朝比奈 秀雄から、「黄金伝説」のドラゴンが抜け出ていく
その様子は、遠く離れた位置にいる者達にも、見えていた
黄金の巨体が縮み、ドラゴン達が抜け出ていく様子が、はっきりと
その様子は、遠く離れた位置にいる者達にも、見えていた
黄金の巨体が縮み、ドラゴン達が抜け出ていく様子が、はっきりと
「…やったか、あいつ」
それを確認し、ぽつりと呟く黒服H
こちらも、そろそろ、コーク・ロアの被害者やら、操られている犬やらが姿を現さなくなってきていた
…そろそろ、片が着いてきたか
こちらも、そろそろ、コーク・ロアの被害者やら、操られている犬やらが姿を現さなくなってきていた
…そろそろ、片が着いてきたか
「何とかなったの?」
「多分、な」
「多分、な」
星の言葉に、頷くH
一番厄介な存在であったドラゴンは、どうにかなったようだ
一番厄介な存在であったドラゴンは、どうにかなったようだ
…確か、「薔薇十字団」の方で、ロンギヌスの槍の、その穂先だけをDに貸し出した、とか言っていた
そして、Dは「組織」から「刃物は縁を切る」の力を持った小太刀を持ち出している
その二つを組み合わせて、ドラゴン達を引き剥がしたか
そして、Dは「組織」から「刃物は縁を切る」の力を持った小太刀を持ち出している
その二つを組み合わせて、ドラゴン達を引き剥がしたか
「ま、そうでもしないとあんな大物、専門の退治屋でも呼ばないと無理だしなぁ」
ドラゴン退治の英雄クラスとの契約者でも呼ばなければ、普通はまず無理だ、あんな大物
よくもまぁ、なんとかなったものだ…
よくもまぁ、なんとかなったものだ…
「ところで、さ。あの抜け出たドラゴン達。こっちに飛んでこないよな?」
「……さぁな。その可能性は0じゃないってのが嫌なんだよな。抜け出た瞬間は実体化してないが、ありゃ、後で絶対実体化するぞ」
「……さぁな。その可能性は0じゃないってのが嫌なんだよな。抜け出た瞬間は実体化してないが、ありゃ、後で絶対実体化するぞ」
「教会」が封じていたはずの「黄金伝説」のドラゴン達
朝比奈 秀雄が何らかの手を使って契約したそれらは、解放されたならば……まぁ、その内実体化して、好き勝手しだすだろう
朝比奈 秀雄が何らかの手を使って契約したそれらは、解放されたならば……まぁ、その内実体化して、好き勝手しだすだろう
さて、「組織」も「薔薇十字団」も、「教会」に恩売るために確保に動くのは確実だ
……そっちの仕事には借り出されたくねぇなぁ
心からそう思う
……そっちの仕事には借り出されたくねぇなぁ
心からそう思う
「ひとまずは、あのドラゴンたちがこっちに飛んでこないこと祈りつつ、この辺りにやってくる残党片付けるとするか」
「ま、『ドラゴン達はこっちには飛んでこない』さ。カナ姉ちゃんのためにも、もうちょっと頑張ろうか」
「ま、『ドラゴン達はこっちには飛んでこない』さ。カナ姉ちゃんのためにも、もうちょっと頑張ろうか」
さり気なく「ファンタ・ゴールデンアップル」の力を発動させつつ、伸びをする星
佳奈美や佳奈美の家族を護る為にも、もうひと踏ん張りだ
佳奈美や佳奈美の家族を護る為にも、もうひと踏ん張りだ
……と
星は、自分の頭の上に乗っている、かつて自分にとり憑いていた悪魔の囁きが、震え出していることに、気づいた
星は、自分の頭の上に乗っている、かつて自分にとり憑いていた悪魔の囁きが、震え出していることに、気づいた
「どうかしたのか?」
「………」
「………」
悪魔の囁きは、答えない
ただ、何か、恐怖でも感じているかのように
ただ、何か、恐怖でも感じているかのように
---どこかに引っ張られていきそうな体を、押さえつけるように
しっかりと、星の頭にしがみ付き、ガタガタと震え続けているのだった
しっかりと、星の頭にしがみ付き、ガタガタと震え続けているのだった
to be … ?