私はだぁれ?
あなたは無邪気にそう尋ねる
あなたは無邪気にそう尋ねる
あなたはだぁれ?
あなたは無邪気にそう尋ねる
あなたは無邪気にそう尋ねる
あなたが何者なのか
私が何者なのか
それは、誰にもわからない
私が何者なのか
それは、誰にもわからない
だって、私たちはまだ生まれてすらいないのだから
Red Cape
「…赤マント、何書いてるですか?」
「うぉ!?……あぁ、何だ、君か」
「うぉ!?……あぁ、何だ、君か」
トイレの個室に響く若い男性の声
普通に考えれば、変質者以外の何者でもない
しかし、彼は平然とそこに存在していた
声をかけた少女も、彼を変態扱いする様子はない
この異常な光景も、二人にとってはごく普通の日常なのだ
普通に考えれば、変質者以外の何者でもない
しかし、彼は平然とそこに存在していた
声をかけた少女も、彼を変態扱いする様子はない
この異常な光景も、二人にとってはごく普通の日常なのだ
「あぅ、またヘタッピなポエムですか?」
「ヘタッピとは失礼な。これでも、雑誌連載を頼まれている身だぞ?」
「ヘタッピとは失礼な。これでも、雑誌連載を頼まれている身だぞ?」
ふふ、と真っ赤なマントを纏った青年が笑う
そんな青年を、真っ赤なハンテンを着た少女は、やや胡散臭げに見上げていた
赤と赤
似たような衣装を纏っているからか
それとも、出現場所が同じ女子トイレであるからか
二人は、いつからか共にいる事が多くなった
仲良し、と言ってもいいだろう
考えた事を、互いに好き勝手言い合える仲と言う奴だ
そんな青年を、真っ赤なハンテンを着た少女は、やや胡散臭げに見上げていた
赤と赤
似たような衣装を纏っているからか
それとも、出現場所が同じ女子トイレであるからか
二人は、いつからか共にいる事が多くなった
仲良し、と言ってもいいだろう
考えた事を、互いに好き勝手言い合える仲と言う奴だ
「マイナー雑誌のちっちゃなコーナーもらっただけで、何いい気になってるですか。
どうせ、赤マントのポエムなんて読んでいる奴いないのです!」
「何だと!?確かにファンレターは一通ももらっていないが、私のポエムに世の熟女は萌え萌えだぞ!」
「訳わからんのです。しかも、熟女萌えだったですか、お前」
「ふん、熟女の素晴らしさはお子様にはわかるまい」
「あぅあぅ、私の方が赤マントより年上なのです!」
「はっはっはぁ、聞こえんなぁ。そんな外見で言われて説得力があると思うか」
どうせ、赤マントのポエムなんて読んでいる奴いないのです!」
「何だと!?確かにファンレターは一通ももらっていないが、私のポエムに世の熟女は萌え萌えだぞ!」
「訳わからんのです。しかも、熟女萌えだったですか、お前」
「ふん、熟女の素晴らしさはお子様にはわかるまい」
「あぅあぅ、私の方が赤マントより年上なのです!」
「はっはっはぁ、聞こえんなぁ。そんな外見で言われて説得力があると思うか」
あぅあぅあぅ
ぽかぽか、だだっこパンチを繰り出そうとしてくる赤いはんてんを、赤マントは片手で押さえ込む
いつもの、ほのぼのとした夜の光景である
誰もいなくなった学校の女子トイレ
二人はいつも、こんな調子だった
ぽかぽか、だだっこパンチを繰り出そうとしてくる赤いはんてんを、赤マントは片手で押さえ込む
いつもの、ほのぼのとした夜の光景である
誰もいなくなった学校の女子トイレ
二人はいつも、こんな調子だった
…しかし
今夜は、その平穏が静かに壊された
今夜は、その平穏が静かに壊された
「……む!?」
「あぅ!?」
「あぅ!?」
ぴくり
彼らは、感じ取った
…自分たちとは違う、都市伝説の、気配を
彼らは、感じ取った
…自分たちとは違う、都市伝説の、気配を
「赤いはんてんよ、何者かがこちらに近づいているようだぞ」
「あぅ、私もわかるのです。しかも、契約者付きなのです!」
「うむ、むしろ、契約者だけがこちらに近づいていると言うべきか」
「あぅ、私もわかるのです。しかも、契約者付きなのです!」
「うむ、むしろ、契約者だけがこちらに近づいていると言うべきか」
二人とも、それなりに年季の入った都市伝説である
気配で、何となくわかる
…さて、どうしようか
二人は、顔を見合わせた
気配で、何となくわかる
…さて、どうしようか
二人は、顔を見合わせた
「赤いはんてんよ、今近づいている都市伝説及びその契約者、私たちに対して友好的だと思うか?」
「あぅ、わかんないのです。私たちも昔は人を襲ったりしてましたから」
「うむ。しかし、ここ数十年は自粛しているではないか。今更退治などされたくはないな」
「あぅ、わかんないのです。私たちも昔は人を襲ったりしてましたから」
「うむ。しかし、ここ数十年は自粛しているではないか。今更退治などされたくはないな」
ひとまず、二人は姿を隠す事にした
静かに、侵入者を待ち受ける
静かに、侵入者を待ち受ける
…こつんっ
入り込んできたのは、一人の少女
小学生くらいだろうか?
