「…さてっと。一応、Gの野郎に報告を…………っ!?」
懐から、携帯を取り出そうとして
げほげほと、黒服Hは咳き込みだした
傍の壁にもたれかかり、しばし咳き込み続ける
げほげほと、黒服Hは咳き込みだした
傍の壁にもたれかかり、しばし咳き込み続ける
------ぽたり
白い雪の上に、鮮血が飛び散る
「あー………くそっ」
口の中に広がる血の味
体中を走り回る不快感に、表情をゆがめる
体中を走り回る不快感に、表情をゆがめる
……命を長引かせる為の「切り札」を仕込んだとは言え…これでは、本末転倒か
だとしても、「組織」のメンテナンスを、まともに受けていい状態ではないのだ
この「切り札」に気づかれたくない
だからといって、「薔薇十字団」にその手のメンテナンスを頼む訳にも…
だとしても、「組織」のメンテナンスを、まともに受けていい状態ではないのだ
この「切り札」に気づかれたくない
だからといって、「薔薇十字団」にその手のメンテナンスを頼む訳にも…
「……仕方ねぇか」
苦笑し、上司への報告は後回しにして……別の番号へと、かける
「…よぉ、辰也………ん?お楽しみの最中だったか?……ま、そう言うな…………悪い、今度、そっち顔出すから…アレ、頼む」
簡潔に用件だけを告げて、電話を切った
再び、体中を走りぬける不快感
げほげほと、再び咳き込む
再び、体中を走りぬける不快感
げほげほと、再び咳き込む
ぽたり、ぽたり
雪の上に、真っ赤な広がりが出来ていく
雪の上に、真っ赤な広がりが出来ていく
「…あ~、畜生……まぁ、人前でこの症状が出ないだけ、マシか…」
体が、拒絶反応を起こしている
それを、はっきりと自覚する
それを、はっきりと自覚する
…だが、これは「切り札」なのだ
「組織」の強硬派や過激派を、始末し続けるうえで…自分とて、いつ消されそうになるか、わからないから
だから、これは「保険」で「切り札」
どんなに拒絶反応が起こったとしても、手放す訳にはいかない
「組織」の強硬派や過激派を、始末し続けるうえで…自分とて、いつ消されそうになるか、わからないから
だから、これは「保険」で「切り札」
どんなに拒絶反応が起こったとしても、手放す訳にはいかない
「……さて、今日はもう、仕事がないといいねぇ…」
一人、ぼそりと呟いて
黒服Hは、路地裏に姿を消した
黒服Hは、路地裏に姿を消した
…後には気絶したサンタと、血溜まりだけが残されたのだった
to be … ?