う~ん、と考え込んでいる様子のマドカ
見ているのは、Tさんから渡された「セイレーン」の契約者の似顔絵だ
朝比奈 秀雄の部下の1人、はっきりと顔がわかっていて、なおかつ、写真ではないものの容姿を伝える絵姿が存在している者
そのセイレーンの姿を見て…マドカは、見覚えがあるような、ないような
酷く曖昧な反応を示していた
見ているのは、Tさんから渡された「セイレーン」の契約者の似顔絵だ
朝比奈 秀雄の部下の1人、はっきりと顔がわかっていて、なおかつ、写真ではないものの容姿を伝える絵姿が存在している者
そのセイレーンの姿を見て…マドカは、見覚えがあるような、ないような
酷く曖昧な反応を示していた
「姐ちゃん、そいつ、知ってるのか?」
「いや……う~ん…」
「いや……う~ん…」
眉を寄せるマドカ
どうやら、見た事があるような覚えはあるらしいのだが……
だが
どうやら、見た事があるような覚えはあるらしいのだが……
だが
「…知ってる相手、のような気はするがね。雰囲気が違いすぎるのさ」
「雰囲気?」
「雰囲気?」
首を傾げた舞に、マドカはあぁ、と頷く
「あたしの知ってる相手は、もっと陰気臭い顔をしていたねぇ。こんなテンション高い表情するような女には見えなかったよ」
「セイレーン」の契約者は、マドカにとって、ある意味両親の次の元亭主の次くらいには腹の立つ相手と、同じ顔だった
はっきりと、覚えている
元亭主の隣に立っていた、あの陰気臭い顔を
昨年の秋に、テレビに映っていた元亭主の隣にいた、あの顔を
マドカは、忘れるはずもない
あの陰気な女と、よくよく似ている顔、ではある
だが、あまりの印象の違いに、同一人物だと断定する事ができないのだ
マドカのそんな反応に、Tさんはふむ、と考え込む
はっきりと、覚えている
元亭主の隣に立っていた、あの陰気臭い顔を
昨年の秋に、テレビに映っていた元亭主の隣にいた、あの顔を
マドカは、忘れるはずもない
あの陰気な女と、よくよく似ている顔、ではある
だが、あまりの印象の違いに、同一人物だと断定する事ができないのだ
マドカのそんな反応に、Tさんはふむ、と考え込む
「ほぼ、同一人物と言って良い程似ているが…表情の印象だけが一致しない、と言ったところか?」
「あぁ、そうさね」
「…都市伝説との契約が、性格形勢などに影響を及ぼすパターンも、少なからずある。その可能性を視野に入れた方がいいかもしれないな」
「あぁ、そうさね」
「…都市伝説との契約が、性格形勢などに影響を及ぼすパターンも、少なからずある。その可能性を視野に入れた方がいいかもしれないな」
都市伝説との契約により性格が変化したり…変化した、と見せかけて、隠されていた裏の性格が出てきただけ、という事があったりと
時として、都市伝説との契約は、精神面にも強い影響を与えるのだ
時として、都市伝説との契約は、精神面にも強い影響を与えるのだ
セイレーンは、その歌声で人を誘い、破滅させる存在だ
女性の姿をしていると言う点からか、その歌声に誘われる存在は船乗り…自然と、男が多くなるからだろうか
そのせいだろうか、セイレーンは人を誘い殺す存在でありながらも、どこか明るい性格と思われがちで、陰気なセイレーンと言う者は少ない
もしかしたら、セイレーン契約者も、セイレーンとの契約によって性格が変化しているのかもしれない
女性の姿をしていると言う点からか、その歌声に誘われる存在は船乗り…自然と、男が多くなるからだろうか
そのせいだろうか、セイレーンは人を誘い殺す存在でありながらも、どこか明るい性格と思われがちで、陰気なセイレーンと言う者は少ない
もしかしたら、セイレーン契約者も、セイレーンとの契約によって性格が変化しているのかもしれない
「…なるほどねぇ」
納得したように頷くマドカ
だとしたら、このセイレーン契約者は、あの女に間違いないのだろう
自分から元亭主を奪った、あの…
だとしたら、このセイレーン契約者は、あの女に間違いないのだろう
自分から元亭主を奪った、あの…
………
……………
……………
うん
当時のむかっ腹が、何だか復活してきた
当時のむかっ腹が、何だか復活してきた
セイレーン契約者の似顔絵が描かれた紙を、握りつぶすか破り捨てたい衝動にかられつつも、一応手がかりなのだからそれをやる訳にもいかず
ちょっぴり、リカちゃんが怖がるようなオーラを背負いながら、マドカは「あの女、今度あったら泣いても殴るのを止めない」と決めるのだった
ちょっぴり、リカちゃんが怖がるようなオーラを背負いながら、マドカは「あの女、今度あったら泣いても殴るのを止めない」と決めるのだった
とぅーびー?