知っている
彼女もまた、あの男を気にかけていたことを
彼女もまた、あの男を気にかけていたことを
知っている
彼女もまた、あの男が死んだと知らされた時、悲しんでくれた事を
彼女もまた、あの男が死んだと知らされた時、悲しんでくれた事を
知っている
わかっている
だが、それでもまだ、話せない
わかっている
だが、それでもまだ、話せない
信用していない訳ではない
だが、用心しなければならないのだ
だが、用心しなければならないのだ
D-No.0が生きているかもしれないという情報は
まだ、彼女には隠しておくべきだ
まだ、彼女には隠しておくべきだ
「生きてる姿を、この目で見た訳じゃないしな…」
アメリカ支部の、己の執務室にて
イクトミは、小さくそう呟いた
普段、仕事をサボりまくりでロクに使っていない部屋だ
ここに、部下が入り込んでくることは無い
だからこそ、逆に静かに考え込みたい時には便利だった
イクトミは、小さくそう呟いた
普段、仕事をサボりまくりでロクに使っていない部屋だ
ここに、部下が入り込んでくることは無い
だからこそ、逆に静かに考え込みたい時には便利だった
「せめて、あいつの親衛隊と一人でもコンタクトとれりゃあ楽なんだが……俺がわかってるのはD-No.6の居場所だけ…流石に、「教会」の奥地に入り込むのは難しいしな…」
他の親衛隊とコンタクトをとろうにも、顔も名前もわかっていない相手ばかり
このままでは、探すことすら不可能だ
このままでは、探すことすら不可能だ
「……せいぜい、俺にできそうなのは、何とかあいつを探すことと…」
しゅるり
糸を使って、資料を引き寄せる
糸を使って、資料を引き寄せる
「…暗殺の実行犯及び、それを企んだ連中の情報を集めること、か」
当時、怪しい動きを見せていた連中は、ある程度わかっている
自分が纏めたリストの中に、実行犯や計画者がいる事は確かだ
だが、確実な証拠は見つけられないままだ
自分が纏めたリストの中に、実行犯や計画者がいる事は確かだ
だが、確実な証拠は見つけられないままだ
「………それにしても、なぁ」
ぱさり
机の上に資料を投げ出し、イクトミはため息をついた
机の上に資料を投げ出し、イクトミはため息をついた
「よりによって、こいつの名前もあがりやがるか、畜生」
H-No.1
イクトミの友人であるH-No.360…広瀬 宏也の最大の復讐相手
通称「不死身の狂人」の名前が…そのリストの中にあがっている、事実に
一筋縄ではいかないであろう予感を、イクトミは確かに感じ取っていたのだった
イクトミの友人であるH-No.360…広瀬 宏也の最大の復讐相手
通称「不死身の狂人」の名前が…そのリストの中にあがっている、事実に
一筋縄ではいかないであろう予感を、イクトミは確かに感じ取っていたのだった
to be … ?