……ハンニバルの「最強の目」の本体が隠されていた、研究所の最奥部にて
エーテルが、そこのパソコンから、広瀬 辰也に関する情報を見つけた……その、直後
エーテルが、そこのパソコンから、広瀬 辰也に関する情報を見つけた……その、直後
「お嬢様!」
「…!ジェラルド!」
「…!ジェラルド!」
ヘンリエッタの命令で、何かを取りに行くため「組織」本部に戻っていたジェラルドが、ようやく到達した
…そこに、ダレンと大地の姿を見て、一瞬、止まる
…そこに、ダレンと大地の姿を見て、一瞬、止まる
「…安心せい、ジェラルド……ダレン本人、じゃ」
「久しぶりだね、ジェラルド」
「久しぶりだね、ジェラルド」
やや警戒した様子を見せたジェラルドに、優しく笑いかけるダレン
…ヘンリエッタの言葉もあったからか、ジェラルドは警戒を解く
…ヘンリエッタの言葉もあったからか、ジェラルドは警戒を解く
「……お久しぶりです………ご存命でいらしたのですね」
「うん…ジェラルドも、元気そうで良かった」
「うん…ジェラルドも、元気そうで良かった」
小さく笑うダレン
ジェラルドは…彼をやや苦手としているのか、軽く会釈するだけですませ
そして、本来の用件をすますべく、ヘンリエッタに駆け寄る
ジェラルドは…彼をやや苦手としているのか、軽く会釈するだけですませ
そして、本来の用件をすますべく、ヘンリエッタに駆け寄る
「お嬢様」
「……うむ」
「……うむ」
ジェラルドから渡されたそれを、手にとるヘンリエッタ
それを見て…マクスウェルが、「あ」と声をあげた
それを見て…マクスウェルが、「あ」と声をあげた
無理矢理に契約させられ、無理矢理に生かされ続ける契約者
それを解放させるには……その命を、散らせるか
もしくは
それを解放させるには……その命を、散らせるか
もしくは
「…「刃物は縁を切る」…」
悪魔の囁き騒動の時、朝比奈 秀雄から、「黄金伝説」のドラゴン達を切り離すのにも使用された短刀
さほど強い力を持っている訳でもないそれ、通常ならば、不意でも打たなければ、強制的な契約の解除などできない
さほど強い力を持っている訳でもないそれ、通常ならば、不意でも打たなければ、強制的な契約の解除などできない
…だが
相手が、意思のない状態ならば……
相手が、意思のない状態ならば……
「…さて」
短刀を手に、ヘンリエッタはゆっくりと、それに近づく
液体が満たされたカプセルの中に浮かぶその人間を、じっと見詰める
液体が満たされたカプセルの中に浮かぶその人間を、じっと見詰める
「……今、解放しよう」
そう言って………ヘンリエッタは、カプセルの前に立ち
ひゅん、と短刀を振るった
ひゅん、と短刀を振るった
----っぷつん、と
何かが、切れた音が、響いて
何かが、切れた音が、響いて
(…………え?)
---エーテルの、目には
カプセルの中の人間が……一瞬、ほっとして笑ったように、見えた
カプセルの中の人間から、都市伝説の気配が消滅する
数々の、目に関する都市伝説が……カプセルの中の人間との契約を解除され、消滅する
カプセルの中の人間が……一瞬、ほっとして笑ったように、見えた
カプセルの中の人間から、都市伝説の気配が消滅する
数々の、目に関する都市伝説が……カプセルの中の人間との契約を解除され、消滅する
これで……ハンニバルも、目の効力を失ったはずだ
ヘンリエッタが、ほっと、小さく息を吐く
「…これで、こちらでの、妾達のやるべき事は終わりじゃな」
「あぁ………ここのデータその他は、後で回収する必要があるけどな」
「あぁ………ここのデータその他は、後で回収する必要があるけどな」
だが、今は
宏也達も向かった研究所に、向かうべきだろう
そこで、ハンニバルとの戦闘が行われているはずだから
……無事だと、いいのだが
宏也達も向かった研究所に、向かうべきだろう
そこで、ハンニバルとの戦闘が行われているはずだから
……無事だと、いいのだが
「……のう、ダレン。お前は、これ以上は無理をしてついてくる必要はないぞ」
「ヘンリエッタ達が危ない場所に向かうのなら、僕はほうって置けないよ」
「ヘンリエッタ達が危ない場所に向かうのなら、僕はほうって置けないよ」
……大地が何か言いたそうではあるが、恐らく、この男は退かないだろう
妙なところで頑固というか……譲らないから
妙なところで頑固というか……譲らないから
「普段、僕らが隠れている異空間を使った方が、早くつけると思う。急ぐんだよね?」
「あぁ……その通りじゃ」
「あぁ……その通りじゃ」
さぁ、一刻も早く、向かわねば
……味方が、誰一人、命を落としていないことを、祈りながら
……味方が、誰一人、命を落としていないことを、祈りながら
to be … ?