真夜中の学校の女子トイレに一人で入り込み、きょろきょろと辺りを見回している
…異常な光景である
こんな真夜中に、こんな年頃の少女が一人でやってくるなど
そして、二人には、わかった
彼女から、微かに感じる…都市伝説の、気配を
入り込んできたのは、一人の少女
小学生くらいだろうか?
真夜中の学校の女子トイレに一人で入り込み、きょろきょろと辺りを見回している
…異常な光景である
こんな真夜中に、こんな年頃の少女が一人でやってくるなど
そして、二人には、わかった
彼女から、微かに感じる…都市伝説の、気配を
「………」
「………」
「………」
普通に考えれば…都市伝説的に普通に考えれば、ここで、少女を無視すればいい
そうすれば、厄介ごとには絡まれずにすむ
この少女の目的が何であれ、関われなければそれでいいのだ
関わってはいけない
そうすれば、厄介ごとには絡まれずにすむ
この少女の目的が何であれ、関われなければそれでいいのだ
関わってはいけない
…しかし
しかし、だ
赤マントも赤いはんてんも、都市伝説である
都市伝説であるが故に、一種の強迫観念を持っていた
しかし、だ
赤マントも赤いはんてんも、都市伝説である
都市伝説であるが故に、一種の強迫観念を持っていた
だから
我慢など、できなかった
我慢など、できなかった
「赤いはんてんが欲しいですか?青いはんてんが欲しいですか?」
口を開いてしまったのは、赤いはんてん
彼女の方が、こう言うシチュエーションにおいて、うっかりと習性がにじみ出やすかったのだ
赤マントが慌てて口を塞ぐが…時、既に遅し
彼女の方が、こう言うシチュエーションにおいて、うっかりと習性がにじみ出やすかったのだ
赤マントが慌てて口を塞ぐが…時、既に遅し
にたり
少女が笑った
少女が笑った
「…見ぃつけた!」
「むぅ、赤いはんてんよ、君のせいで見付かってしまったじゃないか」
「あぅぅぅぅぅぅぅ、ご、ごめんなさいなのです!」
「あぅぅぅぅぅぅぅ、ご、ごめんなさいなのです!」
見付かってしまったからには、仕方がない
二人はふわり、少女の前に姿を現した
にやり、笑っている少女
…ぞくりっ
その笑顔に、二人は悪寒を覚えた
無邪気なはずの笑顔に…確か悪意を、覚える
二人はふわり、少女の前に姿を現した
にやり、笑っている少女
…ぞくりっ
その笑顔に、二人は悪寒を覚えた
無邪気なはずの笑顔に…確か悪意を、覚える
「ううむ、ロリは無邪気な癒し系が一番。邪悪ロリは好みではないのだが」
「…熟女萌えに加えてロリコンでもあったですか。どこまで変態ですか、お前は」
「…熟女萌えに加えてロリコンでもあったですか。どこまで変態ですか、お前は」
馬鹿な会話をしながら、二人は戦闘体制をとった
長年のカンが、この少女は敵だと告げてくる
長年のカンが、この少女は敵だと告げてくる
そして、事実、少女は二人にとって敵であった
都市伝説と契約した少女
契約相手を召喚すべく…歌いだした
都市伝説と契約した少女
契約相手を召喚すべく…歌いだした
「赤い靴履いてた女の子
異人さんに、連れられて行っちゃった」
「…『赤い靴』か!?」
童謡に噂される都市伝説
赤い靴を履いていた女の子は誘拐され、異国に連れて行かれた…
赤い靴を履いていた女の子は誘拐され、異国に連れて行かれた…
事実とは違う、語られる噂
それが都市伝説となり、それはこの世に生れ落ちる
それが都市伝説となり、それはこの世に生れ落ちる
……ず、と
背後に感じた気配に、赤いはんてんは慌てて逃げようとした
