オルファン・ザイルード
登場作品:魔導巧殻
解説
メルキア帝国の
四元帥の一人で、
ディナスティ領を治める南領元帥。
また現役の元帥でありながら宰相も兼任している。
明晰な頭脳と揺るがぬ信念を持ち、目的を達成する為ならばどんな手段でも実行する。
ヴァイスハイトにとっては母親が死んだ後に引き取って後見人になってくれた恩人であり、元帥となる前に仕えていた上官でもある。
有能な人物ではあるが父親としては不器用であり、実の娘である
リセルとは妻を失った頃の心の擦れ違いによって絶縁状態となっている。
世界最高の
魔導技術を持つ
メルキアにありながら
魔導兵器に対して限界を感じ、後世の為に国が歩む道を変えようと魔法技術の本格的な実用化に向けて行動していた。
なおその様な考えに至ったのは
皇帝ジルタニアが
魔導技術発展の為に禁術にまで手を出していた為。
民に犠牲を強いる
皇帝とその腹心
ノイアスは
メルキアにとって害悪だと判断、彼等を排除する為に
ユン・ガソル連合国の侵攻と
帝都結晶化を画策した。
だが結果的にはその策略を彼等に逆利用される事となり、
ノイアスの暗躍を許してしまった。
また
魔導技術に代わる新たな力として
歪竜という一種の生物兵器を魔法技術で生み出す道を提示したが、
魔導技術に対する考え方の違いは
エイフェリア元帥や彼女の側についた
ヴァイスハイト元帥との対立を生んでしまい、
メルキア帝国を二分する内乱の原因にもなってしまった。
結果としては両元帥の前に敗れ、最期は内乱終結の隙を突こうとした
ノイアスを
歪竜の力を暴走させる事で生み出した業火で自分諸共焼き尽くして命を落とした。
基本的には思慮深い人物でありながら結果を急ぎ過ぎた行動をとってしまったのは不治の病に侵されていた為だが、それを知るのは
ナフカくらいのものであり、
オルファンに
帝国の未来を託された
ヴァイスハイトや
リセルも最後までその事実を知る事は無かった。
雑感・考察
上記解説は正史である兵器ルートのもの。
魔法ルートでは
ヴァイスハイトと同盟を結んで仲間となり、正史とは逆に内乱を制して最後まで生き残る。
覇王ルートでは敵対し、仲間にはならない。
ただし病に侵されているのはどのルートでも変わらない為、仲間となる魔法ルートにおいても最終的には命を落とす事になる。
ゲーム上ではレベルアップする事で「南領元帥」、「策謀元帥」、「魔術を極めし元帥」の称号を獲得可能。
最終更新:2024年06月24日 20:15