悪魔が囁くより
○月×日 22:10 クラブハウス・武道場
「…ちょっと無理しすぎたかね」
久々にどえらい強敵と戦ったので、体がついていかなかったのか。それとも俺の能力の限界だったのだろうか…
自らの疲労も合わせてなのか、どうやら予定より早く薬の副作用が来たようである。
「ヒッヒッ、大丈夫かぁい?よかったらこの薬を飲んでみなさい」
久々にどえらい強敵と戦ったので、体がついていかなかったのか。それとも俺の能力の限界だったのだろうか…
自らの疲労も合わせてなのか、どうやら予定より早く薬の副作用が来たようである。
「ヒッヒッ、大丈夫かぁい?よかったらこの薬を飲んでみなさい」
…そう言って魔女の一撃から差し出された薬は…
真ピンク。
…色は置いておこう、色は。実際さっきは真っ赤っかの薬飲んでるんだから。
何この甘ったるい匂いは?
いや駄目なんだけど俺マジ甘いの苦手なんだけどケーキ屋行ってもチーズケーキしか食べないほど甘いの苦手なんだけど
「…悪いが、遠慮しt「ほぅ…その薬…主成分、デビルアップルと見た!」
声のしたほうを見ると、俺が突撃の時に勢い余って作った壁の穴からロン毛ババアがこちらへと来ていた。
「バァさんいつの間に…」「なぁに、外はえらいことになってるからねぇ…こっちに来てみたら、薬師がいるじゃないか」
「ほぉ…アンタ、分かるクチじゃのぉ?…面白い」
「バァさんいつの間に…」「なぁに、外はえらいことになってるからねぇ…こっちに来てみたら、薬師がいるじゃないか」
「ほぉ…アンタ、分かるクチじゃのぉ?…面白い」
…なにやら話を始めた…なんか楽しそうだからいいか…
「…とりあえず…俺寝よ」
バァさんと魔女が楽しそうに話してるのを華麗にスルーしながら、俺の意識は暗闇へと落ちて行った…
バァさんと魔女が楽しそうに話してるのを華麗にスルーしながら、俺の意識は暗闇へと落ちて行った…
「…これは…隠し味に駱駝の(ピー)を使っておるな?」「ヒッヒッ…甘いのぅ、魔女さんや…隠し味は麒麟の(ピー)じゃ」
「…なるほど…柿ピーにそんなものを突っ込むとはのぅ…流石は魔女さんじゃ」「いや、ウコンがそれに使えるとは知らなかったねぇ」
…薬師同士の話とは、恐ろしいものである。