「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - マッドガッサーと愉快な仲間たち・決戦編-11d

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だれでも歓迎! 編集
○月×日 21:50 クラブハウス・武道場


『サァ、邪魔者ヲ排除シロ!!オ前ノ目的ノ為ニ!!』
「あぁ、そうだ。こいつら皆、邪魔なんだ……俺の前から、消えろっ!!」

 ---悪魔の囁き
 それは、古き時代より存在し続けている都市伝説である
 それは人の心に、深層心理に取り憑く存在だ
 そうして、人に囁き続ける
 甘美な声で、人を邪悪に、狂気に走らせる
 心に、深層心理に取り憑く存在であるが故に、こうやって表面に浮かび上がる事は少ない

 すなわち
 今こそが…この悪魔の囁きを、魔女の一撃の契約者から引き剥がすチャンスである
 しかし…最早なりふり構わなくなってきた魔女の一撃契約者に、近づく事すら困難な状況になってきていた

「ーーー消えてしまえ!!」

 ざわり
 どす黒い殺気と狂気を纏い、気を放ってくる魔女の一撃契約者

 はじめに放ったものと、どこか質の違うそれは…メチャクチャな軌道を描いて、彼を包囲していた者達に襲い掛かる!

「っの……!"灼熱の熱波"!」

 厨2病が、炎の熱波を放ってそれを相殺した
 炎の熱波はその勢いのまま、魔女の一撃契約者に襲い掛かったが、彼は壁を蹴って跳ぶことで、その攻撃を避ける

「隙あり!ブラボチョ……」
「うるせぇ!!」
「--っな!?」

 がし、と
 空中で、姫さんの繰り出した手刀の一撃を受け止めた魔女の一撃契約者
 そのまま、遠心力も利用して…姫さんの体を、叩きつけるかのように放り投げた

「きゃ………っ!?」

 ばふっ
 その体を、リカちゃんが受け止める

「あぶなかったの」
「あ、ありがとう……それにしても、なんて無茶な動き……」

 そう、あまりにも無茶苦茶なのだ
 空中であんな動きを繰り出すなど、最早人間技ではない
 都市伝説の影響なしでこれを修得した魔女の一撃契約者がどれほどの鍛錬を積んだのか…己も鍛錬を積み続けているからこそ、姫さんにはそれがよく理解できた

 ………いや
 だと、しても
 この動きは、あまりにも無茶なものだ
 あんな動きを続けていて…はたして、人間の体は、それに耐える事ができるのか?

「…今は、悩んでいる場合じゃないわね」

 まずは、悪魔の囁きを、魔女の一撃契約者から引き剥がすべきだ
 恐らくは…あれが、あの魔女の一撃契約者を狂気に陥れた、諸悪の根源なのだから

「妹ちゃん、あの蛇を引き剥がせる?」
「…通常ならば、可能なのですが…」

 姫さんの質問に、妹ちゃんは悔しげに拳を握り緊める
 …そうだ、通常ならば…本来ならば、可能だ
 本来、表に出てこない悪魔の囁きが実体化している、今がチャンスなのだ
 しかし

「あの悪魔の囁きは、かなり深くあの人の心に根を張っています…簡単には、引き剥がせません。具現化してなお、あそこまで深く憑き続けている様子から見て…少なく見積もっても、二年程前から、とり憑かれていたと推測できます」

 長く憑けば憑くほど、引き剥がすのは難しい
 それは、悪霊の類と同じだ
 あの悪魔の囁きは、あまりにも長く、魔女の一撃契約者にとり憑き続けていたのだ
 -----「悪魔の囁き」と言う都市伝説として、異様な程長い期間、とり憑いていたのだから

 何故、そんなにも長い期間、とり憑いていたのか…それを考える暇などない
 なんとしてでも、引き剥がさなければ…手遅れになる
 狂気に染め上げられた心を引き戻す事が、できなくなってしまう

「悪魔の囁きにダメージを与えれば、引き剥がす隙ができます…ですが」
「…悪魔の囁きにだけ、ダメージを与えると言うのは、難しいわね」

 だが、やるしかない
 姫さんは再び畳を蹴って、魔女の一撃契約者に接近する
 厨2病の繰り出す技を捌きながらも、魔女の一撃契約者は姫さんの、そして

 隙を突いて接近しようとしていた、はないちもんめの少女に、気づく

 じゃらり
 鼠が絡まったままの鎖とは、また別の鎖
 それを取り出し、はないちもんめの少女は魔女の一撃契約者にそれを放つ
 はたして、能力が適応されるかどうかはわからない
 だが、うまくいけば悪魔の囁きを、魔女の一撃契約者から引き剥がせる!

