ん?ここは―――
(???>目が覚めたか?
おわ! 熊と象の化け物!?
(???>違う! 俺様は“夢”を司る神だ!
神? 夢を司る? わかった、これは俺の夢だな?
(???>そうだ。 夢を通してテメェに話しかけている。
ところでテメェ、この町の者ではないな?
ところでテメェ、この町の者ではないな?
まぁね。 前にいた町に中学校がなかったから1ヶ月ほど前にこの町に越してきたんだ。
で、熊さん? 何か用? 白い貝殻の小さなイヤリングなんて落としてないけど?
で、熊さん? 何か用? 白い貝殻の小さなイヤリングなんて落としてないけど?
(???>だから熊ではないといっているだろうが! 今すぐ俺様と契約しろ!
は? 何を言い出すかと思えば、お前都市伝説か。 あのね象さん?
俺はもう既に2つの都市伝説と契約してんだ。
これ以上は流石に無理だぜ。 それとも何か? デメリットが帳消しになるのか?
俺はもう既に2つの都市伝説と契約してんだ。
これ以上は流石に無理だぜ。 それとも何か? デメリットが帳消しになるのか?
(???>デメリットなどを恐れるようでは、大した契約者ではなさそうだな。
カチン! 言いやがったな? 俺を誰だと思ってやがる? いいぜ!どうせ夢なんだし、言ってやるよ!
(???>ほぅ? 何を言うと?
決まってんだろ! この俺、黄昏裂邪が! お前と契約してやる!
(シェイド>起キロォォォォォォォ!
(裂邪>ほぇ?
裂邪は目を覚ました。 月明かりで照らされたシェイドとミナワが見えた。
まだ頭はボーッとしているようだが、シェイドが怒っている事だけは理解したらしい。
まだ頭はボーッとしているようだが、シェイドが怒っている事だけは理解したらしい。
(裂邪>・・・なんかあったの?
(シェイド>貴様ト言ウ奴ハ! コレヲ見ロ!
(シェイド>貴様ト言ウ奴ハ! コレヲ見ロ!
シェイドは部屋の隅を指さした。 見ると、黒と白がはっきり分かれた体色で、
鼻が若干長い獣が偉そうに寝そべっていた。
鼻が若干長い獣が偉そうに寝そべっていた。
(裂邪>あらかわいいマスコット。何あれ?
(???>「何あれ?」はないバクよ。 今お前と契約したばっかりだバク~?
(裂邪>・・・はい? 契約ったって俺は今起きて―――
(ミナワ>ご主人様が寝言で言っちゃったんですよ! 「契約してやる」って!
(裂邪>なるほ・・・おい、待てよ、それってまさか・・・
(シェイド>オ前ハ、ハメラレタノダ!コレデオ前ハ晴レテ3ツノ都市伝説ト多重契約シタコトニナル!
(裂邪>うそぉぉぉぉぉ!?
(???>「何あれ?」はないバクよ。 今お前と契約したばっかりだバク~?
(裂邪>・・・はい? 契約ったって俺は今起きて―――
(ミナワ>ご主人様が寝言で言っちゃったんですよ! 「契約してやる」って!
(裂邪>なるほ・・・おい、待てよ、それってまさか・・・
(シェイド>オ前ハ、ハメラレタノダ!コレデオ前ハ晴レテ3ツノ都市伝説ト多重契約シタコトニナル!
(裂邪>うそぉぉぉぉぉ!?
バタンッ!
(黄昏父>どうかしたのか!?
(裂邪>すぴ~むにゃむにゃ・・・うまそうなでっかいババロア・・・
(黄昏父>・・・なんだ、寝言か。 風邪引くなよ。
(裂邪>すぴ~むにゃむにゃ・・・うまそうなでっかいババロア・・・
(黄昏父>・・・なんだ、寝言か。 風邪引くなよ。
父はそっと扉を閉めた。
と同時に、裂邪の影に隠れたシェイドとミナワ、そして謎の生物がゆっくりと出てくる。
と同時に、裂邪の影に隠れたシェイドとミナワ、そして謎の生物がゆっくりと出てくる。
(裂邪>・・・んで、そこの変な生き物。
俺の記憶が正しければ、お前のその姿は「マレーバク」のようだが?
