ブ ッ ッ ッ ッ ッ ッ
シ ャ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! !
カイの三兄弟の抜刀牙はレッドヘルムの胸部を切り裂いた!!
ッ
ッ
レッドヘルムは苦しむ!!
「 ゴ ン シ ャ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! ! 」
そ
こ
へ
!
ガ ブ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ! ! !
“海坊主”ベニザクラの登場である!!
レッドヘルムの右足に噛み付いたのだ!!
そ
の
ま
ま
!
グ ゥ ン ォ ォ ォ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ! ! !
剛力に任せて、レッドヘルムをブン投げた!!
ベニザクラは怪力のオオウ八犬士である!
故に搭乗する暴顛贅・弐式も、他よりも馬力が高い物を用意されている!!
倒れ、起き上がろうとするレッドヘルムに対し、
オオトリの“鉄人”…ッ!!
「受けよ!撃・閃通臂抜刀牙(げき・せんつうひばっとうが)ッ!!」
“烈火坊”ムコンガの登場である!!
ムコンガが抜刀牙を仕掛ける!!
「 ハ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! ! 」
ッ
ッ
ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!
ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!
ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!
ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!
ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグゥ!
・
・
・
・
・
・
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・
・
・
一発一発が内部破壊を伴う、必殺の抜き手である…!!
一撃一撃が入る事に、レッドヘルムの動きは鈍くなり…!!
「 ゴェ………プ……………。 」
レッドヘルムは息絶えた。
クロトラが抜刀牙を繰り出す!!
「 乱 ・ 蛇 龍 身 抜 刀 牙 ( ら ん ・ だ り ゅ う し ん ば っ と う が ) ッ ! ! 」
ギ ” ュ ” ウ ” オ ” ォ ” オ ” オ ”オ ”
ギ”ュ” ル”ル” ル” ル” バ” ォ” ゥ” ゥ”
ウ ” ウ ” ウ ” ウ ” ゥ”オ”ォ”オ”ォ” ン ” オ ” ォ ” ン ” オ ”
ン ” ォ ” ォ ” ォ”オ”オ”ォ” ン ”ン ” ゥ ” ォ ” ォ ” ッ ッ ! ! !
レッドヘルムを倒したのを見、
Queenがこう言う!!
「Excellent(エクセレント)!!」
「更に奥へと進みましょう!!」
Queenとオオウ八犬士達は更にフタゴマウンテン奥深くへと進む。
途中幾度となく、レッドヘルムが襲い掛って来たものも、
同程度の体格でありながら、連携を取るものと取らぬものの差があった。
Queen達は連携を取りながらレッドヘルムを倒すが、
レッドヘルムは1匹1匹襲い掛って来る。チームでは無いのだ。
それが大きな差となって、少し、また少しとオオウの祭壇へと近づいて行った。
そして、いよいよ…!
アカメ!
「いよいよ、オオウの祭壇だ。もうひと踏ん張りだ!!」
Queen!!
「遂に…と言いたいトコロですが……。」
「ミスター・アカメ。私は『とてつもなく恐ろしいもの』を感知してしまいました。」
「これは…。難敵ですよ……!」
アカメ!
「難敵だと…?」
グ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
アカメ!
「地鳴り?いや!山が動いている!!」
Queen!
「山ではありません…!」
「あれが、レッドヘルムのヌシであるようです…!!」
そ
れ
は
!
巨 大 な レ ッ ド ヘ ル ム で あ っ た ! !
右 目 が 潰 れ た レ ッ ド ヘ ル ム で あ っ た ! !
全 長 は … !
実 に『 3 0 0 m 』は あ ろ う ! !
何 も か も 桁 違 い な そ の 姿 を 、
Q u e e n 達 の 前 に 現 し た の で あ る ! !
ーーーーーー