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連載 - マッドガッサーと愉快な仲間たち・決戦編-01

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○月×日 13;00


「ふぅ……」

 ぐででん
 少年…否、今は少女だが…は、力尽きかけていた
 安らかに力尽きかけていた
 祖母の特訓は、学校が休みなのをいい事に朝から続いており、安らかに力尽きる一歩手前
 今、流石に昼食を挟んだ休憩中な訳だが…体中、色々と限界だ
 流石に、女の姿のまま死ぬのは嫌だな……と、ちょっと意識が遠のいた時

「……くけ?……大丈夫、か……?」
「………へ?」

 かけられた、声
 声の方へ視線をやると…そこには、大き目の鞄を抱えた女性の姿
 「爆発する携帯電話」の契約者だ
 一瞬、鞄の中に、何かもふもふした生物が入り込んでいったように見えたのは、気のせいだろうか?

「あー、携帯の兄ちゃん…うん、大丈夫」
「…そう、か?」

 小さく、首を傾げられた
 そう言ってきている「爆発する携帯電話」だが…そちらも、少々顔色が悪い
 体調でも、崩しているのだろうか?

「兄ちゃんこそ、顔色悪いぞ」
「………平気、だ」

 小さく、そう答えてきた「爆発する携帯電話」の契約者
 ……じっと、少年を見つめてくる

「…?どうしたんだ?」
「…………夜」

 ……?
 夜?
 夜が、どうしたのだろうか?
 少年が、首をかしげていると

「…夜、までに………学校町を、離れろ」
「………え?」

 …学校町を、離れろ?

「どう言う事?」
「……危ない、から………」

 危ない?
 ますます、少年は首をかしげるのだが

「………それじゃあ」

 と、「爆発する携帯電話」は、少年に背を向けて歩き出す

「あ、ちょっと待っ………」

 追いかけようとするが、体の節々が痛く、立ち上がれない


 …最後に
 一瞬、「爆発する携帯電話」の契約者が、振り返ってきて

「………御免」

 と、呟く様に言ってきたのが、少年の耳に届き
 「爆発する携帯電話」の契約者は、路地裏へと姿を消していったのだった



to be … ?





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