QueenX(クイーンエックス)は思考する。
50mの暴顛贅(アバレテンゼイ)と300mのレッドヘルム。
勝敗は目に見えている。しかしやりようがない訳では無い。
50mの暴顛贅(アバレテンゼイ)と300mのレッドヘルム。
勝敗は目に見えている。しかしやりようがない訳では無い。
攻略法。それはレッドヘルムの足元。つまり下からの攻撃だ。
しかし下の者は上からの爪牙(そうが)に倒されやすい。
しかし下の者は上からの爪牙(そうが)に倒されやすい。
故にレッドヘルムの上からの攻撃を防ぐために、
先陣をきり、真っ先に正面から敵の顔面に食い下がるのだ。
先陣をきり、真っ先に正面から敵の顔面に食い下がるのだ。
だから、Queenはこう言う。
「私が先陣をきります。頭を狙います。」
「皆はその隙にレッドヘルムの足元から攻撃をして下さい。」
しかし“イガ忍犬の総帥”アカメはこう言った。
「決死隊はわし等に任せてはくれぬか?」
「あるのだよ。対巨体用の抜刀牙が。」
「名付けて…!」
ッ
ッ
「 幻 ・ 朧 分 身 抜 刀 牙 ( げ ん ・ お ぼ ろ ぶ ん し ん ば っ と う が )! ! 」
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
○クロガネの賛歌 第7章 “死闘!惑星オオウ”
第 7 話 「 暴 顛 贅 の 猛 攻 ! ! 」
全長300m!片目のレッドヘルムが吠える!!
「 バ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ! ! 」
圧倒的なるはその存在感!!
コイツはヤベェ!命がピンチだ!!
そんな気がしてならない気持ちを振りて払い!!
コイツはヤベェ!命がピンチだ!!
そんな気がしてならない気持ちを振りて払い!!
“イガ忍犬の総帥”アカメがこう言う!!
「キリカゼ!ジンナイ!!」
“忍犬”キリカゼが応える!!
「抜刀牙でございますね!」
“忍犬”ジンナイもまた!!
「では、まず残像分身陣(ざんぞうぶんしんじん)と行きましょう!!」
アカメ!!
「ならば、レッドヘルムを中心に円を描くぞ!!」
キリカゼ!ジンナイ!!
「「委細承知!!」」
ドズゥ! ドズゥ! ドズゥ! ドズゥ! ドズゥ!
ドズゥ! ドズゥ! ドズゥ! ドズゥ! ドズゥ!
ドズゥ! ドズゥ! ドズゥ! ドズゥ! ドズゥ!
ドズゥ! ドズゥ! ドズゥ! ドズゥ! ドズゥ!
アカメ達はレッドヘルムを中心に、円を描きながら走る。
凄い速度だ。レッドヘルムも片目のその目で追うのがやっとである。
そして、アカメ達の暴顛贅・弐式が徐々に徐々に、
『分身』をしているように見えてくる。
これぞ『残像分身陣(ざんぞうぶんしんじん)』ッ!!
1人では分身を作り出すのは困難であるが、
同形の者が数人揃えば、容易に数を把握出来なくなる!!
ましてや、300mのレッドヘルムは片目!!
視界の悪さにアカメ達の数を把握し切れないッ!!
アカメが叫ぶ!!
「では仕掛けるぞッ!!」
キリカゼ!ジンナイ!!
「「いざ!抜刀牙!!」」
ッ
ッ
ダ”ギ”ュ”オ”ォ”オ”オ”オ”オ”!!
ダ”ギ”ュ”オ”ォ”オ”オ”オ”オ”!!
ダ”ギ”ュ”オ”ォ”オ”オ”オ”オ”!!
ッ
ッ
アカメ達が操る『暴顛贅・弐式』が跳ぶッ!!
そう!それは分身を伴ってッ!!
そうだ!これこそが!!
ッ
ッ
「 幻 ・ 朧 分 身 抜 刀 牙 ( げ ん ・ お ぼ ろ ぶ ん し ん ば っ と う が )! ! 」
ッ
ッ
ド ッ ッ ッ ッ ッ ! !
ズ サ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ! ! !
アカメ達の『暴顛贅・弐式』の牙が、レッドヘルムの顔面を切り裂く!!
ッ
ッ
Queenが叫ぶ!!
「今でしょ!!レッドヘルムの足元を狙うのはッ!!」
“カイの三兄弟・長男”アカトラ!
「この時を逃して何時やるってんだ!!」
“カイの三兄弟・次男”チュウトラ!
「我等“カイの三兄弟”、大恩の為!」
“カイの三兄弟・三男”クロトラ!
「命言う名の刃(やいば)となろう!!」
“海坊主”ベニザクラ!
「力の限り噛み砕くッ!!」
“鉄人”ムコンガ!
「撃・閃通臂抜刀牙(げき・せんつうひばっとうが)!!」
ダ
ッ
!
暴顛贅6体が駆け出すッ!!
先陣を切ったのはQueenであった!!
「Spin Fall(スピン・フォール)!!」
Queenの暴顛贅は飛び上がり、
回転カカト落としを繰り出す!!
ドッッッ グォォォオオオオオオオオ!!
レッドヘルムの右膝下にダメージを与える!!
次
は
!
ガ ブ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ! ! !
