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マッドガッサーの素顔が銀髪ロリ顔だった。
「あっはははははははははははははははっ!!!」
体系と顔とのミスマッチがなんとも笑いを誘うじゃねえか!
しかもそれを隠してないんならまだいいがこのタイミングまで隠してやがったせいで緊張が変な風に解けて笑いが止まんない!
周囲もそんな感じなのか笑いが起こってて、それを受けてマッドガッサーが叫んだ。
「ってめぇらぁ!? 笑うなっ!? てめぇらに女顔の苦労がわかるかっ!!??」
「まあそう言わずに俺の趣味のためにはい、一枚!」
パシャッ、とシャッターを切る。
さりげなく落ちているガスマスクと帽子を隠す位置に体を移動させつつ更に別アングルで一枚!
そんなことをしていると、
「お姉ちゃん」
頭の上でリカちゃんの声がした。
「どうした? リカちゃん?」
声をかけるとリカちゃんはTさんの方を向いて言った。
「リカちゃん、お兄ちゃんのところにいってるの」
「おう、わかった。連れてくか?」
「一人で大丈夫なの」
そう答えてリカちゃんはTさんの所へとのんびり飛んで行った。
「あっはははははははははははははははっ!!!」
体系と顔とのミスマッチがなんとも笑いを誘うじゃねえか!
しかもそれを隠してないんならまだいいがこのタイミングまで隠してやがったせいで緊張が変な風に解けて笑いが止まんない!
周囲もそんな感じなのか笑いが起こってて、それを受けてマッドガッサーが叫んだ。
「ってめぇらぁ!? 笑うなっ!? てめぇらに女顔の苦労がわかるかっ!!??」
「まあそう言わずに俺の趣味のためにはい、一枚!」
パシャッ、とシャッターを切る。
さりげなく落ちているガスマスクと帽子を隠す位置に体を移動させつつ更に別アングルで一枚!
そんなことをしていると、
「お姉ちゃん」
頭の上でリカちゃんの声がした。
「どうした? リカちゃん?」
声をかけるとリカちゃんはTさんの方を向いて言った。
「リカちゃん、お兄ちゃんのところにいってるの」
「おう、わかった。連れてくか?」
「一人で大丈夫なの」
そう答えてリカちゃんはTさんの所へとのんびり飛んで行った。
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ひたすら爆笑しながらシャッターを切っている己の契約者を見て、青年はのんびりと安堵の息を吐いた。
「間に会った、か」
時計を確認すると23:50分。なかなかスリリングな残り時間だったと言える。
「まだ何か違う所では騒ぎが続いているようだが……」
差し当たっては問題ないだろう。もし手を出してきたならその時に祓えばいいと考える。
「それにしても、≪赤い靴≫に頼んだことも無用の長物だったな」
交渉材料が一つ無くなってしまった。と思いつつ、周囲の状況を見て思わず頬が緩む。
「止めて欲しかったか……」
はた迷惑な事だ。しかし、
彼らと戦うということにならなくてよかった。
コンプレックスだったのか盛大に笑われて沈んでいるマッドガッサーを必死に慰めている彼の契約者や、彼らの周りでどこか吹っ切れたようにしている仲間たちを見てそう思う。
と、リカちゃんがふよふよと青年の許へ飛んできた。
「お兄ちゃん」
「どうした?」
頭の上に収まると、リカちゃんはうん、と言って、
「お姉ちゃんにきこうとおもったけど、お姉ちゃんいま、いそがしそうだから……けんか、おわったの?」
発された質問に青年は「そうか、契約者は今忙しいからな」と笑いながら答える。
「終わったようだ」
「みんなわらってるの。いいことあったの?」
発される問い、リカちゃんには彼女の契約者が笑っていることの笑いどころがいまいちわからないのだろう。青年は頷き、
「ああ、きっといいことなんだろうさ。笑っていられるのだからな」
「よかったの!」
喜んでいるリカちゃんを頭上に手を回して撫でていると彼らのよく知る黒服が少し困ったように声をかけてきた。
「あの、すみませんが彼女を止めて頂けませんか?」
そう言って黒服が目を向ける先では青年の契約者の少女がマッドガッサー一味の写真撮影を楽しみながらガスマスクと帽子を取り返そうとしているマッドガッサーと鬼ごっこをしていた。
打ち解けているな。と青年は呆れつつ苦笑し、
「契約者もガスの被害者なのだし、迷惑料だと思ってもらおう。少し好きにやらせてやってくれ」
「なの」
黒服にそう返して青年とリカちゃんは彼らの契約者の元気な姿をしばし楽しむことにした。
「間に会った、か」
時計を確認すると23:50分。なかなかスリリングな残り時間だったと言える。
「まだ何か違う所では騒ぎが続いているようだが……」
差し当たっては問題ないだろう。もし手を出してきたならその時に祓えばいいと考える。
「それにしても、≪赤い靴≫に頼んだことも無用の長物だったな」
交渉材料が一つ無くなってしまった。と思いつつ、周囲の状況を見て思わず頬が緩む。
「止めて欲しかったか……」
はた迷惑な事だ。しかし、
彼らと戦うということにならなくてよかった。
コンプレックスだったのか盛大に笑われて沈んでいるマッドガッサーを必死に慰めている彼の契約者や、彼らの周りでどこか吹っ切れたようにしている仲間たちを見てそう思う。
と、リカちゃんがふよふよと青年の許へ飛んできた。
「お兄ちゃん」
「どうした?」
頭の上に収まると、リカちゃんはうん、と言って、
「お姉ちゃんにきこうとおもったけど、お姉ちゃんいま、いそがしそうだから……けんか、おわったの?」
発された質問に青年は「そうか、契約者は今忙しいからな」と笑いながら答える。
「終わったようだ」
「みんなわらってるの。いいことあったの?」
発される問い、リカちゃんには彼女の契約者が笑っていることの笑いどころがいまいちわからないのだろう。青年は頷き、
「ああ、きっといいことなんだろうさ。笑っていられるのだからな」
「よかったの!」
喜んでいるリカちゃんを頭上に手を回して撫でていると彼らのよく知る黒服が少し困ったように声をかけてきた。
「あの、すみませんが彼女を止めて頂けませんか?」
そう言って黒服が目を向ける先では青年の契約者の少女がマッドガッサー一味の写真撮影を楽しみながらガスマスクと帽子を取り返そうとしているマッドガッサーと鬼ごっこをしていた。
打ち解けているな。と青年は呆れつつ苦笑し、
「契約者もガスの被害者なのだし、迷惑料だと思ってもらおう。少し好きにやらせてやってくれ」
「なの」
黒服にそう返して青年とリカちゃんは彼らの契約者の元気な姿をしばし楽しむことにした。