レインコートはニコニコ動画の動画投稿者。『
怪談金玉袋』という動画シリーズで知られる。フリーゲーム『
たくろう』のプレイ動画をニコニコ動画で最初に投稿した。
概要
2014年4月28日に
ドクマムシ作のツクールゲー『たくろう』のプレイ動画を半ば宣伝のような形で公開しており、動画タグには関連性の薄い「LSD」「ゆめにっき」というタグをロック、ゲームダウンロードのURLはご丁寧にもミラー付きで紹介。RTPのインストールが必要な旨まで添えて「
だれかこいつで実況動画作る人っているのかな?」とまで記していることから作者本人との関連性が疑われる。ちなみに、ミラー用アップローダーには
firestorage
を選んでおり、このミラーはこの動画のキャプション以外で用いられていないようだが、過去には『
極・魔導物語』もこのアップローダーから公開されたことがある。
加えて、レインコートはフロリダのウォルト・ディズニー・ワールドとカリフォルニアのユニバーサル・スタジオ・ハリウッドで撮影した動画を「
迫真遊園地部 アメリカのディズニーランドの裏技
」という題名で2018年7月に投稿したが、NDも2016年10月12日にドクマムシとアメリカに行ってこれら二か所のテーマパークを訪れたとツイッターに記しており、ドクマムシがその際に撮影した動画を編集してレインコート名義で投稿したのではないかということが
白地ちゃんねる2
で話題になった。
投稿動画自体に関しては、淫夢動画群自体がニコニコ動画では巨大なコンテンツであり、「怪談金玉袋」も日本語表現の欠点こそあれどホラー演出に定評があることから、ファン層とアンチ層の両者をある程度抱えているようだ。なお、レイソコートなる偽者も存在しており、彼は自身を含めて3人がレインコートの名を騙っていると話したらしいが、彼らも同じく日本語の扱い方に怪しい点があるため、レインコート本人が自身の大物らしさを演出するために自作自演を行っているのではないかという指摘が出ている。
NDらとの関連性
彼の人気を支えているホラーノベル動画「
怪談金玉袋」シリーズは軒並みドクマムシの相方である
NDによる東方二次創作動画「秘封霖倶楽部」シリーズを参考にしていると明記している。NDとの関わりが深い上、投稿作品中ではジャンプスケア(びっくり)演出が多く、さらに文章は若干不自然になったり誤字脱字を含んだりと、これらの特徴が
ドクマムシと似通っている。一方で
ドクマムシ自身は3月14日に『
たくろう』を公開して以降はニコニコ動画でも消息が途絶えているようだ。
少なくともNDとは非公開の形で連絡を取っているらしく、レインコートが『
A part of the Underworld
』を投稿した際は自分でツイッターを使って宣伝するでもなく、代わりにNDが投稿の通知を受けてわざわざ告知をしている。また、互いに少なからず影響を受けているのか、同作からレインコートがハセカラネタを使い始めるとNDのほうもツイッターで
ハセカラネタについて深い興味を持っているようなツイート
を投稿。ここで言及されている涼子Pというのはハセカラの炎上騒動とは直接的には無関係なMMD動画投稿者であり、実際にMMDでハセカラネタ動画を制作したレインコートでもない限りはなかなか知りえない人物と考えられる。さらに、NDは「深層webについて調べたいなと思ってるけど、torは英語だらけで怖いし パソコンに変なウイルスが入ったら困るし、しょうがないから経験者に聞いてみたら『今はカラコロしかねーよ?』と言われて少しだけ安心した」(
全文
)という投稿をしているが、実際のところレインコートは『
深層ウェブで見つかったフリーゲーム
』という題で作品を投稿したことがあり、したがってNDのいう「深層webの経験者」というのもレインコートを指している可能性がある。そして、もしそうであれば、会話の口調から察するにNDとレインコートは頻繁にコミュニケーションを取っている関係である可能性も高くなるが、結局のところこれらは推測の域を出ない。
レインコートと
ドクマムシが同一かどうかについては、
NDがツイッターで
shotaに直接質問されて否定している(
ドクマムシの近況まとめの2017年を参照)。根拠としてドクマムシ本人が否定していること、
ND宅にはPCが一台しかないことが挙げられた。
ドクマムシのニコ動アカウントが沈黙したのは代わりにNDのアカウントを使用しているからとも言う。しかし、
ドクマムシの別名義の一つである「カエンダケ」に関しては、本人が
ドクマムシであることを明言しているにもかかわらず、NDは彼を「カエンダケさん」と呼んで別人扱いしながら賞賛している。つまりNDには
ドクマムシの別名義を全くの別人として扱ったという事実があり、レインコートに対する別人としての扱いも信憑性に欠けるという見方ができる。
歪んだ性癖
レインコートが2017年7月5日にFC2アダルトで公開した『
A part of the Underworld
』は裏社会を描く映像作品(過去には『
たくろう』の独白イベントや
佐治拓郎の連続ツイートでも裏社会が描かれたことがある)だが、一視聴者からは裏社会よりもレインコート自身の性癖を描写した作品ではないかと指摘されており、その性癖というのもドクマムシの性癖とよく似ていると言われている。その性癖とは人体の欠損や切断に対する性的嗜好であり、分類上では
アクロトモフィリア(acrotomophilia、身体欠損性愛)、
アポテムノフィリア(肉体切除性愛)、
ネクロフィリア(necrophilia、死体性愛)、
ライヒェンシェンドゥング(leichenschaendung、屍姦症)に該当するのではないかと思われる。
『A part of the Underworld』では冒頭から登場人物の女性たちが体をバラバラにされる描写が入っており、視聴者の証言によると生首にイラマチオをする描写もあるという。これに対して、
ドクマムシも自身の作品で女性キャラクターをバラバラにすることが非常に多かった。『
極・魔導物語』では『魔導物語』の登場人物の数々がミイラ化した挙句に身体を欠損するという描写が多数含まれているほか、メインキャラクターの女性陣も体を切断されたり欠損する。また、『
RPGぱろでぃ』にてドクマムシが制作したというゾンビアルル戦では化け物となった
アルルが攻撃を受けるたびに身体を欠損していく。その後の『
たくろう』でも上半身と下半身を分断された少女が半身ずつ別々のシーンで登場する。作品や作者は違えどこれらの描写が共通する上、作者の性的倒錯を連想させるのである。
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