(バク>よく知ってるバクね。 オイラは夢喰いの「バク」だバク。
(裂邪>(鬱陶しい喋り方だな。)てことは、あの夢の中に出た化け物はお前の見せた夢の産物だと?
(バク>違うバク! あれはオイラの真の姿だバク!
(ミナワ>化け物? どんな姿だったんですか?
(裂邪>それがよ、鼻が象で、頭と胴体が熊で、あと足もなんだか虎みたいな化け物だった。
(バク>もっとマシな説明するバク!
(シェイド>ソモソモ「獏」トハ、中国デオ前ノ言ウヨウナ姿デ伝承サレテイタ伝説ノ生物ダ。
夢ヲ喰ラウトサレ、貴族達ハ獏ノ皮ヲ敷イテ寝ル事デ悪夢ヲ見ズニ安ラカナ眠リニツイタラシイ。
(バク>バクク~! 契約者よりまともなヤツがいたバクよ!
カワイ子ちゃんもいるし、当たりだったバクね!
(裂邪>自分勝手な奴め。 まぁいいさ。今日からお前も俺と一緒に世界征服を目指すんだ。
(バク>世界征服? 何の話だバク?
(ミナワ>知らずに契約したんですね;
(シェイド>コイツノ目的ハ世界征服ナノダ。
(バク>バク!? 今何年だと思ってんだバク!? そんな奴聞いた事ないバクよ!
(裂邪>現にこうしているだろう? 俺はお前の夢の産物じゃないしな。
お前自身が夢見てるわけじゃない。 これは紛れも無い真実だ。
(バク>ちょっと黒のお兄さん! なんでこんな奴についてるバクか!?
(シェイド>私ハコイツニ命ヲ救ワレテナ。
(バク>お嬢ちゃん! きっと君も騙されてるバクよ!
(ミナワ>いえ、既に知らされてますし、私もご主人様に救われた身ですから。
俺の記憶が正しければ、お前のその姿は「マレーバク」のようだが?
(バク>よく知ってるバクね。 オイラは夢喰いの「バク」だバク。
(裂邪>(鬱陶しい喋り方だな。)てことは、あの夢の中に出た化け物はお前の見せた夢の産物だと?
(バク>違うバク! あれはオイラの真の姿だバク!
(ミナワ>化け物? どんな姿だったんですか?
(裂邪>それがよ、鼻が象で、頭と胴体が熊で、あと足もなんだか虎みたいな化け物だった。
(バク>もっとマシな説明するバク!
(シェイド>ソモソモ「獏」トハ、中国デオ前ノ言ウヨウナ姿デ伝承サレテイタ伝説ノ生物ダ。
夢ヲ喰ラウトサレ、貴族達ハ獏ノ皮ヲ敷イテ寝ル事デ悪夢ヲ見ズニ安ラカナ眠リニツイタラシイ。
(バク>バクク~! 契約者よりまともなヤツがいたバクよ!
カワイ子ちゃんもいるし、当たりだったバクね!
(裂邪>自分勝手な奴め。 まぁいいさ。今日からお前も俺と一緒に世界征服を目指すんだ。
(バク>世界征服? 何の話だバク?
(ミナワ>知らずに契約したんですね;
(シェイド>コイツノ目的ハ世界征服ナノダ。
(バク>バク!? 今何年だと思ってんだバク!? そんな奴聞いた事ないバクよ!
(裂邪>現にこうしているだろう? 俺はお前の夢の産物じゃないしな。
お前自身が夢見てるわけじゃない。 これは紛れも無い真実だ。
(バク>ちょっと黒のお兄さん! なんでこんな奴についてるバクか!?
