リアクター

この世界観における人類が魔法を扱うために必要なマジックアイテムの解説。(設定途中)



◆『リアクター』の概要

魔鉱石』を原動力として用い、そこから『魔力』を抽出することで動く機器。いわゆる魔法の杖のようなもの。
この世界の人類が魔法を扱うのに必要不可欠なアイテム。
家具などの日用品や、戦闘用の武器まで、用途様々なリアクターが存在する。



◆"魔法の杖"としてのリアクターについて

この世界における人類はほかの種族と違って体内に魔法を扱う器官が存在せず、この『リアクター』を用いて初めて魔法を扱える。
『リアクター』にはめ込まれた魔鉱石が、大気中、あるいは体内を巡る魔力と作用し、
それを魔法エネルギーに変換させることで魔法が発現する、という原理である。
杖や剣など手に持って使うものを『魔法具()』、指輪や腕輪など身体に装着するものを『魔装具(ウェアラブル・リアクター)』として区別される。

ただし、これら人類の扱う『魔法』は、亜人たちの扱う純正な『魔法』には遠く及ばない。
そのために、その差を縮めるために戦闘用『リアクター』研究には情熱が注がれており、
それを表すように、最近では『リアクター』の中に、武器などのモノを微粒子状に分解してしまいこむ技術も開発された。

以前まで武器としておもに使用されていた『リアクター』は、棒状のものに魔鉱石を取り付けたいわゆる『魔法の杖』のみだったが、
現在では技術の革新により、といった武器に魔鉱石をはめ込んで使用するという方式が主流となっている。

このように『リアクター』は魔法を扱うことが不可能な人類用として開発された技術であるが、
最近は指輪腕輪やネックレスなどの装身具に魔鉱石をはめ込んでいるものも増え、おしゃれアイテムとして愛用している者も増えている。
本来は『リアクター』使う必要はない亜人でも、魔力制御の補助をするために『リアクター』を使用しているケースがある。



◆"日用品"としてのリアクターについて

これら日用品(ネセシティ・リアクター)は人類・亜人類問わず一般家庭でも多く普及し、今日も世界の至る所で活躍している。
この世界の文明を象徴する機器であり、世界各地の専門店や露店などで広く販売され、科学圏でも日用リアクターの開発や改良がおこなわれている。

もともとは『魔法の杖』に用いられていた技術をより身近なものに応用しようという考えから生み出された技術で、
近代リアクター技術開発の第一人者・コルシュノワ博士によってより一般的なものに昇華された。

対象となる機器の規格にあう魔鉱石をセットする場所がある以外は、有り体に言ってしまえば電化製品と似たような原理。
しかし『魔鉱石』の寿命が尽きれば交換する必要があり、長持ちするものほど値が張るため、多少面倒くさい仕様。
最終更新:2013年11月04日 09:33