それは、悪魔の囁き騒動が終結した後、GW中の事
『佳奈美、GW中暇か?特に予定ないんだったら、一緒に花見にでも行くかないか?』
黒服Hこと、広瀬 宏也から、佳奈美にそんな誘いが来た
携帯ごしに、佳奈美は赤くなってしまう
携帯ごしに、佳奈美は赤くなってしまう
「え、あ、そ、その、と、特別予定はないけど……いいの?宏也さん、忙しいんじゃないの?」
『なぁに、大丈夫さ(YとかOとかCとかGに仕事押し付けて)うまい事休みとれたからな』
「な、何か、微妙に誰かに迷惑かけてそうな予感が…」
『なぁに、大丈夫さ(YとかOとかCとかGに仕事押し付けて)うまい事休みとれたからな』
「な、何か、微妙に誰かに迷惑かけてそうな予感が…」
気にするな、と宏也が笑う声が聞えた
彼がそう言うのなら、気にしなくとも良いのだろうか?
ちょっと悩みながらも、佳奈美は宏也の申し出を受けることにした
翌日、花見に行く事にして、待ち合わせ場所や時間を決めていく
彼がそう言うのなら、気にしなくとも良いのだろうか?
ちょっと悩みながらも、佳奈美は宏也の申し出を受けることにした
翌日、花見に行く事にして、待ち合わせ場所や時間を決めていく
「えっと、どこに見に行くのかな?北区の、桜が有名な場所?」
『あー、あそこは多分混むと思うから、別の場所行かないか?ちょいと、いい場所知ってるんだよ』
『あー、あそこは多分混むと思うから、別の場所行かないか?ちょいと、いい場所知ってるんだよ』
……ちなみに、この宏也の言葉
辰也からの連絡で、その日、「首塚」が北区の桜の名所で花見をする事を知っていての言葉である
とある事情から、彼は「首塚」とはあまり関わり合いたくないのだ
辰也からの連絡で、その日、「首塚」が北区の桜の名所で花見をする事を知っていての言葉である
とある事情から、彼は「首塚」とはあまり関わり合いたくないのだ
「いい場所?」
『あぁ、高確立で二人きりになれるぜ?』
「にゃっ!?…そ、そそそそ、そうなんだ」
『あぁ、高確立で二人きりになれるぜ?』
「にゃっ!?…そ、そそそそ、そうなんだ」
二人きり
その単語に、ドギマギしてしまう佳奈美
佳奈美のそんなウブな反応に、宏也はくっく、と楽しげに笑ってきた
その単語に、ドギマギしてしまう佳奈美
佳奈美のそんなウブな反応に、宏也はくっく、と楽しげに笑ってきた
そして
花見、当日
花見、当日
「わぁ……」
はらり、はらり
静かに、桜の花びらが舞い落ちる
桜の木の下に敷いたレジャーシートに座って、佳奈美はその見事な桜を見あげた
静かに、桜の花びらが舞い落ちる
桜の木の下に敷いたレジャーシートに座って、佳奈美はその見事な桜を見あげた
北区にある、古ぼけた教会の裏手
そこに、大きな桜の木が一本、生えていて
見事な、満開の花を披露していた
そこに、大きな桜の木が一本、生えていて
見事な、満開の花を披露していた
「な?いい穴場だろ?ここは」
「うん…でも、教会の人達は、ここの桜、見ないのかな?」
「あぁ、どっか別の場所での花見に呼ばれてるみたいだからな」
「うん…でも、教会の人達は、ここの桜、見ないのかな?」
「あぁ、どっか別の場所での花見に呼ばれてるみたいだからな」
二人きりになりたいからこそ、ここを選んだのだ
流石に、教会にマッドガッサー達がいる時は、少々来ずらい
流石に、教会にマッドガッサー達がいる時は、少々来ずらい
……そっと、さり気なく
佳奈美に寄りかかるように寄り添う宏也
っぽ、と、佳奈美は即座に赤くなり、照れたように俯いてしまう
その反応に、宏也が楽しんでいると
佳奈美に寄りかかるように寄り添う宏也
っぽ、と、佳奈美は即座に赤くなり、照れたように俯いてしまう
その反応に、宏也が楽しんでいると
-----っぽと
「にゃ!?な、何か落ちてきた!?背中に入った!?」
「…あー、やっぱ、桜の木の真下は、毛虫注意だったか」
「にゃーーーーーーっ!?」
「…あー、やっぱ、桜の木の真下は、毛虫注意だったか」
「にゃーーーーーーっ!?」
もぞもぞもぞもぞもぞもぞぞぞぞぞぞぞぞっ
服の中に入り込んだ毛虫が這いまわる
ぞわわっ、と佳奈美は悪寒を感じてしまう
服の中に入り込んだ毛虫が這いまわる
ぞわわっ、と佳奈美は悪寒を感じてしまう
「っと、とととと、取ってーー!宏也さん、取ってー!!!???」
「あぁ、任せろ」
「あぁ、任せろ」
半ば涙目の佳奈美を、宏也はそっと抱き寄せた
するり、宏也の手が、佳奈美の服の下に張り込む
するり、宏也の手が、佳奈美の服の下に張り込む
「----っん」
つつつ、と動く宏也の手の動きが、くすぐったい
手は、佳奈美の服の下に入り込んだ毛虫を探して…
手は、佳奈美の服の下に入り込んだ毛虫を探して…
…ぷちん
「にゃ?ぷちん?」
「おぉっと、けむしをつかまえようとしたはずが、うっかりとしたぎのかなぐをはずしてしまった」
「棒読みーーーーーっ!!??」
「安心しろ、ちゃんと毛虫も捕まえた」
「おぉっと、けむしをつかまえようとしたはずが、うっかりとしたぎのかなぐをはずしてしまった」
「棒読みーーーーーっ!!??」
「安心しろ、ちゃんと毛虫も捕まえた」
ぺいっ、と毛虫を投げ捨てる宏也
あぅあぅ、赤くなりながら、ブラのホックを直そうとしている佳奈美の様子を、楽しげに笑いながらじっくり観察しているのだった
あぅあぅ、赤くなりながら、ブラのホックを直そうとしている佳奈美の様子を、楽しげに笑いながらじっくり観察しているのだった
もげろといいつつ終わる