突っ込みどころしかない三人組の突っ込みどころしかない経歴を聞くたびに
俺の腹筋は幾度となく痙攣を起こし声も出せずにもだえ苦しんでいる。
限界を超えた笑いの波にもう俺は死の直前。
死にたくないから何とか真面目にインタビューを進めたい。
もっとも突っ込みどころがありすぎるのに突っ込むタイミングがなくて困る。
というか俺が今聞いたこいつらの経歴は本当どうかと思う。
元はガチガチの理系でNASAに所属とか新手のジョークにしか聞こえない。
観測船に乗って木星圏の調査にでたら原因不明の現象に巻き込まれて
宇宙の裏側の彼方にまで吹き飛ばされて遭難した際に、
「神を見ました」
「神と語りました」
「神になろうと思いました」
なんていうんだからもうこいつ真正なんじゃねーかなと思う。
で、なんだかんだと師匠的な人物に拾われてなぜか神とは筋肉であると悟ったとか。
なんで神イコール。マチョズムなのかその具体的な方程式を教えてもらいたい切に。
まあ何にしろ助けてもらった恩人・・・・これもマチョズムらしいが、
その人の援助があって今の身体があるとかどうとかいっていた。
え、じゃあどうやって戻ってきたんだお前らはと俺は言いたい問い詰めたい。
聞いたところでまともな答えが返ってくるとは思わないが正直こいつら
何言っても筋肉賛歌か神とは肉体に宿るとかどうとかしか今まで言ってないから
たぶんきっと筋肉で戻ってきたんだろうきっとそうに違いない。
問、宇宙空間をどうやって移動しますか?
答え、筋肉宇宙遊泳法。
ほら証明終了だ。って馬鹿か俺は。
ていうかこいつらそのまま引き取って飼い殺しにしてくれればいいのに
なんで地球に戻しやがったんだその師匠とやらは!
あ、でも実は師匠もこいつらがうざくなって戻したなんていう理由だったら
俺の心がへし折れそうだからやっぱ答えなくていいです。
まあぶっちゃけそれに関してはどうでもいいしマッスル編集長も
そんなことは一切合財聞く気も起きないだろうか俺は無視する。
聞いておきたいことは筋トレ内容とかなんで暗黒レスラー狩りをしてるのかとか、
そういった具体的な行動に関する説明ってところだろう。
「ええ、それは我々の教義を広めていこうと思いまして。
この場、光のささない暗黒街ゴッツ・サムイシティから神の愛を説き、
人々を救うことができたならば、それはすなわち闇が払われたことと同義でしょう」
「健全な精神は健全な肉体に宿ると神はおっしゃられた。
右のホホを殴られれば左のホホもぶんなぐれ、何事もバランスが肝心」
「つまるところ鍛えれば神になれるのです。
それが我々健康神団(仮)の教義であり使命なのです」
誰か俺に翻訳機をください。
こいつが喋っているのはきっと宇宙語で理解できないだけで
実はまともなことをしゃべっているのだと同じ人類としてそう思わせてくださいお願いします。
だけどもここでは神様イコール・マッチョ・イコールこいつらが神様らしいので
どうやら俺の祈りは通じないし悪魔に祈ろうにもむしろ俺にとってはこいつらが悪魔だ。
マッチョの神に祈りをささげるというか言うことを聞いてもらうには
やはり腕立て伏せやら腹筋トレーニングでもしないとだめなんだろうが
そこまでするくらいなら俺は理解することを放棄したいし実際にそうした。
大体自分たちの宗教にカッコ仮カッコトジとかつける奴らなんてどうかいしている。
そもそもこいつらはカルト的集団・・・・いや三人組だから集団とは呼びにくいんだけど
まあそこには触れないでおいてとりあえず世間的にはカルトに分類されるからそう称するが、
果たして今までのカルトの常識の中に肉体を限界以上にきたえるぞという教義はあっただろうか?
