学校町の北部にある山
ここに、2人の少年少女がいた
ここに、2人の少年少女がいた
(裂邪>・・・お、間に合ったか
(ミナワ>わぁ・・・
(ミナワ>わぁ・・・
日は既に、遥か西へと沈もうとしている
どうやら裂邪達はわざわざ夕日を見る為だけに山を登ってきたらしい
『シャドーダイブ』を使えば、理夢に乗れば、別に歩かなくてすむのに
この野郎は「2人で歩く時間も貴重だから」とわ・ざ・わ・ざ歩いて登山したのだ
どうやら裂邪達はわざわざ夕日を見る為だけに山を登ってきたらしい
『シャドーダイブ』を使えば、理夢に乗れば、別に歩かなくてすむのに
この野郎は「2人で歩く時間も貴重だから」とわ・ざ・わ・ざ歩いて登山したのだ
まぁそれはどこかに投げ捨てて、今や彼等は完全に2人の世界に入っている
(ミナワ>すごい・・・空が青から赤に変わっていくみたいです・・・
(裂邪>青空、星空、曇天の晴れ間、雨上がりの虹、空には色んな“姿”があるけど、
やっぱり俺はこの空が・・・「黄昏時の空」が好きだな
(ミナワ>ご主人様のお名前にもなってますよね?
(裂邪>まぁな。一応、俺はこの名に誇りを持って生きてる
でも、この空が好きな理由はもう1つある
(ミナワ>もう1つ、ですか?
(裂邪>なんていうのかなぁ・・・昼が終わって、夜が始まるような、
明るい賑やかな時間から、落ち着いた静かな時間に変わるような、
そういう“狭間”みたいな感じがするのよね
今この瞬間に、どこかでは朝が来て1日が始まる
今この瞬間に、どこかでは夜が来て1日が終わる
あの沈みゆく黄金を見てると、俺が世界の“狭間”に立ってるような、
そんな気分になって―――って変な話だよなw
(ミナワ>そ、そんなことありませんよ!・・・素敵なお話です
(裂邪>青空、星空、曇天の晴れ間、雨上がりの虹、空には色んな“姿”があるけど、
やっぱり俺はこの空が・・・「黄昏時の空」が好きだな
(ミナワ>ご主人様のお名前にもなってますよね?
(裂邪>まぁな。一応、俺はこの名に誇りを持って生きてる
でも、この空が好きな理由はもう1つある
(ミナワ>もう1つ、ですか?
(裂邪>なんていうのかなぁ・・・昼が終わって、夜が始まるような、
明るい賑やかな時間から、落ち着いた静かな時間に変わるような、
そういう“狭間”みたいな感じがするのよね
今この瞬間に、どこかでは朝が来て1日が始まる
今この瞬間に、どこかでは夜が来て1日が終わる
あの沈みゆく黄金を見てると、俺が世界の“狭間”に立ってるような、
そんな気分になって―――って変な話だよなw
(ミナワ>そ、そんなことありませんよ!・・・素敵なお話です
ぎゅっ、と裂邪の腕を抱き寄せるミナワ
そんな彼女の姿を見て、ぽんと頭を撫でる
そんな彼女の姿を見て、ぽんと頭を撫でる
(裂邪>そっか・・・ありがとう、お前は世界一優しい女の子だよ
(ミナワ>そんな・・・でしたら、ご主人様は世界一優しい男の子ですよ?
(裂邪>このヤロォw
(ミナワ>そんな・・・でしたら、ご主人様は世界一優しい男の子ですよ?
(裂邪>このヤロォw
互いに、目いっぱい笑いあう
しかし彼女の笑顔は徐々に消え、抱きしめる腕の力が、少し強くなる
しかし彼女の笑顔は徐々に消え、抱きしめる腕の力が、少し強くなる
(裂邪>・・・どうした?
(ミナワ>・・・今、この瞬間が・・・この楽しい時間が・・・永遠だったらいいのに・・・
(裂邪>欲張りだなぁ、お前は・・・永遠なんて無い方がいいよ
あの夕日だって、虹だって、1日に1度でも見られるかどうかわからないから綺麗なんだ
今日の出来事は今日だけだから、明日の出来事は明日だけだから毎日が楽しいんだ
昨日と違う今日が終わって、今日と違う明日が始まる、そんなサイクルの方が楽しいに決まってる
だから、いつか誰とも違う新しい命が始まる時は、俺の命も終わって―――
(ミナワ>やめて下さい!
