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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - とある警察幹部の憂鬱-13

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 南区のその一角で、銃声が鳴り響く
 三人の警察官が、襲い掛かってくるコーク・ロアに支配された被害者達に、その影響を取り除く特殊な薬品を内臓する特殊弾を放っていく
 …何らかの都市伝説の影響が働いているのだろう
 一般人の姿がない為、わりと遠慮なく発砲し続けている

「あぁ、くそ、弾切れか!?……ッ広瀬警部補!」
「今、そちらに装填済みの銃を………っ!?」

 中年の警察官に、特殊弾を装填済の銃を投げ渡そうとした広瀬 美緒
 しかし…その彼女の体を、背後から現れた何者かが、押さえ込んだ
 振り返れば、包帯塗れの顔の何者かがいて……その、ぽっかりと空洞になったような目の位置に、狂気がにじみ出ていて
 その体に、漆黒の蛇が巻きつき、ゲラゲラと笑っていた

「注射ぁ……して、あげようかぁあ……?」
『ヒャッハハハハハハハハ!!やッチマエ!!タップリト注射シテヤレヨォオオ!!』
「--ッ注射男……!」

 その腕から逃れようとするが、都市伝説の強い腕力で押さえ込まれ、身動きできない
 注射男の片腕に…どす紫色の液体の入った注射器が、現れて
 中年警官が、急いで駆け寄ろうとしてくるが……距離がありすぎる
 間に合わない
 注射器は、そのまま、美緒の腕に、注射を打とうとして


「----っぎ!?」
『グァ!?』


 すぱぁんっ、と
 その腕が……あっけなく、切り飛ばされた
 鮮血を撒き散らし、注射男は痛みに悶え、美緒から手を離す

「無事ですか!?」
「…影守、さん…………はい、問題、ありません」

 刀を手にし、鎧を纏った影守が美緒を背後に庇うように、注射男の前に立った
 刀の切っ先は、痛みに悶える注射男に向けられている

「都市伝説や、悪魔の囁き憑きの相手は、俺達が引き受けます。あなた達は、コーク・ロア被害者の対処を!」
「……わかりました」

 影守がきたことで………少し
 ほんの、少しだけ
 美緒は、ほっとしたような表情を、浮かべたのだが
 その表情は、すぐにいつもの、どこか冷たい表情へと、戻った

「無事か?警部補殿」
「…問題ありません。都市伝説の相手は「組織」の方にお任せしましょう」

 駆け寄ってきた中年警官に、弾を装填済の銃を手渡す美緒
 あぁ、と中年警官は、頷いて

「……よかったな?ここに駆けつけたのが、あの兄ちゃんで」
「……………どう言う意味ですか?」
「いや、警部補殿としては、嬉しいんじゃないかと思ってな」
「この状況で、馬鹿な事を仰らないでください。訴えますよ?そして勝ちますよ?」

 わかったわかった、と苦笑して、中年警官は再び、コーク・ロア被害者達に向かっていく
 美緒も、そちらに応戦したいが……自分は三人のサポートで精一杯だ
 駆けつけた影守のサポートも…彼女には、無理だから

「………どうか………………誰も、死なないでくださいよ……」

 ぽつり、と
 小さく呟かれた、美緒の言葉は

 誰の耳にも届く事なく、喧騒の中吸い込まれて、消えた




to be … ?



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