カルトといえば基本はエロかグロかクスリか俺が神だの四つだが、
一番最後に似ているといえば似ているものの根本が違いすぎて話にならない。
みんな鍛えればマッチョになれる、マッチョになれば神になる。
人類皆神様ムキムキ団、自称『健康神団(仮)。
たぶんこいつらに入団できるのはマッスル編集長くらいのものだろうな。
「じゃあ普段のトレーニングメニューとか、
そういったものをもうちょっと具体的にお願いします」
義務的に接しよう。
同じ人間だとは思わないようにしよう。
「より強い肉体、神に打たれれば神を知ることとなる」
「神の叱咤は万人に通じる真の目覚めに繋がる」
「自らの肉体を愛しなさい。そして同時に試練を与えるのです。
それがすなわちあなたが抱える愛であり貴方は神に昇華するのです」
理解力を捨てた俺の代わりにけなげに働いてくれるテープレコーダーのことを
これほどいとおしく感じた日は一度もない。
というかそろそろこれインタビューになってなくねと頭を抱えそうになったとき、
奥の部屋からごおんごおんと何か鐘のようなものが鳴る音が響き渡る。
何事かと俺はそちらに顔を向けようとするが、
同時にがしりと肩をつかまれたので思わず神父の顔のほうを向いてしまう。
「よろしい、神は試練を与えられた。今からあなたに神の御業をお見せしましょう」
いやもうすでに試練は十分味わってますよとは俺は言わない。
いやほんと・・・・拷問です。
俺の腹筋は幾度となく痙攣を起こし声も出せずにもだえ苦しんでいる。
限界を超えた笑いの波にもう俺は死の直前。
死にたくないから何とか真面目にインタビューを進めたい。
もっとも突っ込みどころがありすぎるのに突っ込むタイミングがなくて困る。
というか俺が今聞いたこいつらの経歴は本当どうかと思う。
元はガチガチの理系でNASAに所属とか新手のジョークにしか聞こえない。
観測船に乗って木星圏の調査にでたら原因不明の現象に巻き込まれて
宇宙の裏側の彼方にまで吹き飛ばされて遭難した際に、
「神を見ました」
「神と語りました」
「神になろうと思いました」
なんていうんだからもうこいつ真正なんじゃねーかなと思う。
で、なんだかんだと師匠的な人物に拾われてなぜか神とは筋肉であると悟ったとか。
なんで神イコール。マチョズムなのかその具体的な方程式を教えてもらいたい切に。
まあ何にしろ助けてもらった恩人・・・・これもマチョズムらしいが、
その人の援助があって今の身体があるとかどうとかいっていた。
え、じゃあどうやって戻ってきたんだお前らはと俺は言いたい問い詰めたい。
聞いたところでまともな答えが返ってくるとは思わないが正直こいつら
何言っても筋肉賛歌か神とは肉体に宿るとかどうとかしか今まで言ってないから
たぶんきっと筋肉で戻ってきたんだろうきっとそうに違いない。
問、宇宙空間をどうやって移動しますか?
答え、筋肉宇宙遊泳法。
ほら証明終了だ。って馬鹿か俺は。
ていうかこいつらそのまま引き取って飼い殺しにしてくれればいいのに
なんで地球に戻しやがったんだその師匠とやらは!
