「13日の金曜日」から数日。 未だに裂邪はブルー状態だった。
何とかしよう、そう思って、ブツブツと文句を言っている彼を背に、四天王が招集した。
何とかしよう、そう思って、ブツブツと文句を言っている彼を背に、四天王が招集した。
(シェイド>サテ・・・ドウスレバ立チ直ルカ。
(ウィル>普段ならもう立ち直ってるんでやすがねぇ・・・
(リム>これも「13日の金曜日」の効果バクか?
(シェイド>有リ得ル。
(ウィル>普段ならもう立ち直ってるんでやすがねぇ・・・
(リム>これも「13日の金曜日」の効果バクか?
(シェイド>有リ得ル。
ここで、ミナワがスッと立ち上がる。
(ミナワ>私・・・ちょっと外に出てきてもいいですか?
(リム>バク? オイラも行こうバクか?
(ミナワ>いえ、私1人で・・・ご主人様を喜ばせられるようなものを探してきます。
(シェイド>ソウカ・・・スマナイ。
(ミナワ>ご主人様の為なら私、何でもしますから! では、行ってきまーす♪
(リム>バク? オイラも行こうバクか?
(ミナワ>いえ、私1人で・・・ご主人様を喜ばせられるようなものを探してきます。
(シェイド>ソウカ・・・スマナイ。
(ミナワ>ご主人様の為なら私、何でもしますから! では、行ってきまーす♪
そういって、ミナワは部屋を飛び出した。
(裂邪>ブツブツブツブツ・・・ブツブツブツブツブツブツブツ・・・
(ウィル>旦那が反応してやせんぜ?
(シェイド>相当ショックガ大キイラシイナ・・・タカガコードデ・・・
(ウィル>旦那が反応してやせんぜ?
(シェイド>相当ショックガ大キイラシイナ・・・タカガコードデ・・・
幸せをおすそわけを挟んで
数時間後。 タタタッ、と階段を駆け上がる音。 そして勢いよく開け放たれる扉。
(ミナワ>ご主人様ー♪ ただいま帰りましt―――
彼女が部屋に入った時、まだ裂邪はベッドで仰向けになって沈んでいた。
「13日の金曜日」への執念が余程強いようである。
さらに、部屋には裂邪以外誰もいなかった。
ブツブツ御経のように文句を言っていると、ようやくミナワに気づいたようで。
「13日の金曜日」への執念が余程強いようである。
さらに、部屋には裂邪以外誰もいなかった。
ブツブツ御経のように文句を言っていると、ようやくミナワに気づいたようで。
(裂邪>あ、すまん。おかえり。 大丈夫か?痴漢なんかに会ってないよな?
(ミナワ>大丈夫です。 ところでシェイドさん達は?
(裂邪>いや~、暫く1人になりたくってさ・・・
シェイドは影の中に閉じ込めて、リムとウィルは外においやった。
(ミナワ>そうでしたか・・・あ、ご主人様に渡したいものがあるんです!
(ミナワ>大丈夫です。 ところでシェイドさん達は?
(裂邪>いや~、暫く1人になりたくってさ・・・
シェイドは影の中に閉じ込めて、リムとウィルは外においやった。
(ミナワ>そうでしたか・・・あ、ご主人様に渡したいものがあるんです!
ミナワはポケットから何かを包んだティッシュを取り出し、裂邪に差し出す。
開けてみると、コアラが描かれたお菓子が1つ入っていた。
開けてみると、コアラが描かれたお菓子が1つ入っていた。
(裂邪>これは・・・あ!眉毛コアラ! マジで存在したんか!?
ようやく見せた彼の笑顔を見て、ミナワもつられて笑みを浮かべ、ベッドに腰掛ける。
(ミナワ>幸せの、おすそわけです。 どうぞ召し上がってください。
(裂邪>幸せ・・・そういや眉毛コアラは・・・もしかしてお前、俺の為に?
(ミナワ>もぉ、早く食べちゃってくださいよぉ~。 はい、あ~ん♪
(裂邪>幸せ・・・そういや眉毛コアラは・・・もしかしてお前、俺の為に?
(ミナワ>もぉ、早く食べちゃってくださいよぉ~。 はい、あ~ん♪
コアラのお菓子を摘んで、裂邪の口元に持っていくミナワ。
その目に魅了されて思わず開いた彼の口に、そのお菓子が放り込まれる。
口の中で広がる、チョコの風味に彩られた甘味。
ビター好きの裂邪だが、それは久しぶりの味だった。
口の中のものを飲み込むと、彼は急に話しだした。
その目に魅了されて思わず開いた彼の口に、そのお菓子が放り込まれる。
口の中で広がる、チョコの風味に彩られた甘味。
ビター好きの裂邪だが、それは久しぶりの味だった。
口の中のものを飲み込むと、彼は急に話しだした。
(裂邪>・・・何だか馬鹿馬鹿しくなってきたなぁ・・・
5000円使っちまったやら「13日の金曜日」やら何やら言っててもさ。
結局、人生には不幸が付き物なんだよね。
この頃、俺は幸せな事が多すぎたんだろうな。
だから、こんな下らない不幸でも過剰に反応しちまったんだろう。
でも、不幸があるからこそ、どんな小さなことでも「幸せ」って感じられるんだよな。
何故だかわかんないけど、今ふとそう思ったよ。
(ミナワ>ほっ・・・安心しました、ご主人様が元気になttひゃあ!?