しかし
背後に感じた気配に、赤いはんてんは慌てて逃げようとした
しかし
「あぅ!?」
「赤いはんてん!?」
「赤いはんてん!?」
がしり
男の手が、赤いはんてんの細い首を掴んだ
異国人風の男はニヤリと笑い…っふ、と赤いはんてんごと、姿を消す
くすくすくすくすくすくすくすくすくす
女子トイレの中に、少女の笑い声が静かに響く
男の手が、赤いはんてんの細い首を掴んだ
異国人風の男はニヤリと笑い…っふ、と赤いはんてんごと、姿を消す
くすくすくすくすくすくすくすくすくす
女子トイレの中に、少女の笑い声が静かに響く
「…お嬢さん、赤いはんてんをどこにやったのかな?」
「くすくす…知らない」
「くすくす…知らない」
くすくすくすくすくす
少女は無邪気に邪悪に笑う
そして、にんまり笑って、赤マントを見上げる
少女は無邪気に邪悪に笑う
そして、にんまり笑って、赤マントを見上げる
「あんなちっちゃな子、私の『赤い靴』に捕まったら、逃げられるはずがない。
次は、あなたの番よ」
「ううむ、外見年齢はアレだが、彼女は実際の所結構なロリババアだぞ。
それに、外見年齢だけでも、君の方がはるかに幼い訳だが」
次は、あなたの番よ」
「ううむ、外見年齢はアレだが、彼女は実際の所結構なロリババアだぞ。
それに、外見年齢だけでも、君の方がはるかに幼い訳だが」
一瞬は動揺したものの、すぐに冷静さを取り戻した赤マント
その様子に…少女は、不機嫌そうな表情を浮かべた
ぎろり、赤マントを睨みあげる
その様子に…少女は、不機嫌そうな表情を浮かべた
ぎろり、赤マントを睨みあげる
「…何、余裕ぶってるの?あなたの相方、どうなっても知らないわよ?」
「うむ、君が自分の都市伝説に自信を持っているのはよくわかったのだが…」
「うむ、君が自分の都市伝説に自信を持っているのはよくわかったのだが…」
ひらりっ
赤マントは、優雅にマントを翻す
マントで口元を隠した状態で…笑った
赤マントは、優雅にマントを翻す
マントで口元を隠した状態で…笑った
「今は、君自身の身の安全を考えたまえ
私が知っている限り、赤いはんてんは強き都市伝説だ
そして、私は………君相手ならば、100%、君を傷つけることなく無効化できる自信があるのだよ」
「…っふん、やれるもんなら、やってみなさいよ」
私が知っている限り、赤いはんてんは強き都市伝説だ
そして、私は………君相手ならば、100%、君を傷つけることなく無効化できる自信があるのだよ」
「…っふん、やれるもんなら、やってみなさいよ」
少女が、警戒したように構えてくる
今、気付いたが、少女は真っ赤な靴を履いていた
恐らくは、あの靴を通して、あの都市伝説本体の力が彼女にも備わっているのだろう
…だが、それでも
赤マントは、この少女に負けるつもりはなかった
負けるはずなど無い
そう、確信していた
今、気付いたが、少女は真っ赤な靴を履いていた
恐らくは、あの靴を通して、あの都市伝説本体の力が彼女にも備わっているのだろう
…だが、それでも
赤マントは、この少女に負けるつもりはなかった
負けるはずなど無い
そう、確信していた
「さぁて………赤いマントは、いかがかな?」
「あぅぅぅぅ!?く、苦しいのです!離せなのです!!」
じたばたじたばた!!
首を絞められ続け、もがく赤いはんてん
ぱっ、と
その言葉に反応したように、手が離された
首を絞められ続け、もがく赤いはんてん
ぱっ、と
その言葉に反応したように、手が離された
「あぅ!?」
べちっ!!