あ、でも実は師匠もこいつらがうざくなって戻したなんていう理由だったら
俺の心がへし折れそうだからやっぱ答えなくていいです。
まあぶっちゃけそれに関してはどうでもいいしマッスル編集長も
そんなことは一切合財聞く気も起きないだろうか俺は無視する。
聞いておきたいことは筋トレ内容とかなんで暗黒レスラー狩りをしてるのかとか、
そういった具体的な行動に関する説明ってところだろう。
「ええ、それは我々の教義を広めていこうと思いまして。
この場、光のささない暗黒街ゴッツ・サムイシティから神の愛を説き、
人々を救うことができたならば、それはすなわち闇が払われたことと同義でしょう」
「健全な精神は健全な肉体に宿ると神はおっしゃられた。
右のホホを殴られれば左のホホもぶんなぐれ、何事もバランスが肝心」
「つまるところ鍛えれば神になれるのです。
それが我々健康神団(仮)の教義であり使命なのです」
誰か俺に翻訳機をください。
こいつが喋っているのはきっと宇宙語で理解できないだけで
実はまともなことをしゃべっているのだと同じ人類としてそう思わせてくださいお願いします。
だけどもここでは神様イコール・マッチョ・イコールこいつらが神様らしいので
どうやら俺の祈りは通じないし悪魔に祈ろうにもむしろ俺にとってはこいつらが悪魔だ。
マッチョの神に祈りをささげるというか言うことを聞いてもらうには
やはり腕立て伏せやら腹筋トレーニングでもしないとだめなんだろうが
そこまでするくらいなら俺は理解することを放棄したいし実際にそうした。
大体自分たちの宗教にカッコ仮カッコトジとかつける奴らなんてどうかいしている。
そもそもこいつらはカルト的集団・・・・いや三人組だから集団とは呼びにくいんだけど
まあそこには触れないでおいてとりあえず世間的にはカルトに分類されるからそう称するが、
果たして今までのカルトの常識の中に肉体を限界以上にきたえるぞという教義はあっただろうか?
カルトといえば基本はエロかグロかクスリか俺が神だの四つだが、
一番最後に似ているといえば似ているものの根本が違いすぎて話にならない。
みんな鍛えればマッチョになれる、マッチョになれば神になる。
人類皆神様ムキムキ団、自称『健康神団(仮)。
たぶんこいつらに入団できるのはマッスル編集長くらいのものだろうな。
「じゃあ普段のトレーニングメニューとか、
そういったものをもうちょっと具体的にお願いします」
義務的に接しよう。
同じ人間だとは思わないようにしよう。
「より強い肉体、神に打たれれば神を知ることとなる」
「神の叱咤は万人に通じる真の目覚めに繋がる」
「自らの肉体を愛しなさい。そして同時に試練を与えるのです。
それがすなわちあなたが抱える愛であり貴方は神に昇華するのです」
理解力を捨てた俺の代わりにけなげに働いてくれるテープレコーダーのことを
これほどいとおしく感じた日は一度もない。
というかそろそろこれインタビューになってなくねと頭を抱えそうになったとき、
奥の部屋からごおんごおんと何か鐘のようなものが鳴る音が響き渡る。
何事かと俺はそちらに顔を向けようとするが、
同時にがしりと肩をつかまれたので思わず神父の顔のほうを向いてしまう。
「よろしい、神は試練を与えられた。今からあなたに神の御業をお見せしましょう」
いやもうすでに試練は十分味わってますよとは俺は言わない。
いやほんと・・・・拷問です。
奥にある怪談をつんたかつんたかつんたかとたっぷり三分ほど
降りてたどり着いた場所は意外にもやたら広いスペース。
昔日本に旅行した時にみたDAI-BUTUとかいうどデカい像くらいのものが
三つ並んでなお余裕があるほどのだだっ広い倉庫だ。
が、残念だけど並んでいるのはDAI-BUTUじゃない。
もちろんイエス像でもマリア像でもないし、ダビデ像だとかニケー像でもない。
ビスカルチェだ。
正確にはビスカルチェ三兄弟そっくりそのままの、
しかしサイズだけが十倍ほどになっている謎の金属像が胡坐を組んで並んでいる。
あれっ俺もしかして正気度なくなっちゃったのとか思うがいやまさかなあ、
こいつらに感化されてついにマッチョの幻想でも夢見るようになったのかしらと
ちょっと茶目っ気てみるがどこからどう見てもビスカルチェ像。
俺の目の前でカソックを脱ぎ捨てて、レスラーパンツ一丁になった姿はまさしくそっくり!
ああ、もしかして筋肉こじらせると本当に神になるのかしらんと
俺はここにきて信じてしまいそうになる。
いやまさかとは思っているがしかしこうして現実目の前にしてみるとちょっと本気で思う。
と、呆けたままの俺に銀色パンツのビスカルチェが言う。
「先ほどの鐘の音は、この教会を中心に、
特定範囲内に人型兵器が現れた時になる警報です」
えっと、急になんか宗教とか筋肉とは違うことを言われて俺は驚く。
警報だって?
