「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 夢幻泡影-33a

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Retsuya

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だれでも歓迎! 編集
(裂邪>ミ~ナワっとデートだウッヒヒ~のヒ~♪

と呟くように歌いながら、俺は家路を辿っていた
だるい授業を終えて家に帰っている途中に、偶然翼の兄ちゃんに会って
その時、兄ちゃんのバイト先の「フェアリー・モート」っていう店のチケットを貰った

 ・・・入手困難な「デザート・フェスタ」のチケットを!
クラスの連中に聞いてて『欲しいな~』と思ってたらこれですとも、えぇ!
神様、仏様、将門様、ありがとう・・・

しかし、だ

(裂邪>う~ん・・・残り2人、か・・・

どうやら、チケット1枚で4人まで行けるらしい
別にミナワと2人で行っていちゃいちゃするのもいいけど、2人余ってしまう
折角4人まで行けるというのなら、行かなきゃもったいない
しかしシェイドは誤魔化せるが、リムとウィルはそうは行かないので奴等はボツ
メリーさんとレイちゃんとを呼べばそれでいいけど、
生憎彼女等が何処にいるかさえ知らない
あぁ、メリーさんの携帯番号聞いとけばよかった・・・
となると正gいやそれはヤダ

(裂邪>ハァ、どうしよっかなぁ~・・・ん?

ふと、前を見てみると、2人の少女が歩いていた
黒いスーツを着た、赤毛の少女と、黒髪の少女
黒髪の少女は知らないが、赤毛の少女には見覚えがあった、というか忘れる訳がない

(裂邪>ローゼちゃん!
(ローゼ>へ?・・・あらぁ裂邪さん、ごきげんよぉ♪

どうやら覚えていてくれたらしい
「組織」の仕事で忙しいからてっきり忘れられてるかと
そして訊く

(裂邪>そちらのお嬢さんは?
(黒髪>ッ!?

黒髪の少女は何故かすごく驚いている
正直驚いたのは俺の方なのだが
何で男装なの?
何でスカート履いてないの?
何で長ズボン履いちゃってるの?
僕はロリロリッ子の艶やかな生足が見たいわけで

(ローゼ>R-No.3、栄 日天ちゃんよ~
(日天>・・・ローゼさん、まさかこの男が「幼気」の見えるという・・・?
(ローゼ>そうですわ♪

「ヨウキ」?
まぁそれはいいとして、日天ちゃんか

(裂邪>リーちゃんって呼んでいい?
(日天>日天で良い
(裂邪>固い事言うなよー、ローゼちゃんのお仲間さんなら俺の友達じゃん?
(日天>勝手に決めるな!

あら冷たい子、でもかぁいい
この子も「組織」なんだ・・・「組織」ってロリの集まりなの?
いやいやエーテルさんも大樹の兄ちゃんもいたしそれはないか・・・

ん? 「2人」、か・・・ウヒヒヒヒヒ♪

(裂邪>ローゼちゃん、日天ちゃん、話があるんだけど?
(ローゼ>? 何ですの?
(裂邪>いやぁ、さっき俺の知り合いに、
    「フェアリー・モート」っていう店の「デザート・フェスタ」のチケット貰ってさ
    今のところ、俺含めて2人は決まってるんだけど、あと2人空いてるのよ
    2人とも一緒に来ない?
(ローゼ>ワタクシは良いけど・・・日天ちゃんはどうなさr―――
(日天>是非行かせてくれ!
    あ、いや、その・・・わ、悪くないな、行かせて貰おう
    なかなかいい奴じゃないかお前、気に入ったぞ

褒められた。裂邪嬉しい
とりあえず、日天ちゃんは甘い物好きだということが分かった

(裂邪>決ーまりぃ☆ えーと、場所と時間は、と・・・
(ローゼ>あ、場所は知ってますわ~
     お時間は少しお待ちになって、携帯を出しますわ

ケータイ?あぁ、メモ機能ね
ケータイ便利だよケータイ。バイブ機能でミナワいじめとかヨユーです☆


とりあえず時間を伝えて

(裂邪>それじゃその日にお会いしまsy
(ローゼ>待って! この機会に電話番号交換しませんこと?

