浮かび上がった1つの小さな疑問。
(裂邪>シェイドォ?
(シェイド>何ダ?
(裂邪>『シャドーズ・アズガルド』あるだろ?
(ウィル>・・・何でい、それ?
(ミナワ>えっと、ウィルさんと出会った時に使ってらっしゃった、
シェイドさんがご主人様を包み込む技でしたよね? 身体能力がアップしたりします。
(裂邪>そうそう。 あの技、学校町来る前に試したら失敗しただろ?
初めて成功したのはウィルと出会った時だ。
何故前にやって出来なかったのに、後になって出来たのか、分からないか?
(シェイド>何ダ?
(裂邪>『シャドーズ・アズガルド』あるだろ?
(ウィル>・・・何でい、それ?
(ミナワ>えっと、ウィルさんと出会った時に使ってらっしゃった、
シェイドさんがご主人様を包み込む技でしたよね? 身体能力がアップしたりします。
(裂邪>そうそう。 あの技、学校町来る前に試したら失敗しただろ?
初めて成功したのはウィルと出会った時だ。
何故前にやって出来なかったのに、後になって出来たのか、分からないか?
その瞬間、シェイドの体が小刻みに震え出した・・・いや、笑っている。
裂邪はシェイドと契約して5年以上経つが、
鼻で笑う以外で彼の笑っている姿を見たのは今回が初めてだった。
そしてその笑い方も、容姿と著しく合致していた為、折角春が近づいているというのに寒気を感じた。
裂邪はシェイドと契約して5年以上経つが、
鼻で笑う以外で彼の笑っている姿を見たのは今回が初めてだった。
そしてその笑い方も、容姿と著しく合致していた為、折角春が近づいているというのに寒気を感じた。
(裂邪>・・・なん・・・だよ?
(シェイド>フフフ・・・イヤ、マダ気ヅイテナカッタノダナ、ト。
(裂邪>気づく?
(バク>どういうことだバク?
(シェイド>『シャドーズ・アズガルド』ヲ試シタ時、オ前ハマダ私トシカ契約シテイナカッタ。
シカシ、アノ技ヲ成功サセタ日、ツマリウィルト出会ッタ日ハ、
オ前ハミナワトバクトモ契約シテイタ。 違イハ一目瞭然ノ筈ダゾ?
(裂邪>・・・シェイド、何が言いたい?
(ミナワ>シェイドさん、それって・・・!
(シェイド>フフフ・・・イヤ、マダ気ヅイテナカッタノダナ、ト。
(裂邪>気づく?
(バク>どういうことだバク?
(シェイド>『シャドーズ・アズガルド』ヲ試シタ時、オ前ハマダ私トシカ契約シテイナカッタ。
シカシ、アノ技ヲ成功サセタ日、ツマリウィルト出会ッタ日ハ、
オ前ハミナワトバクトモ契約シテイタ。 違イハ一目瞭然ノ筈ダゾ?
(裂邪>・・・シェイド、何が言いたい?
(ミナワ>シェイドさん、それって・・・!
シェイドは腰を折って、必要以上に裂邪に顔を近づけ、呟くように、しかしはっきりと言った。
(シェイド>コレハアクマデ仮説ダガ、多重契約ヲシタコトニヨリ、
何ラカノ理由デ、最初ニ契約シタ私トノ繋ガリガ、ヨリ強マッタノダロウ。
裂邪、オ前ハ既ニ私ニ・・・都市伝説ニ飲マレカケテイルノカモ知レン。
何ラカノ理由デ、最初ニ契約シタ私トノ繋ガリガ、ヨリ強マッタノダロウ。
裂邪、オ前ハ既ニ私ニ・・・都市伝説ニ飲マレカケテイルノカモ知レン。
部屋中に衝撃と緊張が走った。 が、意外にも裂邪は落ち着いていた。
(裂邪>なるほどねぇ・・・それで合点がいったわ。
だからお前、あの時「5分間しかもたない」的なこと言ったんだな?
(シェイド>マァナ。
(バク>ちょっと待つバク! あれを最初に薦めたのは黒のお兄さんだったバク!
もしかして、知っててやったバクか!?
(シェイド>断ジテ違ウ。 私モ賭ケダッタ。
アノ状況ヲ打開スルニハ、少シノ可能性ニ賭ケタ方ガヨカロウ?
(ウィル>確かに・・・けど待ちなせえ、もしあの姿で5分以上経っちまったら―――
(裂邪>俺が飲まれるだろうな、確実に。
だからお前、あの時「5分間しかもたない」的なこと言ったんだな?
(シェイド>マァナ。
(バク>ちょっと待つバク! あれを最初に薦めたのは黒のお兄さんだったバク!
もしかして、知っててやったバクか!?
(シェイド>断ジテ違ウ。 私モ賭ケダッタ。
アノ状況ヲ打開スルニハ、少シノ可能性ニ賭ケタ方ガヨカロウ?