 くんっ、と
 その鎖は、魔女の一撃契約者の手首に、絡んだ

「勝って嬉しい………」
「無駄だぁっ!!」
「!?」

 ぐい!!と
 鎖を捕まれ、引き寄せられる
 ごきり、魔女の一撃契約者が鎖をつかんでいるのとは逆手を慣らしていて
 はないちもんめの脳裏に、心臓を抉り取られるイメージが浮かんだ

「死ねぇっ!」

 ----誰が、お前になど殺されるものか!!
 迫り来る拳を前に、はないちもんめの少女の思考は酷く、冷静になっていて
 そして、脳裏に…対処法が、閃く

 -----ガリッ!!

「っぐ!?」

 がぶり
 はないちもんめは、己の胸元向かって繰り出されたその手に…力一杯、噛み付いた
 それこそが、魔女の一撃契約者のこの技の正しい対処法であったなどと知る由もないが

 その時、がしり
 別の手が…はないちもんめの鎖を、掴んだ
 じゅう!!と音を立てて、鎖が溶けてちぎれる

「っきゃ!?」
「大丈夫か!?」
「------!」

 放り出される形になったはないちもんめの体が、抱きとめられる
 …「日焼けマシン」の契約者だ
 黒服のスーツを肩から羽織った状態ではないちもんめの体を抱いて、魔女の一撃契約者を……否、悪魔の囁きを睨みつけている
 その様子に、先ほどまでの困惑や戸惑い、恐怖は……消えている

「…俺よりも、そのガキを選ぶのか!!」
『ホラ、ヤッパリ裏切ラレテイル。オ前ハコイツニ捨テラレタンダ!!取リ戻シタイダロ?コンナガキニ、大事ナ親友ヲ奪ワレタママナンテ嫌ダロォ?』

 悪魔の囁きが、楽しげに魔女の一撃契約者に囁く
 己の囁きで、魔女の一撃契約者の心が憎悪と狂気に染め上げられていくのを、楽しげに見つめていた

「………俺、は」

 はないちもんめを降ろし、背後に庇うように立ちながら…「日焼けマシン」の契約者は、真っ直ぐに魔女の一撃契約者を見詰めた
 その真っ直ぐな眼差しに…かすかに、魔女の一撃契約者が動揺する

「俺は、こいつを護る。こいつは家族だから」
「…っ」
『ホラホラ早ク!!早ク邪魔者ヲ殺サナイト、取ラレテシマウゾ!早ク取リ返セ!!』

 魔女の一撃契約者が動揺すれば、悪魔の囁きがすかさず、囁きかける
 正気に戻ろうとする心を、狂気に引き戻してしまう
 その、悪魔の囁きの声を、掻き消すかのように……「日焼けマシン」の契約者は、叫ぶ

「…お前、は俺の大事な親友だから……だから!お前にとり憑いているその蛇野郎を、お前から引き剥がす!そして、お前を正気に戻してやる!」
「……俺は正気だ、俺はお前を護りたいと思っている。俺が護られるんじゃない、俺がお前を護るんだ。だから俺はお前より強くなければならない強くなければお前を護れないだからお前が強いんじゃあ駄目だだから俺も都市伝説と契約して力を手に入れたっ!!!」

 狂気の言葉が向けられる
 それでも、「日焼けマシン」の契約者は逃げない
 能力を発動せんと、悪魔の囁きを睨みつける

『ホラホラ早ク、ホラホラ早ク!!早ク邪魔者ヲ始末スルンダ!!』
「誰にも俺の邪魔はさせねぇ!!」

 魔女の一撃契約者が、片腕を伸ばし、構える
 殺気が、「日焼けマシン」の契約者を除いた、その場にいる全員に突き刺さった

 己の身を回転させながら、魔女の一撃契約者が腕を降る

 ----ヒュンっ!

 その腕から生まれた衝撃破が、無差別に飛び回る!

「うぉわっ!?」

 ばちぃん!!
 妹ちゃんの結界が、その衝撃破を受け止めていく
 しかし、それでは完全には捌ききれずに、Tさんの白い壁が、黒服のパワーストーンがそれを補う
 畳が、壁が、衝撃破によってズタズタに引き裂かれていく

「こ、ここまでできるのに、都市伝説の力借りてないのかよ!?」

 姫さんをキャッチした後、てちてち戻ってきていたリカちゃんを抱きしめながら、Tさんの契約者が叫ぶ
 悪魔の囁きが魔女の一撃契約者に与えている影響は、あくまでもその心だけだ
 この衝撃波を生み出す攻撃すらも、魔女の一撃契約者が鍛錬で見につけた技に他ならない