え?

(日天>なっ!? あんたバカか!? 何一般人に素性晒そうとしてるんだ!?
(ローゼ>でもこの子は悪い子じゃありませんわよ? きっと頼りになりますわ~♪

どうしてこうなった
入手困難なチケットを手に入れたと思ったら、ロリ3人とのハーレム確定、
並びにローゼちゃんの電話番号GETだと!?
神様仏様将門様マジ感謝感激雨霰!!

こうして俺はローゼちゃんの番号とメルアドをゲッチュして、
不機嫌そうな日天ちゃんと去り際に優しく微笑みかけてくれたローゼちゃんと別れた

(裂邪>・・・イィィィィィィヤッホォォォォォォォォァ!!!

やった! これで人生薔薇色だッハハー!
てゆーかこれって「組織」の番号手に入れたって事? 何かスゲーぞ俺よくやった俺!

 ・・・・・・・・・そして思い直した

(裂邪>・・・ミナワになんて言えばいいんだorz

誤算だった
よくよく考えたら、女の子2人も誘ってミナワが黙ってくれるだろうか

(裂邪>まぁ、日天ちゃんは男装してたし、顔立ちも男の娘っぽいし、
    何とか誤魔化せばダブルデート的な感じになって面白くなるかも知れん
    俺ってば天才だなヒッハッハー
(シェイド>ナァニガ天才ダ馬鹿者ガァァァ!?

突然俺の影の中からシェイドが現れた。怒鳴りながら

(裂邪>ギャァァァァァァァァ!? ビックリした!?
    お前は俺をショック死させたいのか!?
(シェイド>コレデ貴様ガ死ネバ世界ハ平和ニナルダロウナァ!?
      サッサトクタバレロリコン!
(裂邪>カチンッ!遂に言ってはいけないことを言ってしまいましたね・・・
    あーぁ、可哀想に、どうなっても知りませんよ?
    もはやこの負の想念は、私自身にすら止められはしない
(シェイド>ホゥ、カカッテコイ人間風情ガ・・・

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
なんていう効果音が流れてきそうなくらい喧嘩する気満々だったんだが、
どうやらこの争いは中断せざるを得ないらしい

(裂邪>・・・チッ、都市伝説か
    いいなシェイド、あとで叩きのめしてやる!
(シェイド>ドノ口デ物ヲ言ッテイル?

ぶつぶつ言いながら、俺は気配のする方向へ走り出した
ウィルと契約した瞬間に身についたこの気配を読む能力
厳密には気配を読むのではなく「目的を果たす」為の力だ
鬼火伝承の中の一つ「ジャック・オ・ランタン」には、
「正しき道へと導いてくれる」というものがある
それがちょこっと捻じ曲がって「都市伝説と戦う」という目的を果たす為の最短ルートが脳に流れ込む
―――そういう能力がどうやら奴と契約して身についたらしいのだが、なら結局ウィルは何なんだ?と



そう言ってる間に、その「目的地」についたらしい

(裂邪>・・・な、何だありゃぁ・・・

率直な感想がそれだった
人型。それは辛うじて人型をとっているが、人ではない
首があらぬ方向に曲がっていたり、身体のあちこちから骨のような棘が飛び出していたり、
胴体は極端にごつく、両腕が極端に太く、逆に両足は極端に細く

(裂邪>・・・シェイド、あれが何か分かるか?
(シェイド>正直・・・私ニモ分カラン。 ダガ、危険ナノハ確カナ様ダナ

シェイドの言う通りだ
こいつの手に握られているもの・・・原形は留めてないが、血が滴り落ちているから大体分かる

(裂邪>先に言っとくぞ。あくまで俺は、これをさっさと終わらせたいだけだ
(シェイド>アァ、同感ダ
(裂邪>早く終わらせるにゃぁ、最初っから最後までクライマックスに行かなきゃならん、そうだろ?
(シェイド>大体ソウダナ
(裂邪>シェイド
(シェイド>了解シタ

