それは、ある日の事
珍しく、ミナワが一人で外に出ていた時だった
珍しく、ミナワが一人で外に出ていた時だった
「…あら?あの子は…」
「……?うー!しゃぼん玉のおねーちゃん!」
「……?うー!しゃぼん玉のおねーちゃん!」
コアラの絵が描かれたお菓子の箱を持った少年
…「首塚」側近組が一人、鮫守 幸太
もっとも、ミナワから見れば、幸太は「御主人様を犬型都市伝説から救ってくれた人の知り合い」と言う認識である
ステーキのお兄ちゃん、と呼んでいたから兄弟なのかな…?と思いつつ、自分の事を「しゃぼん玉のおねーちゃん」と呼んできたり、ミナワの御主人様たる裂邪を「獏のおにーちゃん」と呼んでいたところを見ると違うのかな?とも考える
…「首塚」側近組が一人、鮫守 幸太
もっとも、ミナワから見れば、幸太は「御主人様を犬型都市伝説から救ってくれた人の知り合い」と言う認識である
ステーキのお兄ちゃん、と呼んでいたから兄弟なのかな…?と思いつつ、自分の事を「しゃぼん玉のおねーちゃん」と呼んできたり、ミナワの御主人様たる裂邪を「獏のおにーちゃん」と呼んでいたところを見ると違うのかな?とも考える
てちてちてち
ミナワに気づいた幸太
何やら、ご機嫌な様子で駆け寄ってくる
ミナワに気づいた幸太
何やら、ご機嫌な様子で駆け寄ってくる
「うー?おねーちゃん、今日は一人??」
「えぇ、お使いの帰りなんです」
「えぇ、お使いの帰りなんです」
無邪気な幸太に、微笑ましさを覚えるミナワ
自然と、笑みを浮かべる
…裂邪が見たら、嫉妬しそうな勢いである
自然と、笑みを浮かべる
…裂邪が見たら、嫉妬しそうな勢いである
「獏のおにーちゃんは元気?」
「ご主人様の事ですか?…今は、ちょっぴり不機嫌、でしょうか」
「うー??……何か、あった?」
「ご主人様の事ですか?…今は、ちょっぴり不機嫌、でしょうか」
「うー??……何か、あった?」
かくん、と首をかしげる幸太
…そう、裂邪は、最近ちょっぴり不機嫌だ
13日の金曜日(仏滅)に、PSPのコードが切れて、予想外の出費をしてしまったからである
「13日の金曜日許すまじ!!」状態の裂邪
ミナワとしては、せめて裂邪のそんな怒りを和らげてあげたいのだが…
…そう、裂邪は、最近ちょっぴり不機嫌だ
13日の金曜日(仏滅)に、PSPのコードが切れて、予想外の出費をしてしまったからである
「13日の金曜日許すまじ!!」状態の裂邪
ミナワとしては、せめて裂邪のそんな怒りを和らげてあげたいのだが…
ちょっぴり、悩んでいる様子を見せたミナワ
幸太は、そんなミナワをじっと見つめて
幸太は、そんなミナワをじっと見つめて
「…うー、あげる」
「え?」
「え?」
す、と
幸太がミナワに差し出したのは…コアラの絵が描かれた、お菓子
それは、ちょうど眉毛がついたコアラの絵が描かれていた
幸太がミナワに差し出したのは…コアラの絵が描かれた、お菓子
それは、ちょうど眉毛がついたコアラの絵が描かれていた
「おねーちゃんに、幸せおすそ分け、うー!」
「幸せの、おすそわけ…」
「幸せの、おすそわけ…」
じっと、そのお菓子を見つめるミナワ
…やがて、微笑んで、そのお菓子を受け取った
…やがて、微笑んで、そのお菓子を受け取った
「ありがとう。いただきますね」
「うー!………うー?おねーちゃん、食べないの?」
「うー!………うー?おねーちゃん、食べないの?」
お菓子を受け取ったものの、食べようとしないミナワ
そんなミナワの様子に、幸太は首をかしげる
すると、ミナワは微笑んで、こう答えた
そんなミナワの様子に、幸太は首をかしげる
すると、ミナワは微笑んで、こう答えた
「いえ、これは、ご主人様に食べていただきたいんです」
PSPのコードが切れるという不幸に襲われてしまった裂邪
そんな彼に、このおすそわけしてもらった幸せを与えたい
そんな想いを抱えるミナワ
幸太は、そんなミナワをしばし見つめて首をかしげ
…やがて、納得したように笑った
そんな彼に、このおすそわけしてもらった幸せを与えたい
そんな想いを抱えるミナワ
幸太は、そんなミナワをしばし見つめて首をかしげ
…やがて、納得したように笑った
「おねーちゃんは、おにーちゃんの事が大好きなんだね」
「はい、大好きです」
「はい、大好きです」
そう、口にして…っぽ、と照れたように赤くなるミナワ
ちょっぴり、もじもじしてみたりもする
ちょっぴり、もじもじしてみたりもする
「……そっか…………あのお兄ちゃんは、周囲に恵まれているみたいだね………きひひ」
「え?」
「うー??」
「え?」
「うー??」
一瞬
ほんの一瞬だけ、幸太の雰囲気が変わり…不気味に、笑っていたのだが
しかし、ミナワが見た時には、既に元に戻って首を傾げていて
ほんの一瞬だけ、幸太の雰囲気が変わり…不気味に、笑っていたのだが
しかし、ミナワが見た時には、既に元に戻って首を傾げていて
裂邪が見た、どこか得体の知れない不気味さを纏った、幸太の様子を
ミナワが目撃する事は、結局無かったのだった
ミナワが目撃する事は、結局無かったのだった
「……あのお兄ちゃんは、周囲に恵まれてるみたいだね……………けど、恐怖の大王のお兄ちゃんの方は、どうなのかな…………?きひひひひひひひひっ」
fin?