アセリア
登場作品:百千の定にかわたれし剋
解説
碧王の庭園遺跡群で眠っていた少女。
ヴィオレットの依頼で遺跡を訪れた
マルク達に意識を失った状態で発見され、そのまま外に連れ出された。
人間にしか見えないが
先史文明期に創られた
魔導兵器であり、発見時に
ルイリや
ソフィアが気付いたように肌の強度は
人間を超えており、脈も無い。
意識を取り戻した後、
マルクに名前を問われ
アセンブリアという機体名を名乗ったが、可愛くないと言う
ヴィオレットによって名前をアセリアに略された。
どうやら気に入ったらしく、以後はアセリアの名を使い続けている。
元々受けていた命令は何も残っておらず、遺跡で眠りについていた理由は謎に包まれている。
自分を目覚めさせた
マルク達に対して新たな殲滅対象を求めたが、
マルクからは現状では特に殲滅する対象は無い事とそもそも命令をするつもりは無い事を告げられる。
ただし
マルクはアセリアが命令が無い状態を不安に思っている事も察しており、自分達と行動を共にし、その中で自分のしたい事を見つけてはどうかと提案、これを受け入れた。
戦闘行動しか経験が無かった為、当初は与えられた自由に何をすればいいか分からず悩んでいたが、
コテエリルの復興作業を手伝い、住人から感謝された事には何か感じ入るものがあった様子。
しかし
アムレントで行った魔物退治の仕事でより褒められた事で戦闘能力を活かした方が人々により貢献できると短絡的に考えてしまい、
アムレシィにおいて貴族に不満を抱く民衆の言葉を真に受け、彼等の助けとなる為に
貴族とその私兵を一方的に殲滅してしまった。
住人達からは善意からの行動だとは一応理解されており、
貴族を襲撃してしまった事を庇ってもらっているが、やり過ぎた行いを責められてもいる。
民衆の為に行動したはずが良い結果とならなかった事に悩んだが、
マルクからは理屈だけで動くのではなく、もっとわがままになればやりたい事が見つかるのではないかと諭された。
その後、再び訪れた
アムレシィで住人達が騎士団の徴収を受けている場に遭遇した時には彼等を守る為に自らの意思で介入、
かけつけた
マルク達の協力もあって今度は誰も殺さすに場をおさめ、民衆からも感謝もされている。
色々と悩んだ結果、人々を守って戦いを無くす事が自分のやりたい事と考え、戦闘兵器である自分が戦わずに済む世界を実現する為に改めて
マルク達に協力する事を誓った。
深紅衣の動乱後は各地を放浪しながら新たに自分のやりたい事を探している。
マルクをはじめ共に旅した仲間達のもとを訪ねる事もあるが、
エルフの里には流石に入れず、
セレストラヴィには会えなかった模様。
雑感・考察
ゲームをクリアする上では必ずしも仲間にする必要は無いが、正史ルートに進む場合はフラグの関係上仲間にする必要がある。
上記解説にもある様に姫狩り等で登場した
アセンブリアとは同機種であるらしいが、外見は大きく異なる。
設定変更によるものなのか、同型機とはいっても兵装などにかなりバリエーションがあるという設定なのかは謎。
また
アセンブリアには本体である鎧部分と
人間族が融合した存在という設定があったが、アセリアには特にその様な描写が存在しない。
登場時の描写からすると
ルイリが初見でただの
人間では無い可能性に気付く程度には異質である事が窺える。
(
ルイリに
先史文明期の
魔導兵器に詳しいという設定は無い為、おそらくは素人目に見ても違和感があるのだと思われる)
これがアセリアが生身の
人間族を用いていない完全な
創造体である事を示すのか、兵装と融合した段階で生身部分が変質する事を示しているのかは不明。
ちなみに姫狩りの方の
アセンブリアには生身部分は
人間族と変わらないという描写があった為、設定自体が変わった可能性もある。
最終更新:2025年07月08日 09:52