「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 首無し騎士の契約者-04

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hollow

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「あのさぁ…」

「なんでしょうか、マスター」

会話というのは素晴らしいものだ。
ジェスチャーで意思疎通をしていたころの苦労を思い出す。

いや、今重要なのはそんなことではない。はっきりと言わなくては。

「首取り返したのになんでまだお前がいるわけ?」

そう、首なし騎士と契約したのは、首を一緒に探してほしいという願いを聞いたついでのことなのだ。

海外旅行中、しょんぼりとした首の無いこいつを見つけたときのこと、
最初は驚いたのだが、なんだか可哀相に思えてきてしまい。
それで話かけてしまったのは、今考えれば失敗だったと思う。

「あ……迷惑でしたか?」

しょんぼりとする首なし騎士。
ああ、デジャブだ……
あのときと違うのは、悲しげな表情をした頭を抱えているくらいか。
はっきり言ってこわい。

「あ、そうじゃなくて、首取り返したんだしさ。ここにいる必要は無いんじゃないかってこと」

「では…迷惑では無いんですね?」

「ああ、うん……」

はっきり言って迷惑だった。
組織とかいうのには狙われる。ござる口調の変な男が時たま尋ねてくる。
他にも色々と危ない目にあう……

「よかった……マスターに迷惑をかけていたら申し訳ないと思ってたんです」

ああ、くそ……せめてこいつが男だったら、さっさと突っぱねられたものを…

「私は帰りませんよ」

「えっと…なんで?」

「マスターには首を探していただいた御恩があります。
私はマスターに一生ついていきます」

……なんと。
いや、別に特に何かしたわけじゃないんだけどね。
ただね、首なし騎士の身振り手振りの説明で、日本の甲冑のような感じだったかからさ、
日本にいるんじゃないかな?って教えただけでさ……

「いや、でも一生ってのは流石にさ…」
一生は無いだろ一生は、これからの俺の人生。ずっとこいつと一緒ってのは流石に嫌だ。

「どのみち契約は一生ものですし、問題ありませんよ」

首なし騎士の胸に抱えられた首は、とても良い笑顔をしていた。

「………は?契約の解除とかできないの?」

「あ…いえ…一応できるんですけど……」

なんだ、できるのかよ。

「そのですね……私は死を司るものでして……こっちで言えば死神のようなものでしてね……」

嫌な予感がしてきた。

「私の契約の場合、解除するには契約者の死が条件でして………」

「………そ……そうなんだ」

まじかよ…マジで一生こいつと生きていかないといけないのかよ……

「では、これからもよろしくお願いします。マスター」

またもや良い笑顔。
せめて…せめて……首がくっついててくれたら…

マジでこわいんだよ、それ……





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