(シェイド>私ハコイツニ命ヲ救ワレテナ。
(バク>お嬢ちゃん! きっと君も騙されてるバクよ!
(ミナワ>いえ、既に知らされてますし、私もご主人様に救われた身ですから。
2人にあっさり切り返され、完全に孤立してしまったバク。
(バク>・・・呆れたバク。 もう降りたいバク・・・
(裂邪>いいよ。 別に。
(バク>ホントバクか? なら遠慮なく―――
(裂邪>ただし、生きて返さないぞ。
(バク>ッ!?
(シェイド>オ前ハ知ッテルカドウカ知ラナイガ、裂邪ハコノ学校町デハ僅カナガラ知レタ名ラシイ。
(バク>裂邪?・・・黄昏裂邪ァ!? 都市伝説狩りの!?
(裂邪>そゆこと。
(裂邪>いいよ。 別に。
(バク>ホントバクか? なら遠慮なく―――
(裂邪>ただし、生きて返さないぞ。
(バク>ッ!?
(シェイド>オ前ハ知ッテルカドウカ知ラナイガ、裂邪ハコノ学校町デハ僅カナガラ知レタ名ラシイ。
(バク>裂邪?・・・黄昏裂邪ァ!? 都市伝説狩りの!?
(裂邪>そゆこと。
バクの顔は急に青ざめ、頭を抱えて己の行いを後悔した。
(バク>あぁ・・・力が欲しい為だけに適当に契約したら・・・こんなことってあるバクか!?
(ミナワ>大丈夫ですよ。契約してたら消されませんし。
(バク>慰めになってないバク・・・仕方ないバク。 付き合ってやるバクよ。
(裂邪>最初からそうすればいいんだ。さて、俺はもう寝るから、早速仕事をやろう。悪夢見たら食えよ。
(バク>バク~!? 悪夢ってマズイから食べるのイヤなんだバク!
(シェイド>裂邪、今スグ消ソウカ?
(バク>わかったバク! 暴力反対バク!
(裂邪>Zzz...
(ミナワ>寝てますね。
(バク>ガクッ な、なんでオイラがこんな目に・・・
(シェイド>トニカク慣レル事ダナ。 我々ハ彼此5年ノ付キ合イダ。
(バク>5年もこの悪魔と!? どうかしてるバクよ。
(ミナワ>私はまだ1ヶ月ですけど;
(バク>十分バク。 オイラは1ヶ月持つバクか・・・?
(ミナワ>大丈夫ですよ。契約してたら消されませんし。
(バク>慰めになってないバク・・・仕方ないバク。 付き合ってやるバクよ。
(裂邪>最初からそうすればいいんだ。さて、俺はもう寝るから、早速仕事をやろう。悪夢見たら食えよ。
(バク>バク~!? 悪夢ってマズイから食べるのイヤなんだバク!
(シェイド>裂邪、今スグ消ソウカ?
(バク>わかったバク! 暴力反対バク!
(裂邪>Zzz...
(ミナワ>寝てますね。
(バク>ガクッ な、なんでオイラがこんな目に・・・
(シェイド>トニカク慣レル事ダナ。 我々ハ彼此5年ノ付キ合イダ。
(バク>5年もこの悪魔と!? どうかしてるバクよ。
(ミナワ>私はまだ1ヶ月ですけど;
(バク>十分バク。 オイラは1ヶ月持つバクか・・・?
翌日―――
(ミナワ>ご主人様、大丈夫でしたか? 酷くうなされてましたが・・・
(裂邪>マジで? そういや朝起きたら何故か汗だくだったな。
(シェイド>アァ。 完全ニ、見テイタナ。
(裂邪>でもな、悪夢見たっていう記憶がないんだ。 悪夢って印象に残るもんじゃない?
