喫茶店「兎の尻尾」
そこは、都市伝説事件に悩む人が訪れる場所であると同時に、都市伝説契約者が集いやすい場所でもある
かの有名な喫茶店ルーモアとは違い、住宅街の一角で看板も出さずに営業しているこの店は、知る人ぞ知ると言う雰囲気が強く、今日も客の数は少ない
せいぜい、男の二人連れの客が一組いるだけだ
そこは、都市伝説事件に悩む人が訪れる場所であると同時に、都市伝説契約者が集いやすい場所でもある
かの有名な喫茶店ルーモアとは違い、住宅街の一角で看板も出さずに営業しているこの店は、知る人ぞ知ると言う雰囲気が強く、今日も客の数は少ない
せいぜい、男の二人連れの客が一組いるだけだ
「…っつか、この状況、誠に見られたら、殺される気がする」
「いや、いくらなんでも、そんな事はしないだろ、あいつも」
「いや、いくらなんでも、そんな事はしないだろ、あいつも」
ぼそ、と辰也が呟いたその言葉に、翼は小さく苦笑した
まさか、親友がそんな事をするわけあるまい、と翼はそう考えているのだが
まぁ、実際のところ、見られたらどうなるかは…それは、神のみぞ知る事である
まさか、親友がそんな事をするわけあるまい、と翼はそう考えているのだが
まぁ、実際のところ、見られたらどうなるかは…それは、神のみぞ知る事である
たまたま、バイト帰りのところ、これまた仕事帰りらしい辰也と顔を合わせて
悪魔の囁きなどに関する情報交換もかねて、たまたま傍にあったこの店に入ったのだ
マッドガッサー騒動以降、同じ歳同士という事もあってか、恵や直希も含め、5人でわりと仲がいいのだ
悪魔の囁きなどに関する情報交換もかねて、たまたま傍にあったこの店に入ったのだ
マッドガッサー騒動以降、同じ歳同士という事もあってか、恵や直希も含め、5人でわりと仲がいいのだ
「葵の腕の怪我の具合、どうなんだ?」
「…ジャッカロープの乳飲めば、一発で治るレベルだよ。マッドとイチャつきたいが為に、自然治癒に任せてる状態だからな」
「…ジャッカロープの乳飲めば、一発で治るレベルだよ。マッドとイチャつきたいが為に、自然治癒に任せてる状態だからな」
ため息をつきつつ、コーヒーに口をつける辰也
若干、ストレスが溜まっているようにも見える
若干、ストレスが溜まっているようにも見える
「右腕怪我したから、利き手を怪我したから日常生活大変だってのはわかるよ。よくわかる………だけどだよ!だからって、食事の度に「はい、あ~ん」をやるなってんだ!」
「やってんのかよ!?」
「やってんのかよ!?」
辰也の言葉に、思わず突っ込む翼
辰也に突っ込むべきではないとわかっているのだが、突っ込む相手がいないのだから仕方ない
辰也に突っ込むべきではないとわかっているのだが、突っ込む相手がいないのだから仕方ない
「やってやがるよ畜生。食事のたびに食卓がピンクのオーラでラブハリケーンだよ。見てるだけで腹いっぱいだっての」
「…誰か突っ込まないのか?」
「マリと留美は、むしろそれに乗じて自分達もイチャつこうとするし。誠は面倒がって突っ込まないし魔女は面白がってやがる」
「恵は?」
「状況を性格に理解できず、きょとんとしてた。ジャッカロープは何考えてるかわかんねぇ」
「…誰か突っ込まないのか?」
「マリと留美は、むしろそれに乗じて自分達もイチャつこうとするし。誠は面倒がって突っ込まないし魔女は面白がってやがる」
「恵は?」
「状況を性格に理解できず、きょとんとしてた。ジャッカロープは何考えてるかわかんねぇ」
…あぁ、と
その状況を鮮明に想像する事ができて、翼はうん、と頷いた
……確かに、恵は携帯で恋愛小説なんぞ書いているくせに現実のそれに鈍いから、そうなりそうだ
その状況を鮮明に想像する事ができて、翼はうん、と頷いた
……確かに、恵は携帯で恋愛小説なんぞ書いているくせに現実のそれに鈍いから、そうなりそうだ
「いい加減、この状況続くとリア充いい加減にしろな勢いで嫉妬で押しつぶされそうなんだが」
「……まぁ、頑張れ。悪魔の囁きには気をつけろよ」
「わかってる」
「……まぁ、頑張れ。悪魔の囁きには気をつけろよ」
「わかってる」
はぁ、と再びため息をついた辰也
辰也としては、自分だって恵と…と言う思いが、あるのかもしれないが
いまだに、恵は元々男であり、メンタル面も男と言う事を考えて、告白できないままだ
そう言う事情があるから、翼としても、無責任に背中を押してやる訳にもいかず
どう、アドバイスしてやったらいいものか、悩むのだった
辰也としては、自分だって恵と…と言う思いが、あるのかもしれないが
いまだに、恵は元々男であり、メンタル面も男と言う事を考えて、告白できないままだ
そう言う事情があるから、翼としても、無責任に背中を押してやる訳にもいかず
どう、アドバイスしてやったらいいものか、悩むのだった
続く予定なんざないので終わる