あなたの心がわからない
私はあなたではないから
私はあなたではないから
あなたの想いがわからない
私はあなたではないから
私はあなたではないから
あなたの心も想いも
あなたは理解できていますか?
あなたは理解できていますか?
aika harukaze
3月14日
この日、彼は約束を果たす為に、佳奈美の前に姿を現した
この日、彼は約束を果たす為に、佳奈美の前に姿を現した
「佳奈美、ほら、バレンタインにもらったチョコのお返しな」
そう言って、綺麗にラッピングされたそれを手渡す黒服H
佳奈美は、ややおっかなびっくり、それを受け取った
佳奈美は、ややおっかなびっくり、それを受け取った
「あ、ありがとうHさん」
「なぁに、そう警戒するなって。媚薬入りにするかどうか悩んだ結果、普通の飴にしておいたから」
「悩んだんだ!?って言うか、何渡そうとしてるの!?」
「なぁに、そう警戒するなって。媚薬入りにするかどうか悩んだ結果、普通の飴にしておいたから」
「悩んだんだ!?って言うか、何渡そうとしてるの!?」
うん、いい突っ込みだ
佳奈美の突っ込みに、Hはくっくと楽しげに笑う
あの時の分身相手では、こうはいかない
やはり、佳奈美の反応が一番だ
佳奈美の突っ込みに、Hはくっくと楽しげに笑う
あの時の分身相手では、こうはいかない
やはり、佳奈美の反応が一番だ
「ん~、でも、Hさん。いいの?こんな高そうなのもらっちゃって」
改めて、その飴が入った瓶のラッピングを見て、何となく値段を悟ったのだろうか
佳奈美がそんな事を尋ねてきたので、Hは笑って答えてやる
佳奈美がそんな事を尋ねてきたので、Hは笑って答えてやる
「なぁに、ホワイトデーは三倍返しが基本なんだろ?」
「そうだけど、本当に三倍返ししてくる人なんて、ほとんどいないよ」
「そんなもんかねぇ?」
「そうだけど、本当に三倍返ししてくる人なんて、ほとんどいないよ」
「そんなもんかねぇ?」
黒服Hの知っている限り、真面目に三倍返ししそうなのが、一人、心当たりがある訳だが
まぁ、あいつは変な所で真面目だから、例外か
まぁ、あいつは変な所で真面目だから、例外か
「いいから、受け取っておけ。口に合わなかったら、好きに処分していいから」
「そ、そんな事できないよ」
「そ、そんな事できないよ」
きゅう、と
佳奈美は渡されたそれを、大切そうに、大切そうに、抱えて
佳奈美は渡されたそれを、大切そうに、大切そうに、抱えて
「…ありがとう、Hさん」
と、嬉しそうに、礼を言ってきて
それを、素直に嬉しいと、黒服Hはそう感じた
それを、素直に嬉しいと、黒服Hはそう感じた
「…にゃ?Hさん、体調、悪い?」
「うん?いや、そんな事ぁないが、どうしてだ?」
「その…ちょっと、顔色、悪いように見えるから」
「うん?いや、そんな事ぁないが、どうしてだ?」
「その…ちょっと、顔色、悪いように見えるから」
…佳奈美の、その言葉に
ぴくり、黒服Hは、一瞬反応したが
ぴくり、黒服Hは、一瞬反応したが
「…なぁに、気のせいだって」
「そう?体調悪いなら、無理しちゃ駄目だよ?」
「Dの奴じゃあるまいし、本当に大丈夫だって」
「そう?体調悪いなら、無理しちゃ駄目だよ?」
「Dの奴じゃあるまいし、本当に大丈夫だって」
心配してきた佳奈美を気遣うように、黒服Hはそっと、佳奈美の頭を撫でてやる
体の内部の激痛を、押し隠しながら
to be … ?