(バク>オイラが食べたんだバク。 オイラが夢を食べると、その夢の記憶は消えるバク。
(裂邪>へぇ~、便利。 もっと早く欲しかったなぁ。
(バク>オイラを快眠グッズと勘違いしてないバクか!?
(裂邪>ん?
(裂邪>マジで? そういや朝起きたら何故か汗だくだったな。
(シェイド>アァ。 完全ニ、見テイタナ。
(裂邪>でもな、悪夢見たっていう記憶がないんだ。 悪夢って印象に残るもんじゃない?
(バク>オイラが食べたんだバク。 オイラが夢を食べると、その夢の記憶は消えるバク。
(裂邪>へぇ~、便利。 もっと早く欲しかったなぁ。
(バク>オイラを快眠グッズと勘違いしてないバクか!?
(裂邪>ん?
裂邪が立ち止まる。 彼らの前に、マントを羽織った清潔そうな紳士が立っていた。
(紳士>赤いマントと青いマント・・・どっちが好きだね?
(ミナワ>ッ! 都市伝説です!
(シェイド>オイ、コイツハ・・・
(裂邪>赤・・・マントォォォォォォォ!
(ミナワ>ッ! 都市伝説です!
(シェイド>オイ、コイツハ・・・
(裂邪>赤・・・マントォォォォォォォ!
叫びながら、彼は猛ダッシュで紳士に向かっていった。
(赤マント>な!?
(裂邪>消えてなくなれぇぇぇぇ!
(裂邪>消えてなくなれぇぇぇぇ!
裂邪はお決まりのメガトンキックを赤マントの腹に食らわせた。しかも2発も。
(赤マント>グフッ・・・い、いきなり何を―――
(裂邪>黙れ! はらわたが煮えくり返りそうだ!
お前の姿を見ると“あの忌まわしき日”を思い出すんだよ!
(バク>なんて非常識な奴バク! 敵に向かっていきなりキック!?
(ミナワ>それはいつものことですけど・・・何かあったんですか?
(シェイド>・・・「赤マント」ハ、裂邪ノ「トラウマ」ノ1ツダ。
(裂邪>さっさと消してやるから有難く思え! ミナワ!
(ミナワ>はい、ご主人様!
(裂邪>黙れ! はらわたが煮えくり返りそうだ!
お前の姿を見ると“あの忌まわしき日”を思い出すんだよ!
(バク>なんて非常識な奴バク! 敵に向かっていきなりキック!?
(ミナワ>それはいつものことですけど・・・何かあったんですか?
(シェイド>・・・「赤マント」ハ、裂邪ノ「トラウマ」ノ1ツダ。
(裂邪>さっさと消してやるから有難く思え! ミナワ!
(ミナワ>はい、ご主人様!
ミナワは赤マントに向けて無数のシャボン玉を吹きかける。 赤マントはマントで顔を覆う。
(赤マント>フン、こけおどしか。
(ミナワ>シャ~ボンだ~ま~と~ん~だ♪ “いーしー”まーでーと~ん~だ♪
(赤マント>(え?石?)
(ミナワ>シャ~ボンだ~ま~と~ん~だ♪ “いーしー”まーでーと~ん~だ♪
(赤マント>(え?石?)
歌いだした瞬間、道端に転がっている石ころが、赤マントめがけて飛んでいった。
(赤マント>な、なんだこれは!? 何で石が!?
(ミナワ>知らないんですか? あの歌は“シャボン玉と一緒に屋根が飛んでいく”歌なんですよ?
(赤マント>嘘つけぇ!
(裂邪>油断してんなや!
(ミナワ>知らないんですか? あの歌は“シャボン玉と一緒に屋根が飛んでいく”歌なんですよ?
(赤マント>嘘つけぇ!
(裂邪>油断してんなや!
石に気をとられていた赤マントの隙をついて、裂邪は『シャドークロー』で襲い掛かる。
赤マントは持っていたナイフで黒い爪を抑え、弾き返した。
赤マントは持っていたナイフで黒い爪を抑え、弾き返した。
(赤マント>グッ、なるほど・・・腕は確かなようだ!
