なぜか、頬を赤らめて走り去ってしまった「はないちもんめ」の少女
…一体、どうしたのだろうか?
自分は、彼女とも契約したのだ
彼女を護る事は、当たり前のことなのだが…もっとも、自分のようにたいした力を持たない都市伝説では、彼女を護りきれるものかどうか、わからない
…それでも、たとえこの身を犠牲にするとしてでも、護りたいと、そう願う
…一体、どうしたのだろうか?
自分は、彼女とも契約したのだ
彼女を護る事は、当たり前のことなのだが…もっとも、自分のようにたいした力を持たない都市伝説では、彼女を護りきれるものかどうか、わからない
…それでも、たとえこの身を犠牲にするとしてでも、護りたいと、そう願う
そんな事を考えていると、「日焼けマシンで人間ステーキ」の契約者が、Tさんを連れてきた姿が見えた
…Tさんには、謝らなければならない事が、ある
…Tさんには、謝らなければならない事が、ある
「連れて来たぞ」
「ありがとうございます…Tさん、わざわざ、すみません」
「いや、いいんだ。こちらからも話があるしな」
「ありがとうございます…Tさん、わざわざ、すみません」
「いや、いいんだ。こちらからも話があるしな」
そう言ってもらえると、ほっとする
…むぅ、とやや面白く無さそうな青年の様子に、小さく苦笑する
宥めるように、視線をやると、不貞腐れた表情のままだが…まだ、調理すべき食材が残っているのだろうか
こちらから、離れていく
…むぅ、とやや面白く無さそうな青年の様子に、小さく苦笑する
宥めるように、視線をやると、不貞腐れた表情のままだが…まだ、調理すべき食材が残っているのだろうか
こちらから、離れていく
「また後でな!」
「はい、わかりました」
「はい、わかりました」
立ち去っていく青年の後ろ姿を見送る
Tさんは、こちらのそんな様子に小さく苦笑してきた
Tさんは、こちらのそんな様子に小さく苦笑してきた
「随分と、懐かれているんだな」
「…そう見えますか?」
「あぁ、それに…黒服さんの方でも、あの青年の事は気にかけているように見えるな」
「…そう見えますか?」
「あぁ、それに…黒服さんの方でも、あの青年の事は気にかけているように見えるな」
…人から見て、自分たちはそう見えるのか
あまり気にした事がなかったのだが、最近、同僚からも少々指摘され、少し気になっていたのだ
あまり気にした事がなかったのだが、最近、同僚からも少々指摘され、少し気になっていたのだ
「…あの子が小学生の頃から、関わってきましたから…私としましては、黒服になってから、初めて接触した都市伝説契約者ですし」
「そうか…」
「そうか…」
…初めて接触した時の、あの怯えていた表情を……初めての人殺しに恐怖していた様子を
自分は、決して忘れる事がないだろうから
自分は、決して忘れる事がないだろうから
「…将門公と、あの子が迷惑をかけてしまったようで…将門公に関しては、私があなたのことを彼にもらしたせいで迷惑をかけてしまい、申し訳ありませんでした」
「謝らんでくれ。こちらとしても、将門公とうまく交渉が進んだんだ。結果よければ全て良しとするさ……あの青年には、どうやら嫌われてしまっているようだな」
「根は、素直ないい子なのですが…どうにも、一度嫌うとなかなか心を開かないようで。それでも、決して心から嫌っている訳ではないと思うのですが。どうか、許してあげてください」
「謝らんでくれ。こちらとしても、将門公とうまく交渉が進んだんだ。結果よければ全て良しとするさ……あの青年には、どうやら嫌われてしまっているようだな」
「根は、素直ないい子なのですが…どうにも、一度嫌うとなかなか心を開かないようで。それでも、決して心から嫌っている訳ではないと思うのですが。どうか、許してあげてください」
どんなに、悪ぶったように振舞っていても、世間から外れようと生きている姿を見せられても
…自分の中で、あの青年は、あの頃の泣きじゃくっていた姿が消えない
だからこそ、自分はあの青年を気にかけているのだろうし…あの青年よりも、過酷な両親の元で育たなければならなかったあの少女の事も、心配で仕方ないのかもしれない
…自分の中で、あの青年は、あの頃の泣きじゃくっていた姿が消えない
だからこそ、自分はあの青年を気にかけているのだろうし…あの青年よりも、過酷な両親の元で育たなければならなかったあの少女の事も、心配で仕方ないのかもしれない
「まぁ、こちらでも、あの青年相手に契約者が若干、暴走してしまったからな」
「…それに関しましては、「夢の国の地下カジノ」の姫君たちにも、後でしっかりと釘をさしておきます」
「…それに関しましては、「夢の国の地下カジノ」の姫君たちにも、後でしっかりと釘をさしておきます」
…姫君たちは若干、仕方ない部分もあるとして、将門公までその悪ふざけに乗ってしまうとは…
……まぁ、将門公には先日、釘を刺しておいたから、良しとしよう
あれで、懲りてくれていればいい……と、願いたい
…懲りずに、またあの青年で遊ぼうとする可能性はあるかも…いや、高確立であるだろうが
それでも、今回ほど酷い事には、ならない、はず…だと…思い、たい
……まぁ、将門公には先日、釘を刺しておいたから、良しとしよう
あれで、懲りてくれていればいい……と、願いたい
…懲りずに、またあの青年で遊ぼうとする可能性はあるかも…いや、高確立であるだろうが
それでも、今回ほど酷い事には、ならない、はず…だと…思い、たい
「…大丈夫か?頭痛でも感じているようだが」
「いえ、問題ありません」
「いえ、問題ありません」
…このくらいなら、大丈夫だ
同僚が起こした問題で感じる頭痛や腹痛と比べれば、まだ軽い
同僚が起こした問題で感じる頭痛や腹痛と比べれば、まだ軽い
「…ところで、あなたからも、お話があるとの事ですが」
「あぁ」
「あぁ」
今度は、Tさんからの話を聞くべく
頭痛を振り払い、黒服はTさんに向き直ったのだった
頭痛を振り払い、黒服はTさんに向き直ったのだった
to be … ?