俺が鞄を道路に置いたと同時に、シェイドは瞬時に影に溶け込み、無数の腕で俺の身体を掴み取る
そしてそれらは一気に俺の身体を包み込んだ


(裂邪>ウヒヒヒヒ・・・Reign-Over(君臨)

俺は先手を取った。何せ奴は今、俺に背を向けている
まずは両手の黒い爪を奴の背中に突き立てた―――――――爪が、通らない
ようやく俺の存在に気づいたコイツは、俺の首を掴み取って塀に投げつけた
幸いこの状態だとある程度のダメージは軽減されるが、生身だと死んでいただろうな
それよりも

(裂邪>いっつつつ、何ちゅう腕力だチクショウ!
(シェイド>[大丈夫カ?]
(裂邪>まぁな・・・あの腕は厄介だ、なんとかしねぇと・・・

のそり、のそりと近づいてくる腕力野郎
いや、「野郎」なのか? 男とも女とも取れるような
そんなことはどうでもいい、こいつを負かす方法だ
何か考えねばならない、しかしゆっくり考えている暇もない
咄嗟に、俺はこのデクノボーの顔面に膝蹴りを食らわせた
ぐにゃり、首が曲がる
いや既に曲がってるから手応えなんかあったもんじゃないが
でも

(裂邪>(何か、違和感が・・・何なんだ?)

迫りくる拳を、奴の胸部を踏み台にしてジャンプして避け、背後に周り、
今度は後頭部へ再び蹴りを食らわせた
また、手応えのない感触
よろり、前のめりになるデカブツ
ようやく、こいつの弱点がわかった
普通、背後に回られたら振り向く
しかしこいつは振り向かなかった―――否、振り向けなかったか、振り向く間がなかった
胴体はごつくて堅い、腕も太くて力強い・・・
そんな上半身を支える為の両足は、驚くほど細い
どうやら己の体重を支えるだけが精一杯で、機敏な動きができないらしい

(シェイド>[コノ数分デソコマデ見抜ケタノカ]
(裂邪>『アスガルド』は制限時間があるからな、戦いながら考えてないと時間g

腹から来る、重い衝撃
とんでもない行動に出やがった・・・上半身だけ振り向いた、だと・・・?
また壁に打ちつけられたが、今はそれすらも蚊が刺す程度に感じる

(裂邪>ゴフッ、あ、あれで腹は・・・ウップ・・・反則だろ

立つことすらままならない俺に向かって、のそりと近づくデカブツ

(裂邪>ゲホッ・・・シェイド、この状態、あと何分保てる?
(シェイド>[4分ダ]
(裂邪>・・・【アレ】は・・・何分持つ?
(シェイド>[貴様正気カ!? 今アノ技ヲ使エバ今度コソ貴様ノ身体ハ持タンゾ!?]
(裂邪>分かってるさ、でもここで死ぬよりマシだ・・・いいから、やれ!

俺の身体を、さっきとは比べ物にならない量の手が包む
幾つも、幾つも、幾つも幾つも幾つも幾つも手が重なる
あぁ、この感じ
この、孤独にも似た、ぽっかりと穴の空いたような感覚
シェイドと2人きりだった、あの時を思い出す
ミナワにも、リムにも、ウィルにも出会ってなかった、あの時
繋がりが、切れ掛けてる
またあいつら騒ぐだろうな
また心配かけさせてしまうんだろうな
だから、すぐに終わらせる

(裂邪>【結局何だか分からなかったが、覚悟しろよ貴様ァ・・・『シャッテン・シュナイデ』!!】

俺の身体から伸びる、無数の黒い刃が、デカブツを貫き、引き裂き、斬り刻み
その得体の知れなかったものは、余計に何だったか分からない肉塊に変わった
終わった・・・
早々と、影の中に引っ込んでゆくシャドーマン達
残されたのは、俺とシェイドと、肉の塊

(シェイド>ゴ苦労ダッタナ
(裂邪>ウヒヒヒヒ・・・あぁ、これでようやく続きができるな

喧嘩の続きをやる前に、俺の目の前は真っ暗になった

   ...END

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