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連載 - マッドガッサーと愉快な仲間たち・秘密の裏ネタ-01

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匿名ユーザー

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秘密の裏ネタ 01


 …狼の姿をとったマリ・ヴェリテの体は温かい
 その毛皮のせいもあるだろうが、元々の体温が高いのかもしれない
 抱いていると、酷く暖かい
 ぱたぱた、抱かれているマリが尻尾を振っていた
 く、と自分を抱いてきている「爆発する携帯電話」を、じっと見あげてくる

「…?どうした?……腹、減った、か?」

 ぱたぱた
 尻尾を振ったまま、マリはじーーーっと、「爆発する携帯電話」を見あげている
 …どうしたのだろうか
 いつもなら、腹が減ったのなら、すぐに返事をしてくるのだが

 もぞもぞ
 マリはもぞもぞと体の向きを変え、「爆発する携帯電話」の契約者と向かい合うような体勢をとった
 そして

「-------け?」

 ぺろり
 その頬を、ぺろりと舐めてきた
 ぱたぱたぱた、嬉しそうに嬉しそうに尻尾を振って、のし、と「爆発する携帯電話」の契約者に圧し掛かる

「けけ……っ?…マリ、重たい…」

 そう訴えるのだが、マリは聞いてくれない
 何があったのか、嬉しそうにじゃれ付いてきている
 …昔から、人間相手はコミュケーションがとれたためしが少ないが、動物相手には不思議と懐かれてきた「爆発する携帯電話」の契約者
 マリくらいの、体格の大きな動物にも懐かれてじゃれ付かれた経験が多いから、これくらいは平気だ
 それでも…重たいものは、重たいが
 女性の体になっていて、力が落ちているせいもあるのだろうが

「………くけっ?」

 とさりっ、と
 「爆発する携帯電話」の契約者は、その場に押し倒された
 …傍にマッドガッサーなり誰かなりいればここで突っ込みを入れて止めてくれたのだろうが、今は他に誰もいない
 誰も、マリの行為を止めてはくれない

「……マリ?…………っ、くすぐった……」

 ぴちゃぴちゃと、マリの舌が「爆発する携帯電話」の契約者を舐めてくる
 はじめは顔を舐めていたのだが……段々と、その舌は首筋へと降りていく
 妙な感触に、「爆発する携帯電話」の契約者は体を振るわせた

「…くけっ、マリ………くすぐったい、から……やめ……」

 …「爆発する携帯電話」の契約者は、気づいていない
 マリの脚が、「爆発する携帯電話」の契約者の、スカートの中にゆっくりと、忍び込んでいる事を
 「爆発する携帯電話」の契約者にとって、相手がマリ・ヴェリテであったとしても、狼の姿をとっている状態では、ただじゃれつかれている感覚しかないからだ
 ……そもそも、自分は男だ、と言う考えが強いせいもあるかもしれない
 マッドガッサーの一味に加わっている癖に、今の自分のこの危機的状況に、カケラも気付いていない

「…?……マリ?」

 す、と
 マリはようやく、「爆発する携帯電話」の契約者から、一旦顔を離した

 もそり、「爆発する携帯電話」の契約者も体を起こし…
 もぞっ
 マリが、「爆発する携帯電話」の契約者のスカートの中に、顔を入れた


 …ぴちゃり
 その舌が、下着ごしに、そこに触れる


「ーーーーーーーっ!?」

 びくりっ、と
 初めて味わった感覚に、体を振るわせる
 …そもそも、人とのふれあいすら、極端に少ない人生を送ってきた「爆発する携帯電話」の契約者
 当然の如く、性的な接触など、経験がなく
 ……どころか、自慰の経験すら、ないに等しい
 だと言うのに、女性の体になった状態で、こんな刺激を与えられて
 とっさに後ずさろうにも、マリはそれを許してくれない
 ぴちゃり、ぴちゃり
 舌が下着越しにそこを捕らえ、ゆっくりと刺激を与えてくる

「マリ………ゃ、んな…とこ…………っ」

 ふるふると頭を振る「爆発する携帯電話」の契約者
 長い前髪が、その度にぱさぱさと揺れて…その間から覗く瞳は、うっすらと涙を浮かべ始めている
 どうしたらいいのか、自分でもよくわからない状況に陥っているのだ

 やめてほしい
 やめてほしくない

 相反する感情が、ぐらぐらと思考をぐるぐるぐるる回る

「ひ、ぅ…………くふ………っ」

 せめて、なぜか口から漏れ出す声が、恥ずかしくなってきたのか、必死に声を抑える
 それをいい事に、マリはますます、舌の動きを激しくして

「-----っ、ぁ…」

 その舌が…とうとう、下着の脇から、中に入り込んで
 直接、そこに触れようと……


 ----ガチャン!!!


 盛大に響いたのは、花瓶が割れる音

「…………くけっ?」
「何、抜け駆けしてるか、このケダモノっ!?」

 スカートごしとは言え、脳天に不意打ちで花瓶をたたき落とされて
 きゅう、とマリは見事に気絶したのだった




「…大丈夫か?」
「……もぞもぞする……くけけっ」

 さて
 抜け駆けしようとしていたマリ・ヴェリテは気絶させたとして
 目の前の「爆発する携帯電話」の契約者をどうしようか
 マッドガッサーは、わりと本気で悩んでいた

 ハーレムを作るために、街の連中を女体化させているマッドガッサー
 その連中にエロい事をすることや、犯すことにはなんら抵抗はない
 …が、「爆発する携帯電話」の契約者は、仲間なのだ 
 その相手に何かするのは、ちょっと
 相手の同意を得られても、ちょっと
 ……いや、ものすごく魅力的だがな!!
 むしろ、完全に据え膳状態だよな、これ!?

「…これ…どうすれば、いいんだ…?」

 じ、と
 己の体の状態をどうしたらいいのかわからないのだろう、涙目で見あげてきた「爆発する携帯電話」の契約者を前に
 マッドガッサーは、己の内で、理性と本能の戦いを実感したのだった








続く予定はない



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