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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 喫茶ルーモア・隻腕のカシマ-55b

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rumor

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喫茶ルーモア・隻腕のカシマ


辿り着いた答え


サチの家───

カシマは眠っている
安らかな寝顔だった……幸せな夢でも見ているのだろうか……

ジャックは願う、カシマの無事を

どうして自分はカシマの無事を願うのか……

ジャックは、何故こんなにもカシマに惹かれているのか考えていた事がある

カシマは自分の命を救ってくれた恩人であり、紳士でもある
惹かれるには十分な要素であるとも言える

だが、それだけでは自分を納得させる事が出来ないでいた
この浮ついた恋の様な感情をどうにか押さえ込みたいと思った

だから輪に接触し、情報を集めた
結果、信用できる人物であることが判る
カシマは嘘やお世辞を言う人物ではない

女性を胸や顔立ちといった外見的なことで測る事はしない、と彼は言った
では、あの時……自分へと向けて言ったカシマの言葉は?

"あまりにも、美しい"

という、あの言葉はどういう意味か?
外見を指して言ったのでない……

そしてひとつの解答へと行き着く
カシマは、私の夢を、私の記憶を見て……

私の心を美しいと言ったのではないか、と

これに思い至った時、私の心は落ち着き
恋慕が愛情へ変わるのを感じた

だからきっと、あの言葉を聞いた時
私の心は、既にカシマに奪われていたのだろうと思う

それまで、何者でもなかった自分の形を決定付けたもの
それは、きっとあの言葉だ
あの時、初めて……美しくあろうと意識したのだから……



「カシマ……帰って来てくださいね」


ジャックもまた夢へと落ちていく
静かに寝息を立て、夢を見る

その柔らかな、緩やかに波をうつ、金色の髪を……
優しく撫でられ、眠る……
静かに、そっと、繊細なガラス細工にでも触れるかの様に……

白き軍装の男に見守られ眠る、夢を見る


*


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