“海坊主”ベニザクラの登場である!!
レッドヘルムの右足に噛み付いたのだ!!
ブゥン! ブゥン!!
レッドヘルムは足を振り、ベニザクラを引きはがそうとするが!!
「…………………………ッ!!」
離さない!!この!!闘犬仕込みの食らいつきは!!!
伊達では無し!伊達では無し!!伊達では無しだぁー!!!
そ
の
次
!
『 撃 ・ 閃 通 臂 抜 刀 牙 ( げ き ・ せ ん つ う ひ ば っ と う が )! ! 』
“鉄人”ムコンガのお出ましだ!!
今!内部破壊を伴う打撃(抜き手)である!!
『撃・閃通臂抜刀牙(げき・せんつうひばっとうが)』をブチかますッ!!
ッ
ッ
ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!
ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!
ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!
ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!
ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグ!ドグゥ!
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
体格差がある故、致命的な打撃になりえないが…。
何せ、内部破壊を伴う打撃である。
打ったその肉の付近は、肉がグジュグジュに軟弱になる。
そ
う
!
ムコンガ!
「その箇所は弱点と化すのだ!」
「後は頼むぞ、カイの三兄弟!!」
そ
し
て
!
カイの三兄弟!!
“カイの三兄弟・長男”アカトラ!!
「狙いはムコンガ殿の抜刀牙跡だ、チュウトラ!クロトラ!!」
“カイの三兄弟・次男”チュウトラ!!
「おう!今一度、カイの三兄弟の力を見せてやろうぜ!!」
“カイの三兄弟・三男クロトラ!!
「 斬 ・ 飛 翔 分 身 抜 刀 牙 ( ざ ん ・ ひ し ょ う ぶ ん し ん ば っ と う が )! ! 」
そう言うとクロトラは、暴顛贅・弐式をレッドヘルム目掛けて突っ込ませる!!
そ
し
て
!
アカトラ!
「チュウトラ!クロトラに息を合わせるぞ!!」
チュウトラ!
「おうよ、兄者!!」
そう言うと、2人も暴顛贅・弐式をレッドヘルム目掛けて突っ込ませる!!
ド
ン
!
アカトラの暴顛贅・弐式を、クロトラの暴顛贅・弐式と背中合わせにする!!
ド
ド
ン
!
チュウトラの暴顛贅・弐式もまた、クロトラの暴顛贅・弐式と背中合わせにする!!
ギ
ュ
ル
!
そ れ を そ の ま ま 回 転 さ せ る ! !
ッ
ッ
ギ ャ ッ ッ ッ ッ ッ
ル ォ ォ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ! !
そ の ま ま 突 っ 込 む
こ
れ
ぞ
!
「 斬 ・ 飛 翔 分 身 抜 刀 牙 ( ざ ん ・ ひ し ょ う ぶ ん し ん ば っ と う が )! ! 」
ッ
ッ
グ ッ ッ ッ ッ ッ ッ
ル ォ ォ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ! !
そして、今、レッドヘルムを…ッ!!
ッ
ッ
ブ ッ ッ ッ ッ ッ ッ
シ ャ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! !
カイの三兄弟の抜刀牙は、ムコンガの抜刀牙跡、レッドヘルムの右足を切り裂く!!
「 フボホォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!! 」
レッドヘルムは雄叫びを上げ…!!
ズ
ゥ
ン
!
右膝を着く!!
そ
れ
を
見
!
Queenが命令を下す!!
「レッドヘルムの右側は、片目と傷でがら空きです!!」
「 一 気 に 攻 め 込 み ま し ょ う ! ! 」
八犬士達は叫ぶ!!
「 勝 利 の 歌 を 高 ら か に ィ ー ! ! 」
攻め入るは、9機の暴顛贅!!
そ
の
時
で
あ
っ
た
!
ゾ ク ゥ !
ゾ ク ゥ !
ゾ ク ゥ !
ゾ ク ゥ !
ゾ ク ゥ !
ゾ ク ゥ !
ゾ ク ゥ !
ゾ ク ゥ !
ゾ ク ゥ !
ッ
ッ
歴戦の戦士が感じる事が出来る、戦慄(せんりつ)の瞬間!!
レッドヘルムから繰り出されるは、容易に死を予感させる一撃であった!!
ッ
ッ
嗚呼、それは手だ!何て巨大な手なのであろう!!
嗚呼、それは腕だ!何て速度で放たれるのであろう!!
嗚呼、それは爪だ!何て鋭く、禍々しいのであろう!!
ッ
ッ
来る!破滅の瞬間!!
ッ
ッ
300mと言う暴力の巨大(デカ)さが、
今、現実の猛威となって奮われる時ッッ!!
グ ” ワ ” ン ” ラ ” グ ” グ ” ワ ”ン ”
ラ”ゥ” オ”ォ” ウ” オ” ア” ア” グ” ル”
ル ” ル ” ル ” ル ” ゥ”オ”ォ”オ”ォ” ン ” オ ” ォ ” ン ” オ ”
ン ” ォ ” ォ ” ォ”オ”オ”ォ” ン ”ン ” ゥ ” ォ ” ォ ” ッ ッ ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
ー レッドヘルムの巨大な爪が、
Queenと八犬士達を襲ったッ!!
ーーーーーー