秘密の裏ネタ 02
…それは、「爆発する携帯電話」契約者が女性の体になってから、数日後の事
その日は、普段から顔色が悪い「爆発する携帯電話」契約者が、いつも以上に顔色が悪かった
その日は、普段から顔色が悪い「爆発する携帯電話」契約者が、いつも以上に顔色が悪かった
「どうした?具合でも悪いのか?」
ジャッカロープを抱いたまま座り込んでいる「爆発する携帯電話」契約者を心配して、マッドガッサーはそう声をかけた
…元々、体が丈夫なほうでもないらしい
幼い頃は、入退院を繰り返してたと聞いている
ここ数年はそうではないらしいが…また、体調を崩したのか?
女性の体になっている事で、体力だって落ちているのだし…
…元々、体が丈夫なほうでもないらしい
幼い頃は、入退院を繰り返してたと聞いている
ここ数年はそうではないらしいが…また、体調を崩したのか?
女性の体になっている事で、体力だって落ちているのだし…
「…くけけ……少し、腹が、痛い……」
「腹が?おかしな物食った訳でもないだろうし…」
「腹が?おかしな物食った訳でもないだろうし…」
ぴすぴす、ジャッカロープも鼻を鳴らして「爆発する携帯電話」契約者を心配するように見上げていた
痛みが、治まらないんのだろうか
「爆発する携帯電話」の契約者は、己の腹をなで続けていて…
痛みが、治まらないんのだろうか
「爆発する携帯電話」の契約者は、己の腹をなで続けていて…
「………け?」
「ん?どうし…」
「ん?どうし…」
……つぅぅ
太ももを伝い、流れ落ちたのは……一筋の、赤い線
血だ
太ももを伝い、流れ落ちたのは……一筋の、赤い線
血だ
「………くけっ?」
「…まさか」
「…まさか」
これは、まさか
「けけ…?これ……どうし、たんだ?」
どうやら、「爆発する携帯電話」契約者は、己の体に起きた現象に、途惑っているようで
…よし、落ち着け俺
ここで俺もパニックになったら駄目だろう
そう考え、マッドガッサーはひとまず深呼吸して、「爆破うする携帯電話」契約者に事情を説明しようとして
…よし、落ち着け俺
ここで俺もパニックになったら駄目だろう
そう考え、マッドガッサーはひとまず深呼吸して、「爆破うする携帯電話」契約者に事情を説明しようとして
「ただいまー、色々買い込んできたでー」
「……うん?どうしたんだ?」
「……うん?どうしたんだ?」
なんと言うタイミング
買出しに行っていた仲間が戻ってきた
そして、つ、と
「爆発する携帯電話」契約者と…その脚を伝って流れる、一筋の血の線に、視線が集中し
買出しに行っていた仲間が戻ってきた
そして、つ、と
「爆発する携帯電話」契約者と…その脚を伝って流れる、一筋の血の線に、視線が集中し
「…先に言っておくが、俺は無実だからなっ!?」
「力一杯否定せんでええわ、ちゃんとわかっとるから」
「あー……ちゃんと来るのね、女体化したら」
「………くけ?」
「力一杯否定せんでええわ、ちゃんとわかっとるから」
「あー……ちゃんと来るのね、女体化したら」
「………くけ?」
何やら、納得した様子の面々に、「爆発する携帯電話」の契約者は首をかしげている
どう言う事なのか?
どう言う事なのか?
「あー、そないな不安そうな顔せんでええから、大丈夫やから」
「とりあえず、男共、全員部屋出てなさい」
「とりあえず、男共、全員部屋出てなさい」
似非関西弁の女性と、スパニッシュフライの契約者が「爆発する携帯電話」契約者に駆け寄る
マリは幼女姿になってその場に留まろうとしていたが、魔女の一撃の契約者に首根っこを捕まれて持っていかれた
ぱたん、と魔女の一撃が扉を閉める
マリは幼女姿になってその場に留まろうとしていたが、魔女の一撃の契約者に首根っこを捕まれて持っていかれた
ぱたん、と魔女の一撃が扉を閉める
「……腹、痛い……けけっ」
「あー、結構重たいのね…大丈夫よ、生理が来ただけだから」
「女だけの痛みやからなぁ…男が体験したら悶絶する言うけど、大丈夫なん?」
「……けけ?………生理?」
「あー、結構重たいのね…大丈夫よ、生理が来ただけだから」
「女だけの痛みやからなぁ…男が体験したら悶絶する言うけど、大丈夫なん?」
「……けけ?………生理?」
…首をかしげた、「爆発する携帯電話」契約者
その様子に、室内に沈黙が下りた
その様子に、室内に沈黙が下りた
「…えぇと、知らないん?」
「………くけっ?」
「………くけっ?」
結論を言えば、「爆発する携帯電話」は生理と言う女性特有の現象を、知らない
…学校で、普通ならば習ったかもしれないが…その授業をやっていた間、ちょうど入院していて授業を受けてなかったのだ
そのせいで、その辺りの知識が欠落している
ある程度の性知識は持っている癖に、時折、妙な所で知識が欠落しているのだ、この人物は
…学校で、普通ならば習ったかもしれないが…その授業をやっていた間、ちょうど入院していて授業を受けてなかったのだ
そのせいで、その辺りの知識が欠落している
ある程度の性知識は持っている癖に、時折、妙な所で知識が欠落しているのだ、この人物は
「ひっひっひ、これは、ちゃんと教えた方がいいんじゃない?」
「…せやかもなぁ」
「……くけけっ?」
「…せやかもなぁ」
「……くけけっ?」
いつまで、「爆発する携帯電話」の契約者が女性の姿のままでいるかはわからないが
とりあえず、何となく、この姿とは長い付き合いになりそうだし
…そして、その辺の知識が欠落しているのは、21歳にもなってやばいだろう、という事で
女性陣による緊急授業が行われたり、部屋の前で耳済ませている変態が二人いたらしいが、それはまた別の話
とりあえず、何となく、この姿とは長い付き合いになりそうだし
…そして、その辺の知識が欠落しているのは、21歳にもなってやばいだろう、という事で
女性陣による緊急授業が行われたり、部屋の前で耳済ませている変態が二人いたらしいが、それはまた別の話
終わっておけ