「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - とある組織の構成員の憂鬱-39b

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だれでも歓迎! 編集
 なぜか、頬を赤らめて走り去ってしまった「はないちもんめ」の少女
 …一体、どうしたのだろうか?
 自分は、彼女とも契約したのだ
 彼女を護る事は、当たり前のことなのだが…もっとも、自分のようにたいした力を持たない都市伝説では、彼女を護りきれるものかどうか、わからない
 …それでも、たとえこの身を犠牲にするとしてでも、護りたいと、そう願う

 そんな事を考えていると、「日焼けマシンで人間ステーキ」の契約者が、Tさんを連れてきた姿が見えた
 …Tさんには、謝らなければならない事が、ある

「連れて来たぞ」
「ありがとうございます…Tさん、わざわざ、すみません」
「いや、いいんだ。こちらからも話があるしな」

 そう言ってもらえると、ほっとする
 …むぅ、とやや面白く無さそうな青年の様子に、小さく苦笑する
 宥めるように、視線をやると、不貞腐れた表情のままだが…まだ、調理すべき食材が残っているのだろうか
 こちらから、離れていく

「また後でな!」
「はい、わかりました」

 立ち去っていく青年の後ろ姿を見送る
 Tさんは、こちらのそんな様子に小さく苦笑してきた

「随分と、懐かれているんだな」
「…そう見えますか?」
「あぁ、それに…黒服さんの方でも、あの青年の事は気にかけているように見えるな」

 …人から見て、自分たちはそう見えるのか
 あまり気にした事がなかったのだが、最近、同僚からも少々指摘され、少し気になっていたのだ

「…あの子が小学生の頃から、関わってきましたから…私としましては、黒服になってから、初めて接触した都市伝説契約者ですし」
「そうか…」

 …初めて接触した時の、あの怯えていた表情を……初めての人殺しに恐怖していた様子を
 自分は、決して忘れる事がないだろうから

「…将門公と、あの子が迷惑をかけてしまったようで…将門公に関しては、私があなたのことを彼にもらしたせいで迷惑をかけてしまい、申し訳ありませんでした」
「謝らんでくれ。こちらとしても、将門公とうまく交渉が進んだんだ。結果よければ全て良しとするさ……あの青年には、どうやら嫌われてしまっているようだな」
「根は、素直ないい子なのですが…どうにも、一度嫌うとなかなか心を開かないようで。それでも、決して心から嫌っている訳ではないと思うのですが。どうか、許してあげてください」

 どんなに、悪ぶったように振舞っていても、世間から外れようと生きている姿を見せられても
 …自分の中で、あの青年は、あの頃の泣きじゃくっていた姿が消えない
 だからこそ、自分はあの青年を気にかけているのだろうし…あの青年よりも、過酷な両親の元で育たなければならなかったあの少女の事も、心配で仕方ないのかもしれない

「まぁ、こちらでも、あの青年相手に契約者が若干、暴走してしまったからな」
「…それに関しましては、「夢の国の地下カジノ」の姫君たちにも、後でしっかりと釘をさしておきます」

 …姫君たちは若干、仕方ない部分もあるとして、将門公までその悪ふざけに乗ってしまうとは…
 ……まぁ、将門公には先日、釘を刺しておいたから、良しとしよう
 あれで、懲りてくれていればいい……と、願いたい
 …懲りずに、またあの青年で遊ぼうとする可能性はあるかも…いや、高確立であるだろうが
 それでも、今回ほど酷い事には、ならない、はず…だと…思い、たい

「…大丈夫か?頭痛でも感じているようだが」
「いえ、問題ありません」

 …このくらいなら、大丈夫だ
 同僚が起こした問題で感じる頭痛や腹痛と比べれば、まだ軽い

「…ところで、あなたからも、お話があるとの事ですが」
「あぁ」

 今度は、Tさんからの話を聞くべく
 頭痛を振り払い、黒服はTさんに向き直ったのだった


 to be … ?







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