(裂邪>ウヒヒヒ、そいつはどうもぉ! バク! お前も何かしやがれ!
(バク>バクッ!? し、しょうがないバクね・・・本気出してやるぜ!
(裂邪>ウヒヒヒ、そいつはどうもぉ! バク! お前も何かしやがれ!
(バク>バクッ!? し、しょうがないバクね・・・本気出してやるぜ!
その瞬間、バクの体が白い煙のようなものに包まれる。
煙が晴れると、熊の頭と胴体、象の鼻、虎の足をもつ「獏」の姿が現れた。
煙が晴れると、熊の頭と胴体、象の鼻、虎の足をもつ「獏」の姿が現れた。
(赤マント>か、変わった・・・?
(獏>これが俺様の真の姿だ! こうなっちまうと前ほど穏やかじゃないぜぇ!?
(裂邪>フリーザ様の台詞パクんな!
(獏>これが俺様の真の姿だ! こうなっちまうと前ほど穏やかじゃないぜぇ!?
(裂邪>フリーザ様の台詞パクんな!
獏は速かった。 一瞬にして赤マントの背後に回る。
(獏>遅ぇな。
(赤マント>は、速い!? なら・・・お前から赤くしてやろう!
(赤マント>は、速い!? なら・・・お前から赤くしてやろう!
赤マントは無数のナイフを獏に飛ばした。獏はそれを物の見事に避ける、避ける、避ける―――
(ミナワ>―――なんで攻撃しないんですか?
(裂邪>おいおい・・・“真の姿”って格好だけ!?
(赤マント>フハハハハ! そうと分かれば奴らを先に真っ赤に染めてあげよう!
(獏>バカめ! なんなら見せてやるぜ! 俺様の「真の能力」をなぁ!
(赤マント>ん? 真の能力だと―――
(裂邪>おいおい・・・“真の姿”って格好だけ!?
(赤マント>フハハハハ! そうと分かれば奴らを先に真っ赤に染めてあげよう!
(獏>バカめ! なんなら見せてやるぜ! 俺様の「真の能力」をなぁ!
(赤マント>ん? 真の能力だと―――
その時、突然裂邪が膝立ちになり、咳き込んで吐血した。
シェイドは元の姿になり、ミナワも獏も彼に駆け寄る。
シェイドは元の姿になり、ミナワも獏も彼に駆け寄る。
(シェイド>レ、裂邪!?
(ミナワ>ご主人様!?
(裂邪>な・・・なんだよ、これ・・・
(赤マント>・・・フ、フハハハ・・・恐らく多重契約のデメリットだ。
当然だ、3つも都市伝説と契約すれば、人間ごときの体などもつ筈がない!
(裂邪>デ・・・デメリット、か・・・ヒヒ・・・俺・・・ここで終わんのか・・・
(シェイド>諦メルナ! 貴様ハ世界征服ヲスルノダロウ!? ココデ力尽キテドウスル!?
(獏>おいテメェ! 俺様はまだ契約して1日も経ってねぇぞ!?
(ミナワ>ご主人様死なないで!
(裂邪>ヒハハ・・・契約・・・解除すっからよ・・・ゲフッ・・・
(シェイド>レ、裂邪・・・オイ、冗談ハ止セ!
(裂邪>・・・今まで・・・たのしかっ・・・
(ミナワ>ご主人様!?
(裂邪>な・・・なんだよ、これ・・・
(赤マント>・・・フ、フハハハ・・・恐らく多重契約のデメリットだ。
当然だ、3つも都市伝説と契約すれば、人間ごときの体などもつ筈がない!
(裂邪>デ・・・デメリット、か・・・ヒヒ・・・俺・・・ここで終わんのか・・・
(シェイド>諦メルナ! 貴様ハ世界征服ヲスルノダロウ!? ココデ力尽キテドウスル!?
