クラウス・フォン・クリューガー

(Claus von Crüger)

■ 性別 / 男性
■ 年齢 / 42歳
■ 種族 / 人間
■ 魔法 / 氷・火
■ クラス / 二刀流剣士、ルクストリオ第6魔法騎兵団団長

国際平和秩序保全機関『PAX』ルクストリオ支部所属の男性。貴族の家系出身。階級は中佐。
及びルクストリオ第6魔法騎兵団団長であり、アリサ・ナカムラ直属の上司。
白藍色の髪色で長髪、常にニコニコと笑みを浮かべた、見るからに腹に一物抱いていそうな穏やかな表情が特徴。
そのさまはレイスらをして「クラウスマイル」「気持ちの悪い笑み」と評される。見た目相応に立ち居振る舞いも紳士的であり、ますます怪しい

同組織内では『ギルド』を嫌う者が多い中、数少ないギルド容認派の一人。
部下であるアリサを通してよく『Capricious Wind』と接触し、支援する場面も多く、彼らを高く評価している節がある。

『PAX』に所属する前は最先端科学都市『メルゥレウム』の研究機関に属し、リアクターの技術開発を行っていた。
アラン・ジョンソンは同期兼悪友、楸ゆかりは後輩にあたる。後に、自身の研究を世界平和に役立てたいという考えから『PAX』に移る。
実動部隊として各地に出向く傍ら、アランとともに『PAX』内部の技術監修や人材の育成を行っている。

使用武器は魔鉱石がはめ込まれたレイピアと短剣で、氷と火の魔法を扱う二刀流剣士。
武器に魔鉱石がはめ込まれてあるため、武器を通して魔法を出すことが可能。

因みに騎兵団の団長であるにも関わらず、(少なくとも作中では)馬に乗る場面はあまり見られない。
また、整った顔立ちのおかげか、年齢の割に若く見られることが多く、本来の年齢を指摘される(特にアランから)と、
年甲斐もなく怒ったり(感情を露わにするというより静かにキレるタイプ)落ち込んだりするなど、自身の年齢を非常に気にしている様子。

+ 以下、ネタバレ設定
メイン世界観における中ボス
レイス達『Capricious Wind』を支援する裏で、腹心である黒ローブの男に指示を出し、『バラウールの宝珠』を巡る騒動で暗躍していた。
過剰な選民思想を持ち、世界中の生物の頂点に立とうと伝説の魔鉱石『バラウールの宝珠』の力を利用するを目論む。
その一環で、コルシュノワの『高次の魔法使い』を生み出す実験にも関わっていた。

『Capricious Wind』を利用しつくした挙句、ルクストリオ支部襲撃の濡れ衣を着せ、アリサら部下たちを差し向けて宝珠を奪った。
後に全ての罪が露見した際に、ネクタル・オルタネラの奥部にて『Capricious Wind』の面々や『PAX』に包囲され、本性をあらわにする。
コルシュノワが開発した『エリクシア』を模したリアクターに不完全な宝珠を取り付け、『何者をも超越した力を示す』目的で彼らに戦いを挑んだ。

ネクタルから無尽蔵に発せられる魔力を取り込み続け、宝珠の力による全属性魔法を操り、『Capricious Wind』を窮地に陥れた。
しかし宝珠自体の持つ高濃度の魔力を完全に制御できず、心臓と融合した宝珠は、彼を異形の魔物の姿に変貌させてしまう。
半ば理性を失ったクラウスは再び『Capricious Wind』らと激闘を繰り広げるものの、仲間たち全員の協力で生まれた一瞬の隙を突かれ、敗北。

死闘の末に宝珠は力を失い、クラウスの身体は何とか人の形を取り戻したものの、過ぎた力を得た代償に身体は限界を超え、崩壊しようとしていた。
それでもなお力へと縋る彼の前に黒ローブの男が現れ、「この男は用済み」としてクラウスの宝珠を強奪する。

何もかもを無くしたショックで廃人状態に陥ったクラウスは、捕縛されるのを待たずして地盤の崩落に巻き込まれ、ネクタルに落下。
落ちながら彼の身体は四散し、光の粒となってはるか地中の魔力泉へと消えてゆき、その惨めな最期を迎えた。


加筆修正予定。


蛇足であるが、彼もまた小学校の頃に生み出されたキャラクターの一人
当時は『クリス・フォン・クラーク』という名前であったが、再起用にあたって響きを似せた『クラウス・フォン・クリューガー』という名前に変更となった。

二刀流剣士という設定、性格、見た目などは当時と変わらないものの、研究者という設定は今回付与されたものである。中ボス&かませ設定も


◆所持品
  • 『PAX』指定軍服
公明正大を表す、『PAX』の白い制服。襟元や肩の部分に中佐の階級章が取り付けられている。

  • PDA(携帯型情報端末)
メルゥレウム』で開発された魔力伝導の小型携帯端末。これでアリサや黒ローブの男に指示を出していた。
軍用であり一般には出回っていない。現実世界でいう携帯電話。

  • レイピア(魔法剣)
クラウス標準武器の一。クリューガー家の紋章が刻まれている。右手に持つ。藍色の魔鉱石がはめ込まれており、魔法を扱うことができる。

  • マインゴーシュ(魔法剣)
クラウス標準武器の二。クリューガー家の紋章が刻まれている。左手に持つ。水色の魔鉱石がはめ込まれており、魔法を扱うことができる。
+ 以下、ネタバレ装備
  • 『バラウールの宝珠』不完全体
『亜人をも超えた最強の魔法使い』を目指す計画の一端で作られた、軍用リアクター
コルシュノワ博士が開発した新世代型軍用リアクターにレイス達から奪った『バラウールの宝珠』を埋め込んだもの。
胸の中心(心臓)に取り付けて使用する。

宝珠は不完全なため、本来の力を完全に引き出すことはできていないものの、普通ではありえない全属性魔法を扱えるようになるなど、
十分すぎる強さを発揮し『Capricious Wind』達を苦しめた。

しかし宝珠の持つ膨大かつ高濃度な魔力を制御できず、最終的には暴走してしまい、
宝珠はクラウスの心臓と融合。元の端正な姿の見る影もなく、醜悪な魔物の姿へと変貌を遂げてしまう。




国際平和秩序保全機関『PAX』所属メンバー


  • ウィルソン・ゴールディング
  • レリア・シャルリエ
  • アラン・ジョンソン
  • クラウス・フォン・クリューガー

□その他関係者



「……貴方たちには期待していますよ。『Capricious Wind』の皆さん」
最終更新:2014年02月15日 15:49