いや、何のために?
「神はおっしゃった。今までに罪を犯したことのない者のみが石を投げろと。
侵略は罪です。罪ならば、それを止めなければなりません。
そして私たちには力がある。ならば止めない理由はありますまい?」
「弟よ、今回は我々に任せておきなさい。
教えとはだれかに理解してもらうためのもの。
今日の主役は彼であり、我々はわき役にしか過ぎないのだから」
そういうと赤黒パンツを履いたビスカルチェは、
同じく赤黒系のパンツを履いてる巨大ビスカルチェ像の腹に手刀をぶち込み、
はらわたを掻っ捌くようにめりめりと装甲を引きはがして中の空洞に飛び込んだ。
視界の端では青色パンツを履いているビスカルチェも、
そして俺の隣にいたはずの銀色パンツビスカルチェも、
同じように腹に突きこみそして俺に向けて手招きする。
よくはわからんが入れってことなんだろう。
全くわけがわからないがどうやら何からショータイムを始めるらしいから、
俺は覚悟を決めて巨大ビスカルチェ像の中へと飛び込んだ。
むせ返るような汗臭さをかき分けるように二歩三歩と進んだ先にあったのは、
ああ、まさかのレスリング会場がそこに鎮座していた・・・・!
降りてたどり着いた場所は意外にもやたら広いスペース。
昔日本に旅行した時にみたDAI-BUTUとかいうどデカい像くらいのものが
三つ並んでなお余裕があるほどのだだっ広い倉庫だ。
が、残念だけど並んでいるのはDAI-BUTUじゃない。
もちろんイエス像でもマリア像でもないし、ダビデ像だとかニケー像でもない。
ビスカルチェだ。
正確にはビスカルチェ三兄弟そっくりそのままの、
しかしサイズだけが十倍ほどになっている謎の金属像が胡坐を組んで並んでいる。
あれっ俺もしかして正気度なくなっちゃったのとか思うがいやまさかなあ、
こいつらに感化されてついにマッチョの幻想でも夢見るようになったのかしらと
ちょっと茶目っ気てみるがどこからどう見てもビスカルチェ像。
俺の目の前でカソックを脱ぎ捨てて、レスラーパンツ一丁になった姿はまさしくそっくり!
ああ、もしかして筋肉こじらせると本当に神になるのかしらんと
俺はここにきて信じてしまいそうになる。
いやまさかとは思っているがしかしこうして現実目の前にしてみるとちょっと本気で思う。
と、呆けたままの俺に銀色パンツのビスカルチェが言う。
「先ほどの鐘の音は、この教会を中心に、
特定範囲内に人型兵器が現れた時になる警報です」
えっと、急になんか宗教とか筋肉とは違うことを言われて俺は驚く。
警報だって?
いや、何のために?
「神はおっしゃった。今までに罪を犯したことのない者のみが石を投げろと。
侵略は罪です。罪ならば、それを止めなければなりません。
そして私たちには力がある。ならば止めない理由はありますまい?」
「弟よ、今回は我々に任せておきなさい。
教えとはだれかに理解してもらうためのもの。
今日の主役は彼であり、我々はわき役にしか過ぎないのだから」
そういうと赤黒パンツを履いたビスカルチェは、
同じく赤黒系のパンツを履いてる巨大ビスカルチェ像の腹に手刀をぶち込み、
はらわたを掻っ捌くようにめりめりと装甲を引きはがして中の空洞に飛び込んだ。
視界の端では青色パンツを履いているビスカルチェも、
そして俺の隣にいたはずの銀色パンツビスカルチェも、
同じように腹に突きこみそして俺に向けて手招きする。
よくはわからんが入れってことなんだろう。
全くわけがわからないがどうやら何からショータイムを始めるらしいから、
俺は覚悟を決めて巨大ビスカルチェ像の中へと飛び込んだ。
むせ返るような汗臭さをかき分けるように二歩三歩と進んだ先にあったのは、
ああ、まさかのレスリング会場がそこに鎮座していた・・・・!