 くるり、衝撃破を放ち終えた魔女の一撃契約者は…再び、気を放とうと構え始める

「…ちょっとでいい!あいつの動きを止められるか!?」

 「日焼けマシン」の契約者が、皆にそう尋ねた
 …「日焼けマシンで人間ステーキ」の力を使えば、魔女の一撃契約者を傷つけることなく、悪魔の囁きだけを攻撃する事が、できる
 しかし、如何せんその能力は、威力を発揮するまでに時間がかかりすぎる
 即座に威力を発揮できる攻撃は、一方は相手が内臓を持っているかどうかが不明で使えない事と…もう一方は、ある程度接近しなければならない
 魔女の一撃契約者が動き回っているこの状況では、悪魔の囁きを攻撃しにくいのだ

「…何とか」
「やってみてやるよっ!」

 姫さんと厨2病が、その言葉に答え…魔女の一撃契約者に向かって、駆け出した


 衝撃破を、気弾の攻撃を避けながら、黒服ははないちもんめに駆け寄った

「お怪我はありませんか!?」
「平気よ…それよりも、チャラ男は大丈夫なの?」

 親友を相手に、能力を使って戦う事を躊躇っていた「日焼けマシン」の契約者
 …「日焼けマシン」の契約者にとって、都市伝説の力を使う戦いとは、殺し合い…命のやり取りでしか、ないのだ
 以前、Tさんを相手に将門の前で戦ったそれを除いて、都市伝説の能力を使った他界は全て…殺し合いだった
 ----事実、「日焼けマシンで人間ステーキ」の能力は、殺す事に特化した能力
 ひとたび力を振るえば、容易に人を殺せる力
 だからこそ、組み敷かれ、陵辱されようとしていたその時でさえ、能力を使って抵抗する事ができなかった

「大丈夫です…あの子は、悪魔の囁きを彼から引き剥がす、もしくは消滅させる事を目的として、今、戦っています」

 メチャクチャな軌道で飛んできた気弾の攻撃を、黒服はオブシディアンで防いだ
 そして…別のパワーストーンを、懐から取り出す

「私達も、それを手伝いましょう」
「……えぇ」

 切れた鎖と、目を回して気絶した鼠がからまったままの鎖を手に…はないちもんめは、暴れ続けている魔女の一撃契約者と、それに絡みつく悪魔の囁きを、鋭く睨みつけた


 ----ッガ!!
 魔女の一撃契約者の攻撃は、姫さんの喉元を捕えられずに、壁に叩きつけられた
 武道場の壁が、粉みじんに破壊される
 …つぅ、と
 その拳から血が流れる事も構わずに、魔女の一撃契約者は暴れ続ける

「これは……このままじゃ、本当にまずい……っ」

 魔女の一撃契約者は、肉体のリミッターを外してしまっている……人間誰しも、無意識のうちに自分の体を傷つける事がないよう、セーブして動くものだ、それを、彼は今、全くセーブしていないのだ
 このまま戦い続けていては…肉体も心も壊れ、廃人と化してしまいかねない
 ちらり
 姫さんは、共に戦っている厨2病に視線をやった
 …何を言わんとしているのか、感じ取ってくれたようだ
 厨2病は、こくりと頷く

「--流星・ブラボー脚!!」
「"虚空の弾丸拳"!!」

 左右からの、同時攻撃
 どちらか一方でも当たれば………いや!!

「無駄だぁっ!!」

 がっ!と
 魔女の一撃契約者は、その同時攻撃をどちらも防いで見せた
 ギリ…と、力と力が拮抗する

「今だ!」
「----く!?」

 じゃらんっ!
 魔女の一撃契約者に向かって、鎖が伸びてくる
 だがそれは、あと一歩で届かず…

「…その攻撃が、届いてくれれば幸せだ!!」

 しゅるんっ
 鎖の先端に巻きついていた…鼠
 その、長い尻尾に…石が、巻きつけられていた
 その石は、魔女の一撃契約者に触れて……パァン!と砕け散る

「う……!?」
『…!?ドウシタ!?』

 悪魔の囁きが、初めて動揺の言葉を発した
 …魔女の一撃契約者に触れたパワーストーンは、アペンチュリン
 感情をコントロールし、安定させるパワーストーン
 それが…魔女の一撃契約者の狂気を、薄める

「…やっぱ、り……あいつが、俺を、裏切るなんて……」
『---違ウゾ!アイツハオ前ヲ裏切ッタ!自分ダケガ力ヲ手ニ入レテ、オ前ヲ見下シテイタンダ!!ホラホラホラホラホラホラホラ早ク!早クシナイト、オ前ノ大事ナ友人ハ、ドンドン遠クニ行ッテシマウゾ!!』
「………違う」

