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連載 - マッドガッサーと愉快な仲間たち・似非関西弁女-02

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マッドガッサーと愉快な仲間たち・似非関西弁女編 02

小ネタ集その13より)

あちこちを紅く染める夥しい血痕の中、倒れ伏す半裸の少女の姿
風呂の脱衣所でその光景を目にした女は――呆れたように溜息を吐いた
「大丈夫かいな、いい加減見慣れたらどやねん」
「………………くけ?」
うっすらと目を開けた爆発する携帯電話の契約者は、自分を抱き起こしている似非関西弁女の顔を不思議そうに見詰める
「自分の身体ぐらい見慣れんと、風呂はおろかトイレだってあかんやろ。どないすんねん」
「……けけ……見ないようにして頑張る」
「トイレはともかく風呂は危ないやろ。それになぁ」
爆発する携帯電話の手を取り、本人の薄く可愛らしい膨らみに触れさせる
「………………けけっ」
ぷし、と音を立てて鼻血が噴き出す
「まともに身体も洗えないやん。もうしゃあないなぁ」
そう言うと似非関西弁女はタオルを使って目隠しすると、鼻血で染まった半脱ぎの服をてきぱきと脱がしていく
「け、けけ? 見えないが……不安」
「自分で出来ないんやし、しゃあないやん。ほれココ座ってなー。頭と顔は後で自分で洗いや」
目隠し状態の貧乳少女が、おずおずと風呂場のプラスチック椅子に腰掛ける
「さて……マリー、今日の晩飯大盛りにしたるさかい、脱衣所の前で耳澄ましとるアホ連中ちょっと片付けといてなー」
「ちょ、待て!? 俺達の知的探究心を妨害する気……いやちょっとごめん痛い痛いっ!?」
「足掴むな引き摺るなちょ段差おぐっ!?」
なにやら二人ほど男の声が遠ざかっていく
「見たいなら正面切って堂々来んかい。そんなんでハーレムとか作っても何にもできんとちゃんうかなー」
「くけ……俺、男だよな?」
「そんなん気にするヤツが女体化ガスとか使うかいな。ほれ、まず腕上げてなー」
泡立てたスポンジを手に、腕から腋にかけてを丁寧に擦り洗っていく
「……く、くすぐったい」
「自分でやらんとそう感じるかもしれんけどなー。ほい、次は首から背中やるでー」
鼻歌混じりにスポンジを滑らせていく似非関西弁女
「ま、前は自分で……」
「それやとまた鼻血噴いてまうやんか。ちゃんと慣れるまでは大人しくしときぃな」
「……くけ」

*



湯上りでほかほかになった爆発する携帯電話の契約者
着替えを済ませて洗面台で髪と顔を洗い、ドライヤーで髪を乾かしながら丁寧にブラッシングされている
「慣れるまでは手伝ったるさかい、気軽に声掛けたってな?」
「あれー、お風呂入れたの?」
ふと通り掛ったスパニッシュフライの契約者
「目隠ししてやっとなー。洗ったったのはウチやけど」
「……なんか、どんどんお母さん属性ついてるよね」
「ははは、年増的な意味で言っとんのやったら張っ倒すで♪」
「んな自爆的発言はしないわよ、お互い二十代でしょ? 単に面倒見が良いって事」
その言葉に、似非関西弁女はぽりぽりと頬を掻く
「うーん、そないな風に見られとんのか……なんか女として自信無くしてきそうやわ」
「男から見たら、お姉さん属性ってところじゃない? 受けは良いかもよ? ……ところで」
スパニッシュフライの契約者は、ちょこんと座って髪を梳かれている爆発する携帯電話の契約者を見て、どこかむずむずとしたような表情を浮かべる
「服や下着もちゃんと用意しないとね?」
TS大好きモードに入った顔を見て、逃げ出そうとした爆発する携帯電話の契約者だが、髪を梳いていた似非関西弁女にすぐホールドされる
「いつもと同じような格好だと多分バレるでー、実戦派の連中は勘が良いやろうしな。大変やろうけど頑張ろうな?」
爆発する携帯電話の契約者は、女体化ガスの被害者達に心の底から謝りたい気持ちで一杯になっていたという

終われ



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