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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 首塚-71

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 それは3月14日
 「首塚」本部での事

「うー!ステーキのお兄ちゃん、これあげるー!」

 うーうーうー
 コアラの絵がついたお菓子の箱を持った少年が、将門との訓練を終えた後の翼に、てちてちと駆け寄ってくる
 そして、自分が持っているのと同じお菓子の箱を、翼に差し出した

「ん?いいのか、幸太」
「うー!今日はホワイトデー!バレンタインのお返しー!」

 うーうーと無邪気にそう言って来た少年、幸太
 ありがとうな、と翼はそれを受け取った

「ほわいとでー、か?」
「バレンタインのお返しあげる日ー!うー」

 首を傾げた将門に、そう説明した幸太
 ふむ…と将門は考え込み、翼に視線をやる

「そうであったか。では、我もお前に何か与えねばならんなぁ?」
「へ?……い、いや、いいっすよ。んな、畏れ多い」

 将門の言葉に、慌てる翼
 確かに、バレンタインには将門にもチョコレートケーキを贈ったが…別に、お返し目当てで送ったわけでもないのだ
 ただ、いつも世話になっているから
 ……今年に入ってからは、何度も訓練に付き合ってもらっている
 お陰で、「厨2病」との多重契約で得た炎の力も、一回くらいならば、ほぼ、体力の消耗なしで使えるようになってきた
 …まだ、二発目を放つ際には、相当な体力を消耗してしまうが
 そうやって、普段、訓練に付き合ってもらっているから…これ以上、祟り神である将門から、何か与えられるなど
 人の身には過ぎた事、畏れ多い
 そう考える翼に、将門はくっく、と楽しげに笑う

「まぁ、そう言うな……そうだな。今日は間に合わぬが、後日、何か与えよう」
「……すみません」

 困ったように笑う翼


 その、翼が…何か、問題を抱えつつ、ある事を
 将門は、確かに感じ取っていた
 「首塚」所有の離れ小島で保護している元・「組織」の黒服も能力で感じ取っていた…翼に絡みつく、悪意
 それが、より、強くなってきているのを、祟り神としての感知力が感じ取る


(…悪魔の囁き、か)

 何者かが、翼を追い詰めようとしている
 それは、確かな事実で

「……将門様?」

 将門の様子に、小さく首を傾げてきた翼
 己に絡みつく悪意を、本人も本能的に感じ取っているのか、近頃の翼は、笑顔が少ない
 笑ったとしても、それは、どこか無理をしているような笑顔で

「…いや、何でもない」

 ……この、どこか太陽を思わせる青年の笑顔を、奪い取るというのなら
 「首塚」の構成員に、悪意を絡みつかせるというのなら
 この、平将門の部下に、害をなそうと言うのならば


 その者に、「首塚」の呪いあれ
 永久に続く苦しみを、与えてやろう


 小さく、首をかしげる翼の頭を撫で続ける将門
 その様子に、幸太はうー?と首をかしげて


 ……きひひ、と
 小さく、笑った




to be … ?




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