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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 首塚-65b

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 それは、翼が誠や直希と会う数時間前のこと

「ほら、これお前の分な」
「チョコー」

 「首塚」で抑えているラブホテルの一室で、翼は「一年生になったら」の契約者に大きなチョコレートケーキを渡していた 
 …「一年生になったら」の契約者が、翼を見て涎をたらしているのだが、翼はそれに気づいていない

「で、こっち、死人たちとおっさんの分な。それと、フォーチュン・ピエロの食事券。こいつの食費大変なんだろ?」
「ケーキはどうでもいいが、むしろ食事券がありがたい」

 「死人部隊」の契約者の中年も、翼からケーキと食事券を受け取っていた
 切実に、食事券の方がありがたい事実
 「一年生になったら」の食欲は恐ろしい

「チョコレートケーキひゃっほう!!!」
「でも、男からだぞ!?」
「落ち着け、KOOLになるんだ…こう考えろ、「女体化中のチャラ男からもらった」と脳内保管すればいいんだ」
「イエッサー!!!」
「ついでに、裸エプロンだったら最高だね!!!」
「…おっさん、あいつらちょっと軽く焼いていいか?」
「死なない程度にな」

 バカな事を叫んでいて、軽く焼かれた死人達がいたようですが
 まぁ、割合平和だったそうな





 そして、翼が「死人部隊」の契約者達に、チョコレートケーキを渡した直後
 同じラブホテル内の、別室にて

「ほら、厨2病。チョコレートケーキ」
「何故、男が男に渡す」

 厨2病の、あまりにも真っ当な突っ込みに
 翼は、首を傾げた

「何かおかしかったか?」
「いや、なんつーか………いいや、面倒臭いし。っつか、俺、甘いもんそんなに好きじゃないんだが」
「あぁ、お前用はそんなに甘く作ってないから」

 そういえば、クリスマスに渡されたケーキも、厨2病好みの甘さ控えめだった
 その辺りは、ちゃんと考えて作っているようだ

「んじゃ、受け取っておく」

 翼からのチョコレートケーキを受け取った厨2病
 箱の大きさから見て、クリスマスに渡されたような一人用のホールケーキなのだろう
 かすかに聞こえてきた、死人部隊たちの声などを聞くに…こいつ、一体いくつケーキを作ったのやら
 多分、「首塚」で保護している子供達用にも、作ったのだろうし

「じゃあ、俺はこれで」
「ん?何か用時でもあるのか?」

 いつもなら、バイトがなければ翼は「首塚」本部やこのラブホテルのような拠点で、ぶらぶらしている時間だ
 それが、出るという事は用事があるという事

「あぁ、ダチと会って来るから」

 それじゃ、と部屋を後にする翼
 一人取り残され、厨2病は首をかしげる

「…ダチって、マッドガッサー騒動の時のアレだよな………新世界の扉開いたって聞いたけど、この時期にそんな奴と顔合わせて大丈夫なのか?」

 告白タイムに使われやすい日にち的に
 あいつ、知り合い相手の警戒心が薄すぎるような…

 ……まぁ、自分には関係ないから、いいか
 そう結論付けて、厨2病はとりあえずケーキを食べる事にしたのだった




終われ


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