(ウィル>確かに・・・けど待ちなせえ、もしあの姿で5分以上経っちまったら―――
(裂邪>俺が飲まれるだろうな、確実に。
暫く沈黙が続く。 最初に破ったのはミナワだった。
(ミナワ>ご主人様! あの姿になるのは控えましょう!
(裂邪>何で?
(ミナワ>何で、って・・・! ご主人様が飲まれてしまうかも知れないんですよ!?
消えて無くなるかも知れないんですよ!? もしそんな事になったら、私・・・わたし・・・
(裂邪>何で?
(ミナワ>何で、って・・・! ご主人様が飲まれてしまうかも知れないんですよ!?
消えて無くなるかも知れないんですよ!? もしそんな事になったら、私・・・わたし・・・
彼女の目に涙が溢れる。 裂邪は必死で宥めようとした。
(裂邪>い、いや、今のはそっけなかったな。 すまない。
でもな、俺もその程度の危険は承知の上だ。
この命を懸けても、俺はならなきゃならねぇことがある。
(ミナワ>・・・世界・・・征服、ですか?
(バク>主もバカバクね~、その命が尽きたら征服した世界は誰が治めるバク?
(裂邪>お前バカなのかバクなのかはっきりしろよ。
(バク>オイラは生まれた時からバクだバク! それと、バカは主の方だバク!
(裂邪>大体、俺がそう簡単に死ぬと思ってんのか?
絶対生きて世界を支配してやるよ! この地球を、元に戻すためにな!
(ウィル>その意気ですぜ旦那ァ!
(裂邪>・・・だから、もう少しの間だけ我慢しててくれよ、な?
(ミナワ>・・・は、はい!
(裂邪>よし、疑問は晴れた! サンキューシェイド!
(シェイド>・・・トコロデ裂邪、時間イイノカ?
(裂邪>何が?
(シェイド>今日ハ「遊☆戯☆王5D's」ノ日ダロウ?
でもな、俺もその程度の危険は承知の上だ。
この命を懸けても、俺はならなきゃならねぇことがある。
(ミナワ>・・・世界・・・征服、ですか?
(バク>主もバカバクね~、その命が尽きたら征服した世界は誰が治めるバク?
(裂邪>お前バカなのかバクなのかはっきりしろよ。
(バク>オイラは生まれた時からバクだバク! それと、バカは主の方だバク!
(裂邪>大体、俺がそう簡単に死ぬと思ってんのか?
絶対生きて世界を支配してやるよ! この地球を、元に戻すためにな!
(ウィル>その意気ですぜ旦那ァ!
(裂邪>・・・だから、もう少しの間だけ我慢しててくれよ、な?
(ミナワ>・・・は、はい!
(裂邪>よし、疑問は晴れた! サンキューシェイド!
(シェイド>・・・トコロデ裂邪、時間イイノカ?
(裂邪>何が?
(シェイド>今日ハ「遊☆戯☆王5D's」ノ日ダロウ?
あ!と家中に響く裏声を発する裂邪。
(裂邪>お前早く言えよ! えっと、今日はどんな話だったっけ!?
(ミナワ>えっと、今日はですねぇ・・・あ、チーム・ユニコーンとの練習決闘だと思います。
(ウィル>どんな決闘か楽しみでい!
(バク>それより腹が減ったバクゥ・・・
(ミナワ>えっと、今日はですねぇ・・・あ、チーム・ユニコーンとの練習決闘だと思います。
(ウィル>どんな決闘か楽しみでい!
(バク>それより腹が減ったバクゥ・・・
ドタバタと階段を駆け下りる裂邪と、それを追うようにゆっくり下りるミナワ達。
シェイドは1人、いつものように呆れながら呟いていた。
シェイドは1人、いつものように呆れながら呟いていた。
(シェイド>・・・全ク、空気ヲ読ンデイルノカイナイノカ・・・
マァ、アイツハ昔カラ湿ッポイノガ嫌イダッタカラナ。
ムードメーカートシテハ若干才能ガアルカ・・・
マァ、アイツハ昔カラ湿ッポイノガ嫌イダッタカラナ。
ムードメーカートシテハ若干才能ガアルカ・・・
そんな才能、支配者には必要ないな、とまた呟くと、大きなくしゃみが下の階から聞こえた。
(ミナワ>ご主人様、風邪ですか!?
(裂邪>違うな。 シェイドォ! 今俺の噂しただろぉ!?
(裂邪>違うな。 シェイドォ! 今俺の噂しただろぉ!?
彼は、上の階から「何故分カッタ」という小さな声を、はっきりと聞きとったのだった。
その後、シェイドがどうなったか、誰も知らない―――
その後、シェイドがどうなったか、誰も知らない―――
(ミナワ>シェイドさんですか? 今ご主人様と18回目の決闘をしてるところです;
(シェイド>(拷問ニ近イ・・・)
(シェイド>(拷問ニ近イ・・・)
...END