急に離されたせいで、尻餅をついてしまう赤いはんてん
痛みに、涙が目尻に浮かぶ
急に離されたせいで、尻餅をついてしまう赤いはんてん
痛みに、涙が目尻に浮かぶ
「あぅ…痛いのですよ。ここ、どこですか?」
そこは、トイレのようだった
…そして
赤マントの気配を、遠いような近いような、よくわからない位置に…感じた
…そして
赤マントの気配を、遠いような近いような、よくわからない位置に…感じた
「…なるほど。これがお前の能力ですか」
瞬時に、赤いはんてんは赤い靴の能力を読み取った
異国に相手を連れて行く
その拡大解釈なのだろうか
彼は、相手を異国ではなく「異空間」に連れ込む
恐らく、現実にはここは元いた女子トイレでしかないのだろう
世界の裏側、とでも言うべきか
自分は、本来移動すらしてないのだ
異国に相手を連れて行く
その拡大解釈なのだろうか
彼は、相手を異国ではなく「異空間」に連れ込む
恐らく、現実にはここは元いた女子トイレでしかないのだろう
世界の裏側、とでも言うべきか
自分は、本来移動すらしてないのだ
相手は、自分と赤マントを分断させるのが狙いだったのだろう
甘く見られたものだ
立ち上がり、赤いはんてんは赤い靴を睨み上げた
甘く見られたものだ
立ち上がり、赤いはんてんは赤い靴を睨み上げた
「甘く見ないでほしいのです。お前なんて、やっつけてやるのです!!」
ぴ!と赤い靴を指差す赤いはんてん
…赤い靴からの返事は、ない
むっとして、再び口を開こうとした、その時
…赤い靴からの返事は、ない
むっとして、再び口を開こうとした、その時
「……………う」
「あぅ?」
「あぅ?」
かくくん
赤い靴が何か言ったようだが、よく聞こえなくて、赤いはんてんは首をかしげた
…直後
赤い靴が、叫ぶ
赤い靴が何か言ったようだが、よく聞こえなくて、赤いはんてんは首をかしげた
…直後
赤い靴が、叫ぶ
「いやっほぉおおおおおおおお!!!!!!!
強気ロリっ子さいこぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
「……あぅぅぅぅうううううううう!!??
へ、変態なのです!?ロリコンなのです!?」
強気ロリっ子さいこぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
「……あぅぅぅぅうううううううう!!??
へ、変態なのです!?ロリコンなのです!?」
がびびびびん!!
目の前の男が、自分の相方並かそれ以上の変態である事を、赤いはんてんは少女的本能で感じ取った
色々と、激しく身の危険を感じる!!
目の前の男が、自分の相方並かそれ以上の変態である事を、赤いはんてんは少女的本能で感じ取った
色々と、激しく身の危険を感じる!!
「あ、赤いはんてんが欲しいですか!?それとも、青いはんてんがほしいですか!?」
「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!どちらでも構わんさぁ!!!
さぁさぁさぁ!!カモンカモーン!!!」
「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!どちらでも構わんさぁ!!!
さぁさぁさぁ!!カモンカモーン!!!」
ばっちこーい!の体勢をとる赤い靴
そんな赤い靴を前に…赤いはんてんは己のはんてんに手をかけた
ばっ!と赤いはんてんを、翻し…ひっくり返して、身に纏う
赤いはんてんを裏返すと、それは青いはんてんになり
…青いはんてんを身に纏った瞬間、赤いはんてんの姿が劇的に変わる!!
そんな赤い靴を前に…赤いはんてんは己のはんてんに手をかけた
ばっ!と赤いはんてんを、翻し…ひっくり返して、身に纏う
赤いはんてんを裏返すと、それは青いはんてんになり
…青いはんてんを身に纏った瞬間、赤いはんてんの姿が劇的に変わる!!
「……何ぃ!?」
「さぁて……変態は、お仕置きしちゃうわよぉ?」
「さぁて……変態は、お仕置きしちゃうわよぉ?」
話し方すら、がわりと変わり
少女の姿をしていた赤いはんてんは…ナイスバディグラマーな大人の女性へと、変貌した
っが!!と、赤い靴の襟首を掴み、拳を振り上げる!!
少女の姿をしていた赤いはんてんは…ナイスバディグラマーな大人の女性へと、変貌した
っが!!と、赤い靴の襟首を掴み、拳を振り上げる!!
「せ、成長しただとーーーーー!!??
10歳以上は皆ババァ!!ババアに興味はねぇーーーっ!!」
「煩いわねぇ、手加減しないわよっ!」
10歳以上は皆ババァ!!ババアに興味はねぇーーーっ!!」
「煩いわねぇ、手加減しないわよっ!」
っが!!
青いはんてんの拳が、吸い込まれるように赤い靴の顔面に直撃した
がっ!ごっ!どすばきっ!!
容赦なき連続パンチが、赤い靴に叩き込まれる!!
激しい連続パンチのラッシュ
女性のその容姿からは想像も出来ない怪力が、赤い靴を逃がさない
青いはんてんの拳が、吸い込まれるように赤い靴の顔面に直撃した
がっ!ごっ!どすばきっ!!
