備えはしておくべきだ
出来る限り、万全の対策をしておくに越したことはない
戦うべき相手の正体を、予測すればするほどに
備えを、さらに万全にしておかなければ、と強く感じる
出来る限り、万全の対策をしておくに越したことはない
戦うべき相手の正体を、予測すればするほどに
備えを、さらに万全にしておかなければ、と強く感じる
家族を、護る為にも
相手の牙を折る手段を、いくつも用意しておく必要があるのだ
相手の牙を折る手段を、いくつも用意しておく必要があるのだ
『…そうか、ヨーロッパの方の都市伝説組織に縁のある者だったのか』
「えぇ。正式に所属している訳ではないそうですが、重宝されているようです」
「えぇ。正式に所属している訳ではないそうですが、重宝されているようです」
Tさんに、ユニコーン契約者、ヘンリー・ギボンヌについての情報を伝える黒服
「組織」で、ある物の借り出し申請をして、受理されたばかりだ
喫茶店 「兎の尻尾」店内で、それが本物である事を確認しながら、伝えるべき情報を整理していく
「組織」で、ある物の借り出し申請をして、受理されたばかりだ
喫茶店 「兎の尻尾」店内で、それが本物である事を確認しながら、伝えるべき情報を整理していく
「そうは言っても、彼に危害を加えたという理由で、「教会」を敵に回す事はないでしょう。悪魔の囁きに憑かれている状況自体、あちらは知らないようですし…もし、知ったとしたら、ヘンリーさん自身が、「教会」から討伐対象にされかねません」
『…なかなかに、厳しい組織のようだな、「教会」は』
『…なかなかに、厳しい組織のようだな、「教会」は』
Tさんの言葉に、まったくです、と黒服は小さく苦笑した
相変わらず、「教会」は世界中の都市伝説組織において、1,2を争う厳格さを持っている
近年、それが悪い方向に現れてしまうことが多くても、そのままだ
相変わらず、「教会」は世界中の都市伝説組織において、1,2を争う厳格さを持っている
近年、それが悪い方向に現れてしまうことが多くても、そのままだ
「……それで、ヘンリーさん自身の能力ですが。ユニコーンとの契約によって、身体能力が…特に、脚力が異常強化されているそうです。また、彼自身も、毒や病気を癒す力を持っているそうです」
『ユニコーンは、契約によって強化はされているのか?』
「ヘンリーさんが呼び出しさえすれば、どんなに彼と離れていようとも、即座に傍に現れるそうです。また、病気や毒だけではなく、怪我の治療もできるようになっているようですね……こんなところでしょうか」
『ユニコーンは、契約によって強化はされているのか?』
「ヘンリーさんが呼び出しさえすれば、どんなに彼と離れていようとも、即座に傍に現れるそうです。また、病気や毒だけではなく、怪我の治療もできるようになっているようですね……こんなところでしょうか」
把握した、と返事をしてくるTさん
少しでも、参照になればよいのだが
少しでも、参照になればよいのだが
「………あぁ、それと、話は変わりますが。セイレーンの契約者に関してなのですが」
『あぁ、「日焼けマシンで人間ステーキ」の青年は、何か知っていたか?』
「えぇ、まぁ………その、朝比奈 秀雄の、浮気相手だったそうです。あの子が言うには」
『…浮気相手?』
「はい。まぁ、朝比奈 秀雄と、マドカが離婚するに至った、決定的な原因となった方、になりますね」
『あぁ、「日焼けマシンで人間ステーキ」の青年は、何か知っていたか?』
「えぇ、まぁ………その、朝比奈 秀雄の、浮気相手だったそうです。あの子が言うには」
『…浮気相手?』
「はい。まぁ、朝比奈 秀雄と、マドカが離婚するに至った、決定的な原因となった方、になりますね」
黒服の言葉に、Tさんがなるほど、とどこか納得したような声を出す
朝比奈 マドカが見せたという反応に、納得いくものがあったのかもしれない
朝比奈 マドカが見せたという反応に、納得いくものがあったのかもしれない
「彼女は、そうとうにセイレーン契約者…鳥井 静香と言う方だそうですが、その人を恨んでいるようで。顔を合わせたら、一触即発の状態になりかねないかもしれません」
『そうか……無茶をしでかさなければ良いのだが』
『そうか……無茶をしでかさなければ良いのだが』
全くだ
どうにも、彼女は直情的すぎる
朝比奈 秀雄に対してとて、遭遇すれば、そのまま殴りかかっていきかねないだろう
たとえ、朝比奈 秀雄の三つ目の都市伝説の正体を知らずとも、そんな事知るか、と言わんばかりに
どうにも、彼女は直情的すぎる
朝比奈 秀雄に対してとて、遭遇すれば、そのまま殴りかかっていきかねないだろう
たとえ、朝比奈 秀雄の三つ目の都市伝説の正体を知らずとも、そんな事知るか、と言わんばかりに
「Tさん達も、お気をつけください。近頃、コーク・ロアの契約者達が全く見付からず、それに操られた被害者だけが見付かるという現状が続いています。それも、どうにも不気味ですから」
『……わかった。黒服さんも、無茶はしないように』
『……わかった。黒服さんも、無茶はしないように』
はい、と短く返す黒服
それでは、と通話を切った
それでは、と通話を切った
「…出来うる限り、無茶はしないつもりですが」
だが、リスクを背負う覚悟は、負わなければ
「組織」から借り受けたそれと、「薔薇十字団」から借り受けた物
その二つを前に、黒服は自嘲するように、苦笑したのだった
「組織」から借り受けたそれと、「薔薇十字団」から借り受けた物
その二つを前に、黒服は自嘲するように、苦笑したのだった
to be … ?