(獏>おいテメェ! 俺様はまだ契約して1日も経ってねぇぞ!?
(ミナワ>ご主人様死なないで!
(裂邪>ヒハハ・・・契約・・・解除すっからよ・・・ゲフッ・・・
(シェイド>レ、裂邪・・・オイ、冗談ハ止セ!
(裂邪>・・・今まで・・・たのしかっ・・・
そこで彼の口は止まった。 もう、動かない・・・
(赤マント>ハハハハハ! まさかここで契約者が勝手に息絶えるとは思わなかったぞ!
あとは残りの奴らを血で赤く―――
あとは残りの奴らを血で赤く―――
―――いい夢見られたか?
赤マントがふと我に返った時、何故か路地裏に寝転んでいて、さっき息絶えた筈の裂邪が立っていた。
赤マントがふと我に返った時、何故か路地裏に寝転んでいて、さっき息絶えた筈の裂邪が立っていた。
(赤マント>―――な、何があったんだ? き、貴様は確かさっきくたばって―――
(裂邪>くたばったぁ? 俺が?
(バク>バククク、実は今朝あんたが見てた夢を見せてたんだバク。 腹が減るのが欠点だバク・・・
(裂邪>え? 俺自分の夢でくたばったの? ちょ、あとで見せて。
(バク>一度見せたらもう無いバク! 諦めるバク! それより早くするバク!
(赤マント>なっ、ここは影の中!?
(裂邪>気づくのが遅いわ! シェイド!『闇誘拐』!
(裂邪>くたばったぁ? 俺が?
(バク>バククク、実は今朝あんたが見てた夢を見せてたんだバク。 腹が減るのが欠点だバク・・・
(裂邪>え? 俺自分の夢でくたばったの? ちょ、あとで見せて。
(バク>一度見せたらもう無いバク! 諦めるバク! それより早くするバク!
(赤マント>なっ、ここは影の中!?
(裂邪>気づくのが遅いわ! シェイド!『闇誘拐』!
裂邪の指パッチンと共に、シェイドは影に溶け込んだ。
久々の黒い腕が赤マントを襲い、闇へと引きずり込む。
久々の黒い腕が赤マントを襲い、闇へと引きずり込む。
(赤マント>クゥ、動けん! まさか、この私が・・・!
(裂邪>ヒハハハハハ! 沈め沈めぇ! 俺の前から失せろ!
(赤マント>フフフ・・・だが忘れるな。
多重契約のデメリット・・・いつか貴様も体験する事になる!
(裂邪>あぁ? 大きなお世話だ! さっさと消えろっての!
(裂邪>ヒハハハハハ! 沈め沈めぇ! 俺の前から失せろ!
(赤マント>フフフ・・・だが忘れるな。
多重契約のデメリット・・・いつか貴様も体験する事になる!
(裂邪>あぁ? 大きなお世話だ! さっさと消えろっての!
赤マントの頭を踏み潰す裂邪。 紳士は完全に闇に蝕まれた。
(裂邪>ウヒヒヒ、あぁ、スッキリした・・・時にバク、意外に使えるじゃないか。
(ミナワ>私も見直しちゃいました!
(バク>当然だバク。 オイラを舐めてもらっちゃ困るバクよ!
(裂邪>んじゃ、これからもその調子でよろしくな!
(シェイド>オ前ニハ期待シテイル。
(ミナワ>これからもよろしくお願いします♪
(バク>バクク、なんか照れるバク。 わかったバク!
オイラも世界征服とやらに協力してやるから感謝するバク!
(裂邪>そうこなくっちゃ! じゃ早速今夜仕事頼むぞ?
(バク>バク?仕事?
(ミナワ>私も見直しちゃいました!
(バク>当然だバク。 オイラを舐めてもらっちゃ困るバクよ!
(裂邪>んじゃ、これからもその調子でよろしくな!
