「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 夢幻泡影-24d

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匿名ユーザー

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あっしは「鬼火」でい。 名前はありやせん。

あっしはある湖で生まれやした。 広くて、キレイで、賑やかな湖でい。
この「賑やか」ってぇのは2つありやしてね。
昼間の明るい時間は人間達で賑わってんですが、夜になると、別な人々で賑わうんでさぁ。
この夜の方があっしらの時間。色んな都市伝説が、癒しを求めて、この湖に・・・

(鬼火>お! 今日も来やしたねぇ「オーブ」の旦那ァ!
(オーブ>おぉ鬼火か! いつもご苦労な事だ。
(鬼火>いやいや、あっしはこの湖から離れられやせんからね。見張りくらい当然でさぁ。
(オーブ>全く君には頭が下がるよ。 頭ないけど。
(鬼火>出たゴーストジョーク! 寒い寒い。
(オーブ>褒め言葉になっとらん! ところで「しゃれこうべ」はまだかね?
(鬼火>あぁ、しゃれこうべの旦那なら・・・ん?
(オーブ>どうした?
(鬼火>いやぁ、この湖にあんな陸地ありやしたっけ?

湖の真ん中ぐらいに浮かんでいた奇妙な陸地。
それを見つけてすぐに、湖の方からしゃれこうべの旦那が飛んできやした。

(しゃれこうべ>大変じゃ大変じゃあ!
(オーブ>おぉしゃれこうべ。 また何か見つけたのか?
(しゃれこうべ>おめぇら気づいてねぇのか!? あの変な陸地、動いてるんじゃよ!
(鬼火>動く? まさか、陸地が動くわけ―――――――――――ッ!?

陸地が大きく・・・いや、こっちに近づいて来やした。
そしてその陸地は、水の中から長い首を出してきたんでさぁ。

(ネッシー>グギュグバァァァァァァァ!
(オ+しゃ>ネ、ネッシー!?
(鬼火>なっ・・・こんな奴今まで・・・

ネッシーは顔の割に大きな口を開け、あっしらに水流を放って来やした。
何とか避けられやしたが、あんなもん喰らったら一溜まりもありやせん。

(鬼火>くぅ・・・オーブの旦那! しゃれこうべの旦那! 逃げて下せえ!
(しゃれこうべ>鬼火! おめぇはどうすんじゃ!?
(鬼火>あっしはこの湖から離れられねぇ・・・せめて囮に!
(オーブ>待て!お前を置いて行ける訳がないだろう!?

ネッシーはまた水流を吐き出し、あっしらはそれを躱しやした。

(鬼火>暢気なことも行ってられやせん! 早く逃げるんでい!
(オーブ>・・・わかった・・・!
(しゃれこうべ>鬼火ィ!死んだら容赦しねぇぞ!
(鬼火>死にゃしやせん! また、ここで会いやしょう!

オーブの旦那も、しゃれこうべの旦那も、そして他の都市伝説達も、どこかに避難したようで。
あっしは怒りのままに、ネッシーに向かっていったんでい。








数日経ちやした。 まだネッシーはこの湖でデカい顔をしていやす。
オーブの旦那達も、人間達も、誰もこの湖に近づかねぇ。
あの頃の賑やかな日々は、もう・・・あっしは、自分の非力さを呪いやした。
でも、ある日のことでい。

(少年>ミナワは石を飛ばせ! バクは変身して攻撃、シェイドは『シャドークロー』!
(ネッシー>グギュグバァァァァァァ!

真夏の満月の夜に、少年がネッシーと戦っていたんでい。
影と、女の子と、よくわからない生き物と一緒に・・・
それを見て、勇気が湧いてくると同時に、賭けに出ようと思ったんでい。
あの少年達となら、ネッシーを倒せるんじゃないか。
この湖に、また賑やかな時が戻ってくるんじゃないか・・・
だからあっしは、無我夢中で飛び出したんでさぁ。 少しでも、勝てるチャンスを作ろうと。

しっかしこれが・・・あっしの存在が気になったらしくて固まっちまってて、つい怒鳴っちまったんでい。
そしたらこの少年、なんと影と合体しちまって、変な生き物に乗ってこっちに向かってきたんでい。

(鬼火>何チンタラやってんでい!
(少年>何故俺達に手を貸す!?
(鬼火>あいつは最近この湖に棲みついた外来種の都市伝説でい!
   あいつが来てから、この湖の平穏が乱されちまった・・・もう我慢の限界でい!
(少年>だったら頼みがある! 強い光を出せるか!?
(鬼火>あ、あぁ。
(少年>とにかく、俺の近くで思いっきり光れ!

あっしにそういうと、影と合体して真っ黒になったその少年を乗せた変な生き物が空へ走り、
少年がネッシーの頭を掴んで、湖から空に引きずり出したんでさぁ。
あの光景は「圧巻」の一言に尽きやす。

(少年>よし! 鬼火!
(鬼火>がってんでい! ハァァァァァァァァ!

あっしは指示通りに、力の限りに光を放ちやした。
すると、湖の浜辺に大きな影が、波打つように、渦を巻くように広がってたんでい。

(ネッシー>グバァァァァァアアァァァァ!
(少年>闇に消えろぉ!

その影の中にネッシーが投げ入れられ・・・あっしの、長い戦いが幕を閉じやした。
これで、またこの湖が・・・あっしは、そのままその場を立ち去ろうとしやした。
ところが。

(少年>お前さ、俺と契約しない?

意外な言葉でありやした。 人間と契約するなんて考えた事も無かったんでい。
でも、あっしにはまだこの湖を守らなきゃなんねぇっていう使命がありやしたから・・・

(鬼火>気持ちは有難いんだが、あっしは・・・
(少年>守りたいんだろ? この湖を。
(鬼火>ッ!?
(少年>俺も一緒だよ。 俺はこの湖も、山も、何より自然が好きだ。地球が大好きだ。
    だから俺は都市伝説と戦ってんだ。 この青い地球を、いつまでも青く保つ為になぁ!
    ・・・俺達の目的は一緒だ。 だからさ、一緒に戦おうぜ?














(ウィル>―――てなわけで、あっしは旦那と契約して、
     都市伝説との戦いの日々を送っていたんでさぁ!
(オーブ>ほぉう、暫く見かけぬと思ったらそういうことだったのか。
(しゃれこうべ>こんな小僧とねぇ・・・
(裂邪>誰が小僧だジジイ。 早々に葬送してやろうか?
(しゃれこうべ>なんじゃと!?
(オーブ>「早々」に「葬送」・・・これはいいゴーストジョークだ! 今度使わせてもらおう。
(ウィル>オーブの旦那達も相変わらずでやすねぇw

旦那が気をきかせて、散歩の途中で湖に寄ってくれたんでさぁ。
オーブの旦那、しゃれこうべの旦那、そして他の都市伝説、みんな戻ってきてやした。

(裂邪>しかしいいところだなぁ・・・もうちょっといようか?
(ウィル>いや、あっしはもう満足でさぁ。 この湖が蘇っているって知られたんで。
(しゃれこうべ>もう行っちまうんか。 また来るんじゃよ?
(オーブ>契約者殿も、鬼火を・・・いや、ウィルをよろしくな。
(裂邪>あぁ。 あんたらも元気でな。

 ・・・いつか、自然と、都市伝説と、人間が、
こんな風に共存できたら、どんな世界になるんでやしょうか・・・

(裂邪>ウィル~、行くぞ~?
(ウィル>おっと、がってんでい!

   ...END

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