それは、翼が誠や直希と会う数時間前のこと
「ほら、これお前の分な」
「チョコー」
「チョコー」
「首塚」で抑えているラブホテルの一室で、翼は「一年生になったら」の契約者に大きなチョコレートケーキを渡していた
…「一年生になったら」の契約者が、翼を見て涎をたらしているのだが、翼はそれに気づいていない
…「一年生になったら」の契約者が、翼を見て涎をたらしているのだが、翼はそれに気づいていない
「で、こっち、死人たちとおっさんの分な。それと、フォーチュン・ピエロの食事券。こいつの食費大変なんだろ?」
「ケーキはどうでもいいが、むしろ食事券がありがたい」
「ケーキはどうでもいいが、むしろ食事券がありがたい」
「死人部隊」の契約者の中年も、翼からケーキと食事券を受け取っていた
切実に、食事券の方がありがたい事実
「一年生になったら」の食欲は恐ろしい
切実に、食事券の方がありがたい事実
「一年生になったら」の食欲は恐ろしい
「チョコレートケーキひゃっほう!!!」
「でも、男からだぞ!?」
「落ち着け、KOOLになるんだ…こう考えろ、「女体化中のチャラ男からもらった」と脳内保管すればいいんだ」
「イエッサー!!!」
「ついでに、裸エプロンだったら最高だね!!!」
「…おっさん、あいつらちょっと軽く焼いていいか?」
「死なない程度にな」
「でも、男からだぞ!?」
「落ち着け、KOOLになるんだ…こう考えろ、「女体化中のチャラ男からもらった」と脳内保管すればいいんだ」
「イエッサー!!!」
「ついでに、裸エプロンだったら最高だね!!!」
「…おっさん、あいつらちょっと軽く焼いていいか?」
「死なない程度にな」
バカな事を叫んでいて、軽く焼かれた死人達がいたようですが
まぁ、割合平和だったそうな
まぁ、割合平和だったそうな
そして、翼が「死人部隊」の契約者達に、チョコレートケーキを渡した直後
同じラブホテル内の、別室にて
同じラブホテル内の、別室にて
「ほら、厨2病。チョコレートケーキ」
「何故、男が男に渡す」
「何故、男が男に渡す」
厨2病の、あまりにも真っ当な突っ込みに
翼は、首を傾げた
翼は、首を傾げた
「何かおかしかったか?」
「いや、なんつーか………いいや、面倒臭いし。っつか、俺、甘いもんそんなに好きじゃないんだが」
「あぁ、お前用はそんなに甘く作ってないから」
「いや、なんつーか………いいや、面倒臭いし。っつか、俺、甘いもんそんなに好きじゃないんだが」
「あぁ、お前用はそんなに甘く作ってないから」
そういえば、クリスマスに渡されたケーキも、厨2病好みの甘さ控えめだった
その辺りは、ちゃんと考えて作っているようだ
その辺りは、ちゃんと考えて作っているようだ
「んじゃ、受け取っておく」
翼からのチョコレートケーキを受け取った厨2病
箱の大きさから見て、クリスマスに渡されたような一人用のホールケーキなのだろう
かすかに聞こえてきた、死人部隊たちの声などを聞くに…こいつ、一体いくつケーキを作ったのやら
多分、「首塚」で保護している子供達用にも、作ったのだろうし
箱の大きさから見て、クリスマスに渡されたような一人用のホールケーキなのだろう
かすかに聞こえてきた、死人部隊たちの声などを聞くに…こいつ、一体いくつケーキを作ったのやら
多分、「首塚」で保護している子供達用にも、作ったのだろうし
「じゃあ、俺はこれで」
「ん?何か用時でもあるのか?」
「ん?何か用時でもあるのか?」
いつもなら、バイトがなければ翼は「首塚」本部やこのラブホテルのような拠点で、ぶらぶらしている時間だ
それが、出るという事は用事があるという事
それが、出るという事は用事があるという事
「あぁ、ダチと会って来るから」
それじゃ、と部屋を後にする翼
一人取り残され、厨2病は首をかしげる
一人取り残され、厨2病は首をかしげる
「…ダチって、マッドガッサー騒動の時のアレだよな………新世界の扉開いたって聞いたけど、この時期にそんな奴と顔合わせて大丈夫なのか?」
告白タイムに使われやすい日にち的に
あいつ、知り合い相手の警戒心が薄すぎるような…
あいつ、知り合い相手の警戒心が薄すぎるような…
……まぁ、自分には関係ないから、いいか
そう結論付けて、厨2病はとりあえずケーキを食べる事にしたのだった
そう結論付けて、厨2病はとりあえずケーキを食べる事にしたのだった
終われ