「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 黒服Hと呪われた歌の契約者-40

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だれでも歓迎! 編集
 かごめかごめがK-No.232を撃退した、その後


 …ピンポ~ン
 玄関から、来客を告げるチャイムの音が

「はい?」

 がちゃり、扉を開けると、そこには

「ハッピー・バレンタイン。勤勉に働いている者には、労を労うのじゃ!」

 ちょーん
 ゴスロリ服で黒いレース生地の日傘をさした幼女がいて
 す、と青年に可愛らしいラッピングのされた箱を手渡した来た

 …………え?

「誰?」
「妾が何者でも、別に良かろ?」
「いえ、良くないですけど」

 …誰だ?
 正直、面識がない
 しかし、幼女はどこか老獪な笑みを浮かべ、青年を見上げてきた

「お前には、K-No.232という者を押し付けてしもうておるしな。その詫びもかねておる。受け取るが良い」
「え?あ…はい」

 す、と勢いで受け取ってしまった青年
 くるり、日傘を回して幼女は笑った

「うむ、良い良い。さぁて、次は誰のところに行こうかのぅ」
「あ、ちょっと…!」

 青年が、止めたのも聞かずに
 幼女は、てちてちと楽しげに走り去ってしまった
 後には、チョコレートが入っているのだろう、箱だけが残される

「どうした?誰が来たんだ?」
「……見知らぬゴスロリ幼女が」
「は?」

 どうしたらいいものか
 渡された箱を手に、青年は困ってしまったのだった




「さぁて、せっかく、うまいことG-No.1の目を盗んで外に出たのじゃし。皆にチョコレートを配るのじゃ!」

 うきうきと、楽しげに街を歩くヘンリエッタ
 …彼女は、日本のバレンタインの風習を、イマイチ理解していない
 ただ、部下や知り合いにチョコレートを配る日と認識していて
 たっぷり買い込んだチョコレートが入った鞄を手に、街中を彷徨うのだった



続くかどうかわからない




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