占い師と少女 マッドガッサー決戦編 19
※ラ○ンと戦闘中の仮面ライダーへ助言をした後
○月×日 23:07
未来の元を離れ、ベートヴェンと戦っていた4人の所へと向かってから数分。
彼らに少し助言をして、俺と黒服は階段へと急いでいた。
その最中、黒服が俺へと語りかけてくる。
彼らに少し助言をして、俺と黒服は階段へと急いでいた。
その最中、黒服が俺へと語りかけてくる。
「……あの人たち、大丈夫かな」
「『視た』感じ、あいつらはそこそこ身体があるようだったからな。あのベートーヴェンがどんなに強くても、弱点が水だって事さえ知ってれば何とか出来るだろう」
「でも、僕たちが援護に回ればもっと簡単に倒せたんじゃないの?」
「『視た』感じ、あいつらはそこそこ身体があるようだったからな。あのベートーヴェンがどんなに強くても、弱点が水だって事さえ知ってれば何とか出来るだろう」
「でも、僕たちが援護に回ればもっと簡単に倒せたんじゃないの?」
黒服の疑問はもっともではある。
…………しかし、それはあいつらには当てはまらないだろう。
…………しかし、それはあいつらには当てはまらないだろう。
「あいつらの中に仮面ライダーがいた事、覚えてるか?」
「うん」
「あいつが教室内に突進するのを見ていたあんたなら分かるかもしれないが、どうやらあの仮面ライダー、誰かを守ろうとする時に力を発揮するタイプのようだ。下手な手助けは逆効果だろうさ」
「うーん……」
「うん」
「あいつが教室内に突進するのを見ていたあんたなら分かるかもしれないが、どうやらあの仮面ライダー、誰かを守ろうとする時に力を発揮するタイプのようだ。下手な手助けは逆効果だろうさ」
「うーん……」
それでも、何か言いたそうな黒服に、俺は少しだけ言葉を付け加えた。
「大体、あの敵対していた男はスパニッシュフライに操られた都市伝説だ。『骨を溶かすコーラ』の契約者のコーラで溶かすわけにもいかないし、かと言ってあの弟以外に決定打を与えられるような身体能力のある人間は今の俺たちの中にはいない」
「……だから、手助けは不要だって事?」
「不満そうだな」
「ううん。別にそういうわけでもないけど……」
「……だから、手助けは不要だって事?」
「不満そうだな」
「ううん。別にそういうわけでもないけど……」
しかし、そう言う黒服の歯切れは悪い。
「……なに、それでももしあいつらが負けそうになったら、さっさとTさん達と合流して援護に向かうさ」
それ以上の援護は重荷にしかならない。
そう言外に言うと、黒服はそれ以上何も言わなかった。
そのまま2人とも無言で、暗い廊下を走る。
そう言外に言うと、黒服はそれ以上何も言わなかった。
そのまま2人とも無言で、暗い廊下を走る。
……そして、それから約30秒後。
目の前に、先程までいた廊下の角が見え始めた。
そこを曲がりさえすれば、階段までそう遠くはない。
未来達と別れたのは数分前。もうあいつらは階段にまで辿り着いているはずだ。
……そう、思っていたのだが
目の前に、先程までいた廊下の角が見え始めた。
そこを曲がりさえすれば、階段までそう遠くはない。
未来達と別れたのは数分前。もうあいつらは階段にまで辿り着いているはずだ。
……そう、思っていたのだが
「何だ…………?」
角を曲がった先、連なった教室の隣の廊下に、未来達はまだ留まっていた。
「……あれ? 待っててくれたのかな」
後から着いてきた黒服が、怪訝そうな声を上げる。
「……それなら、よかったんだがな」
未来達の先、ある教室のすぐ隣にある廊下に人影を認めて、呟いた。
その声が聞こえたのか否か……その人間が、俺たちへと目を移し、口を開く。
その声が聞こえたのか否か……その人間が、俺たちへと目を移し、口を開く。
「――――あら、まだ仲間がいたのね」
挑発的に微笑む少女。
彼女の周囲には、何十匹もの蜘蛛が、廊下一杯まで蠢いていた。
彼女の周囲には、何十匹もの蜘蛛が、廊下一杯まで蠢いていた。