容赦なき連続パンチが、赤い靴に叩き込まれる!!
激しい連続パンチのラッシュ
女性のその容姿からは想像も出来ない怪力が、赤い靴を逃がさない
…数分後
そこには、全身に斑点のような青痣を作った赤い靴が、倒れていた
そこには、全身に斑点のような青痣を作った赤い靴が、倒れていた
直後
ぐらり、視界が揺らぎ…青いはんてんは、元の女子トイレに戻ってきた
ぐらり、視界が揺らぎ…青いはんてんは、元の女子トイレに戻ってきた
「うむ、そちらも終わったようだね」
背後から声をかけられる
振り返ると…もごもご動く麻袋を背負った赤マントが、爽やかな笑みを浮かべて立っていた
振り返ると…もごもご動く麻袋を背負った赤マントが、爽やかな笑みを浮かべて立っていた
「そっちも終わったのね?」
「うむ、当然であろう。少女相手であれば、私は無敵だ」
「うむ、当然であろう。少女相手であれば、私は無敵だ」
はっはっは、と赤マントは笑う
…赤マントの都市伝説には、いくつかのパターンが存在する
今、もっとも有名なのは、子供を切りつけ、赤いマントを着たように血塗れにさせる事だろう
だが、この赤マントは違う
古き時代に生まれた彼は……「人攫い」
真っ赤なマントを羽織った男が、女の子を連れて行くという人攫いの都市伝説から生まれた存在だ
一瞬で少女を連れ去る為の力
彼は、赤い靴の契約者の少女を、一瞬でこの麻袋に詰め込んでしまったのだ
戦闘的ではないが、少女相手ならばほぼ無敵の力である
…赤マントの都市伝説には、いくつかのパターンが存在する
今、もっとも有名なのは、子供を切りつけ、赤いマントを着たように血塗れにさせる事だろう
だが、この赤マントは違う
古き時代に生まれた彼は……「人攫い」
真っ赤なマントを羽織った男が、女の子を連れて行くという人攫いの都市伝説から生まれた存在だ
一瞬で少女を連れ去る為の力
彼は、赤い靴の契約者の少女を、一瞬でこの麻袋に詰め込んでしまったのだ
戦闘的ではないが、少女相手ならばほぼ無敵の力である
「…うむ、見事な青痣だらけ。相変わらずむごいな」
「だって、こいつ変態だったんですもの」
「だって、こいつ変態だったんですもの」
ひらり
青いはんてんは、はんてんを裏返し…赤いはんてんに、戻った
青いはんてんは、はんてんを裏返し…赤いはんてんに、戻った
「色々と身の危険を感じたのです。これは正当防衛なのです!」
「うむ、まぁ、正当防衛に変わりはないな…さて、この二人はどうしようか」
「あぅ、慈悲深く、女の子の方は学校の門のところにでも捨てて置くのですよ。
赤い靴は、全裸で電信柱にでも縛り付けて『人攫いです』とでも書いて放置しておくのです!」
「はっはっは、相変わらずの鬼畜ロリめ」
「うむ、まぁ、正当防衛に変わりはないな…さて、この二人はどうしようか」
「あぅ、慈悲深く、女の子の方は学校の門のところにでも捨てて置くのですよ。
赤い靴は、全裸で電信柱にでも縛り付けて『人攫いです』とでも書いて放置しておくのです!」
「はっはっは、相変わらずの鬼畜ロリめ」
こうして、二人の平穏な夜は護られた
二人は、今のところ人間と契約するつもりはない
契約者と都市伝説の戦いになど興味はなく、ただのんびりと生きたかったから
二人は、今のところ人間と契約するつもりはない
契約者と都市伝説の戦いになど興味はなく、ただのんびりと生きたかったから
…ただ、同じトイレの都市伝説である、とある花子さんからの話を聞いているだけで
二人は、充分だったから
それに、二人は、二人一緒にいる事が何よりも楽しかったから
二人は、充分だったから
それに、二人は、二人一緒にいる事が何よりも楽しかったから
…そこに、人間が入り込んで欲しくは無かったのである
どうして戦うのですか
わからない、と彼女は泣いた
わからない、と彼女は泣いた
どうして戦うのですか
私も、わかりません
私も、わかりません
どうして、私たちは戦う運命にあるのでしょう
生まれてしまった私たちですが、ただ、平穏に生きたいだけなのに
生まれてしまった私たちですが、ただ、平穏に生きたいだけなのに
Red Cape