ちゅーちゅーちゅー、ちゅっちゅちゅー、ちゅっちゅちゅー♪
ちゅーちゅーちゅー、ちゅっちゅちゅー、ちゅっちゅちゅー♪
ちゅーちゅーちゅー、ちゅっちゅちゅー、ちゅっちゅちゅー♪
「ノロイ、どっかで聞いた事あるテーマ口ずさみながら背泳ぎを見せ付けないで」
「ちゅちゅー」
「ちゅちゅー」
ぱっちゃぱっちゃ
詩織の前で、華麗な背泳ぎをしているノロイ
どこまでもハツカネズミを超越している
まぁ、詩織はそのノロイから泳ぎを教わっているわけだが
詩織の前で、華麗な背泳ぎをしているノロイ
どこまでもハツカネズミを超越している
まぁ、詩織はそのノロイから泳ぎを教わっているわけだが
「ちゅー、ちゅちゅ、ちゅっちゅちゅー」
「いやいや、浮かばないから。人間…じゃないけど、私は。とりあえず、浮かぶように出来てないんだって。沈むってば」
「ちゅちゅちゅー」
「いやいや、浮かばないから。人間…じゃないけど、私は。とりあえず、浮かぶように出来てないんだって。沈むってば」
「ちゅちゅちゅー」
互いに都市伝説と、都市伝説になりかけの存在だからだろうか
詩織はノロイの言う事が、なにとなくわかるらしい
本当に、何となくと言うレベルだが
詩織はノロイの言う事が、なにとなくわかるらしい
本当に、何となくと言うレベルだが
「体の力を抜けって言ってもねぇ。ビート板っつっても、こんな板に体預けるとか正直不安しか………」
ノロイの指導を聞きつつ、プールサイドに腰掛、脚だけプールに入れてぱちゃぱちゃしていた詩織だったが
----すぅっ、と
その足元を…何かが、通り過ぎた
その足元を…何かが、通り過ぎた
「え?」
「ちゅ??」
「ちゅ??」
何かが、通り過ぎていった気配は感じた
けれど…水の中には、何も、いない
何も見えない
ただ、気配だけははっきりと感じたのだ
けれど…水の中には、何も、いない
何も見えない
ただ、気配だけははっきりと感じたのだ
「ノロイ、さっき、何か通ったわよね?」
「ちゅちゅ……ちゅちゅちゅー?」
「ちゅちゅ……ちゅちゅちゅー?」
頷きつつも、首をかしげているノロイ
ノロイも、気配は感じて…しかし、姿は見えない事に、首をかしげているようだ
ノロイも、気配は感じて…しかし、姿は見えない事に、首をかしげているようだ
澄み切ったプールの水
プールの底だって、はっきり見える
しかし、気配の主は……見えない
プールの底だって、はっきり見える
しかし、気配の主は……見えない
「何かの都市伝説…?それっぽい気配だったわよね?」
「ちゅー」
「ちゅー」
こくこく、詩織の言葉に頷くノロイ
都市伝説的な気配だった
だが……危険察知能力の高いノロイが、慌てている様子はない
危険な存在ではない、と言う事だろうか?
都市伝説的な気配だった
だが……危険察知能力の高いノロイが、慌てている様子はない
危険な存在ではない、と言う事だろうか?
しばし、詩織は考え込み…
結論
結論
「ま、いっか」
と
深刻に考えない事にした
深刻に考えない事にした
「愛美さんとかもいるんだし、危険な都市伝説がいたって、半端な奴だったらさっさと退治されるだろうしね」
「ちゅ?ちゅっちゅ、ちゅちゅちゅー」
「ん?愛美さんが暴れた方がヤバイって?…ん~、大丈夫じゃない?大樹さんとかもいるんだし」
「ちゅ?ちゅっちゅ、ちゅちゅちゅー」
「ん?愛美さんが暴れた方がヤバイって?…ん~、大丈夫じゃない?大樹さんとかもいるんだし」
なぜか、ちらっと愛美さんの様子を見ると、精神的にめっさ疲労しているように見えたが…
多分、さっきの壁が破壊されるような轟音とか、そっちの様子を見に行った大樹とかが関係しているっぽいが、深くは考えまい
面白ければいいのだ、面白ければ
ついでに、自分がそれに巻き込まれず、それを安全地点から眺める事ができれば、もっと
多分、さっきの壁が破壊されるような轟音とか、そっちの様子を見に行った大樹とかが関係しているっぽいが、深くは考えまい
面白ければいいのだ、面白ければ
ついでに、自分がそれに巻き込まれず、それを安全地点から眺める事ができれば、もっと
「何かヤバそーな気配感じたら、大樹さんなり翼なり、愛美さんなりに伝えりゃいいでしょ。どーにかなるって」
「ちゅ~…ちゅっちゅー」
「ちゅ~…ちゅっちゅー」
こうして
詩織もノロイも、先程感じた気配について、ひとまず放置する事になった
詩織もノロイも、先程感じた気配について、ひとまず放置する事になった
詩織も、ノロイも気づいていない
確かに…先ほどの気配は、命の危険や負傷的な危険とは、直接的には結びつく存在ではない
いや、元々はそういう存在だったかもしれないが、様々な事情により、そのような状況に結びつく存在ではなくなっていた
確かに…先ほどの気配は、命の危険や負傷的な危険とは、直接的には結びつく存在ではない
いや、元々はそういう存在だったかもしれないが、様々な事情により、そのような状況に結びつく存在ではなくなっていた
しかし
しかし、だ
ある意味で、それよりも厄介な、果てしなく迷惑な存在である事を
一人と一匹は、この時、予感すらしていなかった
しかし、だ
ある意味で、それよりも厄介な、果てしなく迷惑な存在である事を
一人と一匹は、この時、予感すらしていなかった
続くかどうか不明で未定