5000円使っちまったやら「13日の金曜日」やら何やら言っててもさ。
結局、人生には不幸が付き物なんだよね。
この頃、俺は幸せな事が多すぎたんだろうな。
だから、こんな下らない不幸でも過剰に反応しちまったんだろう。
でも、不幸があるからこそ、どんな小さなことでも「幸せ」って感じられるんだよな。
何故だかわかんないけど、今ふとそう思ったよ。
(ミナワ>ほっ・・・安心しました、ご主人様が元気になttひゃあ!?
裂邪がギュッ、と後ろからミナワを抱きしめた。 いつもの光景だが、雰囲気は少し違う。
(裂邪>ありがとう、ミナワ・・・なんか、お前に助けられてばかりだな・・・
ごめんな、1度もご主人らしい事してやれなくて・・・
(ミナワ>そ・・・そんなこと、ありませんよ!
ご主人様がいて下さったから、私は今、ここでこうして生きているんですよ?
あの時・・・私がゴム人間に襲われていた時、ご主人様が来てくださったから・・・
貴方は、私の命を救ってくれた恩人なんです。 だから、精一杯のことをしたい、
ただ・・・それだけなんです・・・
ごめんな、1度もご主人らしい事してやれなくて・・・
(ミナワ>そ・・・そんなこと、ありませんよ!
ご主人様がいて下さったから、私は今、ここでこうして生きているんですよ?
あの時・・・私がゴム人間に襲われていた時、ご主人様が来てくださったから・・・
貴方は、私の命を救ってくれた恩人なんです。 だから、精一杯のことをしたい、
ただ・・・それだけなんです・・・
いつの間にか、彼女の目には涙が溜まっていた。 それを人差し指で拭う裂邪。
(裂邪>・・・ヒヒヒ・・・全く、いつまでも可愛い奴だなぁ・・・
・・・・・・ミナワ・・・
(ミナワ>・・・ご主人、様ぁ・・・
・・・・・・ミナワ・・・
(ミナワ>・・・ご主人、様ぁ・・・
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(理夢>帰ったぜぇ・・・って何やってんだ?
理夢とウィルが窓の外から入った時、ベッドの上で裂邪とミナワが抱きあっていた。
彼等に気づき、赤くなりながら咄嗟に離れる裂邪とミナワ。
彼等に気づき、赤くなりながら咄嗟に離れる裂邪とミナワ。
(裂邪>いや、あの、その・・・い、いつものコミュニケーションだよ、なぁ?
(ミナワ>は、はい、そそそそうですよ!
(ウィル>・・・ん? 旦那ァ、ベッドが濡れてやすけど、どうしたんでい?
(裂邪>ドキッ! いや、これは・・・ジュースをこぼしちまってな?
(理夢>んじゃ・・・その血は?
(ミナワ>じ、ジュースをこぼしてしまった時に、
慌てて拭こうとしたらご主人様とぶつかってしまいまして・・・
(裂邪>運悪く鼻に当たって、鼻血が止まらなくなっちゃったわけよw
新しいシーツ持ってくるから、ちょっと待っててくれ。 ミナワ、探すの手伝って~
(ミナワ>は、はぁい・・・
(ミナワ>は、はい、そそそそうですよ!
(ウィル>・・・ん? 旦那ァ、ベッドが濡れてやすけど、どうしたんでい?
(裂邪>ドキッ! いや、これは・・・ジュースをこぼしちまってな?
(理夢>んじゃ・・・その血は?
(ミナワ>じ、ジュースをこぼしてしまった時に、
慌てて拭こうとしたらご主人様とぶつかってしまいまして・・・
(裂邪>運悪く鼻に当たって、鼻血が止まらなくなっちゃったわけよw
新しいシーツ持ってくるから、ちょっと待っててくれ。 ミナワ、探すの手伝って~
(ミナワ>は、はぁい・・・
いそいそと彼等は部屋を出ていった。 窓を閉め、パッと仮の姿になるリム。
(ウィル>・・・でも、何で抱き合ってたんでやすか?
(リム>いや、嘘に決まってるバクよ・・・主の奴め・・・
(リム>いや、嘘に決まってるバクよ・・・主の奴め・・・
一方その頃影の中では―――
(シェイド>・・・止メ・・・ラレナカ・・・ッタ・・・orz
アノ・・・アノ馬鹿ガァァァァァ!!
アノ・・・アノ馬鹿ガァァァァァ!!
...END