(ミナワ>・・・今、この瞬間が・・・この楽しい時間が・・・永遠だったらいいのに・・・
(裂邪>欲張りだなぁ、お前は・・・永遠なんて無い方がいいよ
あの夕日だって、虹だって、1日に1度でも見られるかどうかわからないから綺麗なんだ
今日の出来事は今日だけだから、明日の出来事は明日だけだから毎日が楽しいんだ
昨日と違う今日が終わって、今日と違う明日が始まる、そんなサイクルの方が楽しいに決まってる
だから、いつか誰とも違う新しい命が始まる時は、俺の命も終わって―――
(ミナワ>やめて下さい!
突然ミナワが怒鳴る
ぽたり、地面に雫が落ちる
ぽたり、地面に雫が落ちる
(ミナワ>ずっと・・・ずっと考えないようにしてたのに・・・
私は、都市伝説だから、寿命なんてありませんけど・・・
ご主人様は・・・人間だから・・・・・・
私は、都市伝説だから、寿命なんてありませんけど・・・
ご主人様は・・・人間だから・・・・・・
そこで言葉が途切れた
(裂邪>あぁ・・・すぐにお前を泣かすのは俺の悪い癖だな・・・ごめん
でもな、確かに俺の命はいつか尽きちまうかもしれないけど、
1つだけ、この世にたった1つだけ、永遠に存在できるものがあるんだぜ?
(ミナワ>ひっく・・・何、ですか?
(裂邪>知りたい?
でもな、確かに俺の命はいつか尽きちまうかもしれないけど、
1つだけ、この世にたった1つだけ、永遠に存在できるものがあるんだぜ?
(ミナワ>ひっく・・・何、ですか?
(裂邪>知りたい?
こくん、とミナワが頷いた瞬間の裂邪の行動は早かった
夕日を背景に重なる唇と唇
夕日を背景に重なる唇と唇
(ミナワ>・・・んぅ・・・ね、狙ってたんですか?///
(裂邪>もちろん。こんな形じゃなかったはずだけど;
で、さっきの答えだけど。 この世で唯一永遠にあり続けるもの。
それは・・・俺と、お前の、互いを想う・・・愛だ
もしも俺がお前の目の前から消えても、俺への愛はお前がいる限り消えない、だろ?
(裂邪>もちろん。こんな形じゃなかったはずだけど;
で、さっきの答えだけど。 この世で唯一永遠にあり続けるもの。
それは・・・俺と、お前の、互いを想う・・・愛だ
もしも俺がお前の目の前から消えても、俺への愛はお前がいる限り消えない、だろ?
斜陽で誤魔化したつもりだろうが、自分で言っておいてしっかりと頬を染めている裂邪
(ミナワ>・・・・・・・・・
(裂邪>・・・・・・・・・
(ミナワ>・・・・・・・・・・・・・クスッ
(裂邪>あ!今笑ったな!?
(ミナワ>ご、ごめんなさい、でも・・・・・w
(裂邪>ぅわーい俺は怒ったぞミナワー!
(ミナワ>へ!?あっちょっごしゅじっそ、外ですよ外!?///
(裂邪>野外プレイってのもいいだろ!?誰もいないんだし!
(ミナワ>えぇぇぇぇぇ!?・・・ち、ちょっとだけなr
(裂邪>えー、何期待しちゃってんのさ、俺が外でする訳ないじゃん
(ミナワ>ご主人様のばかぁぁぁぁ!!///
(裂邪>なっおまっそんなデカいシャボン玉どうするんd
(ミナワ>壊れて爆ぜた!
(裂邪>ミナワァァァァァァァァァァ!?
(裂邪>・・・・・・・・・
(ミナワ>・・・・・・・・・・・・・クスッ
(裂邪>あ!今笑ったな!?
(ミナワ>ご、ごめんなさい、でも・・・・・w
(裂邪>ぅわーい俺は怒ったぞミナワー!
(ミナワ>へ!?あっちょっごしゅじっそ、外ですよ外!?///
(裂邪>野外プレイってのもいいだろ!?誰もいないんだし!
(ミナワ>えぇぇぇぇぇ!?・・・ち、ちょっとだけなr
(裂邪>えー、何期待しちゃってんのさ、俺が外でする訳ないじゃん
(ミナワ>ご主人様のばかぁぁぁぁ!!///
(裂邪>なっおまっそんなデカいシャボン玉どうするんd
(ミナワ>壊れて爆ぜた!
(裂邪>ミナワァァァァァァァァァァ!?
夕日が完全に沈む頃、大きな爆音が学校町中に響いたそうな
...END