月の下、絶叫が響き渡り、血飛沫が飛ぶ
野生の兄貴が、今夜も狩られる
憎悪と殺意を漲らせ
一人の青年が、兄貴達をメッタ切りにしていた
野生の兄貴が、今夜も狩られる
憎悪と殺意を漲らせ
一人の青年が、兄貴達をメッタ切りにしていた
かくして、今宵もまた、十数体の野生の兄貴が、「かごめかごめ」の契約者によって退治されたのだった
「お見事ですね。流石は「組織」の人間です」
そんな青年に、淡々と声をかけてきた女性がいた
…この学校町の警察組織において、幹部クラスに身を置いている女性で、名前は広瀬 美緒
どうやら「組織」と繋がりがあるようで、今回の野生の兄貴出没報告をしてきたのは彼女なのだ
正確には、彼女が「組織」のエージェントである黒服Hに連絡し、そこから青年に仕事が回ってきたのだが
…この学校町の警察組織において、幹部クラスに身を置いている女性で、名前は広瀬 美緒
どうやら「組織」と繋がりがあるようで、今回の野生の兄貴出没報告をしてきたのは彼女なのだ
正確には、彼女が「組織」のエージェントである黒服Hに連絡し、そこから青年に仕事が回ってきたのだが
「…あれに関しては、本当、ご迷惑かけます」
「全くです。一般人の被害報告がどれだけ出ていると思っているのです」
「全くです。一般人の被害報告がどれだけ出ていると思っているのです」
頭を下げた青年に、容赦なく広瀬はそう告げた
反論できないのが、痛い
反論できないのが、痛い
「聞いた話によれば、あれが発生した原因は「組織」のとある黒服が原因だとか……「組織」は、一体何をやっているのです。訴えますよ?勝ちますよ?」
「「「あれを制御できる奴なんて、この世に存在しない」」」
「「「あれを制御できる奴なんて、この世に存在しない」」」
きっぱり
青年と、ハクとコンの言葉が見事にシンクロした
うん、あの禿をコントロールできる存在なんて、この世に存在してくれていない
悲しいことに
青年達の答えに、広瀬は小さくため息をついた
青年と、ハクとコンの言葉が見事にシンクロした
うん、あの禿をコントロールできる存在なんて、この世に存在してくれていない
悲しいことに
青年達の答えに、広瀬は小さくため息をついた
「…まぁ、いいでしょう。再び、あれの出没証言がでましたら、あなたに伝えます。連絡先を教えてくださるでしょうか?」
「えぇ、構いませんよ」
「えぇ、構いませんよ」
携帯電話の番号をやり取りする
正直、直接連絡してくれた方が、即座に退治にいけるから、ありがたい
滅びよ、野生の兄貴
ゲイなんぞ滅びよ
軽く、憎悪をたぎらせる青年
そんな様子に気付いているのかいないのか…広瀬は、小さくため息をついた
正直、直接連絡してくれた方が、即座に退治にいけるから、ありがたい
滅びよ、野生の兄貴
ゲイなんぞ滅びよ
軽く、憎悪をたぎらせる青年
そんな様子に気付いているのかいないのか…広瀬は、小さくため息をついた
「…あなたのようなまともな人も、「組織」にいて助かりました。むしろ、あなたのような方と、先に接触したかったです」
「………まぁ、最初に接触したのが、あのHじゃねぇ」
「………まぁ、最初に接触したのが、あのHじゃねぇ」
うん、となにやら納得した様子のハク
あの男は、色んな意味で問題があるから
…特に、女性にとっては
あの男は、色んな意味で問題があるから
…特に、女性にとっては
「全くです……よりによって……」
……ふと
広瀬の表情に……寂しさのような、悲しさのような
そんな色が、混じったような
そんな錯覚を、青年は覚えた
しかし、すぐにその表情は、冷たい物へと変わる
広瀬の表情に……寂しさのような、悲しさのような
そんな色が、混じったような
そんな錯覚を、青年は覚えた
しかし、すぐにその表情は、冷たい物へと変わる
「…それでは、私はこれで」
「あ、はい」
「あ、はい」
かつかつと、ヒールをならして立ち去る広瀬
その最中、仕事の電話が入ったのだろうか
歩きながら対応している
…なかなかに、忙しそうだ
その最中、仕事の電話が入ったのだろうか
歩きながら対応している
…なかなかに、忙しそうだ
「……うん?どうしかしたのか?」
「あぁ、いえ」
「あぁ、いえ」
その後ろ姿を、無意識にじっと見つめてしまって
コンに話し掛けられて正気に戻った青年は、軽く首を振った
コンに話し掛けられて正気に戻った青年は、軽く首を振った
気のせいだろうか
あの広瀬という女性は、都市伝説のことを口にしている時
ハクやコンと話している時…憎悪を、押し隠しているような気配がした
都市伝説を、憎いんでいるのだろうか
あの広瀬という女性は、都市伝説のことを口にしている時
ハクやコンと話している時…憎悪を、押し隠しているような気配がした
都市伝説を、憎いんでいるのだろうか
憎んでいて、そうだと言うのに
いや、それだからこそ、「組織」と繋がりを持って、都市伝説の存在を隠そうとしているのか
…ただ、それだけでは、なくて
いや、それだからこそ、「組織」と繋がりを持って、都市伝説の存在を隠そうとしているのか
…ただ、それだけでは、なくて
「…気のせい、ですかね」
気のせいならいいのだが
あの広瀬という女性が、何か、都市伝説に付いて…もしくは「組織」に関する何かに関して
何か、因縁を持っているような
そんな錯覚を、青年は覚えたのだった
あの広瀬という女性が、何か、都市伝説に付いて…もしくは「組織」に関する何かに関して
何か、因縁を持っているような
そんな錯覚を、青年は覚えたのだった
to be … ?