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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 黒服Hと呪われた歌の契約者-54

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 あなたの心がわからない
 私はあなたではないから

 あなたの想いがわからない
 私はあなたではないから


 あなたの心も想いも
 あなたは理解できていますか?






              aika harukaze










 3月14日
 この日、彼は約束を果たす為に、佳奈美の前に姿を現した


「佳奈美、ほら、バレンタインにもらったチョコのお返しな」

 そう言って、綺麗にラッピングされたそれを手渡す黒服H
 佳奈美は、ややおっかなびっくり、それを受け取った

「あ、ありがとうHさん」
「なぁに、そう警戒するなって。媚薬入りにするかどうか悩んだ結果、普通の飴にしておいたから」
「悩んだんだ!?って言うか、何渡そうとしてるの!?」

 うん、いい突っ込みだ
 佳奈美の突っ込みに、Hはくっくと楽しげに笑う
 あの時の分身相手では、こうはいかない
 やはり、佳奈美の反応が一番だ

「ん~、でも、Hさん。いいの?こんな高そうなのもらっちゃって」

 改めて、その飴が入った瓶のラッピングを見て、何となく値段を悟ったのだろうか
 佳奈美がそんな事を尋ねてきたので、Hは笑って答えてやる

「なぁに、ホワイトデーは三倍返しが基本なんだろ?」
「そうだけど、本当に三倍返ししてくる人なんて、ほとんどいないよ」
「そんなもんかねぇ?」

 黒服Hの知っている限り、真面目に三倍返ししそうなのが、一人、心当たりがある訳だが
 まぁ、あいつは変な所で真面目だから、例外か

「いいから、受け取っておけ。口に合わなかったら、好きに処分していいから」
「そ、そんな事できないよ」

 きゅう、と
 佳奈美は渡されたそれを、大切そうに、大切そうに、抱えて

「…ありがとう、Hさん」

 と、嬉しそうに、礼を言ってきて
 それを、素直に嬉しいと、黒服Hはそう感じた

「…にゃ?Hさん、体調、悪い?」
「うん?いや、そんな事ぁないが、どうしてだ?」
「その…ちょっと、顔色、悪いように見えるから」


 …佳奈美の、その言葉に
 ぴくり、黒服Hは、一瞬反応したが


「…なぁに、気のせいだって」
「そう?体調悪いなら、無理しちゃ駄目だよ?」
「Dの奴じゃあるまいし、本当に大丈夫だって」

 心配してきた佳奈美を気遣うように、黒服Hはそっと、佳奈美の頭を撫でてやる


 体の内部の激痛を、押し隠しながら




to be … ?



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