 背後から聞こえてきた、「日焼けマシン」の契約者の、声

「俺は、絶対にお前を裏切らない」

 魔女の一撃契約者が振り返ると…そこには、「日焼けマシン」の契約者が、いた
 真っ直ぐに真っ直ぐに、魔女の一撃契約者を、見詰めてきていて

「…だから!お前を、助ける!!」

 その右腕が、炎に包み込まれて
 魔女の一撃契約者に絡みつく、悪魔の囁きを……掴んだ


『ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!????』

 悪魔の囁きの絶叫が響き渡る
 灼熱の炎に包み込まれ、その高熱に苦しみ暴れる
 悪魔の囁きの体が炎に包み込まれていても…しかし、魔女の一撃契約者の体は、まったくその影響を受けていない

 「日焼けマシンで人間ステーキ」の能力は、契約者が意図した対象しか、熱さない、焼かない
 それは、厨2病との特殊な多重契約で得たこの炎の力も、同様だ
 この炎は今、悪魔の囁きだけを焼き尽くそうとしている

『オ…ノ、レ、人間ガァアアアアアアア!!!!!動ケ!!離レルンダ!!』
「…………ぅ」

 悪魔の囁きの言葉を受けて、魔女の一撃契約者は、「日焼けマシン」の契約者から離れようとして

 その時、ぷち……っ、と
 何かが、ちぎれる音がした

「--------ぁ」

 …それは、魔女の一撃契約者が、首から下げていた…首飾りのチェーンが、切れた音だった
 古くなってきていたそれが、戦いの激しさに耐え切れずに…とうとう、切れてしまったのだ
 それは魔女の契約者の体から、離れていってしまいそうになって

「……………っ」

 腕を、伸ばして
 魔女の一撃契約者は…それを、掴んだ
 強く、強く、それを握り緊める
 決して、放そうとしないように
 それを、なくしてしまわないように

『…!?何ヲシテイル!?早ク、動ケェエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!』

 悪魔の囁きの言葉は…魔女の一撃契約者に届いて、いない
 もう、その声は……魔女の一撃契約者には、届かない

「……悪いモノは、外へ!!」

 響く声
 座敷童の能力が、発動する
 邪悪なる者を、排斥する力が

 悪魔の囁きは……とうとう、魔女の一撃契約者から、引き剥がされた
 漆黒の蛇の体が、宙に放り出される

『---馬鹿、ナァ………ッ!?オノレ、人間共ガァアアアアアアア!!??』
「……よくも」

 その、蛇に
 「日焼けマシン」の契約者は……炎に包み込まれたままの、右腕を向ける

「よくも……俺のダチを、誑かしたなっ!!」
『-----ヒィ!?』

 ごぉうっ!!と
 灼熱の炎が、悪魔の囁きを完全に包み込んだ
 最早、逃れる事などできる訳もなく……悪魔の囁きは、炎によって焼き尽くされていった


 …体が、動かない
 体中のあちこちが、悲鳴をあげている

 俺は何をしていたのだろう?
 何をしてしまっていたのだろう?
 何だか、酷く悪い夢を見ていたような気がする

 ----あぁ、だが、あれは夢ではないのだ
 間違いなく、俺がやってしまった事

 謝らないと
 あいつに、謝らないと
 あいつを悲しませてしまった、傷つけてしまった
 …泣かせてしまうところだった
 あいつに、泣いてほしくなどなかったのに

 家に帰りたくないと泣いていた小さな体
 両親から愛情を向けられぬ事を嘆き、父親からなど物のようにしか扱われぬと、泣いていた
 泣いて欲しくなかった
 笑っていて欲しかった
 だから、護ってやりたいと思った
 俺が、護ってやらなければと、そう思っていたのに

 その笑顔が、当たり前に向けられるようになって
 俺は、その目的を忘れてしまっていたのか?

 あぁ、早く、早く、謝らないと
 あいつに、謝らないと…

「…………ぁ」

 触れてきた手
 何とか、そちらに視線をやると…あいつが、俺をじっと、見つめてきていて

 …あぁ、そんな顔、するなよ
 頼むから、そんな泣きそうな顔、しないでくれよ
 俺はお前に泣かれたくないんだ
 お前を泣かせたくなんか、なかったんだ

 あぁ、早く早く早く早く、謝らなければならないのに…声が、出ない

「…………っ」

 …?
 何を、言おうとしているんだ?
 泣きそうになりながら、あいつは、俺を見つめて、何か、伝えようと…


「………御免な。気づいてやれなくて……」
「--------っ!!」


 ……畜生
 また、お前は俺を許すのかよ
 どうして、俺を許してくれるんだよ
 俺は、お前に許されてはいけない
 お前に許されない程の裏切りを、したと言うのに
 どうして、お前はそれを許すんだよ

 あぁ、もう、お前は…どんなに悪ぶろうとしても、相変わらず、お人好しで…

「…謝るな、よ………馬鹿野郎…」

 --謝らなければならないのは、俺の方なのだから
 その言葉を続ける事は、できずに…


 俺の意識は、そのまま闇に、沈んだ








to be … ?





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