ドクター70
花見客で賑わう桜の名所の一角
あちらこちらで何やら騒ぎが起こる中、こちらにもまた奇妙な集団が一つ
「バイトくんはどうしたのかね」
『エイズ・メアリー』のメアリーと『口裂け女』のミツキに酌をされ、ゆるりと日本酒を嗜むドクターの姿
「一応診療所に誰か残っていないと、急な患者さんが来た時に困るとかで居残りです」
「彼も少し息抜きを覚えるべきだと思わんかね」
やれやれといった調子で同意を求めるドクターだが、左右の都市伝説二人は笑顔でドクターに絡みつく
「一度何か研究を始めるとほとんど寝ない人には言われたくないと思いますよ?」
「そもそも、子供をダシにしないとドクターだって花見なんか来ないじゃないですか」
「……むう」
ドクターがこうして花見に来ているのは、『総統』に子供達を連れて行ってやって欲しいと頼まれたからである
そうして連れてこられた四人、エニグマ姉妹とウィンチェスターの少女、そして『悪魔の囁き』の沙々耶
「その子供達の姿が見えんが、大丈夫なのか?」
桜の下、ビニールシートが広げられた一角にはドクター、メアリー、ミツキ、そしてエニグマ妹の四人しか居ない
「あの二人だったらお姉がちゃんと見てますから大丈夫です。詳細はきちんと電波で届いてますよ」
広げられた重箱の料理を突付きながら、エニグマ妹はくすくすと笑う
「あの子、日本に来る前はずっと家に篭っていたそうじゃないですか。凄く楽しそうですよ」
「……まあ、楽しんでいるなら連れてきた甲斐があったものだがね」
「お姉はちょっとつまんなそうですけどね。バイトさんが来てませ……お姉っ!? 突然意味不明な暗号電波を流さないで下さいっ!?」
傍から見てれば空と口喧嘩をしてる変な子状態のエニグマ妹だが、この辺りではまあまだ随分と大人しい様子である
「まあ、たまにはこんな日も良いのかもしれないな」
舞い散る桜の花びらを眺めながら、ドクターは両隣にいる愛人の温もりと春の日差しを楽しんでいた
あちらこちらで何やら騒ぎが起こる中、こちらにもまた奇妙な集団が一つ
「バイトくんはどうしたのかね」
『エイズ・メアリー』のメアリーと『口裂け女』のミツキに酌をされ、ゆるりと日本酒を嗜むドクターの姿
「一応診療所に誰か残っていないと、急な患者さんが来た時に困るとかで居残りです」
「彼も少し息抜きを覚えるべきだと思わんかね」
やれやれといった調子で同意を求めるドクターだが、左右の都市伝説二人は笑顔でドクターに絡みつく
「一度何か研究を始めるとほとんど寝ない人には言われたくないと思いますよ?」
「そもそも、子供をダシにしないとドクターだって花見なんか来ないじゃないですか」
「……むう」
ドクターがこうして花見に来ているのは、『総統』に子供達を連れて行ってやって欲しいと頼まれたからである
そうして連れてこられた四人、エニグマ姉妹とウィンチェスターの少女、そして『悪魔の囁き』の沙々耶
「その子供達の姿が見えんが、大丈夫なのか?」
桜の下、ビニールシートが広げられた一角にはドクター、メアリー、ミツキ、そしてエニグマ妹の四人しか居ない
「あの二人だったらお姉がちゃんと見てますから大丈夫です。詳細はきちんと電波で届いてますよ」
広げられた重箱の料理を突付きながら、エニグマ妹はくすくすと笑う
「あの子、日本に来る前はずっと家に篭っていたそうじゃないですか。凄く楽しそうですよ」
「……まあ、楽しんでいるなら連れてきた甲斐があったものだがね」
「お姉はちょっとつまんなそうですけどね。バイトさんが来てませ……お姉っ!? 突然意味不明な暗号電波を流さないで下さいっ!?」
傍から見てれば空と口喧嘩をしてる変な子状態のエニグマ妹だが、この辺りではまあまだ随分と大人しい様子である
「まあ、たまにはこんな日も良いのかもしれないな」
舞い散る桜の花びらを眺めながら、ドクターは両隣にいる愛人の温もりと春の日差しを楽しんでいた