(シェイド>オ前ニハ期待シテイル。
(ミナワ>これからもよろしくお願いします♪
(バク>バクク、なんか照れるバク。 わかったバク!
オイラも世界征服とやらに協力してやるから感謝するバク!
(裂邪>そうこなくっちゃ! じゃ早速今夜仕事頼むぞ?
(バク>バク?仕事?
真夜中の住宅地―――
(裂邪>よぉ~し、どんどん食えよ!
(獏>もうそうしてる・・・マズイ夢ばっかりだぜ・・・
(ミナワ>ふぁ~ぁ・・・大変そうですね。
(裂邪>色んな夢を食わせておきゃ、夢吐き出した後もずっとその姿なんだろ?
結構スピードあったし、ちょっこい体だと夢見せられないんなら、尚更だ。
(獏>マズイ夢ばっか食わされる苦しみがわかるか!? もう腹入んねぇよ!
(シェイド>「世界征服ニ協力スル」ト言ッテイタノハ誰ダッタカ?
(獏>確かに言ったが・・・ん! うまい夢、ゲットだぜ!
(裂邪>そんなのいらない。 早く吐き出せ。
(獏>ふざけんな! この余韻を楽しむんだよ!
(裂邪>敵にいい夢見せてどうすんだ! 悪夢を見せりゃいいんだよ!
(獏>知るか! いい夢や悪夢を見るヤツのサジ加減だろ! 俺様は関係ねぇ!
(ミナワ>2人とも喧嘩はやめて下さい! あ、歌でも歌いませんか? ある~日♪
(裂邪>森のなっか♪
(ミナワ>くまさんに♪
(裂邪>であ~った♪
(ミナワ>ご主人様、輪唱早すぎます~!
(シェイド>・・・何ヲヤッテルンダ?
(獏>全くだぜ・・・だが、何故か落ち着く。
(シェイド>ム、早クモ慣レタカ?
(獏>わかんねぇ・・・だがそうだといいな。
(裂邪>サボるな! 食え!
(獏>うるせぇ! 夜更かししてるガキもいr―――オ゛エ゛ェ!
(裂邪>うわ! 悪夢を吐くなぁぁぁ!
(獏>もうそうしてる・・・マズイ夢ばっかりだぜ・・・
(ミナワ>ふぁ~ぁ・・・大変そうですね。
(裂邪>色んな夢を食わせておきゃ、夢吐き出した後もずっとその姿なんだろ?
結構スピードあったし、ちょっこい体だと夢見せられないんなら、尚更だ。
(獏>マズイ夢ばっか食わされる苦しみがわかるか!? もう腹入んねぇよ!
(シェイド>「世界征服ニ協力スル」ト言ッテイタノハ誰ダッタカ?
(獏>確かに言ったが・・・ん! うまい夢、ゲットだぜ!
(裂邪>そんなのいらない。 早く吐き出せ。
(獏>ふざけんな! この余韻を楽しむんだよ!
(裂邪>敵にいい夢見せてどうすんだ! 悪夢を見せりゃいいんだよ!
(獏>知るか! いい夢や悪夢を見るヤツのサジ加減だろ! 俺様は関係ねぇ!
(ミナワ>2人とも喧嘩はやめて下さい! あ、歌でも歌いませんか? ある~日♪
(裂邪>森のなっか♪
(ミナワ>くまさんに♪
(裂邪>であ~った♪
(ミナワ>ご主人様、輪唱早すぎます~!
(シェイド>・・・何ヲヤッテルンダ?
(獏>全くだぜ・・・だが、何故か落ち着く。
(シェイド>ム、早クモ慣レタカ?
(獏>わかんねぇ・・・だがそうだといいな。
(裂邪>サボるな! 食え!
(獏>うるせぇ! 夜更かししてるガキもいr―――オ゛エ゛ェ!
(裂邪>うわ! 悪夢を吐くなぁぁぁ!
...END